2017年7月6日

アヴィニョン法王庁日記(3) 2017年6月29日 仕込み一日目

SPAC文芸部 横山義志

午前4時半起きで、5時半頃に宿を出てアヴィニョンの城壁の中へ。5時50分法王庁前に集合。機材を積んだトラックが到着している。石畳の段差をバックで登ってきたという。法王庁担当のスタッフと顔合わせ。法王庁の楽屋口から中庭の舞台に入っていく。

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今回の演出では、舞台上に水を張っている。法王庁中庭の舞台にもすでに水が…というのは想定外で、この二日の大雨で溜まったもの。まずは機材を置いたりマーキングしたりできるように、水抜きをしなければならない。モップで少しずつ水をポンプの方に集めていく。気の遠くなるような作業。

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舞台装置の岩を搬入。まるで測ったかのように搬入口ギリギリ。

なんとか水以外はセッティング。世界遺産のアヴィニョン法王庁に、なぜか和風の石庭。ミスマッチの妙。

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法王庁は朝9時から見学できるようになるので、仕込みしている横を観光客が通っていく。

法王庁の楽屋。アーチ状の天井、フレスコ画、ステンドグラス。これもかなり不思議なシチュエーション。

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14時に俳優入り、楽屋準備。16:30舞台上で居所合わせ。水が入らないうちに、俳優の位置をマーキングしていく。17:30~18:30夕食休憩。22:00~24:00舞台上で早速稽古。高さ30メートルの法王庁中庭の壁に俳優の影を大きく映し出す。ここでは、駿府城公園で上演したときよりも、ずっと大きな影を作ることができる。

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その後、照明の調整作業。午前4時まで。
 
 
*アヴィニョン法王庁日記バックナンバー*
(1) 2017年6月27日 静岡からフランスへ
(2) 2017年6月28日 アヴィニョン到着
(3) 2017年6月29日 仕込み一日目
(4) 2017年6月30日 仕込み二日目
(5) 2017年7月1日  仕込み三日目
(6) 2017年7月2日  アヴィニョン法王庁の歴史
(7) 2017年7月3日  法王庁中庭での上演の歴史
(8) 2017年7月4日  フォトコール
(9) 2017年7月5日  最終公開稽古(ゲネプロ)
(10) 2017年7月6日 公演初日
(11) 2017年7月7日 公演二日目
(12) 2017年7月8日 公演三日目

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第71回アヴィニョン演劇祭オープニング招待作品
アンティゴネ
構成・演出:宮城聰 / 作:ソポクレス / 出演:SPAC
7月6日(木)・7日(金)・8日(土)・10日(月)・11日(火)・12日(水)各日22時開演
会場:アヴィニョン法王庁中庭
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