2017年10月28日

『変身』日記2017 #3 ~グレゴールの部屋の中~

雨の夕方。
リハーサル室に行ってみると、
グレゴールの部屋のドアが開けられるシーンの稽古中でした。

グレゴールが虫になってしまったことをまだ知らない家族や、
出勤してこないグレゴールを訪ねてきた、会社の支配人が
彼の姿を初めて目にする瞬間です。

ちょっと無茶を申し上げるかもしれませんが
グレゴールの部屋の前にいる家族の気持ち、
皆さん想像してみてください。

部屋から出てこないグレゴール。
ドアの向こうから聞こえる、ずいぶんと様子のおかしな声。

さあ、部屋のドアが、開きます…!

…なーんて想像するとなんだかちょっとこわい気がしてきますが
SPAC版『変身』では
演出の小野寺さんや、音楽の阿部海太郎さんの遊び心も感じられるシーンです。

緊張感でいっぱいの中、ついクスリと笑ってしまうような、
いや、笑えないような…?

P1290618e
▲写真はその少しあとのシーンより。

さあ、グレゴールの部屋のドアが開いたとき、
なにが見えて、なにが聴こえるのでしょう?

ぜひ劇場でお確かめください!

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SPAC秋→春のシーズン2017-2018 ♯2
『変身』
2017年11月18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)、
12月3日(日)、9日(土)、10日(日) 各日14時開演
演出:小野寺修二
原作:フランツ・カフカ
音楽:阿部海太郎
出演:大高浩一、貴島豪、榊原有美、鈴木真理子、たきいみき
   武石守正、舘野百代、野口俊丞、宮城嶋遥加、吉見亮
静岡芸術劇場
*詳細はコチラ
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2017年10月26日

『変身』日記2017 #2 ~稽古スタート!~

Filed under: 『変身』2017

SPAC秋→春のシーズン2017-2018 ♯2『変身
稽古が始まりました!

初演から3年、
今回は出演者が一部変更となり
演出の小野寺さんからはシーンの再構成のお話もあり、と
2014年に既にご覧くださったお客様にも
なかなかに変化を楽しんでいただけそうです。

稽古場は、初日集合後早々からフル回転。
装置の上で稽古をするグループがあり、
装置の横のスペースで別シーンの稽古をするグループがあり、
その合間を行き来しながら、さらに舞台スタッフや音響スタッフへも
小野寺さんがあちこちに声をかけていきます。

数人でスピーディに展開していく動きの再現には
初演時の映像を見ながら、確認と整理を繰り返します。
もちろん個々人でのチェックは済ませてから稽古に臨んでいるわけですが、
実際に動いてみなければ確認できないところばかり。
お互いの動きの複雑さに、
「こんなことしてたの!?」と、もはや笑いが漏れる瞬間も…。

写真1
▲ 舞台スタッフも含めて装置の動きを確認していきます。

写真2
▲お互いの動きの流れをチェック。

写真3
▲小野寺さん(写真左)の指示も聞きながら。

いまはパズルのピースをひとつひとつはめ直すような作業が続きますが
このピースがひとつの流れになったときの
“小野寺マジック” とでもいうべき面白さ、不思議さ、かっこよさ、を
どうぞお楽しみに。
このブログでもその魅力をたっぷりお伝えしていきたいと思います!

再現、ではなく、
初演よりもさらに密度の高い作品を創るために
11月13日の「げきとも」公演初日まで、
そして11月18日の一般公演初日まで、
そしてそして、幕が開いたそのあとも、
全メンバー、頭も体もフル稼働です!!

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SPAC秋→春のシーズン2017-2018 ♯2
『変身』
2017年11月18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)、
12月3日(日)、9日(土)、10日(日) 各日14時開演
演出:小野寺修二
原作:フランツ・カフカ
音楽:阿部海太郎
出演:大高浩一、貴島豪、榊原有美、鈴木真理子、たきいみき
   武石守正、舘野百代、野口俊丞、宮城嶋遥加、吉見亮
静岡芸術劇場
*詳細はコチラ
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2017年10月23日

『変身』日記2017 #1 ~働く大人たち、必見!?~

Filed under: 『変身』2017

「SPAC秋→春のシーズン2017-2018」、『病は気から』に続いて
11月からはラインナップ第2弾『変身』(フランツ・カフカ原作)が始まります!
2014年に静岡芸術劇場リニューアルオープン作品として上演され、
「人間の身体の凄さを目の当たりにした」「演劇というものの新たな表現を見た」などと
大好評だった舞台が、待望の再演です!!

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<ある朝、目が覚めたら虫になっていた!>
という突拍子もない冒頭で知られる小説を、小野寺修二さんが舞台化。
カフカの原作が持つ、不気味で不思議な世界観を
マイムの動きをベースとする“身体”や力強い“語り”によって
スタイリッシュな舞台に仕立て上げます。

観る人の想像力をかき立てる変幻自在の舞台を
ぜひ多くの方々に体感していただきたいと思います!!

ところで、
みなさんは「SPAC新聞」をお読みくださったでしょうか?

SPAC新聞『変身』

(まだの方はこちらから! → オモテ面[ 2MB]裏面 [1MB]

「SPAC新聞vol.2 『変身』」では
◆音楽・阿部海太郎さんへのインタビュー
◆静岡市立中央図書館の司書・林果歩さんが語る原作の魅力
◆SPAC文芸部・大岡淳による4コマギャグ漫画
などの記事が掲載されています。

記事の中には「サラリーマン不条理あるある」というコーナーも。
(「なんだこれ。」と思われた方もいるかもしれません…)

実は、SPAC新聞の企画会議で
「『変身』に共感できるのはどんな人だろうか…」と議論したときに、
出てきた答えのひとつが<働く大人たち>でした。

主人公グレゴール・ザムザは、真面目なセールスマン。
旅回りの疲れや不規則な食生活、コロコロと変わる人付き合いに
心身ともに疲れ、嫌気がさしていますが、
家族の借金返済のために一生懸命働いてきました。
それなのに、ある日突然、理由もなく虫になってしまいます。

虫になっちゃう人はあまりいないかもしれませんが、
グレゴールと同じように、日常の中に“不条理”を感じている人はたくさんいるかも……。

そんなわけで、働く大人たちの生の声を集めるべく、
静岡駅近くの某居酒屋で突撃インタビューをしてみたのです。
若干(?)怪しまれつつ「失礼しま~す」と
おもむろに隣席のお客さんに声をかけて…。

結果がこちら↓↓

台風なのにスーパーカブで営業 (20代・男性)
▲こんな日くらい休もうよ…と思うこともありますよね。
ちなみにグレゴールは、虫になっても仕事に行こうとします…。

おそくまで働いて帰っても、
娘(3歳)から「お父さんは飲んでばっかり」と言われる
 (30代・男性)
▲なかなか働いているところを家族に見せられないお父さん…。
<家族との関係>も『変身』の見どころのひとつです。

ほかにも、新聞に掲載できませんでしたが、
家に帰ると妻や子供に居場所を取られ、台所の隅が私の居場所! (50代・男性)
「はっきり言って下さい」と言われて、はっきり言ったらおこられる。 (40代・男性)
などなど、みなさん何かと“不条理だ!”と感じることがあるご様子。
グレゴールの悩みにも共感できるところがあるかもしれませんね!

ちなみに、演出の小野寺修二さんも実は元営業職ということで、企画にご協力いただきました。
取引先にて、こてんぱんに怒られた翌日、また仕事の発注があったこと。
素人状態の新人に給料をくれていたこと。

▲なるほど。ポジティブ方向の“不条理”もありますね!!

ほかにも、SPAC新聞では様々な切り口から作品を紹介しています。
劇場や東静岡駅のほか、県内各所に置いていますので、
見つけたらぜひお手に取ってご覧くださいね♪

これから『変身』についてのアレコレを、少しずつブログでご紹介していきます。
不定期更新のブログですが、どうぞお付き合いください!

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SPAC秋→春のシーズン2017-2018 ♯2
『変身』
2017年11月18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)、
12月3日(日)、9日(土)、10日(日) 各日14時開演
演出:小野寺修二
原作:フランツ・カフカ
音楽:阿部海太郎
出演:大高浩一、貴島豪、榊原有美、鈴木真理子、たきいみき
   武石守正、舘野百代、野口俊丞、宮城嶋遥加、吉見亮
静岡芸術劇場
*詳細はコチラ
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2017年10月20日

<萌目線。vol.139>細かすぎて伝わらない?!『病は気から』の気になる小道具!

SPAC史上最高コメディ『病は気から』一般公演はいよいよ今週末までとなります!

お天気もよくないし、寒くなってきたし、平日の疲れもあるし…なんてお思いの方!
週末は劇場で思いっきり笑うことにしませんか?!

まだチケットご予約受付中です!!

今日は出演者も思わず笑ってしまう!細かすぎる小道具たちをご紹介します。

まずはトットが紙飛行機にして飛ばす、アンジからケロッグへの手紙。
なんとちゃんと中身の文章が書いてあるのです!!

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そしてトーマスがアンジに捧げた論文、「その医療革命ちょっと待った」!
タイトルもしっかり書いてあって、お父さんの名言も。中身は割と現代の最新医療情報になっております。

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さらに切符!まずこの切符が出てきていることに気づける方がどれほどいるか分からないというのに、この芸の細かさ!
ちゃんとした病気行きの切符…ぜひみなさん見つけてくださいね!!

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どんだけ笑いとばされてもいいように、出演者スタッフ一同、全力で準備してみなさまをお待ちしています!!

石井萠水(左)と降矢一美(右/演出部スタッフ)

石井萠水(左)と 降矢一美(右/演出部スタッフ)

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SPAC秋→春のシーズン2017-2018 ♯1
『病は気から』
2017年10月7日(土)、8日(日)、14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
潤色・演出:ノゾエ征爾
原作:モリエール (「モリエール全集」臨川書店刊/秋山伸子訳より)
出演:SPAC
静岡芸術劇場
*詳細はコチラ
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<病ブログ2017 #9>『病は気から』一般公演いよいよフィナーレへ

多くのお客様にご来場いただき、笑いと感動を呼んでいる『病は気から』の2017年公演も、一般公演は今週末10月21日(土)、22日(日)の2公演を残すのみとなりました。

10月21日(土)の公演ではご好評をいただいている「バックステージツアー」が、そして22日(日)の公演では、作家・演出家・俳優の松尾スズキさんをゲストに迎えての「アーティストトーク」が開催されます。

また、終演後は『病は気から』本番の舞台裏映像を劇場1Fロビーで上映しています。あっと驚く数々の仕掛けの種明かし。ぜひこちらもお見逃しなく!

まだご覧になっていないお客様も、もう一度観たいというお客様も、SPACチケットセンターへお電話ください。
SPACチケットセンター TEL:054-202-3399 (10:00-18:00)

皆様のご来場、心よりお待ち申し上げております!

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SPAC秋→春のシーズン2017-2018 ♯1
『病は気から』
2017年10月7日(土)、8日(日)、14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
潤色・演出:ノゾエ征爾
原作:モリエール (「モリエール全集」臨川書店刊/秋山伸子訳より)
出演:SPAC
静岡芸術劇場
*詳細はコチラ
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2017年10月12日

<病ブログ2017 #8>『病は気から』一般公演初週を終えて…お客様の感想&登場人物紹介!

SPAC秋→春のシーズン2017-2018 第一弾『病は気から』の一般公演が開始しました。
初日、二日目にご来場いただいたお客様の声の一部をご紹介します。

「モリエールの喜劇をはじめて観たのですが、本当に面白かったです。古典的なものを現代的にアレンジしていて、しかもそれが上手くマッチして化学反応をおこして、爆発的なエネルギーを感じました。」
「幕のない舞台、照明が灯るとそこは観客席。まるで合わせ鏡。」
「医者の儀式。あれほどバカバカしくて荘厳な場面を見たことがない。アルガン(モリエール)の生への執着が痛々しくて涙が出た。喜劇じゃないよ、これ。泣いちゃったもの。」

この公演で、初めてSPACに来て下さったお客様もたくさんいらっしゃるようで、次のような嬉しい感想をお寄せいただきました。

「初めて観劇させていただきましたが、ビックリです。何もかも素晴らしい!テーマも現代の医学の『治療のやりすぎ、薬づけ』をついていて、反省させられました。これからも観させていただくのが楽しみです。」
「SPACという劇場空間、役者の力、モリエールの戯曲の強さ、すべてが混じり合っていて、とても面白かったです。ロビーも、カフェも、劇場全体が素晴らしい。」
 

『病は気から』の魅力的な登場人物たち

5年前の初演から多くのブラッシュアップを経て、さらにパワーアップした2017年度版『病は気から』。
潤色・演出のノゾエ征爾さんは、10/8に開催されたアーティストトークで、「前回は芝居の形をつくるのでやっとという面もあった。今回は俳優のメンバーがほとんど同じなこともあって、一人一人の登場人物のキャラクターを掘り下げることができた。」と、語っていました。

本作のちょっとおかしな登場人物たちを、あらためて写真でご紹介します。

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▲自分を病気だと思い込む主人公のアルガン(阿部一徳)。いつも怒っていて、しょっちゅう嘆いている。(撮影:猪熊康夫)

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▲働き者でしっかり者の家政婦トット(牧山祐大)。優しく時に厳しく、温かくアルガン一家を見守る。(撮影:平尾正志)

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▲アルガンの長女アンジ(榊原有美)。暴漢から助けてくれたケロッグとの運命の恋に夢中。(撮影:猪熊康夫)

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▲家柄の違うアンジに恋する若者ケロッグ(山口航太)。新キャストとなった今回のケロッグはやたらと暑苦し・・・いやアツい男。(撮影:猪熊康夫)

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▲アルガンの次女=アンジの妹のルイジ(石井萠水)。元気いっぱい不思議少女。(撮影:猪熊康夫)

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▲アルガンの後妻ベリー(本多麻紀)。腹に一物アリ?(撮影:猪熊康夫)

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▲ベリーに雇われている弁護士のポンヌフ(山口航太)。その訛りは一体・・・。(撮影:平尾正志)

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▲ディアス医師(右/大高浩一)と、その息子トーマス(左/泉陽二)。アルガンは長女アンジとトーマスの結婚を勝手に決めるが・・・。(撮影:猪熊康夫)

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▲薬剤師スメル(泉陽二)。浣腸片手にアルガン家に日参。(撮影:平尾正志)

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▲アルガンの弟ヘラルド(大高浩一)。兄とは対照的な自由人。一見擦れているようだが実は・・・。(撮影:猪熊康夫)

このほかにも(やっぱり)おかしなキャラクターがたくさん登場。
ぜひ劇場に会いに来てください!

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SPAC秋→春のシーズン2017-2018 ♯1
『病は気から』
2017年10月7日(土)、8日(日)、14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
潤色・演出:ノゾエ征爾
原作:モリエール (「モリエール全集」臨川書店刊/秋山伸子訳より)
出演:SPAC
静岡芸術劇場
*詳細はコチラ
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2017年10月9日

『ロミオとジュリエット』ローザンヌ公演その5(TKM劇場の仲間たち)

『ロミオとジュリエット』ローザンヌ公演は、
無事に千穐楽を迎えることができました!!!

約1ヶ月の滞在、そして18回の本番を乗り切ることができたのは、
日本から応援の声を寄せてくださった皆様や、
このプログをご覧くださっている皆様のおかげです。

しかし、何よりも、誰よりも、
僕たちと共に過ごした「TKM劇場の仲間たち」、
彼らのおかげでもあります!

すでに僕たちは帰国の途につきますが、
SPACの同志とも言うべきTKMの大切な仲間たちの写真を、
演出助手であるファビアナが密かに撮りためていたので、
この場を借りて、TKM劇場の仲間たちを紹介いたします!
(ついでに彼女が撮影した、僕らのオフショットも載せちゃいます!)

心から、敬意と惜別の念をこめて――
À très bientôt!また逢おう!

右)演出助手/Fabiana Medina ファビアナ・メディナ 左)通訳/Hiromi Ishikawa 石川裕美

右)演出助手/Fabiana Medina ファビアナ・メディナ
左)通訳/Hiromi Ishikawa 石川裕美

技術主任/Gabriel Sklenar ガブリエル・スクレナール

技術主任/Gabriel Sklenar ガブリエル・スクレナール

左)舞台監督/Michel Croptier ミシェル・クロプティエ 右)俳優/Pierre-Yves Le Louarn ピエール=イヴ・ル・ルアルン

左)舞台監督/Michel Croptier ミシェル・クロプティエ
右)俳優/Pierre-Yves Le Louarn ピエール=イヴ・ル・ルアルン

演出部スタッフ/Chingo Bensong チンゴ・ベンソング

演出部スタッフ/Chingo Bensong チンゴ・ベンソング

演出部スタッフ/Yvan Schlatter イヴァン・シュラテール

演出部スタッフ/Yvan Schlatter イヴァン・シュラテール

演出部スタッフ/Aline Badertscher アリヌ・バデルチェル

演出部スタッフ/Aline Badertscher アリヌ・バデルチェル

照明オペレーション/Marc-Etienne Despland マルケティエヌ・デプラン

照明オペレーション/Marc-Etienne Despland マルケティエヌ・デプラン

音響オペレーション/Nicola Frediani ニコラ・フレディアニ

音響オペレーション/Nicola Frediani ニコラ・フレディアニ

衣裳スタッフ/Karine Dubois キャリン・デュボワ

衣裳スタッフ/Karine Dubois キャリン・デュボワ

右)衣裳スタッフ/Marie Jeanrenaud マリー・ジャンルノー 左)俳優/Morimasa Takeishi 武石守正

右)衣裳スタッフ/Marie Jeanrenaud マリー・ジャンルノー
左)俳優/Morimasa Takeishi 武石守正

かつら&メイクスタッフ/Virginie Pernet ヴィルジニ・ペルネ

かつら&メイクスタッフ/Virginie Pernet ヴィルジニ・ペルネ

右)劇場カフェ&バー責任者/Dimitri Marthaler ディミトリ・マルタレール 左)劇場カフェ&バー責任者/Lucie Berruex リュシー・ベリュエ

右)劇場カフェ&バー責任者/Dimitri Marthaler ディミトリ・マルタレール
左)劇場カフェ&バー責任者/Lucie Berruex リュシー・ベリュエ

清掃&メンテナンススタッフ/Isabel Martinsイザベル・マーティンス

清掃&メンテナンススタッフ/Isabel Martinsイザベル・マーティンス

事務局長/Florence Crettol フロランス・クレトル

事務局長/Florence Crettol フロランス・クレトル

制作・経理担当/Pierre-Alain Brunner ピエールアラン・ブリュネール

制作・経理担当/Pierre-Alain Brunner ピエールアラン・ブリュネール

制作・チケット販売担当/Lucie Goy リュシー・ゴイ

制作・チケット販売担当/Lucie Goy リュシー・ゴイ

制作・ツアーマネージャー担当/Yoann Montandon ヨアン・モンタンドン

制作・ツアーマネージャー担当/Yoann Montandon ヨアン・モンタンドン

制作・広報プレス担当/Sandrine Galtier サンドリーヌ・ガルティエ

制作・広報プレス担当/Sandrine Galtier サンドリーヌ・ガルティエ

俳優(公演アシスタント)/Emmanuelle Ricci エマニュエル・リッチ

俳優(公演アシスタント)/Emmanuelle Ricci エマニュエル・リッチ

俳優/Tsuyoshi Kijima 貴島豪

俳優/Tsuyoshi Kijima 貴島豪

俳優/Momoyo Tateno 舘野百代

俳優/Momoyo Tateno 舘野百代

俳優/Kenji Nagai 永井健二

俳優/Kenji Nagai 永井健二

左)俳優/Yves Adam イヴ・アダン右)俳優/Ryo Yoshimi 吉見亮

左)俳優/Yves Adam イヴ・アダン
右)俳優/Ryo Yoshimi 吉見亮

俳優/Yoneji Ouchi 大内米治

俳優/Yoneji Ouchi 大内米治

俳優/Miyuki Yamamoto 山本実幸

俳優/Miyuki Yamamoto 山本実幸

左)俳優/Haruka Miyagishima 宮城嶋遥加 右 後姿)演出&TKM劇場 芸術監督/Omar Porras オマール・ポラス

左)俳優/Haruka Miyagishima 宮城嶋遥加
右 後姿)演出&TKM劇場 芸術監督/Omar Porras オマール・ポラス

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『ロミオとジュリエット』
構成・演出:オマール・ポラス
出演:山本実幸、宮城嶋遥加、イヴ・アダン、大内米治、貴島豪、
武石守正、舘野百代、永井健二、吉見亮、ピエール=イヴ・ル・ルアルン

2017年9月19日~10月8日(18回公演)
TKM Théatre Kléber-Méleau〔ルナン/スイス〕
*詳細はこちら
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2017年10月5日

<病ブログ2017 #7>『病は気から』げきとも初日を終えてノゾエさんコメント

10月2日の『病は気から』中高生鑑賞事業公演で、
いよいよSPAC秋→春のシーズンが始まりました!

初日は県内東部の中学校2年生100名ほどが、観劇されました。

終演後、ノゾエさんから初日の公演を終えてのコメントをもらいましたのでご紹介します。

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SPAC秋→春のシーズン、初日の公演を終えての感想をお願いいたします。
ノゾエ:今日は、中高生鑑賞事業公演ということで、中学生の皆さんに観ていただきました。中高生を前にしてやるのは、2012年の『病は気から』初演以来、5年ぶりでした。こんなにフラットな状態で芝居を観に来るお客さんを前にするのはすごく久々でしたが、反応がすごく素直で刺激を受けました。みんながみんな演劇が好きで観に来ているわけではないお客さんにどう楽しんでいただくのかという点では、ハードルがかなり上がるので、いつも以上に緊張しました。加えて、芝居慣れしていない人にとってはどうかな?という部分も少しあるんですが、最後まで反応があって、2時間という長尺にも関わらず集中してみてもらえたというのはうれしかったです。よい公演だったと思います。

今回は再演になりますが、作品の見どころを教えてください。
ノゾエ:モリエールという喜劇作家の本自体があまり馴染みのないものだと思うんですが、この作品をSPACという俳優もスタッフも非常にクオリティの高い方と取り組んでいることに、普段とはまた違う面白さを感じています。
内容は、そんなに難しくはなく、気楽に観て笑える作品ですが、演劇の醍醐味や芸術性にも踏み込んでいるので、本当に多くの方に観てもらいたいです。静岡は首都圏からは少し遠いですけれども、実際に来てみると意外と遠くないですよ(笑)
それから、もしかしたら、キャストには書かれていないノゾエ的な人が出ているかもしれないです。興味のある方は、ぜひそれも確かめにきてください!
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今週末の一般公演初日に先駆け、今回の再演の舞台も少しだけご紹介。

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★HI8_4203_credit

★HI8_4375_credit

HI8_4535_credit

中高生鑑賞事業公演「SPACeSHIPげきとも!」公演では、
終演後は俳優が衣裳のまま、生徒さんたちをお見送り。
お見送りには演出・ノゾエさんの姿も
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さて、いよいよ今週末10月7日(土)は一般公演初日です。
週末の一般公演では、終演後、舞台裏を見学できるバックステージツアーや、
豪華なゲストをお招きしてのアーティストトークも開催。
ぜひ観劇と合わせて、お楽しみください。

また、10月8日は東京からのお得な劇場直行往復バスも運行!

たくさんの笑いを用意して、皆様のご来場お待ちしております!

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SPAC秋→春のシーズン2017-2018 ♯1
『病は気から』
潤色・演出:ノゾエ征爾
原作:モリエール (「モリエール全集」臨川書店刊/秋山伸子訳より)
出演:阿部一徳、石井萠水、泉陽二、大高浩一、榊原有美、本多麻紀、牧山祐大、山口航太

2017年10月
7日(土) 【はじめての演劇鑑賞講座/バックステージツアーあり】
8日(日) 【アーティストトークあり ゲスト:森義隆さん(映画監督)】
14日(土) 【バックステージツアーあり】
15日(日) 【アーティストトークあり ゲスト:栗原類さん (モデル・俳優)】
21日(土) 【バックステージツアーあり】
22日(日) 【アーティストトークあり ゲスト:松尾スズキさん(作家・演出家・俳優)】
各日14:00開演

静岡芸術劇場
*詳細はコチラ

<東京からの劇場直行バス>
10月8日(日)
[往路] 渋谷発 9:30 → 劇場着 13:00
[復路] アーティストトーク終了後に劇場前より出発します。
乗車料金:片道1,000円
*お申し込み締切10月5日(木)
申込先:日本旅行 静岡支店 TEL.054‐254-8375(平日10:00~18:00)
バス詳細はこちら

★『病は気から』PV

「病ブログ2017」も随時更新中
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2017年10月4日

『ロミオとジュリエット』ローザンヌ公演その4(宮城嶋遥加編)

静岡芸術劇場の『病は気から』、歌舞伎座の『極付印度伝マハーバーラタ戦記』が次々と開幕しておりますが、こちら、ローザンヌでも『ロミオとジュリエット』公演が毎日続いております。
早いもので千穐楽まであと1週間となってしまいました。
ツアーブログ最終回は2016年の『ロミオとジュリエット』静岡公演よりジュリエット役を務めさせていただいております、新人の宮城嶋遥加が書かせていただきます。
ツアーブログ1~3*と先輩方がとても素敵なブログを書かれていて、私はどうしようかと悩んでおりますが、現地の様子を少しでも多く皆様にお伝えすることができるよう書き進めました!最後までお読みいただけたら幸いです。
ブログ1(舘野百代編)ブログ2(貴島豪編)ブログ3(永井健二編)

photo1

まず、こちらのピンクの資料。左側の縦長のものが公演のパンフレット、右側のものが公演のチラシです。
パンフレットにはSPACでも配られるようなものと同じく、作品の説明や出演者とスタッフの名前、それに加えて演出のオマール・ポラスさんのインタビューやSPACとの関わりについて書かれています。
右側のチラシはSPACの公演のチラシよりも小さめ、でも少し厚手の紙に印刷されています。チラシの裏面にもパンフレットと同じく、出演者とスタッフの名前や作品の紹介が書かれていました。そして、チラシの方にはSPACが2017年のアヴィニョン演劇祭でオープニングを飾った劇団であるということもしっかりと書かれていました!!
そして、パンフレットとチラシの表面に堂々と輝く、

“SI L’AMOUR EST AVEUGLE, IL MANQUERA SA CIBLE…”
「恋が盲目なら、その的を外すだろう」
(宮城嶋拙訳)

というフランス語の一言、まさに、『ロミオとジュリエット』のストーリーを表現した一文です。
パンフレットもチラシもシンプルなデザインだけれど、ピンクと赤、白と黒のバランスが何とも言えず可愛くて思わず手にとってみたくなるようなものでした。

photo2

何やら、レストランのメニューのようなこの資料。これは、『ロミオとジュリエット』の公演を行っているThéâtre Kléber-Méleauのロビーにあるレストラン&バーのメニューです。よく見ると、「DASHI」や「SAKE」の文字が…。そういえば、時々、劇場の厨房から日本食特有のかつおだしの匂いがしていたのを思いだしました。
あと、写真を撮り忘れてしまったのですが、ふりかけのかかった美味しそうな丸いおにぎりも売られていました。おにぎりが大好きな宮城嶋は、目がハートになりました。
『ロミオとジュリエット』の公演に合わせてレストランのメニューも日本のものが取り入れられています。

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劇場の厨房に並ぶご馳走の数々。厨房はちょうど、女子楽屋の隣にあるので、様々なご馳走の美味しそうな匂いがします。公演前の時間には厨房から次々と美味しそうなピザやケーキが運び出されるのを横目で眺めています。

毎日の公演にはたくさんのお客さんが来て下さり、終演後にレストランに行くと、お客さんに会うこともできます。SPACとつながりのある方もこれまでに多く来て下さりました。
昨日(10月1日)の公演には、アヴィニョン法王庁中庭の劇場で照明のスタッフをしていたDomDomとBenが観に来てくれました。
アヴィニョン法王庁の案内をしていただいたときに、「次はローザンヌで『ロミオとジュリエット』をやるよ」と言ったら、「僕たちは普段はリヨン(Lyon,フランス南東部にあるフランス第2の都市)に住んでいるからローザンヌなら行ける。10月にまた会おう。」と約束してくれて、本当に車で4時間半かけて、フランスのリヨンからスイスのローザンヌまで『ロミオとジュリエット』を観に来てくれたのでした。

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少しぶれてしまったのですが、左側がDomDomで右側がBenです。終演後に劇場で一緒にご飯を食べました。

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アヴィニョン法王庁を案内してもらったときの写真。
アヴィニョンでお世話になったスタッフさんに公演を通して再びお会いすることができて本当に嬉しいひとときでした。

劇場スタッフのみなさま、劇場に足を運んでくださるお客様、日本から静岡から応援していただいている全てのみなさまの優しさと愛に支えられながら、残り1週間、頑張っていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

宮城嶋遥加

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『ロミオとジュリエット』
構成・演出:オマール・ポラス
出演:山本実幸、宮城嶋遥加、イヴ・アダン、大内米治、貴島豪、
武石守正、舘野百代、永井健二、吉見亮、ピエール=イヴ・ル・ルアルン

2017年9月19日~10月8日(18回公演)
TKM Théatre Kléber-Méleau〔ルナン/スイス〕
*詳細はこちら
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2017年10月2日

<病ブログ2017 #6>『病は気から』おためし劇場レポート

今回は、9月30日に開催されたSPACの人気企画「おためし劇場」の模様をレポートします。
「おためし劇場」は、舞台稽古を見たり、演出家や出演俳優の話を直接聞いたり、舞台上で実際の舞台装置を間近に見たりと、本公演をより楽しんでいただくためのさまざまなプログラムをセットにしたお得なイベントです。
今シーズン最初の演目となる『病は気から』のおためし劇場には、66名ものお客様にご参加いただきました。

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▲スタッフによる作品紹介の後いよいよ劇場内へ(撮影:猪熊康夫)

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▲舞台上では出演俳優たちがお出迎え(撮影:平尾正志)
 

<稽古見学>

まず最初に、稽古見学で実際の稽古の様子を体感していただきます。
普段の稽古と同様に、ノゾエさんはどんどん演出の指示を出し、俳優たちは即座に演技に取り入れていきます。

お客様からは「演出が目まぐるしく変わる中で、それに対応していく俳優さん達のプロ根性に感激しました」という声や、「こうやって演出が良くなっていくんだ!と感心した」「プロの稽古風景を見る機会なんて滅多にないので、とてもよかった」といった声が聞かれました。

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▲臨場感あふれる稽古見学(撮影:猪熊康夫)
 

<ステージトーク/演出家と俳優への質問コーナー>

続いて演出家のノゾエ征爾さんや出演俳優たちが、お客様からの質問に直接答えるステージトークへ。
お客様からは「病は気から、それでは、芝居は何からだと思いますか?」といったユニークな質問が。それに対して「やはり気持ち。今回はあらためてそう思います」とノゾエさん。

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▲ステージトークの様子(撮影:平尾正志)

さらに、「SPACで演出する時と、他の劇団で演出する時とは違いますか?」という質問に対しては、「SPACさんは、自分の劇団を含めて他の劇団とはベースとなっている技術のレベルが違うと感じます。俳優さんたちの持つテクニックも東京の多くの劇団より一段上かと。なかなかこういうレベルでやっている劇団はない」と、SPAC俳優たちには少々プレッシャーのかかる言葉が・・・。

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▲様々な質問に答えるノゾエさん(撮影:平尾正志)

出演俳優たちに対しては、「長いセリフを覚えるコツは?」や、「役作りで、人物像がつかみにくい時はどうするのか?」といった具体的な質問が飛び交いました。

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▲主人公アルガン役の阿部一徳(左)(撮影:猪熊康夫)

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▲ディアス医師の衣裳で質問に答える大高浩一(右)/進行は制作部の佐藤亮太(左)(撮影:平尾正志)
 

<バックステージツアー/いよいよ舞台上へ>

トークの後はいよいよバックステージツアーです。
バックステージツアーでは、舞台監督と創作・技術部の演出部班スタッフによる舞台装置などについての説明の後、参加者の皆さんに舞台上に上がっていただき、『病は気から』の特徴的な「客席型のセット」を間近に見ていただきました。

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▲今回の舞台装置について説明する舞台監督の内野彰子(撮影:平尾正志)

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▲舞台美術や小道具について説明する演出部班の秡川幸雄(撮影:平尾正志)

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▲参加者のみなさんは靴を脱いで舞台上へ(撮影:猪熊康夫)

舞台装置には各所にさまざまな仕掛けが仕込まれているほか、衣裳も、袖に下がらず舞台上での素早い衣裳チェンジが要求されるこの作品ならではの細かな工夫が施されています。
バックステージツアーではそれらについて、担当する舞台スタッフが実際のセットや衣裳などを前に個別に説明。参加者の皆さんは興味深そうに聞いていました。

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▲舞台の仕掛けについて解説する演出部班の降矢一美(撮影:猪熊康夫)

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▲衣裳についてはワードローブを担当する衣裳班の川合玲子が説明(撮影:猪熊康夫)
 

<舞台セットができるまで>

ところで、今回のセットに使われている客席のシートは、5年前の初演の際、浅草のちょうど閉館した映画館のシートを譲ってもらったものです。シートはすべて分解することができ、初演後も分解して保管していました。今回の再演では、まず8月中に部品のチェックと仮組みをして状態を確認。その後、9月に入って本設置しました。作業には4日ほどかかったとのことです。

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▲まずはすべての部品を並べて・・・

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▲仮組みをして状態をチェック
 

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▲本設置の作業の様子

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▲一つ一つ順番に組み立てていきます

『病は気から』のバックステージツアーは、来週からの一般公演日のうち、土曜日の公演(10月7日、14日、21日)の終演後にも開催します。(無料、ご観劇いただいた方のみ参加可能)

観劇中に感じた「あれってどうやってやってるの?」という疑問も、バックステージツアーにご参加いただければ舞台スタッフに直接ご質問いただくことができます。
バックステージツアーのお申込みはSPACチケットセンター(054-202-3399/10:00-18:00)で承ります。
「おためし劇場」にお越しになれなかったお客様も、この機会ぜひご参加いただければと思います。

また、バックステージツアーが開催される土曜日の一般公演のうち、特に14日と21日はまだ良いお席もございます。ご予約がまだの方は、ぜひSPACチケットセンターまでお電話ください!
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

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SPAC秋→春のシーズン2017-2018 ♯1
『病は気から』
2017年10月7日(土)、8日(日)、14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
潤色・演出:ノゾエ征爾
原作:モリエール (「モリエール全集」臨川書店刊/秋山伸子訳より)
出演:SPAC
静岡芸術劇場
*詳細はコチラ
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