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2014年7月26日

『室内』ヨーロッパ・ツアー レポート(6)

SPAC制作部『室内』担当の米山です。
俳優布施に続き、アヴィニョン演劇祭のツアーレポート第二弾です。

俳優や技術スタッフがツアーの最中、
制作の私は、静岡でお留守番しながら、
その後のツアーの準備の事務仕事を進めているのですが、
アヴィニョン公演は、制作兼字幕スタッフとして、
ツアーに同行しております。

それにてしても演劇祭期間中のアヴィニョンは、
朝から晩まで街のいたるところで演劇が上演されていて、
深夜12時過ぎまで、本当にお祭り騒ぎです。

アヴィニョン街中

この街の一体どこに、
『室内』の上演に必要な沈黙と闇はあるでしょうか。

では、今日は『室内』の上演会場までご案内します。

?

アヴィニョンの中心地を取り囲む城壁を出て、アヴィニョン中央駅を右に見ながら…

アヴィニョン中央駅

さらにどんどん進みます。

池
草原
郊外の家々
劇場前の道
みんなてくてく歩きます

ようやく劇場、モンファヴェホールに到着!

劇場に到着
横から見たモンファヴェホール

そうなんです。
『室内』の上演会場は、アヴィニョンの中心街ではなく、
そこから車で25分ほどいった
モンファヴェという郊外にあります。

モンファヴェは遠いよ
(左端がアヴィニョンの中心地、モンファヴェホールは右端の終点2つ前)

途中には池があったり、草原や木々の茂る場所があったり、
そのなかにぽつぽつと家があったり…。

劇場への行き来のバスの窓から見えるそんな風景は、
なんだかメーテルリンクが描いた『室内』の世界を
思わせもします。

私たちは、この街の喧噪とは離れたこの劇場で、
『室内』の沈黙と闇の時間と空間を、
レジさんや、お客様と共にしています。

今日のおまけ

すぱっくんもモンファヴェでお出迎え
 
 
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