2012年7月29日

<スパカンブログ26>新生スパカンファン始動!

昨日(7/28)より本格的にスタートしました。
2012年度のSPAC-ENFANTS(スパカンファン)プロジェクト。

今年は10名中7名ものメンバーが入れ替わり、文字通り新生スパカンファンとして再始動しました!

昨日と今日は映像シーンの撮影を静岡芸術劇場で実施。
継続メンバーと新メンバー、初の稽古にもなりました。
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初演から映像をつくっていただいているニシモトタロウさんによる撮影。
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最初はメンバーどうしお互いギクシャクするだろうな、という大人(スタッフ)の不安をよそに、いつの間にか仲良くなっていたメンバーたち。
撮影も順調に進みました。

笑顔が必要なシーンの撮影では、ここのブログには掲載できないようなすさまじい変顔でお互いに笑いを誘って、いやむしろ競っていました。
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変顔でエグザイルをやるメンバー。。。

演出・振付のメルラン・ニヤカムさんが来日するまでは、初演から振付アシスタントをつとめていただいている木野彩子さんによる稽古です。
新メンバーをむかえての再演になるため、主に新メンバーへの振り写しが行われます。
スパカンファン恒例の子どもたち(出演メンバー)に交じって、身体の硬い大人たち(スタッフ)のウォーミングアップも容赦なく行われます!
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明日から楕円堂で本格的に稽古スタート!
新生スパカンファンによる『タカセの夢』、今年もご注目ください!
集合写真


2012年7月25日

シアタースクール通信 ~オフェリア劇場日記3~

 シアタースクール3週目、スペシャルな週末になりました。

21日は、新潟・りゅーとぴあの芸術監督、金森穣(かなもり・じょう)氏率いるダンスカンパニーNoism(ノイズム)の公演
『Nameless Voice』を静岡芸術劇場で鑑賞。
シアタースクールの稽古の中でもダンスをしている参加者たちにとって、とても刺激になったようです。

22日は、日本平にある「舞台芸術公園」での稽古です。
普段とは違う、自然に囲まれた稽古場。
入口には蚊取り線香が焚かれていて、とんぼが稽古場の中にやってくるワンシーンがみられたりもしました。

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今年のシアタースクール発表会では、ミヒャエル・エンデというドイツの作家の書いた
『オフェリアと影の一座』を40人の参加者が演じます。

昨年・一昨年のシアタースクールでは同じくエンデの『モモ』をやりましたが、
今年発表するのは、芝居を愛してやまないおばあさんと影たちのふしぎな交流を描いた作品。
物語の中には、劇場の場面もあります。

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今年のシアタースクールでは、この劇場のシーンで演じられるお芝居(「劇中劇」)で
あのシェイクスピアの作品『テンペスト』『ロミオとジュリエット』に挑みます。
シェイクスピアのオトナで洒脱なせりふたち――恋のくどき文句から政治風刺、
権力を鼻にかける男のことば、皮肉、中傷、ゴマすりまで――
これを小学生や中学生が読んでいる姿といったら・・・思わずドキリとすること必至。

参加者にとっても、シェイクスピアの饒舌なせりふがくせになるようで、
休み時間に台本を広げてまわりの参加者と読み合わせをする姿がちらほら。

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「こんなうまいせりふ、本当に恋していたら恥ずかしくて言えない!」
と話す高校生の男子や

「こんな話をしているふたりのところにいるのはあまりに気恥ずかしい」
と話す中学生の女子。

気恥ずかしいシーンを魅力的にみせるのは、ロミオ役が色男だからでしょうか。

それともこれが芝居だからでしょうか。

私たちスタッフにも、シェイクスピアの戯曲やせりふの魅力をあらためて感じさせてくれる参加者たち。

SPACシアタースクール2012夏、エンデにシェイクスピアに、と
とてもぜいたくな発表会になりそうです!


2012年7月24日

制作部よもやまブログ(仮)#4

梅雨も明け、いよいよ夏らしい空気になって来ましたね。

セミの鳴き声のうるささにいっそう暑さをかき立てられる今日この頃、みなさま如何お過ごしでしょうか、SPAC制作部広報担当の中尾です。

演劇祭の、祭りの後の余韻に浸る間もなく先日はNoism『Nameless Voice』の公演が無事好評のうちに終了、世間では夏休みに入り、SPACでは子どもたちの「シアタースクール」稽古まっただ中、本格的に夏ですね、そろそろ休日には海かしら、今年の夏のイベントは何があったかしらなどが話題にのぼるそんな中、

広報の頭の中はすでに秋風が吹いています。

もう秋です。

「SPAC秋のシーズン」ですよ。みなさん。

ということで、9月からの「SPAC秋のシーズン2012」第1弾『夜叉ケ池』のチラシが出来ました。

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出来立てです。もう1枚は先行して演劇祭期間中から配布を開始していた「SPAC秋のシーズン」ラインナップを紹介したチラシ。

ちなみに、第2弾『病は気から』、第3弾『ロミオとジュリエット』のチラシも鋭意製作中です。

毎度毎度、チラシやポスターの製作には頭を悩ませっぱなしです。面白い作品の、面白さがどうやったらチラシで上手に伝わるのか。みなさんも、手にとった感想をお聞かせいただけると嬉しいです。(こちらへお寄せください→mail@spac.or.jp)

あ、こちらチケット販売開始ももうすぐです。

会員先行販売開始が7月29日(日)から、一般販売開始が8月5日(日)からです!

大事なことなので、行をかえました。良い席は、お早めに☆

ということで、広報からのお知らせ……違う、今週の「制作部よもやまブログ(仮)」4回目でした。(仮)がいつ取れるかは秘密です。

また来週!


2012年7月16日

シアタースクール通信~オフェリア劇場日記2~

今日は海の日。連休最終日。海の日にふさわしく、暑い暑い一日になりました。

富士山もひさしぶりに顔を出してくれました。

三日連続でのシアタースクール、今週末は本当に盛りだくさんでした。
まずは劇場での稽古。
 
舞台上でトレーニングや稽古をしました。リハーサル室とは違う感覚!

舞台上でトレーニングや稽古をしました。リハーサル室とは違う感覚!

眞田えみ・眞田里子先生によるダンスの時間や・・・

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ダンスが得意な人も苦手な人も、からだが柔らかい人もかたい人も、ダンス!ダンス!ダンス!

アシスタントの寺内さんによるリズムトレーニングの時間あり、

自分の出す音、まわりの出す音、よく聴いて、自信を持って、アンサンブル!<br>「お芝居が舟なら 演奏は海」by 寺内さん

自分の出す音、まわりの出す音、よく聴いて、自信を持って、アンサンブル!
「お芝居が舟なら 演奏は海」by 寺内さん


衣装合わせあり・・・

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アシスタントの桜内さんと衣裳の様子を見ているのは、衣裳の岡村さん

 そして・・・

発表会ちらしも完成!参加者のみなさんの手へ渡りました。
このチラシはこれから、参加者のみなさんの学校やSPACのお客様方にお届けします。
ちらし

以上、暑い夏、ますます熱くなる稽古場からのレポートでした。

制作部よもやまブログ(仮)#3

よもやまブログ第3回を担当させていただきますSPACの制作部4ヶ月目の新人Gです。

スタインウェイ 

谷口先輩からバトンを引き継ぐにあたり、先週掲載された「素敵な空間」にあるピアノの写真をアップしてみました。

14日に行われたロビーコンサートで大活躍したこのピアノは、スタインウェイ&サンズ(ハンブルク)のコンサート・グランドです。コンサートの日の朝、制作室で仕事をしていると、調律の音が聞こえてきました。一人の人間が一台のピアノに対峙して、限られた時間のなかで相手の持っている可能性をあれこれ試して引き出すのに立ち会うというのは、本当にいいものですね。調律のロマンチックな時間、大好きです。

 さて、このあいだのお休みには、ふらっと近所の温泉に出かけ、からだとこころをリセットしてきました。演劇祭の準備から楽日までの3カ月が、公共劇場の役割や舞台芸術(とりわけ、国外の芝居を観ることや海外で芝居をすること)への自分の認識を大きく変えたことに気づいたのは、湯船のなかのことでした。演劇祭の余韻さめやらぬ今日この頃です。

穏やかで新鮮な驚きに満ちた一週間となりますように。 そして、第4回ブログもどうぞお楽しみに!


2012年7月9日

制作部よもやまブログ(仮)#2

はじめまして。よもやまブログ2回目を担当させて頂きますSPAC2年生、制作部の谷口裕子です。

今日はとても良い天気でしたね。この一週間、ブログに何を書こうか考え続けていました。そして晴天の本日、わが劇場の素敵な空間を撮って紹介したいな、と思って張り切っていたのですが・・・すみません。ポスターの入稿に追われて制作室のデスクについた頃にはその考えはすっかりと抜けておりました。

日が暮れた頃には入稿の目処も立ち、まわりを見渡してみれば他にも入稿に追われている人々が1、2、3人・・・。7/1(日)にSPACのビックイベント「ふじのくに⇔せかい演劇祭2012」が終了したのもつかの間、プロジェクトは待ってくれません。大急ぎでチラシ・ポスター等々を作る制作部の面々でございます。

チラシ製作中

・・・と話は戻って「SPACの素敵な空間」についてですが、実は大学で建築を学んだ私にとってSPACで働くというのはその意味でも嬉しいことです。SPACの複数の劇場は全て磯崎新さんが設計したもの。教科書で学んだ方の建築の中で毎日を過ごせるのはいいですね。まぁそんな感謝の気持ちをついつい忘れてしまうのが日常の喧騒・・・。それでもふと息をついたとき、ハっとする空間が目の前に現れたりするのがこの劇場なんですね。いくつかおすすめの場所があるのですが、今日は先週撮った一枚を紹介。これはまさに演劇祭最終日の翌日、一年で一番にぎやかな一ヶ月を終え驚くほど静かな日でした。静岡芸術劇場1Fロビーの吹き抜け空間。抜けるような天気の良い日で、トップライトからスコーンっと陽が差し込んでいました。みなさん、公演だけでなくSPACの建築も一見の価値ありですよ。

静岡芸術劇場ロビー

ではでは次週のよもやまブログもおたのしみに・・・;)


2012年7月8日

シアタースクール通信~オフェリア劇場日記1~

お待ちかね、お待ちかね。いよいよ今年もシアタースクールがはじまりました!

小学6年生から高校2年生まで、40人の参加者のみなさんが静岡芸術劇場に集まりました。

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「小学6年生になったらシアタースクールに参加する!」という夢がかない、念願のスクールデビューを果たす子や、シアタースクール常連の子、この夏を劇場で充実させてみせる、という子、友達に誘われて来た子、女優になりたい子・・・。住んでいる地域も、学年も、演劇の経験も趣味も違う40人が、オフェリアおばあさんと行き場のない影たちのお芝居を一ヶ月かけて作ります。

初日はオリエンテーションや自己紹介のあと、白い足袋を履いて、
演出の中野真希、アシスタントを務めるSPACの俳優の指導のもとに
体操をしたり、声に出して台本を読んだり。
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自分のからだや周りの参加者と向き合い、さっそく充実の稽古になりました。

そして本日が2日目。稽古はますます本格的になってきました。
まずは、SPAC初代芸術総監督・鈴木忠志が考案した俳優訓練法「スズキ・メソッド」を学びます。

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そのあとリズム練習、発声練習など、さまざまなトレーニングを通して舞台に立つからだを意識しました。

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休み時間にも練習や相談に余念がありません。

経験者の成長ぶりや、はじめての参加者の奮闘ぶりに、演出家をはじめ、アシスタント、スタッフ一同感動。

台本を持って、劇中のさまざまな役のせりふを読む時間では、ふだんでは見ることのできない、参加者ひとりひとりの表現力やゆたかな個性を知ることができました。

小学生や中学生は、私たちの予想をはるかに上回る好演をみせてくれました。

演出家はいま、だれがどの役を演じるか、頭をひねっています。幸せな苦しみです。

本番は8月12日。参加者の皆さんがさらにどんな表情を見せてくれるのか、とても楽しみです!


2012年7月2日

制作部よもやまブログ(仮)#1

SPAC制作部の丹治です。
今日から毎週月曜日に制作部員がリレー形式でブログを
書いていくことにしてみました。
今日はその一発目です。
とにかく、「継続」を目標にアップしていきますので、
チラチラとのぞいていただければ幸い至極です。
さてさて、昨日で「ふじのくに⇔せかい演劇祭2012」が
終わりました。
素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたアーティストたち、
ご来場いただいた観客の皆様、演劇祭を盛り上げるべく
多大なご協力をいただいた市民の皆皆様方に
心より感謝申し上げる次第でございます。
演劇祭のフィナーレを飾ったのは、
BATIKの『おたる鳥を呼ぶ準備』。
降り続ける雨の野外劇場公演でした。
舞台上のダンサーはもちろんのこと、
観客にとっても昨日の公演は雨と寒さとの戦いでした。
カッパを着ていても2時間半じっと雨に打たれていると、
どこからともなく雨がしみ込んできて、
終演した時には全身ずぶ濡れでした。
「苦行」ともいえる過酷な観劇環境であったにも
かかわらず観客が耐えられたのは、
舞台上で、熱いエネルギッシュなパワーあふれる
パフォーマンスが繰り広げられていたからでしょう。
舞台芸術が「いま」「ここで」しか見られない
ものであるということをこの野外劇場はまざまざと
感じさせてくれます。
そんなことを再認識できた公演でした。
そういえば、実はここ数年、野外劇場公演で
ここまで雨に降られたことはなかったと思います。
僕の記憶によると、昨日に匹敵するような公演は、
8年前の野外劇場での「カチカチ山」公演です。
このときはたしか台風が直撃していて、
とにかくものすごい雨と風だったのですが、
その自然に立ち向かうかのような俳優さんたちの
すさまじい集中力と緊迫感が印象に残っています。
いつもタイミング良く開演直前にやんだりしていました。
フェスティバルbarについては、以下のブログでも
触れられてます。
http://spac.or.jp/blog/?p=9

こんにちは。SPAC制作部の丹治 陽です。

今日から毎週月曜日に制作部員がリレー形式でブログを綴っていくことにしてみました。
とにかく、まずは、「継続」を第一目標にやっていきますので、チラチラとのぞいていただければうれしいです。

さて、昨日で「ふじのくに⇄せかい演劇祭2012」が終わりました。
素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたアーティストたち、ご来場いただいた観客の皆様、演劇祭を盛り上げるべく様々なかたちでご協力いただいた市民の皆皆様方に感謝の気持ちでいっぱいです。

演劇祭のフィナーレを飾ったのは、BATIKの『おたる鳥をよぶ準備』。
降り続ける雨の野外劇場公演で、舞台上のダンサーはもちろんのこと、観客にとっても雨と寒さとの「戦い」でした。

カッパを着て観ていても2時間半じっと雨に打たれていると、どこからともなく雨がしみ込んできて、終演した時には全身ずぶ濡れに。ダンサーも袖ではブルブル震えていたようです。
「苦行」ともいえる過酷な環境でしたが、舞台上で繰り広げられるエネルギッシュなパフォーマンス、それをじっと見つめる観客の熱い視線によって、まさに「いま」「ここ」でしか体験できない貴重な公演になりました。

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↑「おたる鳥をよぶ準備」終演直後の舞台(2012.7.1)

そういえば、ここ数年、野外劇場公演でここまで雨に降られたことはなかったような気がします。
僕の記憶によると、昨日の雨に匹敵するような公演は、4年前の舞踏集団〈ささらほうさら〉による「ヒベリニヨ~河郎の恋する宿や夏の月~」公演(振付・演出:安田理英)、それから、8年前のSPAC「カチカチ山」公演(演出:鈴木忠志)。
どちらもすごい雨と風だったのですが(特に「カチカチ山」公演)、その自然に立ち向かうかのような出演者たちのすさまじい集中力と緊迫感が印象に残っています。もちろん僕はカッパを着ていましたがずぶ濡れでした。
不思議なもので雨のなかの野外劇場公演は必ずと言ってよいほどすばらしい公演になります。山の神様に感謝!

そんなこんなで一夜あけて今日。
若干の放心状態のなか、片付け作業に追われております。
チラシ、ポスター、のぼりの回収、テントばらしなどなど・・・。
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↑のぼりの回収~。今回もご近所の皆様のご協力のもとたくさん掲出させてもらいました。ありがとうございました!


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↑野外劇場では、「おたる鳥をよぶ準備」公演のアノ人工芝たちが客席で天日干しに。これでホントに舞台と客席が逆転~。


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↑ポスターを「ふじのくに⇄せかい演劇祭2012」からNoism「Nameless Voice―水の庭、砂の家」へ!

舞台芸術公園の食堂「カチカチ山」には、フェスティバルbarで大活躍のエエラボさんの作品群が。
このユーモラスな生き物たちがたくさんの「出会い」を生んでくれました!

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↑右からエエラボの中安モモさん、赤堀ユーコさん。すてきなアングラ空間をありがとうござました!


さてさて、演劇祭の余韻にゆっくり浸りたいところですが、ここは切り替えて次のプロジェクトへ走り出します。
今後もSPACをよろしくお願いします!!
7月は、Noismの「Nameless Voice ―水の庭、砂の家」公演があり、秋のクリエイション、シアタースクール、スパカンファンが始まりますー。

次回7月9日(月)の「制作部よもやまブログ(仮)」執筆者は谷口裕子さんです。
お楽しみに!