2017年10月2日

<病ブログ2017 #6>『病は気から』おためし劇場レポート

今回は、9月30日に開催されたSPACの人気企画「おためし劇場」の模様をレポートします。
「おためし劇場」は、舞台稽古を見たり、演出家や出演俳優の話を直接聞いたり、舞台上で実際の舞台装置を間近に見たりと、本公演をより楽しんでいただくためのさまざまなプログラムをセットにしたお得なイベントです。
今シーズン最初の演目となる『病は気から』のおためし劇場には、66名ものお客様にご参加いただきました。

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▲スタッフによる作品紹介の後いよいよ劇場内へ(撮影:猪熊康夫)

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▲舞台上では出演俳優たちがお出迎え(撮影:平尾正志)
 

<稽古見学>

まず最初に、稽古見学で実際の稽古の様子を体感していただきます。
普段の稽古と同様に、ノゾエさんはどんどん演出の指示を出し、俳優たちは即座に演技に取り入れていきます。

お客様からは「演出が目まぐるしく変わる中で、それに対応していく俳優さん達のプロ根性に感激しました」という声や、「こうやって演出が良くなっていくんだ!と感心した」「プロの稽古風景を見る機会なんて滅多にないので、とてもよかった」といった声が聞かれました。

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▲臨場感あふれる稽古見学(撮影:猪熊康夫)
 

<ステージトーク/演出家と俳優への質問コーナー>

続いて演出家のノゾエ征爾さんや出演俳優たちが、お客様からの質問に直接答えるステージトークへ。
お客様からは「病は気から、それでは、芝居は何からだと思いますか?」といったユニークな質問が。それに対して「やはり気持ち。今回はあらためてそう思います」とノゾエさん。

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▲ステージトークの様子(撮影:平尾正志)

さらに、「SPACで演出する時と、他の劇団で演出する時とは違いますか?」という質問に対しては、「SPACさんは、自分の劇団を含めて他の劇団とはベースとなっている技術のレベルが違うと感じます。俳優さんたちの持つテクニックも東京の多くの劇団より一段上かと。なかなかこういうレベルでやっている劇団はない」と、SPAC俳優たちには少々プレッシャーのかかる言葉が・・・。

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▲様々な質問に答えるノゾエさん(撮影:平尾正志)

出演俳優たちに対しては、「長いセリフを覚えるコツは?」や、「役作りで、人物像がつかみにくい時はどうするのか?」といった具体的な質問が飛び交いました。

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▲主人公アルガン役の阿部一徳(左)(撮影:猪熊康夫)

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▲ディアス医師の衣裳で質問に答える大高浩一(右)/進行は制作部の佐藤亮太(左)(撮影:平尾正志)
 

<バックステージツアー/いよいよ舞台上へ>

トークの後はいよいよバックステージツアーです。
バックステージツアーでは、舞台監督と創作・技術部の演出部班スタッフによる舞台装置などについての説明の後、参加者の皆さんに舞台上に上がっていただき、『病は気から』の特徴的な「客席型のセット」を間近に見ていただきました。

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▲今回の舞台装置について説明する舞台監督の内野彰子(撮影:平尾正志)

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▲舞台美術や小道具について説明する演出部班の秡川幸雄(撮影:平尾正志)

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▲参加者のみなさんは靴を脱いで舞台上へ(撮影:猪熊康夫)

舞台装置には各所にさまざまな仕掛けが仕込まれているほか、衣裳も、袖に下がらず舞台上での素早い衣裳チェンジが要求されるこの作品ならではの細かな工夫が施されています。
バックステージツアーではそれらについて、担当する舞台スタッフが実際のセットや衣裳などを前に個別に説明。参加者の皆さんは興味深そうに聞いていました。

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▲舞台の仕掛けについて解説する演出部班の降矢一美(撮影:猪熊康夫)

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▲衣裳についてはワードローブを担当する衣裳班の川合玲子が説明(撮影:猪熊康夫)
 

<舞台セットができるまで>

ところで、今回のセットに使われている客席のシートは、5年前の初演の際、浅草のちょうど閉館した映画館のシートを譲ってもらったものです。シートはすべて分解することができ、初演後も分解して保管していました。今回の再演では、まず8月中に部品のチェックと仮組みをして状態を確認。その後、9月に入って本設置しました。作業には4日ほどかかったとのことです。

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▲まずはすべての部品を並べて・・・

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▲仮組みをして状態をチェック
 

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▲本設置の作業の様子

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▲一つ一つ順番に組み立てていきます

『病は気から』のバックステージツアーは、来週からの一般公演日のうち、土曜日の公演(10月7日、14日、21日)の終演後にも開催します。(無料、ご観劇いただいた方のみ参加可能)

観劇中に感じた「あれってどうやってやってるの?」という疑問も、バックステージツアーにご参加いただければ舞台スタッフに直接ご質問いただくことができます。
バックステージツアーのお申込みはSPACチケットセンター(054-202-3399/10:00-18:00)で承ります。
「おためし劇場」にお越しになれなかったお客様も、この機会ぜひご参加いただければと思います。

また、バックステージツアーが開催される土曜日の一般公演のうち、特に14日と21日はまだ良いお席もございます。ご予約がまだの方は、ぜひSPACチケットセンターまでお電話ください!
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

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SPAC秋→春のシーズン2017-2018 ♯1
『病は気から』
2017年10月7日(土)、8日(日)、14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
潤色・演出:ノゾエ征爾
原作:モリエール (「モリエール全集」臨川書店刊/秋山伸子訳より)
出演:SPAC
静岡芸術劇場
*詳細はコチラ
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2017年1月12日

おためし劇場 シェイクスピアの『冬物語』編 レポート

1月8日に今年最初の静岡芸術劇場でのイベント「おためし劇場」が開催されました。

レポーターは大阪の「人形劇団クラルテ」から研修でいらしている佐藤結(さとうゆい)さんです。

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寒さが一層増しつつある折柄、いかがお過ごしでしょうか。
先日、初日を約一週間後に控えたシェイクスピアの『冬物語』のおためし劇場が開催されました。

あいにくの雨模様でしたが、約30名のお客様に参加いただきました。お足元の悪い中お越しいただき、誠にありがとうございました。

まずは、カフェシンデレラにてSPACの新作『冬物語』がどんな作品なのか、制作部スタッフが簡単にご紹介。そしていざ劇場内へ!

初日を約一週間後に控えているとはいえ、まだまだクリエーション中の本作。
稽古は幕開けシーンからスタート。

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場所はシチリア。シチリア王・リーオンティーズのところに、幼少の頃を一緒に過ごした大親友のボヘミア王・ポリクセネスが訪問し、滞在9ヶ月が経ったある日。


シチリア王の臣下・カミロー(左・ムーバー 牧山祐大)と、ボヘミア王の臣下・アーキデイマス(右・ムーバー 赤松直美)が、シチリア王の宮廷で立ち話。奥からはシチリアの王子・マミリアス(ムーバー ながいさやこ)が。


シチリア王・リーオンティーズ(ムーバー 大高浩一)とボヘミア王・ポリクセネス(ムーバー 泉陽二)も登場。それに続くのは、ボヘミア王の臣下・アンティゴナス(ムーバー 吉見亮)とその妻ポーリーナ(ムーバー たきいみき)。一番後ろには王妃・ハーマイオニの侍女・エミリア(ムーバー 桜内結う)が。


ポリクセネスは、急に自国のことが不安になり、リーオンティーズに「明日、帰国したい!」と。リーオンティーズはもう少しいてくれと頼むが、聞いてはもらえず。


リーオンティーズは、ハーマイオニ(ムーバー 美加理)に、「お前も、説得してくれ」と。そこで、ハーマイオニが懇願すると、ポリクセネスは滞在延期を受け入れる!?


その様子を見ていたリーオンティーズは、王妃ハーマイオニとポリクセネスにあらぬ疑いをかける。彼の嫉妬からすべては始まる…


舞台後方にはスピーカー(語り手)が。山本実幸(左)はマミリアス、阿部一徳(右)はリーオンティーズのスピーカーを担当。

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ある程度の長さシーンを通すと、演出の宮城さんから、俳優の演技に対して、コメントが。緊張の一瞬…。

参加された方からは、「初めてプロの稽古を見たのでとても圧倒された」「話し方などの指導がこんなに細かくあるのかと思った。」といったご感想をいただきました。

稽古見学後は、出演者による簡単な自己紹介。総勢22名の出演者が並ぶ姿はそれだけで圧巻です。

稽古中の表情と普段の表情、その二面に接することができるのもおためし劇場の醍醐味ですね。

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その後、演出の宮城さんへのQ&A。

やはり皆さんが気になるのは、なぜ今回、二人一役の手法で作ることにしたかという点。

「(物語のきっかけとなる、リーオンティーズが前触れなく激しく嫉妬に狂う点をさして)『冬物語』という戯曲は、シェイクスピアらしくない始まりで、ヨーロッパのリアリズムの演技では、どうしてこういう状況になったのか、お客さんには納得できないところがある。だからリアリズムでやろうとした場合には、セリフに書かれていない動きを入れたり、ここに至る経緯を想定し、この嫉妬を理解できるようにする。けれども、シェイクスピアの戯曲自体には、この嫉妬はやはり突然のものとして書かれている。これをヨーロッパ的なやり方ではない、別の手法を用いたらまた面白いものができるのではと思い、二人一役を選んだ」と話されました。

そのほかにも、「出演者が22人もいるなか、練習はどのように?」といった質問や、「ムーバー(動き手)の表情や動きが、スピーカー(語り手)のセリフが作り出す表情に比べて、抑制されているのはなぜ?」といった稽古を観ての鋭い質問も。

そして「『冬物語』を通して観客に何を伝えたいか?」という質問には…
「シェイクスピアのいろいろな戯曲を読むと、ヨーロッパではこんなにも戦争をしていたのかと思う。シェイクスピア戯曲では、“人間の愚かさ”によって死が訪れるストーリーが常だったが、『冬物語』など最晩年に書かれた作品では、犯した過ち・愚かさによって人が死なない話になっている。人が人を殺さない、人への赦しがある。大きな過ち・愚かさを持つ人間がそれでも赦される話。シェイクスピア自身、あれだけ人が死んだり、殺し合う物語を書いてきたが、最晩年には、人が人を殺すことはもうやめてほしいと思って書いたのではないか。イギリスのEU離脱をはじめ、歴史が逆戻りしているかのような昨今の世界情勢を見ていて、よく知られたシェイクスピア戯曲ではなく、人が人を殺すことのない『冬物語』を選んだ」とのことでした。

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宮城さんから濃厚な話を聞いたあとは、参加者の皆さんには舞台にも上がっていただきました。

実際の上演と同じ完全暗転を体験してみたり(かすかな灯りを頼りに俳優は舞台上を移動するのです)、俳優が舞台上から見ている景色を見たりすることができました。今回の舞台美術には、「こんな素材で、こんな空間ができるとはびっくり!!」という感想をたくさんいただきました。「今までの舞台装置で最もインパクトがありました」という声も。ぜひ劇場でお確かめください。

初日まで一週間を切りました。
舞台作業もいよいよ大詰め、日々の稽古を通じて作品はぐんぐん成長しています。
ご期待ください!

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SPAC秋→春のシーズン2016 ♯4
シェイクスピアの『冬物語』
一般公演:1月21日(土)、22日(日)、29日(日)
     2月4日(土)、5日(日)、11日(土)、12日(日)
演出:宮城聰 作:ウィリアム・シェイクスピア 翻訳:松岡和子
音楽:棚川寛子 出演:SPAC
静岡芸術劇場
*詳細はコチラ
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2016年11月21日

おためし劇場『サーカス物語』編 レポート

Filed under: おためし劇場

11月20日(日)、「おやこワークショップ」に続き、『サーカス物語』おためし劇場を開催。その様子をレポートします!
「おやこワークショップ」の様子はこちらよりご覧下さい。

今回は静岡芸術劇場のリハーサル室に皆さんをご案内。
普段はなかなか見ることのできない、SPACの心臓部ともいえる「作品が誕生する場所」です。

さて、そのリハーサル室では、衣裳と同じくこの作品の大きな見どころ(聴きどころ?)のひとつ、「歌」がたくさん登場するシーンの稽古をご覧いただきました。一度聞くと耳に残る、「ガラスの城」に住むエリ王女(鈴木真理子)のソロ、そしてとにかく楽しい「明日の国」のコーラスと、俳優たちの遊び心がふんだんに盛り込まれたシーンで、大人の方のみならず、お子さんたちからも笑い声が聞こえてきました。
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稽古をご覧いただいたあとには、演出ユディさんと俳優へのQ&A。

お客様から「このダンス的な要素も多い『サーカス物語』に向けて特別に身体づくりなどされているのですか?」とご質問があり、それに対して出演俳優9名、ひとりひとり自己紹介を交えながら答えていきました。
身体づくりといっても色々あり、ランニングや水泳、それから格闘技まで。また歌うシーンの多い役柄では「歌うための身体づくり」も行っているようです。

そして「3歳の息子と一緒に来ましたが、息子が“本番も観たい”と言っています。」との声もいただき、あらためて大人も子どもも楽しめる作品なんだと確信を得ることができました。
SPACでは託児サービスをご利用いただける日(次回は12/10)や、0歳からご利用いただける親子室もございますので、是非ご利用いただければと思います。

リハーサル室をあとにする前に、ユディさんからは「この作品には『希望』が込められています。サーカス団員たちに迫る危機は、今世界中で起こっている様々な問題にも共通し、この作品が直接その問題を解決することはないけれども、この作品を観ることで、新しい視野が生まれ、解決へと向かう力になることを願っています。」とメッセージをいただきました。
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次は衣裳室へ。
『サーカス物語』ほかに、来年1月に上演する、新作シェイクスピアの『冬物語』の衣裳制作もはじまっています。

衣裳室では、どのようにデザインが決まり、どうやって作られているのか、という創作現場の様子をとても興味深くご覧になっていました。
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『サーカス物語』に登場する「明日の国」はサーカス団員達による手作り感をイメージし、衣裳にダンボールが使われています。
ただ、パーツによっては破れてしまわないようにダンボールに見える別の素材が代用されていたり、また俳優の動きに支障が出ないような工夫など、思いやりも込められています。

そして衣裳を作るだけではなく、公演時には日々の洗濯や、舞台袖での着替えの手伝いや、過去作品の保管なども衣裳班の仕事です。
舞台の裏には本当にたくさんの努力が隠されています。

今回のおためし劇場は、まさに「裏側にある創作の現場」をご見学いただくこととなりました。

『サーカス物語』一般公演は12月3日(土)より、はじまります。
平日にも中高生鑑賞事業があり、一般の方にもお席を販売している回もございますので、是非チェックしてみてください。

皆様のご来場を心より、お待ちしております。

★★★公演情報はこちら★★★★★
SPAC秋→春のシーズン2016 ♯3
『サーカス物語』
一般公演:12月3日(土)、10日(土)、18日(日)、23日(金・祝)
演出: ユディ・タジュディン (俳優・スタッフ一同の構想に基づく)
作: ミヒャエル・エンデ
訳: 矢川澄子 (岩波書店刊『サーカス物語』より)
静岡芸術劇場
*詳細はコチラ
★★★★★★★★★★★★★★★


2016年10月6日

おためし劇場『東海道四谷怪談』編 レポート

こんにちは。
静岡は雨が降ったり降らなかったり、なんともはっきりしない天気が続いていますが、
劇場は元気に動いております!

10月1日(土)に開催いたしました『東海道四谷怪談』「おためし劇場」の様子をレポートします!

今回は、初めて静岡芸術劇場に来ていただいた方も多く、
やや緊張した雰囲気のなかスタート。

さっそく劇場に入ると、やはりテンションが上がるのか、
みなさんのお顔がホクホクしていくようでした。

公演初日を2日後に控えた舞台稽古をご覧いただいた参加者の皆さんからは、
「本番さながらで、表情がとても細かい。」
「間近で見ることができすごい迫力でとても面白かったです。」

などの声をいただきました。

「続きが非常に気になる終わり方でした!」
というところで、稽古見学が終了した後は出演俳優の紹介。

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その後、演出の中野真希によるトーク。
聞き手は制作担当の梶谷智。

「演出はどんなことをやるのか?」
「SPACならではの『四谷怪談』の特徴は?」
などの質問にハキハキと答えていきます。

『東海道四谷怪談』がもともと『忠臣蔵』を背景つくられた作品で、
初演のときは『忠臣蔵』と交互に上演していたこと、
今回はそのことを意識して、仇討ちに参加しようとする小塩田又之丞という人物の場面を丁寧につくったこと、
それによって、対照的な生き方をする伊右衛門をより浮かび上がらせようとしたこと、
などを語ってもらいました。

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トークのあとは、演出助手の降矢一美によるバックステージツアー。
みんなで舞台上にあがって、舞台装置の裏側を見たりしました。

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俳優になったつもりで客席を見てみると、とても新鮮なんですよね。
「舞台の上から客席を見ると、観客一人一人の顔が見えるのがわかった。寝ていられないと思った。」
という声も。

バックステージツアーは、
10月8日(土)・9日(日)の終演後にも実施しますので、
ぜひご参加ください。

お客様からは、
SPAC版『東海道四谷怪談』について、
「怪談ということでビビっていたけれどもコミカルな感じで観やすかった。」
「大迫力!衣裳が面白くて、どんどん引き込まれていく。」

などの声をいただきました。

みなさまのご来場、心よりお待ちしております!

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SPAC秋→春のシーズン2016 ♯1
『東海道四谷怪談』
一般公演:10月8日(土)、9日(日)、10日(月・祝)
構成・演出:中野真希 原作:四代目鶴屋南北
出演:木内琴子、泉陽二、大石宣広、春日井一平、河村若菜、永井健二
   ながいさやこ、鈴木麻里改め坂東芙三次、若宮羊市、渡邊清楓
静岡芸術劇場
*詳細はコチラ
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2016年2月20日

<『ロミオとジュリエット』>おためし劇場レポート!

2月13日(土)には『ロミオとジュリエット』の「おためし劇場」が開催されました!
小雨もふって、しっとりと冷えた天気のなか、50名近くのお客さまに来ていただきました。

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【「おためし劇場」会場の、舞台芸術公園 屋内ホール「楕円堂」】

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【演出助手のファビアナ・メディナさんからご挨拶】

舞台と客席がとっても近く、和やかな雰囲気のなか「おためし劇場」がスタート。

今回は、SPAC俳優が日々稽古前に取り組んでいる
スズキ・トレーニング・メソッドをご覧いただきました。

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【バランスを取りながらセリフを発しています】

お客さまからの「迫力がすごかった!」という声もたくさん。
俳優の集中が客席にも伝わって、よい緊張感が生まれていました。

稽古見学では、普段はめったに見られない演出風景をご覧いただきました。
演出助手のファビアナさんが俳優たちに細かく演技の指導をして、
各シーンのイメージを共有していきます。

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【マキューシオが歌うシーン】

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【宴会のシーン】

参加者の皆さまからいただいた嬉しいお言葉をご紹介。(アンケートより抜粋)

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・めっちゃかわいくて、めっちゃかっこよくて、
めっちゃおもしろくて、めっちゃせつないよ。(涙) 見るべし! (女性、40代)


・乳母を見てー!ケラケラの所が面白いの! (女性、20代)

・密度の濃い文化的な時間の使い方として最上級のたぐいでしょうね。
楽しかったです。どうもありがとう! (男性、60代)


・今まで観たことのない、けもの達の『ロミオとジュリエット』。 (女性、40代)
*******

ここでご紹介できたのは、ほんの一部。
気になった方は、ぜひ本公演にお越しください。

開幕まであとわずか!

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2~3月 SPACレパートリー
『ロミオとジュリエット』
構成・演出:オマール・ポラス/原作:ウィリアム・シェイクスピア/日本語訳:河合祥一郎
出演:SPAC
静岡芸術劇場
◆公演の詳細、アーティストトークなど関連企画の詳細はこちら
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昨年の秋からシリーズ企画として始まった「おためし劇場」
劇場にはじめて来たというお客さまも沢山いらっしゃいました。
お越しいただいた皆さま、ありがとうございました。
次はどの作品でお会いできるでしょうか!?
これからも「おためし劇場」をヨロシクお願いいたします!


2016年1月17日

SPACおためし劇場vol.5は・・・『ロミオとジュリエット』

今シーズンより始まりました「SPACおためし劇場」。
おかげさまで人気企画となり、秋→春のシーズンでは、
はやくもこれが最後となりました。

さて、『ロミオとジュリエット』の舞台セットでは静岡芸術劇場の舞台上に楕円堂が再現されます。
そして、今回の「おためし劇場」の会場は静岡芸術劇場ではなく、
まさにその楕円堂です!

楕円堂は日本平の舞台芸術公園内にあり、
ここからは富士山を眺めることができます。
稽古見学と合わせて冬の富士山もお楽しみいただけるはずです。

また、稽古見学の前にはふだんSPAC俳優がやっている
独自のトレーニング・メソッドもご覧いただけます。
俳優の身体から発せられるパワーをお客さまご自身で受け取ってみては!?

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これは出演者のピエール=イヴさん.
すっかり身体に落とし込んでいました。

『ロミオとジュリエット』の公演は、
2012年の静岡での初演、翌年のスイス・フランスツアーを経ての再演となり、
俳優たちの気合いも十分。

楕円堂でのトレーニングと稽古見学!
この貴重な機会をぜひお見逃しなく。

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開催日/2月13日(土)
時間/13:30-15:00
会場/舞台芸術公園 屋内ホール 「楕円堂」
参加費無料(要予約)
定員50名

お申し込み・お問い合わせ:
SPACチケットセンター
TEL.054-202-3399(受付時間10:00~18:00)

◆舞台芸術公園へのアクセス◆
【自家用車】または【路線バス】をご利用ください。
・自家用車 : 日本平動物園より日本平方面へ 1.8 キロ先左手。
  駐車場は、舞台芸術公園内バスロータリーをご利用ください。
・路線バス : しずてつジャストライン 日本平線
  往路 :JR 静岡駅北口 12:23→JR 東静岡駅南口 12:33→舞台芸術公園 12:45
  復路 : 舞台芸術公園 15:43→JR 東静岡駅南口 15:55→JR 静岡駅北口 16:08
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2016年1月12日

<潜入!『黒蜥蜴』の世界(11)>「おためし劇場」レポート

こんにちは。

1月10日(日)に開催いたしました『黒蜥蜴』「おためし劇場」の様子をレポートします!
写真は、SPACシアタークルーの猪熊康夫さん、平尾正志さんに撮っていただきました。

富士山がきれいに見えるカフェシンデレラからスタート。
4回目を迎えた「おためし劇場」は、
最も多い80名のお客様にご来場いただきました。
なかには、毎回足を運んでくださる方もいらっしゃり、感謝感謝です。

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劇場に入ると、舞台上には圧巻の舞台装置が!

演出の宮城聰のあいさつ後、
稽古を『黒蜥蜴』冒頭から約30分見学しました。

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本番さながらの稽古に、
「黒蜥蜴の世界にぐっと引きこまれました」
「役者さんの緊張感、エネルギーを感じました」
「30分があっという間」

などの声が続出!

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↑黒蜥蜴(緑川夫人)役のたきいみき
 
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↑岩瀬早苗役の布施安寿香
 
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↑岩瀬庄兵衛役の阿部一徳
 
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↑明智小五郎役の大高浩一(右)
 
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↑雨宮潤一役の若菜大輔
 
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舞台の左右には演奏エリアが。

 

稽古見学の後は、宮城聰によるトーク。

お客様から寄せられた、
「どうして『黒蜥蜴』を上演しようと思ったんですか?」
という質問に対しては・・・

三島由紀夫の作品をはじめて観てもらうには、『黒蜥蜴』がいいのではないか。
この作品は、三島さんの文体の見事さ・美学が非常によくでていて、
一方では探偵小説のプロットを使っているので、
どなたにも興味を持ってもらえると思いました。
(宮城)

また、
『黒蜥蜴』における俳優の演技については・・・

自分にとっての美は自分が作り出すもの、
それはもともとあるナチュラルなものではなく、
もっとも人工的なものが自分にとって真実の美ということになる。
ナチュラルなモノの方がかえって嘘くさい、というか。
三島さんはそういうところがあったと思うんですね。

なので、演技もより人工的に、と思っています。
俳優の身体がナチュラルだと三島さんの文体に負けてしまう。
自分の身体をもう一人の自分が彫刻をつくるようにして舞台に置く感じ。
(宮城)

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舞台美術については、デザイナーの高田一郎さんからお話しいただきました。

黒蜥蜴のなかに出てくる東京タワー。
この東京タワーが出来上がった時代は、
日本が敗戦を経て、ひと踏ん張りして頑張り始めた時代なんですね。
東京の街を歩いていると、ビルがどんどんできていく。
それがこの時代の活力でもあった。
そのエネルギーをデザインにとりいれたいと思って、
建築に使われていた「鉄骨」で舞台をつくりあげたいと思ったんです。
(高田)

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そのほか多くのご質問をいただき、
ものすごく集中してトークを聴いてくださっている様子がひしひしと伝わってきました。

トークが大いに盛り上がってきたところで時間がやってきてしまい「おためし劇場」は終了。

お客様からいただいたアンケートでは、
「続きが早く見たい!」
とのお声をたくさんいただきました。

『黒蜥蜴』は、
中高生鑑賞事業1月14日(木)より、
一般公演1月16日(土)よりスタートいたします。

宮城聰演出・SPACの新作をどうぞお見逃しなく!

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​1~2月 SPAC新作
『黒蜥蜴』
演出:宮城聰/原作:江戸川乱歩/作:三島由紀夫
音楽:棚川寛子/舞台美術:高田一郎/照明デザイン:沢田祐二
出演:SPAC
静岡芸術劇場
◆公演の詳細、アーティストトークなど関連企画の詳細はこちら
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2015年12月2日

<『薔薇の花束の秘密』ブログ3>「おためし劇場」レポート

週末から心地のよい天気が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

11月28日(土)には『薔薇の花束の秘密』の「おためし劇場」が開催されました。

今回で3度目を迎えた「おためし劇場」ですが、前回につづき、
多くのお客さまにお越しいただきました!ありがとうございました。

まずはじめは稽古見学。何度も同じ台詞や動きを繰り返しながら、演出がついていく“場面稽古”をご覧いただきました。
台詞ひとつ、動きひとつ、角替和枝さんと美加理さんが演じてみせ、森新太郎さんが演出をつけます。
その演出を受けて、同じ台詞や動きを演じては、ふたたび演出を受ける、という稽古風景。
5分ほどの場面をつくるために、およそ30分、何度もこまかく繰り返しながら稽古が進みます。
お客様には楽しんでいただけたようで、こんな感想をいただきました!!

・普段はできあがった舞台しかみたことがなかったので、同じシーンを繰り返し、納得のいくまで試しているところを見られて、とても新鮮で貴重な体験ができました。
・とても面白く拝見しました。これでまた本番がどうなるのか楽しみです。

↓稽古風景↓
写真1

写真2B

次の演出家 森新太郎さんによるトークでは、
出演女優お二人の魅力をたっぷりと語っていただきました。
その一部をご紹介します。

「稽古場で角替さんは、僕の考えているよりもうちょっとセンスのいい笑いをやって
 くれます。一方、美加理さんは、『このシーンでそんなアクロバティックな動きする
 の!?』というくらい予測不可能な動きをします。
 『薔薇の花束の秘密』は、二人の女性の生き方がシリアスに描かれていますが、
 実は意外と笑えるユーモアにあふれた作品です。」

↓演出家・森新太郎さん↓
写真3

確かに、くすりと笑える場面がいくつもありました。
二人の掛け合いに期待ですね!

最後に皆さまからいただきました嬉しい感想をご紹介します。
***
・二人芝居の醍醐味を楽しみたいと思いました。 (60代・女性)
・自分の心の中の自分に影響を与える作品。 (40代・女性)
・どっぷり二時間はまれそう・・・❤ (40代・女性)
・女性はきっと共感できる作品でおもしろそう。
男性は奥さんと一緒にぜひ観ると良いと思う。 (40代・女性)
・美加理さんがドタバタしちゃうらしいですよ。 (50代・男性)
***
角替和枝さんと美加理さんの共演は、演劇ファンにとってはたまらない組み合わせ。
このお二人のコミカルでミステリアスな掛け合いで展開していく『薔薇の花束のお秘密』は、
演劇がはじめての方にも、きっとお楽しみいただけるはず!
『薔薇の花束の秘密』公演をどうぞお見逃しなく。

写真4

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​12月 SPAC新作
『薔薇の花束の秘密』
演出:森新太郎 作:マヌエル・プイグ 翻訳:古屋雄一郎
出演:角替和枝、美加理
静岡芸術劇場
◆公演の詳細、アーティストトークなど関連企画の詳細はこちら
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2015年10月18日

【王国、空を飛ぶ!】 おためし劇場レポート

10月17日のおためし劇場、第一回(『舞台は夢』の回)に続き
たくさんのお客様にお越しいただき、ありがとうございました!
劇場での稽古が始まったばかり・まだまだ創作過程の、“生”の稽古現場をご覧いただき、
舞台美術や衣裳の紹介コーナー、
大岡淳と佐々木治己(『王国~』ドラマトゥルク)によるトーク
を、ぎゅぎゅっとお楽しみいただきました!

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お客様へのアンケートでもたくさんのコメントをいただきました。

・演出家さん、役者さん、ミュージシャン、それぞれのこだわりが見えました。出来上がりが楽しみです!!
・笑って、ハッとする劇です。
・分かりやすくて、子どもたちも喜んでいました。
・内容が難しそうなイメージだったけれど、稽古を観ていて思わず笑ってしまうシーンもあったので、楽しく観れそう。
・バカバカしくて笑えそうだよ。生演奏も良さそうよ。
・クレイジー!
・社会についてぼんやりした不安があるなら観るべき。それが少しでも解消されるなら、芸術には意味がある。

などなど…

小さいお子さんもお楽しみいただける、賑やかな作品になっております。

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今回は詳しいバックステージツアーがまだ開催できませんでしたが、
11月14日(土)の公演後のツアーはまだまだご予約受付中。
迫力の舞台美術、こだわりの衣裳の秘密をたっぷり知りたい!という方、
お申し込みお待ちしております★

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​10~11月 SPAC新作
『王国、空を飛ぶ!~アリストパネスの「鳥」~』
脚本・演出:大岡淳  原作:アリストパネス
静岡芸術劇場

◆公演の詳細はこちら
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★トーク情報を更新しました!★

◆11月8日(日)
ゲスト: ​勝山 康晴 氏

(ROCK STAR有限会社 取締役、コンドルズプロデューサー、SBSラジオ「らぶらじ」金曜担当)
宮城 聰(SPAC芸術総監督)
大岡 淳(脚本・演出)

◆11月15日(日)
ゲスト: ​片山 杜秀 氏 (音楽評論家、思想史研究者)

渡会 美帆 (『王国、空を飛ぶ!』音楽監督)
大岡 淳(脚本・演出)

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2015年9月30日

SPACおためし劇場vol.2は…『王国、空を飛ぶ!~アリストパネスの「鳥」~』

中秋の名月も過ぎ、もうすっかり秋ですね。
だんだんと空が高くなり、朝晩は冷え込むようになりました。
風邪などひかれないようにしてくださいね。

さて、SPAC秋→春のシーズン♯1『舞台は夢』より始まりました「SPACおためし劇場」。
前回の『舞台は夢』では、定員30名を上回る50名を超える応募がありました。
稽古見学では、演劇に初めて触れた方にも俳優の演じる場面と演出家のやりとりを間近で見る事ができ、
刺激的で面白かったと好評でした!

「SPACおためし劇場vol.2」は、『王国、空を飛ぶ! ~アリストパネスの「鳥」~』です。
古代ギリシアの傑作風刺劇の舞台を現代日本に置きかえた物語で、
3人のミュージシャンによる音楽とSPAC俳優たちによる歌が満載の音楽劇です。
今回「おためし劇場」が開催されるのは、劇場内での稽古が始まって間もない頃。
まさに、作品が静岡芸術劇場の空間の中で出来上がっていく、
そんな稽古風景を目撃していただけるはずです!
稽古の時には笑いが絶えないという噂の現場を、皆さん覗きにきませんか!
脚本・演出の大岡淳(SPAC文芸部)によるトークも必聴です!

★「おためし劇場」過去の開催時の様子など、詳細はこちらもご覧ください。

開催日/10/17(土)
時間/13:30-15:00
会場/静岡芸術劇場 (JR東静岡駅前グランシップ内)
参加費無料 (要予約)
定員50名

お申し込み・お問い合わせ:SPACチケットセンター
TEL.054-202-3399(受付時間10:00~18:00)

ご家族、お友達と一緒はもちろん、お一人様での参加も大歓迎です!
何度も劇場に足を運んでくださっている皆様、
まだお会いしたことのない皆様、
「おためし劇場」でお会いできることを楽しみにしています!

※いらしたことがない方の中には、劇場ってしきいが高いなあと
思っている方もいらっしゃることと思います。
話のタネに、どんなところかなあ?とお散歩ついでにお気軽に一度来てみてくださいね。
いろんな発見があって面白いですよ。(自由に閲覧できる演劇の本もたくさんあります!)

仮『王国』おためし劇場_1509


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