2014年3月14日

真夜2014【28】 出演者インタビュー オーベロン:貴島豪

『真夏の夜の夢』出演者インタビュー、
ラスト第21回は、森の妖精の王オーベロンを演じる貴島豪です。


オーベロン:貴島豪(きじま つよし)
宮崎県出身 A型

–貴島さんが演じるオーベロンはどんな存在ですか。
 オーベロンは、森に棲む妖精の王ですが、言ってしまえば、傍迷惑なおっさんですよね。そもそも森の中で起こるこの大騒動は、オーベロンとその妻タイテーニアの痴話ゲンカから始まっている。しかも、オーベロンはその傷口をどんどん広げるかのようにことを進めていく。ただ思うに、オーベロンは、19万3648年も生きてきたというから、これまでもことあるごとに、こういうことをやってきたと思うんだよね。何か計略を練っても、浅はかなところがあって、どこかしら思わぬ方向に事は進んで、周りの妖精たちも、「しょうがねぇおっさんだなぁ」と、あきれながらも憎めなくて、つきしたがっているところがあるんだと思います。


<板前デミを眠らせるために振り子を振るオーベロン>

 ただ、そういう存在でありつつも、オーベロンは、これまで王として妖精たちの世界に君臨してきた存在でもある。だから、妖精であり、それもまた王である存在を演じるには、普通の人間や存在ではない異種感や威厳、それを支える過剰なエネルギーと説得力のある体を、常に失わないように意識しています。その上で、そんな存在が見せる、どこかこどもじみたかわいらしさや、憎めない「おっさんらしさ」、いつまでも恋していたいと思う心なんかが出ればいいなと思っています。


<妖精を招集するオーべロン>

–『真夏の夜の夢』で一番好きな台詞を教えてください。
 あのね、『真夏の夜の夢』では一番凹む言葉ってのがあるの。そぼろに言われるんだけれど…

〜〜〜〜〜
なんてひどいことを言うの、あの親爺。
〜〜〜〜〜

 オーベロンは、悪魔メフィストに騙されて結んだ契約を破棄するために、「消えた恋人たちの憎しみよ、戻ったときは倍になれ!」と言わなくてはならなくなる。けれども、そう言ったとたん、そぼろにこう言われるの。それがオーベロンを突き抜けて、自分の胸の奥深くにグサーッと突き刺さるの。それが「親爺」の「爺」が「ジ」ではなくて、絶対「ヂ」のほうで「オヤヂー!」って(笑)これまで見えない存在として、そぼろのいたいけな姿を、ずーっと上から見守って来ただけに。って勝手にそうしてんだけど(笑)自分が引き起こした騒動ではあるけれども、それを今からでもなんとか解決しようと、よかれと思って苦渋の決断をするのに、あの可愛いそぼろにそう言われちゃうとね。毎回言われて、毎回凹みますね(笑)


<パックに扮するメフィストと契約を結んでしまうオーベロン>

 好きな台詞は、板前デミが言う台詞です。

〜〜〜〜
まぬけだね、恋人たちっていうのは。
〜〜〜〜

 あっけからんとした言葉なんだけど、すごく思いを巡らされるんです。何か「悲劇」と「喜劇」のボーダーラインの様な言葉だと思うんです。幸せと不幸せ、見えるものと見えないもの、生と死と…「まぬけだね」の前にとどまるのと、それを踏み越えてしまうとでは、世界の色がまるで違ってみえる… そんな宙吊りの言葉を、口上を除けば物語の最後にあっけからんと置いた。いい意味で終わらないんです。ああ人の物語は続いていくんだなと。いつの世でも「まぬけ」な恋人達のドラマができて、「まぬけ」を踏み越えてしまった人間のドラマができる。ある意味普遍的な言葉なのかも知れませんね。だから世の恋人達はあっけからんと「まぬけ」であってほしいし、僕も一生まぬけでありつづけたい。できる事なら(笑)

貴島の2011年初演時のインタビューはこちらで読むことができます。

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ご好評をいただいている『真夏の夜の夢』ロングラン公演、
平日の中高生向けの鑑賞事業公演もいよいよ最終日!

まだ観ていないという方、もう一度観たいという方、
どうか、お見逃しなく!

★公演詳細は、こちらからご確認ください。


2014年3月13日

真夜2014【27】 出演者インタビュー 氷屋:加藤幸夫

『真夏の夜の夢』出演者インタビュー、
第20回は、ハナキン出入り業者「氷屋」を演じる加藤幸夫です。


氷屋:加藤幸夫(かとう ゆきお)
愛知県出身 O型

–加藤さんが演じる氷屋さんの見どころはどこですか。
 僕の役というよりは、出入り業者のひとりとして、業者をまとめてみていただけたらと思います。『真夏の夜の夢』は、シェイクスピアの原作に悪魔メフィストが入り込んでいるのが、野田さん潤色テイストのひとつですけれども、野田さんはそこに『不思議の国のアリス』というまた別の物語を入れ込んでいます。アリスがいつの間にか不思議の国に紛れ込んで、奇天烈な出来事に翻弄されていくのは、『真夏の夜の夢』のそぼろちゃんが森に入り込んでいくのと、重ねられています。それで、この『不思議の国のアリス』が『真夏の夜の夢』に入り込んでいるという構造を支えているのが、劇中劇で『アリス』の芝居の稽古をするハナキン従業員や出入り業者です。いつも、物語の転換となる場面で、彼らが登場して、『不思議の国のアリス』を想起させていくんですね。そして終盤に氷屋が「最後の証人を!」と叫ぶ瞬間で、二つの物語がひとつにクロスします。


<ハナキン従業員&出入り業者「余興、何する?」「あれは?あれ!」>

 業者たちは、そんなわけで物語の本流ではない、もう一つの流れを支えているんですが、本当に陽気でお馬鹿な人たちです。前のインタビューで酒屋を演じる一平ちゃんがいっていた「氷屋さんが灰皿になっちまったぞー」みたいなところは、本当に馬鹿だな〜と思います。そして馬鹿だからこそ憎めないし、愛せる存在でもあります。楽しんで観ていただけたら、もうほんとうにそれで十分なんですけれども…
 老舗の割烹料亭「ハナキン」の出入り業者とは言うけれども、日常生活で彼らはほんとうに何をやっているんだろう、毎日遊んでるんじゃないかというくらい、仕事をしている感じはしないですね(笑)それでも森の中で、余興のお芝居の練習に真剣に取り組んでいる、その本気具合はいいですね。


<『不思議の国のアリス』のうさぎを演じる氷屋(加藤)
左端は演出を買って出たメフィスト(渡辺)>

–『真夏の夜の夢』で好きなシーンを教えてください。
 最後のシーンですね。真夏の夜の森がメフィストの憎しみの火で燃えている中、そぼろがメフィストの物語を作って語ることによって、その言葉からメフィストの涙が森に降り注ぎ、火も消えるんです。これでそぼろは、妖精たちともお別れとなるけれども、妖精の王オーベロンや女王タイテーニアは、たとえ見えなくなっても森で恋人たちのことを待っているという。このシーンで自分は客席に背を向けて演奏をしているので、本番中芝居は見えないので、前面で繰り広げられていることを、聞こえてくる台詞から想像しています。だから、余計に自分の中で想像が膨らんで、印象的なシーンになっているのかもしれないですけれども。メフィストが自分の思い通りに森を焼き尽くしたのに、そこで孤独を味わい、不覚にも涙してしまう彼の心情を思いやると、またぐっときてしまうんです。


<演奏稽古風景>

加藤の2011年初演時のインタビューはこちらで読むことができます。

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ご好評をいただいている『真夏の夜の夢』ロングラン公演、
平日の中高生向けの鑑賞事業公演は3月14日までです。

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真夜2014【26】 出演者インタビュー 耳が悪い精:佐藤ゆず

『真夏の夜の夢』出演者インタビュー、
第19回は、「耳が悪い精」を演じる佐藤ゆずです。


耳が悪い精:佐藤ゆず(さとう ゆず)
新潟県出身 A型

–佐藤さんが演じる、「耳が悪い精」はどんな妖精ですか?
 野田さん潤色の『真夏の夜の夢』は、妖精も森全体も人が口にせずに呑み込んだ言葉でできあがっていると思うんです。では、耳の悪い精は、どういう言葉でできあがったんだろうって考えると、いろんな選択肢があってどれを選んでも面白いんですけど… 私自身は悲しかったり、悔しかったりする言葉を、あまり聞きたくなくて、「聞きたくない!」っていう時には、本当に耳をふさいでしまうんです。耳が悪い精は、そういう、人が聞きたくなくて呑み込んだ言葉でできているのではないかと思い、今回の再演にあたっては新たな気持ちで台本を開きました。


<稽古風景>

 ただ、ネガティブな言葉でできているとは言っても、耳が悪い精の存在自体はネガティブなものではないと考えています。人間社会で忌み嫌われた言葉を栄養分にして生きている妖精は、ネガティブなものを生き生きとしたもの、楽しいもの、いいものに変換できる、そういう存在なのではないかと。たとえば、ネガティブな言葉があったとき、それを跳ね除けるとか、否定するのではなくて、それを一回自分に取り入れる。すると自分を通過して出てくるものは、もはや嫌なものではなくて、ポジティブなものとして出てくる。そんなことができたらいいなと思って、毎日稽古したり、本番を迎えたりしています。


<耳が悪い精(左・若宮、右・佐藤)>

–佐藤さんのおすすめの『真夏の夜の夢』の見どころを教えてください。
 演奏エリアにも注目してもらえたら面白いと思います。この作品では、舞台奥に演奏エリアがあって、その場面に出演していない俳優が演奏をしています。そこにも、実はすごくドラマがあります。舞台の前面で演じている俳優たちを見ながら演奏しているので、同じ音やフレーズでも毎日全然印象が違います。セリフとどうかけ合わせていくか、そして、他の人の音とどうかけあわせていくのか… 無言でやり取りが行われ、音が重なっていく様は、まるで糸を紡いで重ねていって、最後には一枚の布になるかのようです。ただのBGMではなくて、その場で多くの人たちによって立体的に織りなされるものを観て聴いてもらえたらいいなと思います。


<妖精大集合! 右から3番目が耳が悪い精・佐藤>

–『真夏の夜の夢』で一番好きな台詞は?
 好きな台詞はたくさんあって、メフィストの台詞はどれも好きです。メフィストの台詞は好き過ぎて選べないので、あえてそれ以外で選ぶとすれば… そぼろが、元恋人のデミさんに言うこの台詞です。

〜〜〜〜
あなたは世界のすべてよ。
だから、人気がないどころか、
私は今、世界のすべてと一緒にいるのよ。

〜〜〜〜

 すごいですよね、この台詞。初めて台本読んだ時、そぼろはちょっと後ろ向きな感じがするという印象だったのですが、この台詞を聞いてなんて前向きなんだろうって、びっくりしたんです。こんなにテンションの高い言葉ってなかなか言わないなと思って。台詞としても、すごく特殊な台詞に聞こえるんです。みんなが、いろんな物事に、こういうふうに接していられたら、世界は平和になるだろうなって思います。

佐藤の2011年初演時のインタビューはこちらで読むことができます。

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真夜2014【25】 出演者インタビュー 板前デミ:大道無門優也

『真夏の夜の夢』出演者インタビュー、
第18回は、恋する若者たちのひとり、板前デミを演じる大道無門優也です。


板前デミ:大道無門優也(だいどうむもん ゆうや)
長野県出身 A型

–大道無門さんは、恋する若者たちのひとり、板前デミを演じますが、中高生向けのパンフレットの一言アンケートでは、「芸術家は大失恋した方がいい」と演出の宮城さんがいっていた、と書いていらっしゃいますね。

 はい。もう15年くらい前に宮城さんが言っていたことの受け売りなんですが、失恋って「どうしてこういう風になってくれないんだよ!」っていう気持ちの内で、最も身近な誰にでも起こる出来事だと思うんです。このデミも、そういうところが面白い役だなと思います。


<大道無門演じる板前デミ>

 デミのこんな台詞があります。

〜〜〜〜
なぜ降って湧いたように人を好きになり、
掃いて捨てるように人を嫌いになるのか。

〜〜〜〜

 この台詞は最初はすごく言いづらかったんです。なぜかを考えていたら、分かったことなんですが、「降る」も「湧く」も、自動詞なんです。ここでは自分ではないものが、そうなるというコトバです。でも、後半の「掃く」と「捨てる」は他動詞。自分が他者に対して何かをするコトバです。だから、人は、自分ではどうしようもないものの力によって誰かを好きになり、自分の中から起こる出来事によって恋愛を終わらせてしまう。この文章のそういう仕組みを理解したら、この台詞は言いやすくなりました。そして、人を好きになることと好きじゃなくなることって、こういうことかもしれないなとも気づきました。


<悪魔メフィスト(渡辺)と話すデミ(大道無門)>

–『真夏の夜の夢』の中で好きな台詞を教えてください。

 最近気になってきたのは、酒屋さんの、悪魔メフィストに「あれ、酒屋さんは(酒はいらないの)?」と聞かれて答える台詞です。

〜〜〜〜〜
下戸なんだ。
〜〜〜〜〜

 「自分は世界に受け入れてもらえないんだ〜」っていう泣き言がたくさん出てくるこの物語の中で、彼だけが自分と社会との軋轢を、すんなりと受け入れているように聞こえるんです。「俺は酒が飲めない。でも酒を売ることを仕事にしているんだ」という、宣言のように聞こえるんです。そぼろもメフィストもいじけていて、泣き言を言う。でも酒屋さんだけは、「下戸なんだ」というたった5文字で、すんなり自分の在り方を認めている気がして、ひょっとしたらこの作品で一番カッコよくてキラリと光っているのは酒屋、あいつなんじゃないかなと思います。


<媚薬によって、そぼろを奪い合うデミ(大道無門)とライ(泉)>

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ご好評をいただいている『真夏の夜の夢』ロングラン公演、
平日の中高生向けの鑑賞事業公演は3月14日までです。

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真夜2014【24】 出演者インタビュー タイテーニア:たきいみき

『真夏の夜の夢』出演者インタビュー、
第17回は、森の妖精の女王タイテーニアを演じる、たきいみきです。


タイテーニア:たきいみき
大阪府出身 O型

–たきいさんが演じるタイテーニアの魅力を教えてください。
 今回、演劇って本当に総合芸術だなと思うんですけれども、この作品では舞台セットや衣裳が、私の持っている能力を越えて、タイテーニアという役を表現していると思っています。なので、役柄としての見どころは、小林幸子級のセットと同化した衣裳の中にいる私です(笑)


<タイテーニア、森の中に突如現る!>

 それから、タイテーニアには、お客様をうわぁ〜と驚かせる場面や衝撃的なシーンがあちこちにあります。演劇ならでは、その時のライブでしか感じられないお客様の反応は、演じながら毎回楽しみにしています。

タイテーニアと福助
<タイテーニアと福助>

–再演にあたり、初演から変化したことはありますか。
 昨年、クロード・レジさん演出の『室内』という作品に出演させてもらったことで、詩的な言葉をしゃべる時の感覚が初演の時とは大きく変わりました。『室内』は、完全に宇宙のような静けさに満ちた闇の空間で、言葉や自分の本質、魂と語り合うことがチャレンジでした。『真夏の夜の夢』は、とてもにぎやかな部分と、すっと心に染み通るような言葉が出てくる場面が混在しているので、より自分の中でコントロールしないと、詩的な言葉をうまくしゃべることができません。今回は『室内』の時とはまた違った難しさにチャレンジできるのが面白い、楽しいなと思いながら、作品と向かい合っています。

–『真夏の夜の夢』で好きな台詞を教えてください。
 
 タイテーニアが、タコになった福助に恋い焦がれて言う台詞です。

〜〜〜〜〜
どうしたのかしら。
月の光が泣きだしそう。
涙ぐんだ目をして。
月が泣いたら、
花という花もみんな涙を流すわ。

〜〜〜〜〜

 「月の光が泣き出しそう」っていうのは、オーベロンに媚薬を塗られて、恋をしてしまったタイテーニアの溢れ出る恋心の表現なのかなと思います。あのシーン全体では、もうあからさまに「好き好き〜!」って過剰に馬鹿なことをやっているけれども、彼女の中にはいろいろな恋心があって、そのひとつの表出として、この台詞が突如出てきたのかなと思います。この言葉の美しさにはあらがえないので、もうこの方法でしかしゃべれないと思って、ここは初演の時から演技プランを変えていません。

 それから、もうひとつ好きなのは、悪魔メフィストの言う台詞です。

〜〜〜〜〜
人間は愚かだ。
目に見えるものだけを信じるんだ。

〜〜〜〜〜

 これは確かに人間の本質的なところをついているなと思います。でも同時に、俳優というのは、その見えないものをまさに見せることを仕事にしています。なので、この言葉に対しては、「そうでもないんじゃないかな?」って希望を持ちたいですね。お客さんはみんな見えないものを演劇の中にみているはずですから。


<森の妖精の王オーベロン(貴島)&女王タイテーニア(たきい) 2011年初演時>

たきいの2011年初演時のインタビューはこちらで読むことができます。

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真夜2014【23】 出演者インタビュー メフィストフェレス:渡辺敬彦

『真夏の夜の夢』出演者インタビュー、
第16回は、悪魔メフィストフェレスを演じる渡辺敬彦です。


メフィストフェレス:渡辺敬彦(わたなべ たかひこ)
静岡県三島市出身 B型
 
–渡辺さんが演じるメフィストフェレスはどのような存在ですか。
 悪魔メフィストフェレスは、シェイクスピアの原作にはなくて、野田さんの潤色で加えられた登場人物です。そして野田さん潤色では、『真夏の夜の夢』自体が、登場人物の一人そぼろ(シェイクスピアの原作ではヘレナ)の想像世界として描かれます。つまり悪魔メフィストフェレスも、そもそもは彼女の妄想が生み出したもの。けれども彼女の想像の産物なのに、メフィストはすごく想像否定主義というか、現実主義というか、物質主義というかで、何かが決まっていないことや、想像することが嫌い。登場シーン板前デミとのやりとりはギャグだけどまさにそう。質問も答えも決まってないとイヤ。言葉として口に出されたものが現実で、人が口に出さずに呑み込んだものが想像だとすれば、その呑み込んだ言葉を片っ端からとらえて、それを現実にしようとする存在なんだと思います。

 メフィストの台詞で、気に入っているのにこんなのがあります。

〜〜〜〜〜〜
永遠の愛だなんていうけれど、
人を好きになるなんてただの気のせいなんだね。

〜〜〜〜〜〜

 野田さんのこの戯曲の中で、「気のせい」は目に見えないものを見る想像力と読み替えていいと思うんですけれども… この台詞をメフィスト自身は、もちろん否定的な意味で、愛は気のせい=想像力でしかないんだよ、つまりそんな物無いんだよ、と言っている。けれども、だからこそ愛には「気のせい」が大事だということを、この言葉はメフィストの意志とは裏腹に、聞き手に言っていると思うんです。つまり、「気のせい」さえあれば、永遠の愛が存在する。永遠の愛というものは、その一瞬に、永遠も人を愛する事も想像力によって立ち現れ、確かに存在する。だから気のせい=想像力はとても大切な素晴らしい力である、というメッセージがここにはあると思います。


<メフィストとときたまご(池田)>

 野田さんはシェイクスピアの原作を潤色するにあたって、森の妖精たちを「木の精」と呼んで、「木の精」を「気のせい」とかけました。そして元の物語の世界を、<口に出された言葉>と<口に出されなかった想い>、つまり現実と想像力の物語として描いています。想像力という、人間の持つとても素敵で大切な力、大きな可能性を、一見ただの言葉遊びだよと思わせて、照れながら描いています。シャイな天才だなと思います。


<メフィストとそぼろ(本多)>

渡辺の2011年初演時のインタビューはこちらで読むことができます。

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2014年3月12日

真夜2014【22】 出演者インタビュー 妖精:鈴木真理子

『真夏の夜の夢』出演者インタビュー、
第15回は、妖精を演じる鈴木真理子です。


妖精:鈴木真理子(すずき まりこ)
静岡県磐田市出身 A型
 
–鈴木さんの演じる妖精はどのような役ですか。
 私が演じる妖精は、冒頭で独り言をしゃべるそぼろに、彼女がかつて森で見たという妖精は、「こんな姿じゃなかったかい?」って、突然語りかけるんです。私が演じる「妖精」は、まさにそれと同じように、気がついたらふと後ろの木の上にとまっていて、人が振り向いたら消えているような、そんな存在だと思っています。ふとした瞬間に気配を感じるけれども、見ようとすると、あっというまに消えてしまう。
 
森に入り込んでいくそぼろ
<冒頭 そぼろが森に入り込んでいくシーン 鈴木演じる妖精は中央左>
 
 私は妖精の中でも、「目が悪い精」とか「耳が悪い精」のような役名での特徴づけがありません。なので、駒井さんが作ってくださった鳥をイメージさせる衣裳や、西洋の甲冑や鳥の鶏冠、それから葉っぱもイメージさせる被り物からヒントを得て、動きを作っています。他の妖精は、小動物や虫をイメージさせる動きが多い中で、手の動きや歩き方にしても、しゅっとした鳥っぽくできたらと思ってやっています。
 それから、妖精はお互いがコミュニケーションをとりあって、一つの存在となっています。そういうやりとりの中でも、妖精が全体として、ちょっとどこか抜けているところもあって愛すべき存在に見えたらいいなと思います。
 
妖精たちとメフィスト
<妖精たちとメフィスト 妖精(鈴木)は右から2番目>
 
–鈴木さん演じる妖精が「こんな姿じゃなかったかい?」っていう冒頭のシーンは本当にきれいですよね。
 あのシーンは本当にきれいですよね。絵本の扉絵のように美しいです。あのシーンに自分が出演していることが、いまだに信じられないし、すごく光栄だと思います。暗闇の中で、妖精が自ら光を出しているような感じで、そこで「ちり〜ん、さら〜」って鈴を鳴らすのは、ぞくぞくします。私の鳥肌ポイントです。何度やっても毎回緊張しながら、心してやっています。
 
–『真夏の夜の夢』の中で好きな台詞は何ですか?
 ダントツで好きな台詞があります。そぼろちゃんが、つれなくなった元恋人デミさん追いかけて、森に入っていったシーンの台詞です。

~~~~
あなたは世界のすべてよ。
だから、人気がないどころか、
私は今、世界のすべてと一緒にいるのよ。

~~~~

 この台詞がめちゃめちゃ好きです。このシーンの最中、私は奥で演奏していますが、もう演奏することも忘れて聞き入りたくなってしまうくらい、胸キュンっていうか… なんかもう、「デミ好きになってやれよー!」、「そぼろちゃん頑張って!」って心の中で思っています。なんかもうすごいですよね、ここまで言えるって。なかなかこういうシチュエーションって現実には起こらないですけれど、いつかこんな言葉が言える機会があったらいいな(笑)そぼろちゃんの台詞には、他にも好きな名言がいっぱいあります。私はきっとそぼろちゃんに共感しているのかな?

稽古風景_鈴木
<冒頭シーンの稽古風景より>

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2014年3月9日

真夜2014【21】 出演者インタビュー 仲居おてもと:桜内結う & 福助:小長谷勝彦

『真夏の夜の夢』出演者インタビュー、
第14回は、割烹料理屋ハナキンの従業員を演じるふたりです。


仲居おてもと:桜内結う(さくらうち ゆう)
愛知県出身 A型


福助:小長谷勝彦(こながや かつひこ)
静岡県静岡市出身 O型

–おふたりが演じる「福助」と「仲居おてもと」はどんな人物ですか?
小長谷:福助は、割烹料理屋ハナキンの下足番です。シェイクスピアの原作だと、職人たちの中の機屋ボトムにあたります。森の中で結婚式の余興の芝居をしていると、頭がロバになる人物です。
桜内:私は、ハナキンに勤める仲居です。ハナキンのお嬢様「ときたまご」の近くにいて、彼女のことを気遣う存在です。私たち従業員ふたりは、ハナキンの出入り業者3人と、ときたまごの結婚式の余興芝居の練習を森の中でします。

–おふたりの役の見せどころはどこですか。
小長谷:福助は原作ではロバになるけれども、野田版だとタコになるところだね(笑)


<タコになった福助(小長谷)と妖精の女王タイテーニア(たきい)>

桜内:私たちが登場するシーンの最初の2つは、全ての動きが紙芝居のように平面的な演出で作られています。それに対して、中盤、森の中での芝居の稽古シーンは、自由に動ける演出となっています。その2つの対照的な面白さを楽しんでもらえたらいいですね。この、最初の2シーンは形式が決まっている上に、舞台の最も前側で演じるので、お客さんの様子や表情も本当に良く見えます。だからとりわけ緊張しますよね。


<福助とおてもとの最初の登場シーン
左から4番目が福助(小長谷)、5番目が仲居おてもと(桜内)>

小長谷:だから毎回このシーンが終わるとホッとするね。動きが制限されているだけじゃなくて、台詞も生演奏の音楽に完全にはめられているから、何かが突発的に起こってもアドリブはきかせられない。だから本当に緊張する。
桜内:音楽と台詞が1拍ずれただけでも影響が大きいので、舞台の袖で出番を待っている間もドキドキですよね。
小長谷:2011年の初演の時は、宮城作品に出演するのも初めてで、ここまで音楽と台詞が一つになった芝居をするのも初めてだった。当時はまだ若気の至りで怖いもの知らずでやれたけれども、今回はこのシーンの怖さが分かってきたね。でも、セリフもリズムも面白くて、笑いの要素もたくさんあるから、まずここまででお客さんに受けるとやっぱりうれしいね。

–『真夏の夜の夢』で好きなシーンを教えてください。
小長谷:森で芝居の稽古をするシーンで、「塀を立てよう。アリスの夢とそうでないところの間にさ。」という台詞の部分の曲が好き。ぽっぽっぽっぽ、ぽっぽっぽっぽ♪っていう。
桜内:そうそう。しかもあの曲はこのシーンでしか使われないんですよね。本当に楽しい曲です。私も好きですね。
小長谷:あの、のーてんきな感じが、「ほんとバカだなこいつら」っていうのをよく表してる曲だと思います。
桜内:私たち従業員と出入り業者は、笑いを巻き起こす滑稽な役どころなので、音楽もポップで軽快な感じですよね。


<森で芝居の稽古 不思議の国のアリスになりきる仲居おてもと>

小長谷:演出に関しては、毎回本番が終わった後に宮城さんのノーツ(通し稽古や本番の後、演出家によって出される改善点の指摘)がある。当たり前のことだけど、芝居は何回本番をやっても完成しないということなんだよね。作品をよりよくしていくために、いろいろな課題を与えてもらえるから、常に新鮮な気持ちで本番に臨める。ロングラン公演でも、こうして毎日ノーツをもらえるのは役者にとって幸せなことだよね。

初演でも福助を演じた小長谷の2011年のインタビューは、こちらで読むことができます。

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ご好評をいただいている『真夏の夜の夢』ロングラン公演、
平日の中高生向けの鑑賞事業公演は3月14日までです。

中高生鑑賞事業公演は、一般の方もご観劇いただけます。
3月10日(月)は平日の夜公演(18:00開演)です。

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2014年3月8日

真夜2014【20】 出演者インタビュー そぼろ:本多麻紀

『真夏の夜の夢』出演者インタビュー、
第13回は、そぼろ(シェイクスピアの原作ではヘレナ)を演じる本多麻紀です。


そぼろ:本多麻紀(ほんだ まき)
東京都出身 B型

–本多さん演じる「そぼろ」は、鑑賞事業で観に来る中高生に大人気ですね。再演にあたり、自分と作品との関係で何か変化はありますか?
 初演と比べて何かを大きく変えているつもりはないですが、そぼろにはあまりにも共感する台詞が多くて、初演は自分にそぼろを近づけてしまった部分が結構あったかなと思います。だから、今回はそぼろと自分自身との違いを気をつけようと思ってやってはいますね。
 たとえば、そぼろはコンプレックスをかかえて自分を卑下する人間でありつつも、諦めずに元恋人を追いかけちゃう。でも、私は別れた恋人をそぼろのように追いかけたりしないと思うんです。「くそー、なんで私じゃなくて、あの子にいっちゃうの?」っていう心の中でぐるぐるうずまく想いは同じようにありますけどね。そういう自分との違いや、そぼろと彼女の親友かつライバルの「ときたまご」との、恋愛観の違いなんかも今回は意識しながら演じています。
 そういえば今回、いろんな人の意見や恋愛事情を聞いていく中で、世の多くの女性が無意識のうちに、もしくは意識的に異性に対して「心のワンクリック」(ちょっとモーションをかける)をするテクニックを持っているという話になったんです。デミさんが、そぼろという恋人がいたのに、ときたまごに心を奪われたのは、ときたまごも多くの女性のように、彼に「心のワンクリック」をしちゃったのかもしれない。でも、そぼろはそんなテクニックを持ち合わせてないことを自覚していて、ときたまごに「どんな手管でデミさんの心を自由に手玉にとるの?」って尋ねる。また、それを恋のライバルに素直に聞くっていう、その心の裏側のことを考えると、いたたまれないそぼろの恋心…ってね。私自身もそこはそぼろに共感するところです。


<そぼろ(本多)がデミ(大道無門)に 「私はあなたのスパニエル!」>

–そう考えると、ときたまごとそぼろは、本当に親友なんでしょうか。
 初演の時、演出の宮城さんとの話の中でも出てきたんですが、そぼろはとてもコンプレックスが強い人間で、そういう人はコンプレックスを表に出したがらない。彼女は、ときたまごのことが大好き。けれども、自分にはないものを彼女がたくさん持っていることを悔しくも思っている。そぼろは、自分の恋人デミさんの想いがときたまごになびいた時、内心はいろいろ複雑な想いがあるけれど、ときたまごとの関係だけは壊したくない。彼女との関係が壊れたら自分自身をも、もう肯定できないっていう思いがあると思うんです。
 だから演じる時にも、そういう心の内のドロドロした気持ちを、あからさまには出さずに、でもお客さんに少しは感じてもらえるようにしなければならないという難しさがあります。そぼろのこういういじらしさは、ほんとに可愛らしいなって思います。彼女のそういう姿に、思春期の中高生は共感できる部分が大きいのかもしれないですね。


<媚薬の力 ライ(泉)がそぼろ(本多)に首ったけ>

–『真夏の夜の夢』の中で一番印象的な台詞は何ですか?

~~~~
私が醜いだけなんだわ。
~~~~

 デミさんがときたまごになびいた理由を自問するそぼろの台詞です。初めて台本を読んだとき、泣けてきちゃいました。そうだ、昔は自分もそう思っていたなってことを思い出して。この台詞はガツンってきましたね。余りにも思い入れが強いだけに、舞台ではできるだけフラットに言おうと努めています。

 それからラストに近いシーンに出てくる、そぼろのこの台詞も好きです。

~~~~
森が燃えていくのを見て、
メフィストはとても悲しくなりました。
消えてなくなった森の中で目に見えなくなった自分が
ずっと生きていく。
そう思うと不覚にも涙がこぼれました。…

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 宮城さんが提起する詩の身体、つまり自分の体を最弱にする、あらゆることに敏感になった因幡の白兎状態の身体にしたところに、ただ言葉が降ってくる、その言葉が口から思わずポロっと出て、その口から出た言葉を聞いたときに自分の身体に大きな傷跡を残す。そういうことをこのシーンでは意識してやっていて、この台詞を口にした時には、台詞からくるあらゆるもの、絶望感や切なさ、美しさに襲われるんです。いまだに言う度に、自分の体がこの言葉にうがたれます。さっきの台詞とはまた違う観点で、私の中で衝撃が強い台詞です。


<そぼろ(本多)と悪魔メフィスト(渡辺)>
 
本多の2011年初演時のインタビューはこちらで読むことができます。

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ご好評をいただいている『真夏の夜の夢』ロングラン公演、
平日の中高生向けの鑑賞事業公演は3月14日までです。

中高生鑑賞事業公演は、一般の方もご観劇いただけます。
3月10日(月)は平日の夜公演(18:00開演)です。

まだ観ていないという方、もう一度観たいという方、
どうか、お見逃しなく!

★公演詳細、中高生鑑賞事業公演の日程は、こちらからご確認ください。


真夜2014【19】 出演者インタビュー 割烹ハナキンの主人:大高浩一

『真夏の夜の夢』出演者インタビュー、
第12回は、「割烹ハナキンの主人」を演じる大高浩一です。


割烹ハナキンの主人:大高浩一(おおたか こういち)
神奈川県出身 B型

–大高さんが演じる「割烹ハナキンの主人」はどんな人物ですか。
 「ハナキン」は創業130年の割烹料理屋で自分はその主人を演じています。娘の「ときたまご」は、父親が決めた許嫁の板前デミとの結婚を取りやめて、板前ライと一緒になりたいと言い出したので、猛烈に怒ってます。
 ただハナキンの主人が出てくるのは、本当に最初の部分だけで、出番はとにかく少ないし短い。そして、なんで魚の頭に乗っかっているのか… 謎は深まるばかりですね。そのあたりが面白いんじゃないかと。魚の頭を頭の上にかかげて退場するところは、ありがたいことにお客様に受けていますね。


<2011年初演の舞台写真 ハナキンの場面>


<2014年舞台写真 ハナキンの場面
魚の口の中に立っているのがハナキン亭主(大高)>

 台本上の役柄というよりは、舞台上で実際に起こってることを楽しんでやっています。『真夏の夜の夢』のオープニング後の最初のシーン、ときたまごの結婚取りやめたい騒動は、台本自体はけっこうシリアスなんですが、今回の宮城演出では、それをそのまま普通にやってはいない。主人がなぜか魚の上に乗っていたり、みんなが直立で不自然な姿勢で静止し、真顔で全力でしゃべったりと、かなり不思議な演出がされている。演じている自分たちが言うのもなんですが、僕としては、このシーンにある意味での完成度の高さを非常に感じているんです。改めて見ると、「よくできてるな、この場面」って思います。他のシーンみたいに、お客様がわーって湧くところではないんだけど、よくよく見ると、ここはちゃんとやらないと成立しない場面なんだなっていうのは、後から分かる。音楽と合わせたカウントや間尺の枠にはめて台詞をしゃべったりと、実はかなりシビアな芝居をやっている。それによってこのシーンは普通にやったら出てこないような滑稽さや面白さが出ているんじゃないかなと思います。

–『真夏の夜の夢』で一番好きなシーンはどこですか?
 ハナキンのシーンよりもっと前の、作品の本当のオープニングで、そぼろの独白が終わった後に、紗幕の向こうに照明があたって、真夏の夜の森やそこに住む妖精が見えてくるシーンが好きです。これからすごく面白い何かが始まるような、ワクワクする感じが毎回します。ほんとうに新しい世界に足を踏み入れていく感覚は、お客さんにも伝わってるんじゃないかと期待します。

 この作品は出演者が24人もいるし、舞台装置も大掛かりな作品なので、2011年の初演を終えた時には、まさか再演することになるとは思っていなかったです。けれども、『真夏の夜の夢』は、誰が見ても楽しめる作品で、演劇をこれまでに見たことがないというお客さんにも、観終わったあとに、何かを持って帰ってもらえる作品だと思います。これからこの作品がSPACの新しいレパートリーになっていくようにと思いながら、毎日稽古と本番を重ねています。

大高の2011年初演時のインタビューはこちらで読むことができます。

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ご好評をいただいている『真夏の夜の夢』ロングラン公演、
平日の中高生向けの鑑賞事業公演は3月14日までです。

中高生鑑賞事業公演は、一般の方もご観劇いただけます。
3月10日(月)は平日の夜公演(18:00開演)です。

まだ観ていないという方、もう一度観たいという方、
どうか、お見逃しなく!

★公演詳細、中高生鑑賞事業公演の日程は、こちらからご確認ください。


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