2014年6月30日

<制作部よもやまブログ#77> マハーバーラタ組、フランスへ

もうすぐ暑い夏がやってきます!
こんにちは。SPACの高林です。
またまた久々よもやま。今度こそはつづけます。

演劇祭、そして野外芸術フェスタが終わり、
いよいよ始まるアヴィニョン演劇祭に向けて、
『マハーバーラタ』組がフランスへ旅立ちました!
すでに宮城監督はじめ先発組が昨日無事にアヴィニョンに到着。
会場となる石切場での作業がはじまったそうです。

今日は俳優さんたちが静岡を出発しました。
ふたたび、みんなでお見送り。
皆さんの「いってきます」ショットもいただきました。
いってきます!

日本からアヴィニョンまでは合計およそ20時間ほどの長い旅路。
飛行機を乗り継いだり、車で移動したり。
7月に入れば、『室内』組もフランスへ旅立ちます。
ちなみに時差ぼけしないコツは飛行機の中でよく眠ることだそうです。

さてさて、よく聞かれるそうなのですが、
遠くからアヴィニョン公演を応援しつつ、静岡でお留守番するスタッフもいます。
最近は、SPACシアタースクール県民月間K’s pro公演
SPAC県民劇団 静岡県史『タカセの夢』などなど
今後のラインナップの準備が本格的に始まっています。
こちらもぜひご注目ください。

ではまた来週月曜日のよもやまブログをお楽しみに。


2014年6月19日

<役者おくぬ~日記>Noism『カルメン』新潟公演終了!いざ神奈川へ!

梅雨の時期がやってきました。

静岡のSPACでは、クロード・レジさんの『室内』と、宮城聰 芸術総監督演出の『マハーバーラタ』が
フランスのアヴィニョン演劇祭に参加するので、今月末の出発に向けて稽古も佳境だと思います!

奥野はNoism1&2合同公演「カルメン」新潟公演を終え、
二番目の都市、神奈川県横浜市に来ております。
いよいよ20日から22日まで、神奈川芸術劇場KAATで公演です。

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客席が真っ赤なKAATは、カルメンの情熱的な性格にピッタリ!

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実は、奥野は7月から来年3月まで、恐縮ながら家庭の事情で静岡を離れ、
スイスでの生活が優先になってしまいます。

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宮城さん、SPACの皆様、そして静岡県民の皆様!ご無理を申し上げます!

奥野が大きな舞台に立つのは今回のNoism「カルメン」が終わると、次回はいつになるか分りません。
関東圏にお住まいの方々はぜひおこしくださいませ。。

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来年度は再び日本に帰って来ますので、今後ともよろしくお願いします。

5月に入ってからはNoism『カルメン』リハ&本番で、新潟市にひと月以上のロングステイとなりました。

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新潟は食事は美味しいし、

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お洒落なお店もけっこうあり、お店の人も最高!

平地なので自転車があれば不自由なく生活できます。

雨にもほとんど降られることなく、あくせくしてなくて本当にいい街でした。

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金森さん、井関さんはじめ

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Noismの皆様、りゅーとぴあの皆様、篠田新潟市長をはじめ市の職員の皆様、
そして新潟市民の皆様、本当にお世話になりました。

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世界初演となる新潟公演は三日ともほぼ満席で、
終演後はこちらが驚くほどの熱狂的なカーテンコールでした。

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SPACからはお花も届き

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芸術局長の成島さんはじめ、荒井舞ちゃん、熊倉さん、宇佐美専務はじめ、静岡からもご来場いただき、

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本当にありがとうございました。

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二日休んで5月以来久しぶりにスタジオでの稽古になりましたが、
劇場での本番を経た今となっては、これだけ違うのかと思うほど、面白さが倍増でした。

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新潟の公演を観て下さったお客様から
ダンサーさんが踊りで語る「饒舌なる身体」に驚いた…といったような感想を
異口同音のようにうかがいましたが、
言葉を発しないダンスでありながら「台詞が聞こえる」ような感覚で
人物の心の動きが手に取るように分り、物語が進んで行くという、
Noism10年の集大成であり、舞台芸術の世界でも希有な作品だと思います。

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金森さんは「顔で踊るな」という信条を貫いていらっしゃる振付家。

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そういえば、2008年だったか、
春の芸術祭で上演したNoism公演「人形の家」のゲネプロを拝見した時も、
金森さんが踊っている一人のダンサーに対して大きな声で
「顔で踊るな!体で踊れ!」と檄を飛ばしていたのを思い出しました。

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「気持ち」ではなくあくまで「身体」から発するエネルギーを求める、
このことが、ダンサーによる「物語」を紡ぎ出す「劇的舞踊」を
類稀なるものにさせている一因ではないかと思います。

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神奈川芸術劇場KAATの舞台に立つのははじめてですが、
劇場の壁一面上演作品が記されたポスターをみると、「カルメン」の下には、
我がSPACのフランス凱旋公演「マハーバーラタ〜ナラ王の冒険〜」のタイトルが記されており、

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新潟でお世話になったスタッフさんはもちろんのこと、
元SPAC制作で今KAATで制作をやっている文ちゃんや収さんがいたり、
マハの仕込みでフランスに出張して下さるスタッフさんがいらっしゃったりと……心強い限りです。

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滅多にない関東圏で、奥野しばしのお別れでもある公演です。
6月20日〜22日「カルメン」横浜中華街のほど近く、
@神奈川芸術劇場KAATでお待ちしております!ぜひお見逃しなく!

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―舞踊×演劇から生み出される、愛と死の物語の”物語”
Noism設立10周年記念 Noism1×Noism2合同公演
劇的舞踊『カルメン』
[演出振付]金森穣
神奈川公演
2014年6月20日(金)19:30、21日(土)17:00、22日(日)15:00
[会場]KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉
[入場料]一般5,500円 シルバー5,000円 U24 2,750円 高校生以下1,000円(全席指定)
✳︎当日券あり
チケットかながわ 0570-015-415
(受付時間 10:00~18:00)

[主催]KAAT神奈川芸術劇場


2014年6月9日

SPAC県民劇団 劇団静岡県史 始動!!

2014年3月に行った県民劇団企画プレゼンテーションを経て、今年度は3つの劇団が公演を行うことになりました。
(詳細はこちら

トップバッターは「劇団静岡県史」
2013年に松尾交子さんの企画により結成され、野外劇場「有度」にて『丸山静江物語 ~静岡にもいた、おしん~』を上演しました。SPACでの公演が終わった後も、御前崎市文化会館で上演するなど積極的に活動を行っています。

その名の通り、静岡県の歴史や伝説、物語を題材に舞台芸術を創作する劇団なのですが、今年のテーマは「徳川家康」!!
徳川家康ゆかりの地・静岡県で、『しずおか徳川家康公ものがたり』(2014年9月26日・27日)を上演するため、5月から、舞台芸術公園で稽古が始まっています。

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写真は、時代劇を上演するための所作を学んでいるところです。
武将役は木刀を持って殺陣の稽古、姫役は浴衣をはおって歩き方の稽古に、それぞれ分かれて特訓。

稽古前にはチラシのための写真撮影も。
どんなチラシができるのでしょうか?お楽しみに!

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SPAC県民劇団 劇団静岡県史
『しずおか徳川家康公ものがたり』
舞台芸術公園 野外劇場「有度」
2014年9月26日(金)・27日(土)各日19時開演
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2014年6月5日

Noism「カルメン」世界初演(6/6〜8)にむけて、リーディング・カフェin 新潟開催!

静岡では「ふじのくに野外芸術フェスタ」が大盛り上がりのご様子、新潟で様々な情報を楽しく受けとっております。
6月4日から始まった浜名湖での『天守物語』、野外での天守は、また格別でしょう。
是非お出かけ頂けたらと思います。

5月から奥野は静岡を離れ、新潟stay、街の様子にもだんだんと馴れて参りました。

そして、いよいよNoism10周年記念公演『カルメン』世界初演も迫ってきました。

舞台稽古も絶好調、世界中で『カルメン』と名のつくものは数多く舞台化され、オペラ、演劇、ミュージカル、舞踊等々、あらゆるジャンルで上演されつくしておりますが、
今回金森穣さん演出振り付けの劇的舞踊『カルメン』は、舞踊でも、ミュージカルでも、もちろん演劇でもなく、正に「劇的舞踊」という新しい領域の作品だと思います。

ダンサーの皆様も絶好調!

Noism渾身の舞台、ぜひ多くの皆様にお越しいただけたらと思います。

かく言う私も新潟に来て様々な挑戦をさせて頂いております。

以前、Noismメソッドの事を書きましたが、
最近はダンサーの皆様に混じって、あつかましくも「バーレッスン」にまで、参加させていただいております。

といっても全然ついていけておりませんが、

「トンベ、クッペ、ファイ、バランセ〜、1、2、3…左も同じ…、アチチュード…」云々かんぬん、私としてはチンプンカンプン。でも、さすがはダンサーさん、いきなり全員がやってのける。
とにかくバレエはすべての技?に名前があって、用語にすぐに体が対応して全員がその通りに動けてしまう………。しかも、その動き一つ一つも、いとも簡単に頭のテッペンより上に足があがってしまったり、華麗なる足さばき見せたりと洗練されており、この奇跡のような光景を日々目の当たりにし、やっぱり、身をもってバレエの奥深さとダンサーさんの磨き上げられた肉体の素晴らしさを体感できる幸運に感謝しております。


同時に自分の肉体のサビ具合も実感、油ささねば。

話はさかのぼって、5月11日、新潟で初開催、Blue Cafeさんで『リーディング・カフェin新潟』を開催させていただくことができました。
reading cafe in Niigata_MG_0998 (Medium)

今回の開催にあたり、Noismの上杉さん遠藤さんはじめ多くの方々のご尽力がありました。

会場のBlue Cafeは、以前Noismダンサーの真下恵さんも
作品を上演したこともあり、


ほかにも音楽イベントなども頻繁にやられている新潟市の知る人ぞ知る発信拠点の一つ。
本に囲まれた広い店内でゆったり時間をすごせる文化的な香りのするお店です。

オーナー青(あおし)さんは気さくにオヤジギャグを連発して下さり、すぐになじみ深い雰囲気になり、和気あいあいと準備にとりかかることが出来ました。

そこへ、私とはSPAC同期入団2000年組、鈴木忠志芸術総監督のもと、まさに苦楽を共にした仲間であり、”常在戦場”の厳しい環境下にもかかわらずゴールイン!リアル・スパカンファン(SPACの子供達)栄えある第一号周哉君をもうけるなど、プライベートにおいてはSPAC歴代トップランナーとなった、山本俊介、博美一家の突然の訪問には驚きました。

山形県に住んでいる彼らには第二子直歩くん2歳も伴って、一家で3時間かけてわざわざ会いに来てくれたのだ。ありがたいことだ。とても幸せそうな様子で安心した。『カルメン』新潟公演も観に来てくれるとのこと。世界初演!いい舞台をみせれるようがんばります!

『リーディング・カフェin新潟』は地元劇団の方々やりゅーとぴあ関係者、Noismサポーターの方々等合せて12名、新聞社の取材が二社、リハを終えて駆けつけてくれたNoism2の菅江一路さんも飛び入り参加してくれて、静岡を凌ぐのではと思える盛り上がりをみせたのでした。

今回リーディング・カフェで読んだ作品は宮城演出『黄金の馬車』の原作で、『カルメン』の作家P・メリメの『サン・サクルマンの四輪馬車』。若くわがままな女優と、それに翻弄されるペルー総督のコミカルなやりとり、長い台詞も結構あったのですが、最初は緊張気味だった参加者の皆様も徐々に乗って来て、それぞれの読みっぷりがとても素晴らしかった。

reading cafe in Niigata_MG_1013 (Medium)

最初は緊張した感じだったNoismサポーターズunofficialの事務局長のKさんや、Fさんも最終的にはノリノリで参加してくださいました。
Noismサポーターズの会報にもレポートしてくださいました!

新潟の劇団カタコンベ牧田夏姫さん、KURITAカンパニーの荒井和真さんもご参加くださり、その卓越した台詞を惜しげも無く披露してくださいました。

新潟は海産物は美味しいし、米どころなのでご飯も美味しく、お酒が好きな人は日本酒の試飲が出来るぽんしゅ館も駅中にあります。

いよいよ6日新潟でカルメン世界初演!
そのあと神奈川、兵庫とまわります。

是非お出かけ頂けたらと思います。


2014年6月1日

スペインから『よく生きる/死ぬためのちょっとしたレッスン』E-bookがとどきました!

「ふじのくに⇄せかい演劇祭2014」で体験型演劇『よく生きる/死ぬためのちょっとしたレッスン』を上演したスペインの劇団「テアトロ・デ・ロス・センティードス(五感の劇場)」から、観劇したお客様のことばをまとめたE-bookがとどきました!
どうぞ一ページずつめくってお楽しみください。

Photo:Chiye NAMEGAI

テアトロ・デ・ロス・センティードス(五感の劇場)は、「五感の祝福」というユニークな旅へと私たちを連れ出した。
私たちは儀式的な宴へと誘われ、彼らと共に生と死に祝杯をあげた。
上演中、私たちはそれぞれ最期のことばを書き記した。
私たちが記したそのことばとは-。

Teatro de los Sentidos took us on a unique journey, a celebration for all our senses. We let them carry us away in a ritual feast and drank with them to life, and to death.
During the performance we wrote down our last words, the words we want to be remembered by.

―E-book冒頭の文章より―

★E-bookはこちら

Photo:Chiye NAMEGAI

Photo:Chiye NAMEGAI