ブログ

2015年12月8日

<潜入!『黒蜥蜴』の世界(5)>作品世界を彩る音

稽古場では、音楽監督・棚川寛子さんのもと、演奏の猛練習が行われています。
『黒蜥蜴』の劇中音楽は俳優たちによる生演奏です。台詞や動きとの息もぴったり!

曲には、「黒蜥蜴の告白」「偽りの愛」「大転換」などの名前が付けられています。
(まもなく音楽の入ったプロモーションビデオを公開予定。お楽しみに!)

IMG_0490
作曲中の棚川寛子さん。とても真剣なまなざし。


こちらが使われている楽器。ほんの一部です。

そのほかにも、劇中では様々な音が必要です。
時計の音、エレベーターの音、ドアのノック、犬の鳴き声……。時代設定によっても異なってくる音。
これらを自然に、時には印象的に観客に届けるのが、音響・原田忍さん。
台本を丹念に読み込みながら、どの場面にどんな音が必要なのか、チェックをしていきます。

原田さん写真
お仕事中の原田さん。場面に適したSE(効果音)を探しています。

美しい台詞、迫力ある音楽、物語にぐっと引き込む効果音。
それらの奏でるハーモニーを味わうのもまた楽しみのひとつ。

=============​
​1~2月 SPAC新作
『黒蜥蜴』
演出:宮城聰/原作:江戸川乱歩/作:三島由紀夫
音楽:棚川寛子/舞台美術:高田一郎/照明デザイン:沢田祐二
出演:SPAC
静岡芸術劇場
◆公演の詳細、アーティストトークなど関連企画の詳細はこちら
=============