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2013年10月8日

<制作部よもやまブログ#56>この秋、生まれ変わったロビーに遊びに来てください!

皆さん、こんにちは。
木内琴子です。

「俳優がなぜ、制作ブログを?」と思われる人もいるかもしれませんね。

出演作品があるときは、俳優の仕事を優先しておこないますが、
そうでないときは、制作部のスタッフとして業務に携わっています。
しばらくはおはなし劇場などのアウトリーチ活動もあるので、
制作部と俳優の両立、というところでしょうか。

さて、10月5日、新しいロビー企画、「午後のアートカフェ」の初回『女優カフェ』が行われました。

その前日。客席を並べ終わった、アートカフェ店長の大岡さんが叫びました。
「この空間の使い方、絶対間違っているぅぅー!」
誰もがうなずきました。だって…、広々としたロビーの4分の1程のところに、所狭しと椅子やテーブルが置かれ、コーヒーを持って移動しようものなら、「ごめんなさい、すいません」と何度も謝らなければ、通れないような感じなのです。
その一方では、白い大理石のがーらんとしたスペースが広がっています。
でも、仕方がありません。演技エリアの正面からなるべく見ていただこうとすると、こうなってしまうのです。
いったん客席に座って気づいてしまうと「なんか変!」と思うこの空間ですが、みんなでいろいろ歩き回ってみたところ、初めてロビーの入口から入ってきた時点では、そうでもない…ということになりました。

さて当日、お客様が席に座っている様子を見ると、これまでのロビー企画(朗読とピアノの午後)よりも、かなりリラックスした様子です。
椅子がテーブルを囲んでいるので、いろいろな方向を向いているということもあるかもしれませんし、2階のカフェシンデレラから、ゆったり座れる肘掛椅子を持ってきたということもあるかもしれません。
さらにお客様の前に立って見ると…、お客様ひとりひとりの様子がいつもよりもよくわかるのです。
決して私がリラックスしていたわけではありません。
座る椅子や向きの違いによって、お客様の身体から個性を感じることができたのだと思います。

『松井須磨子物語』

来週10月12日も「午後のアートカフェ」は開催されます。
店内のレイアウトは内容に合わせて変化する予定です。
初回、私が出演した『松井須磨子物語』のために作曲・演奏をしてくださった渡会美帆さんもレクチャーコンサートをされます。
現代音楽…というと馴染みがない方もいらっしゃるかもしれませんが、参加型のレクチャーだそうで、面白そうですよ。
この日は、私は店員として、カフェで皆様をお待ちしています!