2010年8月30日

<世界は踊る稽古日記①> ~8/29 はじめての無対象行動~

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県民参加体験創作劇場『世界は踊る ~ちいさな経済のものがたり~』の稽古が始まりました!
この舞台は、フランス演劇界の俊英パスカル・ランベールが演出、経済哲学者やフランス人女優、そして約40名の静岡県民が参加するという、プロとアマチュアの異色のコラボレーションです。10月23日(土)・24日(日)@野外劇場の本番へ向けて、稽古が始まりました。ここでは、参加者のみなさんによる稽古日記を紹介します。
8月29日(日) 稽古2日目 by こながいくん
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こんにちは。小長井です。
今回は僭越ながら私が稽古の日記を書かせていただきます。
このお芝居では、私たちが〈無対象行動〉をしている時間が長そうな感じです。身体表現のシの字も知らない素人にとってはこれが結構難しく、これをしている時間も多そうなので、少し大変そうです。今回の稽古では前回に引き続いて、〈無対象行動〉の練習から入りましたが、「精神的につかれる~」という声が聞こえてきたのも理解できます。
今回の稽古では、〈物々交換〉など、原初の経済を表現しているらしい場面の練習をしました。読もう読もうと思いながらもまだ読んでいない、モース『贈与論』くらい読まないと、演じている私たちにも、何を表現しているお芝居なのか理解できないかもしれません。とにもかくにも、今日練習した流れだけでも、頭に叩き込んでおきたいと思います。

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日本平の山中にひっそり佇む稽古場棟では、県民参加体験創作劇場 『世界は踊る ~ちいさな経済のものがたり~』の稽古がすでに始まってます!

(10月23日(土)/24日(日)、野外劇場で上演)

この舞台は、フランス演劇界の俊英パスカル・ランベールによる演出で、経済哲学者やフランス人女優、そして約40名の静岡県に住む一般市民が参加するという、プロとアマチュアの異色のコラボレーションです。

作品自体は2010年1月にフランスで初演され、その地にすむ一般のフランス市民約50名が出演し、話題を呼びました。今回は日仏共同製作としてその日本版を埼玉・静岡・宮崎の3都市・3劇場で創り上げ、10月に上演します。

ここでは、静岡公演に参加する皆さんによる稽古日記を紹介していきます!

8月29日(日) 稽古2日目 by こながいくん

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こんにちは。小長井です。

今回は僭越ながら私が稽古の日記を書かせていただきます。

このお芝居では、私たちが〈無対象行動〉をしている時間が長そうな感じです。身体表現のシの字も知らない素人にとってはこれが結構難しく、これをしている時間も多そうなので、少し大変そうです。今日の稽古では前回に引き続いて、〈無対象行動〉の練習から入りましたが、「精神的につかれる~」という声が聞こえてきたのも理解できます。

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今回の稽古では、〈物々交換〉など、原初の経済を表現しているらしい場面の練習をしました。読もう読もうと思いながらもまだ読んでいない、モース『贈与論くらい読まないと、演じている私たちにも、何を表現しているお芝居なのか理解できないかもしれません。とにもかくにも、今日練習した流れだけでも、頭に叩き込んでおきたいと思います。

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静岡公演では、SPAC文芸部・大岡淳が共同演出を務めており、10月のパスカル・ランベール来日まで、この作品のエッセンスを参加者に熱く伝えます!

チケット前売開始は、9月12日(日)10時より

電話予約はSPACチケットセンター(054-202-3399)へどうぞ!


2010年8月29日

<県民劇団>座長対談、それぞれの県民劇団

8月25日、県民劇団「がくらく座」、サテライト劇団「劇団静火」の座長対談を行いました!

会場となったFreakyShowはイベントを開いたりパフォーマンスをするにはぴったりなライブバーです。
県民劇団演出家の渡辺さんが主宰する「劇団渡辺」と、
佐藤さんが主宰する「伽藍博物堂」が
毎週「水曜いきまSHOW」というパフォーマンスを行っている場所でもあるんですよ!

また司会には静岡の演劇やアートシーンに詳しい
オルタナティブスペース・スノドカフェのマスター柚木康裕さんにお願いしました。

会場にはすでにお客さんがいっぱい!
お酒やジュースを飲みつつ気楽な雰囲気の中対談はスタート。

司会柚木さんによって笑いを織り交ぜつつ2人の演劇を始めたきっかけや演劇の様式、今回上演する作品についてなど話し合われました。
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大学の先輩後輩でもあり、静岡地域の演劇を担う同志としてともに静岡で演劇活動を行っているお二人。
共通点は多いけれど芝居の形は全然違うんですよね。

そこにはそれぞれが生きた時代背景も影響しているとは
・・・柚木さんの分析。

後半は県民劇団のことだけでなく静岡の演劇事情やSPACに対する思いについてまで話は及びました(!)

気がつけばあっという間に時間は過ぎ、惜しまれつつ終了時間に・・・。
県民劇団に興味があった人、そうでない人、どちらの方にも楽しんでもらえたのではないでしょうか。
今回ご来場いただけた皆さん本当にありがとうございました!
ぜひ県民劇団本公演にもご来場ください!


<県民劇団>サテライト劇団静火、今年もエネルギーに溢れています!

8月も終わりに近づき、SPAC秋のシーズンスタートまで秒読み段階
になってきました。県民劇団の皆さんもまもなく本番ということで
ますます気合が入っています!

前回に引き続き今年公演を行う劇団を紹介します。
SPACサテライト劇団「劇団静火」です!

2008年『三文オペラ』、2009年『夏の夜の夢』を上演し、2年間の
育成期間を経てSPAC県民劇団を卒業した「劇団静火」は今年より
SPACと関わりを持ちながら更なる活動を続けるSPACサテライト劇団
となり、第1回目の公演を行います。
上演するのはシェイクスピア作『ヴェニスの商人』です。

「劇団静火」の皆さんにもインタビューしてみました!
Q「劇団静火」の特徴、いいところを教えてください
・「前向きでエネルギーが溢れているところ。静かに見えるけど
 雨にも負けないパワーを持っています!」
・「年齢層の広さ、個性的な人が多いところ。いろんなことが知れて勉強になります。」
・「野外劇場でしかできないことを目指しているのが特徴」

Q演出家の渡辺亮史さんってどんな人ですか?
・「演劇が好きで語り始めると終わりがない。」
・「それぞれの良さを引き出して、成長させてくれる人。」

Q渡辺さん、『ヴェニスの商人』の見所を教えてください!
「古典作品を生き生きとやります!カラフルな足に注目してください!」

カラフルな足・・・?なんだか衣裳でも楽しませてくれそうです!
みなさんありがとうございました。
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稽古の様子

2週に渡って行われるSPAC県民劇団公演。
これからも様子を随時ブログにアップしていきたいと思います!


2010年8月27日

<スパカンブログ⑬>Party night!!

本番に向けて連日稽古が続いています!

が、本日はスパカンファンメンバーのご家族の方々から、ニヤカムさんとSPACスタッフにお礼を込めて、ということで感謝パーティーを開いてくださいました!

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メンバーが劇場で稽古をしている間に、お母様方は会場の飾り付けやお持ちよりのお料理を準備したりと。

そして稽古が終わってニヤカムさんとメンバー、スタッフが合流、手づくりのお料理を皆でモリモリいただきました。

ハードな稽古と本番に備えて、いつもいっぱい食べることが大切なんだ!というニヤカムさんもお寿司に大興奮の様子でした。

そしてなんとサプライズ企画として、メンバーが稽古が終わってからこっそり子どもたちだけで練習していたという英語劇を披露してくれたのです!

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稽古でつかれているはずにも関わらず、相当練習を重ねたであろう可愛らしい英語劇に一同感動いたしました。

こうした企画がご家族の方々から催していただけるのは、このスパカンファンプロジェクトが、参加者にとって稽古を繰り返してただ公演に挑むだけの試みではなく、色々な想いや人々の関わりが伝わっているからかもしれません。

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パーティーの後、今回のプロジェクトはきっと出演している子どもたちの将来にとって重要な経験となるだろうとニヤカムさんと話しました。

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地域の劇場が持つ可能性を、スパカンファンプロジェクトを通して地域の方々と共有していきます。


2010年8月25日

<スパカンブログ⑫>世界にひとつだけの衣裳!

本日、公演で実際に使う衣裳のペインティングを行いました。

メンバー自身が、自分の衣裳にスプレーで色を付けていきます。

衣裳担当のスタッフやニヤカムさんから色々とアドバイスをもらい、思い思いにスプレーをしていきます。

衣裳を裏返しのままスプレーしてしまったり、ハプニング続出!
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先日のアートワークショップに続き、踊るのも好きだが何かを作ったりするのもみんなとても好きな様子。布をくしゃくしゃにしたところにスプレーしたり、ダンボールで直線を作ったり、しま模様にしたり、色々工夫が見られました。
こういうことって、本当にそれぞれの性格が出ますね。
おとなしすぎるからもっと派手に!と言われているメンバーもいました。
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それにしても完全防備で怪しい…。実際に着て見るときっと生地が伸びて、
面白い模様になりそうで楽しみです!
自分が色を付けたオリジナルの衣裳、愛着がわくことでしょう。
みなさんも舞台で発見してください!


<『わが町』のちょっといい話⑧>野口俊丞さん(ジョージ役)にちょっと聞いてみました

Filed under: 『わが町』2010

昨日は、音楽を担当される松本泰幸さんが稽古場を訪れました。

そして今日は稽古14日目にして、ラストシーンまでいきました。

公演2ヶ月前にして、今井さんもびっくりのスピードで稽古は順調に進んでいます!

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今回のインタビューは野口俊丞さんです!

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)ご自分の役について紹介してください。

A)すごくまっすぐで素直な青年で、誰かの言葉に対しても正面から答えてしまう。前に向かっていく力強さがあるし、そんな姿が素敵だなと思っています。かつての自分とジョージが重なる部分はありますね。今は少し大人になったというか、考えて行動するようにはなりました。ただ、ジョージのように近くにあるものをつかんでいきたいという気はします。

 Q)ジョージを演じてみてどうですか?

A)セリフがやっと自分の中に入ってきて、ジョージの考えや行動の回路が少しずつ繋がってきました。ただ、野口俊丞としての自分と、ジョージを演じている役者としての自分の距離がまだ少し近くて、たまにちょっと恥ずかしくなる部分があるんです。でも、その自覚がある分、その部分をどうしていけばいいのかということがクリアでもあり、対処していけるのではないかと思っています。

Q)もし死んでから、生きている頃の世界に戻れるとしたら、いつを選びますか?

A)小学校3、4年生の時の、我が家の夕食の風景を見てみたいという気がします。何が「幸せ」というのは曖昧でわからないんですけど、僕の中での家族団欒の姿というのはそこにある気がしていて・・・。当時は7、8人の大家族だったんですが、その大勢いる感じが好きなんですよね。

「この役柄が僕に似合っていると言われると、うれしい反面、それだけではダメだとも思っているんです。」と真剣な表情で話してくれた野口さん。まだまだ進化していくであろうジョージにご期待下さい!


県民劇団がくらく座、暑さに負けず稽古中!

8月に入ってますます暑い日が続いていますね。
舞台芸術公園では『わが町』の稽古、
『令嬢ジュリー』や『スパカンファン』の装置作業が行われとてもにぎやかです。
そしてその中でも一際熱い団体が・・・そう、SPAC県民劇団です!
今年もSPAC県民劇団が野外劇場「有度」で公演を行います。

SPAC県民劇団とは、演出家・出演者・スタッフを公募し、
上演企画の審査、参加者を募るプレゼンテーションを経て結成される、
静岡県民による新しい演劇集団です。

今回は県民劇団「がくらく座」をご紹介します。4月に開催された上演企画プレゼンテーションで、
佐藤剛史さんの提案に賛同した35名により結成された新しい県民劇団です。
佐藤さんは「伽藍博物堂」を主宰し、静岡市内を中心に演劇活動を行っています。
公演する演目は『こだまがきこえる杜』という佐藤剛史さん作のオリジナル現代劇です。

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稽古中の様子

「がくらく座」の皆さんにいろいろとインタビューしてみました!

Q「がくらく座」の特徴、いい所を教えてください
・「アットホームな雰囲気」
・「色んな人と一緒にできるのが楽しい」

Q演出家の佐藤剛史さんってどんな人ですか?
・「おおらかな人」
・「何でも受け入れてくれて、色んな人がいるこの劇団をひとつにまとめられるすごい人」
・「意外と天然、頑固に見えて柔軟性がある人」

Q佐藤さん、『こだまがきこえる杜』の見所を教えてください!
「幅広い年齢、タイプの違う人たち。役としても、役者としてもいろんな人が出てきます。そんなところを楽しんでください。」
 
みなさんありがとうございました!
次回はSPACサテライト劇団『静火』の皆さんにインタビューしたいと思います!


2010年8月24日

<『わが町』のちょっといい話⑦>稽古見学会の動画をアップ!!

Filed under: 『わが町』2010

8月21日に行われた稽古見学会の動画をアップしました!


2010年8月23日

<『わが町』のちょっといい話⑥>木内琴子さん(ギブス夫人役)にちょっと聞いてみました

Filed under: 『わが町』2010

本日稽古12日目です。

稽古もいよいよ第2幕に入りました。 

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今回のインタビューは木内琴子さんです。

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Q)ご自分の役について紹介してください。

 A)     お医者の奥さんで、夫のことをとっても愛しています。けれども、夫があまりに忙しそうなのがちょっと不満。夫との甘い部分もありつつ、子供達には結構厳しいんです。でも基本的には朗らかで、コーラスの練習が大好き。そして、お隣の奥さんのことも。(笑)

 Q)この役をどう思われますか?

 A)この時代は選択史が少なかったんですよね。彼女のように、生活を愛し楽しみ、日々の暮らしの中で生きがいを見つけていくことはとても素晴らしいことだと思います。つい、楽しみというと外に探そうとするけれど、「幸せ」は感じるものだと思うんですよね。何をするのではなく、何を感じるのか・・・。かえって周りに物が多いと出来ないのかも知れませんね。

Q)もし死んでから、生きている頃の世界に戻れるとしたら、いつを選びますか?

 A)小さい頃の自分の両親に会ってみたいですね。子育てすると親のありがたみがわかると言うけれど、私は子育てをしていないので、そういう親の姿を見ておきたいですね。当時を想像すると、大切にしてくれたんだろうなぁと思うので・・・。

 第一幕で、ギブス夫人がにわとりに餌をあげながら語りかけるシーンがあります。なんとこのシーンのために、昨日の稽古休みには、にわとりの生態を調べに農家に出かけてきたという木内さん!!皆さん、是非このシーンにもご注目ください!


<スパカンブログ⑪>全力疾走

SPAC文芸部 横山義志

鬼に追いかけられて、必死に逃げたときのことを憶えているだろうか?もちろん本物の鬼に追いかけられた経験がある人は少ないだろうが、「鬼ごっこ」でも、本当に自分の命がかかっているかのような気持ちになるのは不思議なものである。

『ユメミルチカラ』の稽古場を訪れたとき、そんな風景を、すごく久々に見た。稽古が始まる前、舞台芸術公園の芝生の上で、出演する子どもたちが本気で鬼ごっこをしたり、花いちもんめをしたりしている。こんなに大声ではしゃいでいる子どもたちも、ずいぶん見なかったような気がする。これから四時間の稽古がはじまるというのに、こんなにエネルギーを消耗していいのだろうか。ニヤカムさんが来て、「みんな、ウォーミングアップする?それともすぐに稽古に入る?」と聞くと、子どもたちは「すぐに稽古で大丈夫」という。たしかに、体は十分温まっていそうな感じだった。

昨日の稽古見学会を見て、この「鬼ごっこ」のエネルギーがそのまま舞台に溢れていて、驚いた。中学生・高校生のダンスにこれほどのエネルギーがあるとは、想像していなかったのかも知れない。全体では約60分の舞台だそうだが、ずっと全力疾走しているかのような印象。ニヤカムさんの名前「メルラン(英語読みではマーリン)」は有名な魔術師の名前でもあるが、本当にニヤカムさんの魔法にかかったようである。

いらしていた出演者のお父さん、お母さんにうかがうと、帰ってくると「あー疲れた」といいながら、週に一度の休みである月曜日にも「今日も稽古があればいいのに」と言っているという。舞台芸術公園まで片道二時間かけて通っている出演者もいるそうだ。

稽古見学会のあと、県大・湖中ゼミでアフリカのことなどを研究している学生さんたちによる企画があった。実際にケニヤの難民キャンプを訪れた学生さんが、「難民キャンプというと貧困とか悲惨といったイメージがあるけど、そこで暮らしている子どもたちが、日本の子どもたちよりもキラキラとした目をしているのに驚いた」という話をしてくれた。ニヤカムさんとも、そんな話をしたことがある。

なんで豊かなはずの国の子どもよりも、アフリカの子どもたちの方が未来に希望を持っているように見えるのか。そんなことが見えてくるような作品になってほしいと思う。

本番まで残り二週間、ラストスパート。出演者たちもみんなそろそろ、すごく疲れているはずだが、やっぱり目を輝かせながら、県大生たちが準備してくれた「アフリカンながらくたアート」に取り組んでいた。

『ユ メ ミ ル チ カ ラ』、9月4日(土)・5日(日)公演予定。


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