2010年10月26日

WEBラジオ配信開始!!

SPACウェブラジオを配信いたします!

その名も「ラジオ目線」!!
メインパーソテナリティーは、SPACブログ「萌目線」でもおなじみSPAC新人俳優石井萠水がつとめます!
毎回様々なゲスト迎え、舞台について深く話ったり、パンフレットや公演チラシには載らない雑談まで、様々なトークを展開して行きます!

毎回、トークの終わりにはゲストの方に、想像しなかったようなゲストならではのおススメのものを紹介していただきます。
また、TwitterでSPACへのご質問などツイートしていただければ、「ラジオ目線」でお答えしていきます

ゲストにはあの人が登場するかもしれません!お聴き逃しなく!!

記念すべき第1回のゲストは、SPAC新作『わが町』で演出を手がける文学座の今井朋彦さんです!!

ラジオ目線。第一回

パート1

パート2


2010年10月24日

<『わが町』のちょっといい話22>松本泰幸さん(音楽)にちょっと聞いてみました

Filed under: 『わが町』2010

明日は中高生鑑賞事業の初日を迎えます!

ついに『わが町』のお披露目です。

2ヶ月かけて創り上げてきた『わが町』を、高校生はどんな反応で観てくれるのか楽しみです。 

 

今回のインタビューは、『わが町』の音楽を担当されている音楽家の松本泰幸さんです!

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 Q)今回の音楽のコンセプトについて教えてください

 A)人の鼓動っていうんですかね。それを音にしたかったんです。生きていることはなんだろう?死ぬことはなんだろう?・・・脈々と続くこのリズムを底辺に流したかったんです。そして、役者さんには歌の負担を出来るだけ軽くしようと。だから今回の音楽には音が3つしかないんですよ。いかにシンプルにそれを伝えるかということを考えましたね。

 Q)もし死んでから、生きている頃の世界に戻れるとしたら、いつを選びますか?

 A)死んでからという前提を抜きにして、今井君と会った日を思い出したいなと・・・。彼とは20年以上前からの付き合いで、彼の若い頃からの芝居を見ているのは僕が一番じゃないかなって話をしたりするんですけどね。最初の出会いの日を、どんな会話をしたのかというのを死んでからではなく、あえて今、その日をのぞいてみたいなと思いますね。

 Q)『わが町』の見所について。

 A)僕は今井さんから受けとった作品の解釈を通して、役者にエネルギーを渡していく役割だと思うんですよね。例えば冒頭シーンで、僕の奏でる音が天井の方に上がって行くんですよ。そしてその音がだんだんと下がって来て、役者たちのところにスッと落ちていく。その音が降りてきた瞬間、役者はすでに僕のマジックにかかっているんですよ(笑)。僕は芝居の中での繋ぎ役です。僕だけが演奏するのではなく、演ずる側、観る側と線引きをせずにひとつの世界を創りあげていくという面白さを味わって欲しいですね。

 静岡県出身の松本さん。「今までにないタイプの新しい『わが町』の捉え方だと思います。ここでしか観られない作品ですので、足を運んでもらいたいですし、僕のマジックを是非客席で聞いて欲しいですね!」松本さんがどのようなスタイルで、どのような演奏をされるのかは当日のお楽しみです!


<萌目線。vol.55>パントマイマー、舞台俳優になる、すがぽんのいちにち。

『わが町』にてSPAC俳優デビューのすがぽんさん。
慣れない静岡で、初めての俳優訓練に参加されている日々は、
どんなものなのでしょうか?

 
■10:30  劇場入り
気合いを入れてストレッチ。
前日のミスを他の俳優たちにつっこまれたりしてますが、
毎日元気です。

■11:00  訓練
パントマイムのときの上に向かわせる体の使い方とはちがって、
スズキメソッドは体を下に下に向かわせるような感覚があります。
その違いに最初は戸惑いましたが、
できないなりに楽しんでらっしゃるそうです。

■12:00  楽屋入り
通し稽古が始まるまでに、
メイクや衣裳への着替えなど準備する時間。
パントマイムのパフォーマンスをするときはメイクをしないので、
これまた戸惑いつつ鏡に向かってます。

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楽屋でのメイクさんとのお喋りが楽しいとか。(笑)

■14:10  合唱稽古
毎日稽古が始まる前に、劇中で歌う讃美歌を全員で合わせます。
歌は好きだけど苦手なすがぽんさんは、
野口君にぐちぐち言われながら(音程をチェックしてもらいながら)
練習されてます。

■14:30  通し稽古
この日は、ちょーっとだけ舞台に出るタイミングを間違えてしまったすがぽんさん。
いわゆる出トチというやつです・・・ちょーっとだけですよ(笑)

■17:00  今井さんによるチェック
通し終了後、演出からのダメ出しです。
出トチしたことをしっかりチェックされてました。笑顔で反省。
直し稽古や、アカペラの練習なども。

■18:30  マイムの稽古
体を動かしたくなったので、解散した後にリハーサル室にこもって。
本業なのに、恥ずかしがりやだから一人でやるんだそうです。

■20:00  夕ご飯
『わが町』出演者のメンバーで。本番が近づいていたこの日は
パワーチャージをするためにお肉にしました!!

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すがぽんさんは人の1.5倍くらい食べます。

■21:00  デザート
劇場の近くのジェラートが美味しい喫茶店、「ふくろう」へ。

甘いものも大好き!!
店内で流れていたモーツァルトの曲を聞いて、
モーツァルト自身もパントマイムをやっていたことや、
マイムのための楽曲をのこしていることを教えてくれました。

「いつも一人で活動してるから、みんなでやることが楽しい。
本番が始まっちゃうと、終わりが見えてくるようで寂しい。」
と、ぽろっと話してたすがぽんさん。

一期一会、一度きりの人生で、一回一回の本番だからこそ、
舞台って面白くてやめられないんです。

明日の中高生鑑賞事業から、いよいよ『わが町』の公演がはじまります。

毎回の本番を、大切に大切にやっていこうと思います!

劇場でお待ちしています!!

 

<萌目線。>とは・・・
SPAC新人俳優石井萠水の目線で稽古場や舞台裏の様子をお届けしています。


2010年10月23日

<世界は踊る稽古日記⑪・10/21>邂逅:パスカル・ランベール

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いよいよ本日、初日を迎える『世界は踊る ~ちいさな経済のものがたり~』

今日の稽古日記は、野外舞台に渋い男のVOICEを響きわたらす、辻康介さんです。

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月曜日から森で生活しています。

朝焼けを見ながら鳥の声に包まれて散歩して、そこらの木に実っている果物を朝食にし、午前中は読書、木立に面した食堂で昼食をすませたら、広く響きの良い稽古場とグランドピアノを独り占めに歌の基礎練習をして、夕方は前日のリハーサルを復習して、夜からは稽古、稽古が終わったら虫の声を聴きながらビールを開けてゆっくり夕飯を食べる・・・

私としては理想の日々!のはずだったのですが、このうち実現出来ているのは三つだけ。

なにしろ、夜6時から10時まで続く稽古が思いのほか大変で、終わったらぐったり。

この作品、歌う時間が長いわけではない、曲は三曲だけ、歌がえらく難しいわけではない、とてつもないアクロバットをやるわけでもない、大変なステップのダンスがあるわけでもない、長い台詞があるわけでもなく、やることはと言えば、ただ歩いたり、ちょっと揺れたり、飛んだり、ほんのちょっとしたジェスチャーと、日常生活の模倣とその展開・・・それなのに、気力体力を使いきる。

一年ほど前、パリに留学中の友達が「何故ここで腕立て伏せ?」というコメントとともにブログに貼付けた動画はフランス・バロックのオペラだった。そのクールで斬新でキュートなステージは、「うっひゃっっひゃ!こりゃたまらん!」という「感動」が腹の底から湧き上がる感じで、途絶えないある種のエクスタシーを体験させてくれた。「これは凄い!いつかこのステージを見なければ!」と思っていたら、見る前に参加する機会に恵まれた。しかも、バロックオペラではなくオリジナル作品。これからの稽古、主なテーマは自分の「内なるエネルギー」を引き出して、ステージで「生きる」こと。

いよいよパスカル・ランベールの秘密に迫れるだろうか?

辻 康介
http://plaza.rakuten.co.jp/nemotsuji/



2010年10月22日

<『わが町』のちょっといい話21>吉見亮さん(ジョー・ストッダード役)にちょっと聞いてみました

Filed under: 『わが町』2010

中高生鑑賞事業の初日(10月25日)まで、いよいよあと3日となりました。

30日(土)の一般公演初日に合わせ、東京バスの増発が決まりました!

ご利用の方は是非お早めにお申し込み下さい。→詳しくはこちら

 

今回のインタビューは吉見亮さんです!

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Q)ご自分の役について紹介して下さい。

 A)ジョー・ストッダードという葬儀屋さんですね。生活とか人間とか、そういったものを俯瞰しているような人物なんじゃないかなと思います。だからといって聖者や坊さんではない。そういう視点を頭の片隅に置きながら演じています。

 Q)もし死んでから、生きている頃の世界に戻れるとしたら、いつを選びますか?

 A)今まで3回、人の道を外したなぁと思ったことがあるんですよ。その3回の場面に戻って、自分を叱りたいですね。「お前ちょっと待て!」と。あとは4年前の三保の松原に戻りたいですね。そこで何があったかはオフレコということで(笑)。

 Q)『わが町』について一言。

 A)戯曲がすごく身近というか、一言で言えば自分が今まで読んだ戯曲の中で一番元気になりましたね。救われたというか・・・。この作品を観た人が、自分と同じような感覚になればいいなと思いますね。この戯曲の中にある、人生のしんどさとか、悲しさというものを、叙情的にならずに観客にいかに感じてもらおうかと考えています。

 「芸術公園に生っている柿は、だいたい熟れる前にカラスに食われちゃうんですよね。あの柿、もう2,3日したら食いごろじゃねえかなって目星をつけておくと、その頃にはもうカラスに食われているんですよね。」この季節になるとカラスと柿を取り合うという吉見さん。そんな吉見さんの渋い演技にご注目下さい!


2010年10月21日

<世界は踊る稽古日記⑩・10/20>信頼の中で

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いよいよ本番3日前!体験創作劇場 『世界は踊る~ちいさな経済のものがたり~』の稽古風景、第10回。

言葉を詩へと綴るセンスと感性は大人顔負け。御殿場から通う女子高生、佐藤萌里さんです。

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今日はいよいよ、パスカル監督や女優さんたちと初対面の日。
ワクワクしながら劇場に向かいました。
野外劇場に入ると、ビデオで何度も見た女優さんたちやエリックさんが目の前に!
皆さんやっぱり細くて小顔で綺麗だなー…と、ついつい見とれてしまいました。

パスカル監督は、日本語を沢山覚えてきてくださったようで、指導の中でも時々日本語を出してくるのには驚きでした。

そして、大岡さんと私たちが作り上げた「世界は踊る」をお見せした後、パスカル監督も女優さんたちも「ブラボー!」と叫んで拍手してくださり、とても嬉しかったです。

何よりも今日感動したのは、大岡さんとパスカル監督達のフランスで培った(?)信頼が見れたことです。
パスカル監督が指導をしてる最中「ジュン!」と言うと、大岡さんが「ウィ、パスカル。」と言いすぐに駆け寄ったそのワンシーンがとても印象的でした。
また、大岡さんが劇の最中女優さんたちの演技のマネをした事に、女優さんたちが大爆笑したのにも、大岡さんと女優さんの信頼が見れた気がして面白かったです。
やっぱり笑いは世界共通で、周りも楽しくさせてくれるんですね。
そんなことを考えてると、自分が世界と繋がっているような気がして、なんだか嬉しくなりました。

これからは、稽古でも細かい要求をされたりして大変になると思います。
私の家は御殿場なので、いつも片道2時間以上かかり、帰りは0時を回ることもあって体力も削られていきます…。

それでも、この「世界は踊る」を作り上げる一員として、頑張っていこうと思います。
本番は、ぜひ沢山の人に見に来て頂きたいです。

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体験創作劇場 『世界は踊る~ちいさな経済のものがたり~』

(10月23日(土)/24日(日)、野外劇場で上演)



2010年10月19日

<世界は踊る稽古日記⑨・10/17>初めてのコーラス!

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いよいよ今週末!体験創作劇場 『世界は踊る~ちいさな経済のものがたり~』の稽古風景、第9回。

佇まいが武士道を感じさせ、男の所作が冴えわたる、山下浩平さんです。

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社会人をしながらSPACサテライト劇団「劇団静火」 の制作 兼 役者をやっておりますコーラスパート出演者の山下と申しまします。 演劇との出会いは十数年前、某県立高校演劇部への入部まで遡り、以後高校・大学・社会人時代、そして劇団静火へと続く演劇人生について語り出してしまいますと、本題から完全に外れてしまいますので割愛。

しかし、合唱に関しては義務教育時代以来経験皆無の門外漢…。しかも今回は、静岡が誇る合唱指導者、音楽青葉会の戸﨑裕子先生がコーラスの指導に当たると伺っており、そんな場に私などがと躊躇していたのですが、

「大丈夫、私がイチからビシバシしごいてあげるから(ハート)」

という裕子先生の温かい言葉を賜り、決死の覚悟で稽古に臨んでいる日々で御座います。

さて本題。

8月末に始まった「世界は踊る」の稽古も、早い物で残り1週間を切ってしまいました。今日からは、本番まで怒涛の毎晩稽古。月曜からはパスカル率いるフランスチームも合流し、いよいよ待ったなしという熱い状況なので、本日の稽古も下記のとおり、とっても盛り沢山な内容となっておりました。

~本日のお品書き~

(1)定番、稽古始めの30分超の大岡さん小話(ダメだし?)

「きらり☆ふじみ(埼玉)、そしてジュヌビリエ(パリ)公演から学ぶこと」

(2)戸﨑裕子先生・文葉先生による基礎訓練(ムーブメント出演者も参加)

(3)スタッフ顔合わせ・衣装合わせ・写真撮影

(4)シーン稽古+通し稽古

(1)定番、稽古始めの30分超の大岡さん小話(ダメだし?)

「きらり☆ふじみ(埼玉)、そしてジュヌビリエ(パリ)公演から学ぶこと」

稽古のたびに、その豊富な引き出しから判りやすい喩え話や一人芝居を交えつつ、演劇論や経済講義を語っていただいている大岡さんです。毎回毎回知的好奇心をくすぐられつつ抱腹絶倒させられているのですが(参考リンク必聴です!)、今回は流石に本番1週間前、なかなか身が引き締まる内容でした。

大岡さんは今回の公演のため、パスカル・ランペールが芸術監督を務めるパリ郊外のジュヌビリエ国立演劇センターに赴き、「世界は踊る」の初演に制作過程から立ち会ってきたそうです。そして、そこで目の当たりにしたプロの役者とパリの市民参加者が織り成す芸術性を、日本で再構築するというミッションを成し遂げるため帰国。埼玉県「きらり☆ふじみ」や宮崎県「宮崎県立芸術劇場」の「世界は踊る」共同演出家にジュヌビリエでの経験をレクチャーしつつ、私たちには直接稽古をつけていただくという多忙な立場にあり、昨日も深夜まできらり☆ふじみ公演の当日配布パンフレット原稿を書いていたとのこと。

そんな大岡さんが本番を1週間前に控えた私たち県民参加者に語りかけたことは、端的に言ってしまえば、

「凄いもの作ってパスカルをビビらせてやろうぜ!」

という話でした。現在公演中の富士見公演、再来週の宮崎公演には勿論のこと、フランス本国・ジュヌビリエでの初演に勝る程の高い芸術性を持った芝居を作ろうぜ、と語る大岡さんの言葉はいつになく熱を帯び、私も興奮してしまいました。

コーラスパート出演者は、舞台上で合唱するだけではなく、同時に一部のムーブメントも行っており、その中で「自分自身の日常生活を表現する」というシーンがあります。しかし、これを文字通り、日常の意識のままでなんとなく舞台に立ってテキトウにパントマイムをすれば良い訳ではなく、

・舞台に立つ/見られる意識

・他者との調和

を常に保っていなければ、舞台上全体としての「美」を損なうことになってしまう。この2点については、大岡さんだけではなく、そしてコーラスにおける戸﨑先生のレッスンでも同じことを指導されています。考えてみれば演劇にしても合唱にしても同じ舞台芸術であり、根っこは繋がっているんですねえ。

(2)戸﨑裕子先生・文葉先生による基礎訓練(ムーブメント出演者も参加)

コーラスパートでは、稽古開始前の時間に独自の基礎訓練をしています。

これは、戸﨑裕子先生・文葉先生(音楽青葉会)のメソッドで、身体をほぐし、バランスを整えるような柔軟的体操や呼吸法に関わる体操が中心で、このあたりは演劇の基礎訓練にも通じるところがあるのですが、興味深いのは「顔面のマッサージ」が取り入れられているところです。具体的には、両耳を上下左右にぐいぐい引っ張ってツボを刺激(文葉先生談)してみたり、こすり合わせて熱を帯びさせた両手でこめかみと両目を覆い、目を休めたり。おそらく、合唱において口を正しい形に開けたり、音を脳天に響かせるような時に「顔面への意識」というものが必要になってくるために、こういう訓練をしているのかなあ…と解釈している訳ですが、いかがでしょうか先生。

しかしまあ面白い物で、実際のところこれをする前とする後で声の響きが全然変わってくるのです。今回は、ムーブメントの出演者もの基礎訓練に臨んだのですが、初めて訓練を受けたムーブメントの皆さんから

「身体がすごくあったかくなった!」「コーラスパートはいつもこの訓練をしているんですか?羨ましい」などの驚きの声も聞かれ、ちょっとばかり優越感に浸ってしまいました。

(3)スタッフ顔合わせ・衣装合わせ・写真撮影

これから本番に向けてお世話になる、SPACの照明・音響・衣装スタッフ様にごあいさつ。顔合わせと同時に、後述する初通しを稽古見してもらいました。そして今日は、何と宮城芸術総監督も稽古場に来て頂き、激励のお言葉をいただきました。

衣装合わせについては、まずは県民出演者の普段の私服を持ち寄り、とりあえず全員着てみたうえで、衣装の郭さんが全体の調和を考えながら色合わせをしていく、という流れでした。自分も何着かの組合せの「衣装」を持ち込んでみたのですが、結果的に割とプライベートにおいて、「ここぞ」という時に着るコーディネート(いわゆる勝負服)が選ばれたのでちょっと嬉しかったり。

写真撮影は、当日配布のパンフレットに掲載する出演者の紹介用です。以前共演者のサビンの稽古日記にも書いてある「オブジェ」と各自ツーショットでの撮影。コメントは、「オブジェ」を通じて語られる、共演者の人生の一コマ…当日パンフが楽しみです。

(4)シーン稽古+通し稽古

長くなったので割愛!

…すいませんでした、前半が冗長過ぎまして、肝心の通し稽古のことが書けなくなってしまいました。ただ、もはや1週間前まで来ると、通し稽古の事を書いてしまうと、どうしても芝居のネタバレになってしまうため、書きたくても書けないという事情を御理解くださいませ。

最後に、今日の大岡さんのうんちく話を引用し、自らの決意に変えたいと思います。

英語の“economy”は、ギリシャ語のオイコノミア(家政術)に由来し、本来の意味は「家庭のやりくり算段」であり、後に都市国家共同体(ポリス)における統治、近代になると国家統治の単位にまで拡張して使われるようになった。

そして、漢字語圏における“経済”は「経世済民」が語源であり、やはり「世を治め民を救う」という意味であった。

つまり、西洋・東洋ともに「経済/economy」という言葉の意味は、金銭的・数学的な方法論である前に、「世の中における人々の生き方」であったことから、「世界は踊る」における県民参加者が表現すべきものもつまり、「世界」そのものである。

経済、即ち人間の歴史を、舞台上で表現してください。

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体験創作劇場 『世界は踊る~ちいさな経済のものがたり~』

(10月23日(土)/24日(日)、野外劇場で上演)



<『わが町』のちょっといい話⑳>武石守正さん(サム・クレイグ役)にちょっと聞いてみました

Filed under: 『わが町』2010

今日は芸術劇場で通し稽古が行われました。

本番同様に衣裳を身に付け、照明が入り、音楽が流れ・・・

稽古場での『わが町』とは、また違った顔を見せはじめています。 

 

今回のインタビューは武石守正さんです!

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 Q)ご自分の役について紹介して下さい。

 A) ギブス夫人の姉の子で、ジョージのいとこです。グローヴアーズ・コーナーズを出て、何年か経ってから戻ってきたという役です。それから、ジョージの友人の野球仲間も演じています。

 Q)もし死んでから、生きている頃の世界に戻れるとしたら、いつを選びますか?

 A)幼少期ですかね。すごく色んなものを敏感に感じていたような気がします。人生をやり直したいわけではないし、もう一度同じ人生を送りたいという希望があるわけでもない。けれど、もし戻れるのであれば、その頃に新鮮に感じていたものをもう一度経験してみたいですね。

 Q)『わが町』について一言。

 A)描かれていることは表面上は平凡なのかもしれないけど、その中にも価値観の違いやズレが描かれています。『わが町』は、描きたいものは人間だということに関しては、地位や職業の違いはありますが、ギリシャ悲劇やシェイクスピアと何ら変わらない。この作品は劇的ではないかもしれないけれど、みんなの送っている日常生活というものをもう一度見つめ直すきっかけになると思うし、その力が演劇にはあると思うんです。それは劇的だとか、劇的ではないとかは関係ないと思いますね。

 「自分をどう見せるかということにはあまり興味がない。それよりも“この場面をどう見せるか”ということにすごく関心がありますね。」素顔がとても真面目な武石さん。そんな武石さんの結婚式シーンでのはじけっぷりにご期待下さい!


2010年10月15日

<『わが町』のちょっといい話⑲>大高浩一さん(サイモン・スティムスン役)にちょっときいてみました

Filed under: 『わが町』2010

いよいよ芸術劇場での仕込みが始まりました。

スタッフの動きも慌しくなってきています。

舞台の全貌は当日までのお楽しみということで、舞台装置の一部を少しだけお見せしましょう!

 

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今回のインタビューは大高浩一さんです!

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 Q)ご自分の役について紹介して下さい。

 A)サイモン・スティムスンという役で謎の人です。謎の人なんですけど、普通の人です。掛け算にたとえると7×7=49みたいな人。劇中では飲んだくれと言われているんだけれど、個人的にはこの人はそんなに酒は飲めない人だと思っている。ただ、飲んだくれと呼ばれた方が、何か楽な状況があるんだろうなと。それから、サイモンは奥さんのことは結構好きだと思うし、たぶん近所のネコに名前をつけていると思うよ。俺には何となくわかる・・・。あと、彼は他の登場人物のように天気のことは話さないよね。

Q)もし死んでから、生きている頃の世界に戻れるとしたら、いつを選びますか?

 A)死ぬ日のひと月前。1ヶ月後に確実に死ぬとわかったら・・・。パンダだったら「笹食ってる場合じゃねぇ!」って感じがするよね。後は、高校生に戻って、好きな子にもう一度告白するという定石なパターン。2回目はドキドキするかはわからないけど、やっぱりドキドキするんじゃないかな。

Q)『わが町』について一言。

 A)20世紀の初頭とかが舞台なんだけど、芝居の所々で1000年前の人々、今から1000年後の人々が普通に暮らしている姿を一瞬見たような気になる時がある。それがすごく不思議な感じがするね。

Q)エミリーという女性をどう思いますか?

 A)あの女は面倒くさい!でも、面倒くさくない女は飽きる。面倒くさくなかったら便利なだけでしょ。便利なだけなら代わりはいくらでもいるわけだから。でも、面倒くさくて尚且つ、面白くなければダメだよ。便利なものは感謝はするけど愛さないよね。

「指揮をすることはとても疲れるけれど、最近、讃美歌の歌がすごく良くなってきているんで、指揮していて楽しいんだよね。」とおっしゃる大高さん。そんな大高さんが指揮する讃美歌の歌声も合わせてお楽しみ下さい!


2010年10月12日

<『わが町』のちょっといい話⑱>大内智美さん(クローエル兄弟役)にちょっと聞いてみました

Filed under: 『わが町』2010

『令嬢ジュリー』公演時に、カフェシンデレラでカフェスタッフとして忙しく働く

『わが町』メンバーです。

稽古場で見せるいつもの顔とはちょっと違いますね!

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今回のインタビューは大内智美さんです!

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 Q)ご自分の役について紹介して下さい。

 A)ジョー・クローエルとサイ・クローエルという兄弟の二役をやります。二人とも郵便配達のアルバイトをしていて、朝のシーンに出てくる朝の顔です。10歳前後での登場シーンが多いんですけど、その位の年齢の子が新聞配達の途中に牛乳配達のおじさんとか、近所のお医者さんとかと、気軽に嬉しそうに立ち話をしているというのがこの役の魅力かなと。そういうことが出来ていたこの時代のこの町という・・・この戯曲の良さのそういう部分を担っている役かなと思います。

 Q)もし死んでから、生きている頃の世界に戻れるとしたら、いつを選びますか?

 A)特に戻りたいとは思わないですね。いつも楽しかったし、あの時こうしていれば良かったというのはあんまりない。楽しかったという思い出があるので、それだけで十分かなって。特に後悔や悔いはないので。

 Q)『わが町』について一言。

 A)自分が知らない人にもその人なりの人生があって、みんな色々なことを考えて生きているんだという風に目線を広げられる。自分が生きているということが、すごく愛すべきことだと思えるし、他人の人生も好意を持って見られるというか、一人一人に価値があると感じられる。最近は学校に行けなくなってしまっている子も多いですよね。それは自分に価値がないから・・・と孤立してしまったりする。でも、人って良いものなんだよ!ということがこの作品で伝えられたらなぁと思います。

 「仲間がたくさん出来たような気がするんですよね。自分は一人じゃないんだと・・・。」やさしい眼差しでこの戯曲について語ってくれた大内さん。そんな大内さんが演じるキュートなクローエル少年をお楽しみに!


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