2011年10月31日

【画像あり】小野寺修二×SPAC『オイディプス』稽古の様子

現在、静岡芸術劇場で『ガラスの動物園』の公演が続く中、一方稽古場では、小野寺修二さんとSPACのコラボレーションによる新作『オイディプス』の稽古が日々行われています。

ご注目いただきたいことの一つとして、マイムを源泉に自身のカンパニーで独自のムーブメントを追求、進化させてきた小野寺修二さんの、その身体性とムーブメントの哲学が、芸術総監督 宮城聰のもとで日々オリジナルのメソッドトレーニングに取り組むSPAC俳優たちへ、どのように注入されているか、という外部演出家とのコラボレーションならではの醍醐味があります。SPAC俳優が、これまでの作品ではなかったスリリングで意外な動きにも挑戦しているのです。

醍醐味があります。SPAC俳優が、これまでの作品ではなかったスリリングで意外な動きにも挑戦しているのです。

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ときに出演者自身がアイデアを出し合い動きを再構成し、小野寺さんへ提案、そこに小野寺さんによる追加、修正、そしてまた確認、ということが繰り返され、最終的にまとめあげられるシーンもみられます。
思わぬSPAC俳優の動きが採用されることもあります。
今回SPAC俳優とともに出演していただくカンパニー・デラシネラの藤田桃子さんや小野寺さんの演出作品にしばしば出演される森川弘和さんらとの競演にも是非ご注目ください。

何気ないしぐさを、まるで踊るようにみせてしまう小野寺さん独自の手法、そのなかでSPAC俳優たちは小野寺さんのムーブメント、演出を身体に吸収しながらもあくまで俳優としてパフォーマンスに取り組んでいるようです。

一つ一つの動きに時間をかけて丁寧に創り上げられていく「オイディプス」の稽古場は、出演者たちの根気と忍耐が渦巻いています。小野寺さんとSPACの新作『オイディプス』、是非ご期待ください!

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アメリカツアー日記番外篇 アリストテレスのアイロニー、あるいは演劇の見方・見せ方

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アメリカツアー日記番外篇 アリストテレスのアイロニー、あるいは演劇の見方・見せ方

SPAC文芸部 横山義志

以下、アメリカで考えたことのメモです。誰も待っていなかったとは思いますが、遅くなってすみません。日々の雑事に追われているうちに、ほとんど忘れかけていましたが、『ガラスの動物園』を何度も見ているうちに、ふと思い出したので、今更ですがアップしておきます。

10/4(火)

マーシャル大学で日本文化を知ってもらう活動をしているやまださんが、夜遅くまで『メデイア』公演の準備と稽古についてくれた。その稽古の合間に、「今日見てしまうともったいないから」とおっしゃっていて、「いや、稽古を見てから本番を見た方が楽しいんですよ」と言おうと思い、どう説明しようかと思っているうちに、いろいろ考えてしまった。以下に走り書きをしてみたが、結局ツアーとは直接関係のない、ややこしい話になったので、ご興味のある方は・・・。

「ネタバレ」といった言葉に象徴される「話が分かってしまうとつまらない」という発想は、アリストテレスの発明だと思う。でも、このアリストテレスのおかげで、演劇文化が貧しくなってしまった部分があるのではないか。というのは、同時代のアテナイ人からすれば、異邦人だったアリストテレスは、言ってみれば、演劇というものの見方を知らない人だったはずなのである。

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2011年10月28日

【ガラスの欠片たち】かがやき

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先週末に一般公演の幕を開け、
大変な好評をいただいている『ガラスの動物園』。
お客様の声を、お書きいただいたアンケートの一部を抜粋して
ご紹介させていただきます。

・カーテンが動いて、舞台の見え方が変る度に、息をのみました。

・布や風、光を効果的に使ってすごく幻想的な舞台でした。

・幻を見てるようでした。
この演劇体験はめったにできないすばらしいものでした。

・「聞きたくもない」ようなお話=身につまされるようなお話で、心が動かされました。

・この内容はずっと心に刺さってくるんだろうなあと思います。

・自分の心を揺さぶる想像以上の驚きと出会うことができました。

・母親像が迫真の演技をもって語られている。

……

劇場で直接お声がけくださったお客様からも
たくさんのうれしいご感想をいただきました。

また、平日の中高生鑑賞事業でも
生徒の皆さんがしっかりと集中して味わってくださっているのが伝わってきます。
初めて演劇を観る中学生・高校生には長いかもしれない、という演出家の心配も
公演が始まってみたらどこへやら。

わたしたちがこのブログでご紹介している「ガラスの欠片たち」。
お客様にご来場をいただいて、いっそう輝きはじめています……

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【SPAC秋のシーズン2011『ガラスの動物園』 公演詳細はこちらへ】
http://spac.or.jp/11_autumn/glass.html


2011年10月27日

【WEBラジオ】ラジオ目線。第三回/ゲスト:阿部一徳(俳優)

SPAC新人俳優 石井萠水がメインパーソナリティーをつとめ、毎回公演に関わるアーティストや出演者を ゲストに迎え、作品創造の裏話からときにはまったく関係のない雑談まで、さまざまなト ークを展開していきます。また、毎回トークの最後にゲストがおススメの○○○を紹介し てくださいます。

約一年ぶりとなった今回は、『ガラスの動物園』に出演中の阿部一徳さんをゲストにお迎えし、舞台の制作秘話やちょっと意外(?)な役作りなどについてお話し頂きました。

■ラジオ目線(第三回)
ゲスト:阿部一徳(俳優)
パーソナリティー:石井萠水(SPAC演技部所属)

☆TwitterでSPACへのご意見、疑問・質問募集いたします。

■第一回はこちらから ゲスト:今井朋彦(俳優)

■第二回はこちらから ゲスト:三島景太(SPAC俳優)


2011年10月26日

<役者おくぬ~日記>27日より大阪〜京都へ

いよいよ明日27日は大阪は八尾のプリズムホールと
心斎橋ウイングフィールド
お陰さまでプリズムさんは定員に達しました。

春頃SPACに出向してくれてたプリズムホールの井上さん、
有り難うございました。

ウィングフィールド家が舞台の「ガラスの動物園」を読むのなら、
心斎橋にある小劇場、ウイングフィールドを外すわけにはいきません。

奥野も若かりし頃、大阪で演劇活動をやってまして、94年にはじめて劇場を借りて、プロデュース公演をさせていただいたのも、このウイングフィールドでした。

この前行ったら全然変わっておりませんでした。
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あの頃、オーナーの福本さんに頂いた大入り袋とお手紙は、20年近くたった今でも大事にとってあります。
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28日は京都のアトリエ劇研さんで14時と19時のダブルヘッダー

14時からガラスの動物園、19時からはオイディプス王です、

大阪、京都の皆様、是非おこしくださいませ。

<リーディング・カフェ@関西>
・10月27日(木)14:00 八尾市文化会館プリズムホール [ガラスの動物園] 八尾市光町2-40 TEL.072-924-5112

10月27日(木)19:00 心斎橋ウイングフィールド [ガラスの動物園] 大阪市中央区東心斎橋2-1-27 周防町ウイングス6階 TEL.06-6211-8427

・10月28日(金)14:00 [ガラスの動物園]/19:00 [オィディプス王] アトリエ劇研アネックス 京都市左京区高木町23亀石ビル3階
TEL.075-791-1966 E-mail: info@gekken.net 参加費 (ドリンク代込み):一般1500円、学生1000円 (昼・夜通しで参加の場合2000円)


2011年10月23日

【動画あり】『ガラスの動物園』アーティスト・トーク ゲスト:高田一郎氏(舞台美術家) 2011年10月23日


<萌目線。vol.86>『ガラス』と『メデイア』のお知らせ

Filed under: 萌目線。

芸術劇場では『ガラスの動物園』が一般初日を迎えました。

私は今のところ鑑賞事業の日も含めて毎日本番を観させてもらっていますが、
お客さんの反応や集中力がこんなにも俳優の演技を変えるのかと、毎日驚いています。

真っ白い舞台の上で描かれる、繊細で緻密な人間関係の変化。

舞台美術と相まった美しさを、ぜひたくさんの方に見ていただきたいです。

そんな『ガラスの動物園』の見所、ダニエル・ジャンヌトー氏の演出の魅力を、

出演者の阿部一徳さんに語っていただきました!!

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約一年ぶりになってしまいましたが…
『ラジオ目線。』として阿部さんの生のお声をお届けしますので、皆さまぜひ聴いてください!!

更に!!

先日アメリカツアーを行なった『王女メデイア』、
大道芸W杯プレミアムナイトショーに出演することになりました!!

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ツアーやりきったぞー!と思って帰国した瞬間に聞いたビッグニュースでした(笑)

劇中のワンシーンをやらせていただきますが、
再び静岡で『王女メデイア』をやれることを嬉しく思います。

秋のシーズン2011、盛り上がってまいりました!!

劇場で皆さまにお会いできますことを楽しみにしています。

 

<萌目線。>とは・・・
SPAC新人俳優石井萠水の目線で稽古場や舞台裏の様子をお届けしています。
GREEでもブログ更新中。


【動画あり】『ガラスの動物園』アーティスト・トーク ゲスト:五十嵐太郎氏(建築史・建築批評家) 2011年10月22日


2011年10月20日

『ガラスの動物園』開幕いたしました

10月18日(火)、中学生の鑑賞事業公演にて
『ガラスの動物園』の幕が開きました。

紗幕を通して見える舞台の中に
静かに、時に激しく、追憶の物語が描かれていきます。

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演出のダニエル・ジャンヌトー氏が自ら手がけた舞台美術に、
沢田祐二氏による照明が重なる120分。
一見シンプルなようでありながら、繊細に表情を変えていく空間に
登場人物たちの内面が立ち現れていきます。

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10月22日(土)からは、いよいよ一般公演で皆様をお迎えします。

【SPAC秋のシーズン2011『ガラスの動物園』 公演詳細はこちらへ】
http://spac.or.jp/11_autumn/glass.html

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撮影:三浦興一


【ガラスの欠片たち】はじまり

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『ガラスの動物園』、中高生鑑賞事業から公演が始まりました。

芸術劇場にやって来た学生さんたち、
しんとした劇場の中で舞台を食い入るように観てくれています。

意外なところで笑いが起こったり、
変化していく人間関係に緊張感が高まったり。

一般公演ではどんな反応が返ってくるのか、今から楽しみです。

今日来てくれたのは、
『ドン・ファン』も観に来てくれていた学校の皆さんでした。

でも、ジムを演じていたこの人がスガナレルだったとは

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…誰も気付かなかったでしょう。

ローラの心を開こうとユーモアな面を見せるジム。
今回も、大人気です。

これもまだまだ欠片のひとつ。


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