2012年8月10日

シアタースクール通信 ~オフェリア劇場日記7~

さあ、残る稽古はあと1日。
本番を控えた参加者の皆さんの姿は、ぜひ発表会で!
…ということで、本日は稽古場や舞台裏の風景の紹介です。

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これはリハーサル室に置かれたホワイトボード。
その日の稽古メニューや、劇中での隊形、連絡事項などが毎日書き込まれます。
稽古が始まる前はもちろん、休憩時間のふとした時にも
しばしばこのボードの前に参加者たちが集まります。

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本日8月10日(金)には… 「発表会まであと2日」の文字。

 

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ベースの衣裳。ここ数日は連日この衣裳を着て稽古をしています。
明日のゲネプロを前に、皆さんが帰ったあとは
衣裳スタッフやアシスタントたちが綺麗にアイロンをかけ、班ごとにずらりと並べてスタンバイ。

ミヒャエル・エンデの『オフェリアと影の一座』、
そして劇中劇として挿入されたシェイクスピアの戯曲の数々…
一度にこんなにたくさんの物語に出会うのは、
「シアタースクール」ではおなじみのこの白い衣裳たちにとってもさすがに初めてのはず。

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エッグシェイカー。
これを初めて手にとって、正しい持ち方や鳴らし方を習ったのは稽古2週目のこと。
今では皆さん、舞台の上でしっかりとリズムを刻んでいます。

 

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この文字は一体…?
発表会の中で、絶対に見つけていただけるはずです。

明日は本番どおりに全体を通すゲネプロです。
ひと夏の稽古を経て大きくなった姿をたくさんのお客様に見ていただけるのを楽しみに、
参加者40人全員、最後まで1分1秒を大切に、稽古に取り組みます。

8月12日のシアタースクール夏2012『オフェリアと影の一座』の発表会、
ぜひ劇場に、彼らの一ヶ月の成果をご覧にいらしてください!


2012年8月8日

シアタースクール通信 ~オフェリア劇場日記6~

さあ、いよいよ劇場での稽古に入りました。
まずは舞台の上に広がって発声練習、
そしてスズキ・トレーニング・メソッド。
参加者の皆さん、最初はちょっと緊張気味?
心なしかいつもより声が小さいような…
各シーンの稽古では、立ち位置がこれまでのリハーサル室とは少しずつ違ってくるので
一つ一つ、丁寧にそれぞれの場面を確認していきます。
写真はダンスの練習中のひとコマ。なんだか悩んでるポーズの人が多いような…
稽古の最後には舞台の上で客席に向かって並び
スタッフと、そして劇場そのものへの「ありがとうございました」を全員で。
すっかり大きな声に戻りました!
SPAC俳優だけでなく、国内外の様々な俳優が立ってきた静岡芸術劇場の舞台。
参加者の皆さんもこの空間をしっかりと楽しめるよう、
自分の声と身体に、そして一緒に稽古をしている皆の声と身体に、
いっそう意識を向けてみてください。
これから照明も本格的に入ってきます。
でも、その明かりが参加者を輝かせるのではありません。
本日8日を終えて、残る稽古はあと3回。
参加者の皆さん自身がいっぱいに輝く発表会に向けて…
劇場は、明日もみんなを待っています。

さあ、いよいよ劇場での稽古に入りました。
まずは舞台の上に広がってストレッチ、発声練習、

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そしてスズキ・トレーニング・メソッド。

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参加者の皆さん、最初はちょっと緊張気味?
心なしかいつもより声が小さいような…

各シーンの稽古では、立ち位置がこれまでのリハーサル室とは少しずつ違ってくるので
一つ一つ、丁寧にそれぞれの場面を確認していきます。

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なんだか悩んでるポーズの人が多いような…。

稽古の最後には舞台の上で客席に向かって並び
スタッフと、そして劇場そのものへの「ありがとうございました」を全員で。
すっかり大きな声に戻りました!

SPAC俳優だけでなく、国内外の様々な俳優が立ってきた静岡芸術劇場の舞台。
参加者の皆さんもこの空間をしっかりと楽しめるよう、
自分の声と身体に、そして一緒に稽古をしている皆の声と身体に、いっそう意識を向けてみてください。

これからは照明も本格的に入ってきます。
でも、その明かりが参加者を輝かせるのではありません。
本日8日を終えて、残る稽古はあと3回。
参加者の皆さん自身がいっぱいに輝く発表会に向けて…

劇場は、明日もみんなを待っています!


2012年8月6日

シアタースクール通信 ~オフェリア劇場日記5~

シアタースクール、本日最初の1時間は衣裳合わせ。
全員おそろいのベースの衣裳は7月にフィッティングを済ませていましたが、
今日はついに…それぞれの役に合わせた衣裳を合わせます。

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「影」たち。全体のバランスをみるために一列にならんでもらっているところ。
黒い衣裳とはいえ、全員同じではなく、バリエーションがあります。

ちょうどおそろいのケープのグループ。後ろ姿がきれいに並んでいます。

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これまでの稽古の中で、練習で付けてみたことのある衣裳もありましたが
ほとんどは今日がはじめて出会うもの。

発表会もいよいよ1週間後。
ずっと稽古をしてきたそれぞれの役ですが、いっそう気合が入ったことと思います。

来週からは、劇場での稽古に入ります。
リハーサル室とはまた違う空間に立つことで、
参加者の皆さんは何を感じ、何を発見するのでしょうか。

最後のスパートをかける1週間。
ここでまたぐっと大きく成長して、発表会を迎えてくれるはずです。


2012年8月2日

シアタースクール通信 ~オフェリア劇場日記4~

あっというまに発表会まであと10日!!
本日8/2の稽古を終えて、残るはあと8回です。

発表会に向けて、シアタースクール2012の一座の旅は続きます。

今日の稽古は、オフェリアさんのもとに集まる影たちのシーンが中心。
稽古場になっているリハーサル室にはスクリーンが仮設されました。

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参加者の皆さんの影が大きく映る、ということは、
普段より何倍も、皆さんの身体が目立つ、ということ。
いつものように立つよりも、いっそうしっかりとした身体で臨まなければいけません。

シルエットだけで魅力を感じさせる影を目指し、
合間を見ては動きの研究を続ける参加者も。

あっというまに大きくなったり小さくなったり出来るのは
影だからこそ可能になる魔法。

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その「魔法」が今回の演出でどんな風に活かされているのか、
影を演じる参加者たちがどんな工夫を見せてくれるのか…
どうぞ楽しみになさっていてください!


2012年7月25日

シアタースクール通信 ~オフェリア劇場日記3~

 シアタースクール3週目、スペシャルな週末になりました。

21日は、新潟・りゅーとぴあの芸術監督、金森穣(かなもり・じょう)氏率いるダンスカンパニーNoism(ノイズム)の公演
『Nameless Voice』を静岡芸術劇場で鑑賞。
シアタースクールの稽古の中でもダンスをしている参加者たちにとって、とても刺激になったようです。

22日は、日本平にある「舞台芸術公園」での稽古です。
普段とは違う、自然に囲まれた稽古場。
入口には蚊取り線香が焚かれていて、とんぼが稽古場の中にやってくるワンシーンがみられたりもしました。

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今年のシアタースクール発表会では、ミヒャエル・エンデというドイツの作家の書いた
『オフェリアと影の一座』を40人の参加者が演じます。

昨年・一昨年のシアタースクールでは同じくエンデの『モモ』をやりましたが、
今年発表するのは、芝居を愛してやまないおばあさんと影たちのふしぎな交流を描いた作品。
物語の中には、劇場の場面もあります。

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今年のシアタースクールでは、この劇場のシーンで演じられるお芝居(「劇中劇」)で
あのシェイクスピアの作品『テンペスト』『ロミオとジュリエット』に挑みます。
シェイクスピアのオトナで洒脱なせりふたち――恋のくどき文句から政治風刺、
権力を鼻にかける男のことば、皮肉、中傷、ゴマすりまで――
これを小学生や中学生が読んでいる姿といったら・・・思わずドキリとすること必至。

参加者にとっても、シェイクスピアの饒舌なせりふがくせになるようで、
休み時間に台本を広げてまわりの参加者と読み合わせをする姿がちらほら。

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「こんなうまいせりふ、本当に恋していたら恥ずかしくて言えない!」
と話す高校生の男子や

「こんな話をしているふたりのところにいるのはあまりに気恥ずかしい」
と話す中学生の女子。

気恥ずかしいシーンを魅力的にみせるのは、ロミオ役が色男だからでしょうか。

それともこれが芝居だからでしょうか。

私たちスタッフにも、シェイクスピアの戯曲やせりふの魅力をあらためて感じさせてくれる参加者たち。

SPACシアタースクール2012夏、エンデにシェイクスピアに、と
とてもぜいたくな発表会になりそうです!


2012年7月16日

シアタースクール通信~オフェリア劇場日記2~

今日は海の日。連休最終日。海の日にふさわしく、暑い暑い一日になりました。

富士山もひさしぶりに顔を出してくれました。

三日連続でのシアタースクール、今週末は本当に盛りだくさんでした。
まずは劇場での稽古。
 
舞台上でトレーニングや稽古をしました。リハーサル室とは違う感覚!

舞台上でトレーニングや稽古をしました。リハーサル室とは違う感覚!

眞田えみ・眞田里子先生によるダンスの時間や・・・

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ダンスが得意な人も苦手な人も、からだが柔らかい人もかたい人も、ダンス!ダンス!ダンス!

アシスタントの寺内さんによるリズムトレーニングの時間あり、

自分の出す音、まわりの出す音、よく聴いて、自信を持って、アンサンブル!<br>「お芝居が舟なら 演奏は海」by 寺内さん

自分の出す音、まわりの出す音、よく聴いて、自信を持って、アンサンブル!
「お芝居が舟なら 演奏は海」by 寺内さん


衣装合わせあり・・・

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アシスタントの桜内さんと衣裳の様子を見ているのは、衣裳の岡村さん

 そして・・・

発表会ちらしも完成!参加者のみなさんの手へ渡りました。
このチラシはこれから、参加者のみなさんの学校やSPACのお客様方にお届けします。
ちらし

以上、暑い夏、ますます熱くなる稽古場からのレポートでした。

2012年7月8日

シアタースクール通信~オフェリア劇場日記1~

お待ちかね、お待ちかね。いよいよ今年もシアタースクールがはじまりました!

小学6年生から高校2年生まで、40人の参加者のみなさんが静岡芸術劇場に集まりました。

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「小学6年生になったらシアタースクールに参加する!」という夢がかない、念願のスクールデビューを果たす子や、シアタースクール常連の子、この夏を劇場で充実させてみせる、という子、友達に誘われて来た子、女優になりたい子・・・。住んでいる地域も、学年も、演劇の経験も趣味も違う40人が、オフェリアおばあさんと行き場のない影たちのお芝居を一ヶ月かけて作ります。

初日はオリエンテーションや自己紹介のあと、白い足袋を履いて、
演出の中野真希、アシスタントを務めるSPACの俳優の指導のもとに
体操をしたり、声に出して台本を読んだり。
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自分のからだや周りの参加者と向き合い、さっそく充実の稽古になりました。

そして本日が2日目。稽古はますます本格的になってきました。
まずは、SPAC初代芸術総監督・鈴木忠志が考案した俳優訓練法「スズキ・メソッド」を学びます。

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そのあとリズム練習、発声練習など、さまざまなトレーニングを通して舞台に立つからだを意識しました。

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休み時間にも練習や相談に余念がありません。

経験者の成長ぶりや、はじめての参加者の奮闘ぶりに、演出家をはじめ、アシスタント、スタッフ一同感動。

台本を持って、劇中のさまざまな役のせりふを読む時間では、ふだんでは見ることのできない、参加者ひとりひとりの表現力やゆたかな個性を知ることができました。

小学生や中学生は、私たちの予想をはるかに上回る好演をみせてくれました。

演出家はいま、だれがどの役を演じるか、頭をひねっています。幸せな苦しみです。

本番は8月12日。参加者の皆さんがさらにどんな表情を見せてくれるのか、とても楽しみです!