2007年8月1日

「SPAC親と子の演劇教室」5日目 劇場での稽古

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「SPAC親と子の演劇教室」も5日目を迎えました。今日は、いつものリハーサル室ではなく、静岡芸術劇場の舞台での稽古です。

ここ静岡芸術劇場は馬蹄形の劇場で、舞台と客席を区切るプロセニアムアーチ(絵でいう額縁のこと)がないので、舞台と客席がとても近く感じられます。おまけに舞台は奥行きが深く、高さがあるので、役者は相当なエネルギーを出さないと空間に飲み込まれてしまいます。参加者のみんなは、いつもと違うこの空間で何を感じ取ったでしょうか?

[1]今日も発声練習から稽古が始まります。実際の舞台に立つと一気に緊張感が増します。舞台の上では、いつも以上に強い声を出さないと観客に届きません。みんなこのことを肌で強く感じたようです。

    

次のスズキ・メソッドの稽古もいつもより緊張した感じでしたが、きびきびと動けていました。やはり本物の客席を前にすると「見られる」ということを強く意識するようです。

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最後は『オズの魔法つかい』の台本を使った稽古です。

[5]今日は、冒頭の語りのセリフからドロシーといい魔女の会話まで。語りのセリフは、もうだいぶ慣れてきたようでみなスラスラと言えています。語りの前で繰り広げられる、ドロシー、トトといい魔女、マンチキンの出会いのシーンは、演出・指導の中野さんからいろいろな指示が飛び、だんだんと形になっていきました。これからの展開が楽しみです。

今日の稽古では、観客に「見られる」ということを体験できたことが一番の収穫だったと思います。次回からのリハーサル室での稽古でも、この感覚を忘れないでもらいたいと思います。

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[5] http://otsukimi.net/spac/blog/wp-content/uploads/2007/oz/IMG_5151.JPG


2007年7月30日

「SPAC親と子の演劇教室」4日目

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「SPAC親と子の演劇教室」がスタートして、今日でちょうど1週間。「スズキ・メソッド」では、前回までの復習をしたあと、更に新しい動きをおぼえました。ピリリとした空気が生まれ始めた稽古場。すこしのアドバイスでどんどん良くなっていく参加者たちを前に、スタッフの指導にも力が入ります。

普段の生活ではほとんど意識することのない自分のからだと自分のこえ。参加者のみなさん、今日はどんなことを発見しましたか?あらゆる感覚を研ぎ澄まして、あせらずじっくり、自分のからだと向かい合ってみてくださいね。

『オズの魔法つかい』の台本をつかっての稽古2回目。前回と同じ冒頭の語りの部分〜マンチキンといい魔女の登場までをつくってみました。言葉に、動きに、ひとりひとりの個性が見えてきます。オズの物語が、動き始めました。

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[3] http://otsukimi.net/spac/blog/wp-content/uploads/2007/oz/IMG_5017.JPG
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2007年7月28日

「SPAC親と子の演劇教室」3日目

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今日で「SPAC親と子の演劇教室」も3日目を迎えました。

発声と呼吸、柔軟体操、「スズキ・メソッド」。一日のプログラムの流れができてきました。前回やったことの復習から、毎日新しいことが加わって、少しずつ積み重なっていきます。

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重心を意識しながら身体をゆっくりと移動させたり、脱力した状態から起き上がったり、すばやい動きの中でいったん止まってから声を出す。からだとこえの関係をみつめてみました。

ひとつひとつの動きは単純に見えても、実際にやってみるとからだが思うようには動いてくれません。まずはこのことを知ることからからだをコントロールするということが始まります。

次に、『オズの魔法つかい』の台本を使って一つの場面をつくってみました。

冒頭のセリフを順番に言う人と、その前で、ドロシーに近づいていくマンチキンといい魔女たちを演じる人。「マンチキン」や「いい魔女」ってどんな格好をして、どんな歩き方をする人なのかな?歩き方だけで表現するって難しい。想像力を膨らまして表現してみました。

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[1] http://otsukimi.net/spac/blog/wp-content/uploads/2007/oz/IMG_4928.JPG
[2] http://otsukimi.net/spac/blog/wp-content/uploads/2007/oz/IMG_4940.JPG
[3] http://otsukimi.net/spac/blog/wp-content/uploads/2007/oz/IMG_4975.JPG


2007年7月24日

「SPAC親と子の演劇教室」はじめてのスズキメソッド

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二日目をむかえた「SPAC親と子の演劇教室」では、俳優の訓練法「スズキ・メソッド」を体験しました。

「スズキ・メソッド」とは、SPACの前・芸術総監督である鈴木忠志によって考案された俳優のための訓練法で、世界中の劇団や演劇学校で学ばれています。もちろんSPACでも稽古の時には必ずこの訓練が取り入れられており、俳優だけでなく、スタッフも一緒になって取り組んでいます。

[1]一日の最初のプログラムは、全員で輪になって、いろいろな姿勢での発声をしました。立ったり、座ったり、あお向けに寝てみたり・・・。

発声を終えたあとは、柔軟体操を十分にして、いよいよ「スズキ・メソッド」です。

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「スズキ・メソッド」の訓練はまず「重心」を意識することからはじまりました。でも、「重心」ってことばで聞いてもよくわかりません。からだを色んな方向に傾けてみることで、はじめて重心の場所を感じ取ることができます。

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みんな初めての感覚に、ちょっと戸惑いながらも、自分のからだに集中して取り組むことができました。

舞台の上でからだを見られているという感覚と、自分のからだを意識してコントロールすること。「スズキ・メソッド」の訓練を通して、この二つを身につけていけたらと思います。

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「SPAC親と子の演劇教室」いよいよスタート!

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SPACの初めての事業である「SPAC親と子の演劇教室」がいよいよスタートしました!

この事業は、学校教育の中では触れることのできない演劇の面白さ、奥深さを親子で体験してもらうことを目的としており、参加者にはこれから約一ヶ月間、「からだ」と「こえ」を使ったさまざまなプログラムに参加してもらい、その成果として『オズの魔法つかい』を発表会というかたちで公開します。

第一日目は、60名の子供たちに加え、約20名の保護者の方が見学に訪れてくれました。中には、子どもたちと一緒にストレッチをするお母さんもいました。演劇をとおして、ともにからだを動かし、声を出すことによって、親子の対話が深まっていけばいいなと考えています。

[1]                                                                                                                                                                                                                      今日は、初日ということもあって、自己紹介からはじまり、ボールを使って相手の名前を呼び合う簡単なシアターゲーム、からだを意識しながらの発声・呼吸法、音楽に合わせてウォーキングをするリズムトレーニングなどを行いました。

      

[2]簡単な動きひとつをとっても、ひとりひとり個性が発揮されていて、あらためていろいろな才能を持った子がいることに気づかされました。これから行われるさまざまなプログラムをとおして、参加者のからだがどう変化していくのかがとても楽しみです。

[1] http://otsukimi.net/spac/blog/wp-content/uploads/2007/oz/IMG_4823.JPG
[2] http://otsukimi.net/spac/blog/wp-content/uploads/2007/oz/IMG_4862.JPG


2007年7月2日

春の芸術祭終了!

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2ヶ月に渡って開催した「Shizuoka春の芸術祭2007」、終了しました。

トリは県民参加体験創作劇場の「椿姫」。この「椿姫」は3月に公演を行ない、更にパワーアップして、新たなメンバーとともに創り上げた作品です。前回から引き続き参加した人、今回が初めての人、何年かぶりに参加した人などさまざまでしたが、最後を飾るにふさわしい盛り上がりで幕を閉じました。

終わった後は充実感と、祭りの後の寂しさ。

昨日まで毎日、スズキメソッドの俳優トレーニングをし、厳しい稽古をつんできた体験創作劇場の参加者のみなさんも、また会う日まで!と言って別れました。

劇場にお越しいただいた多くの観客のみなさんも、また劇場でお会いしましょう!

SPACカンパニーは、7月11日からロシアのモソヴィエト劇場(モスクワ)で声明と打楽器の『羯諦羯諦』と『ディオニュソス』の2部構成の公演を行ないます。チェーホフ演劇祭というモスクワで2年に一度開催している国際演劇祭での公演です。いってきます。


2007年6月12日

そら豆くんとめだかの子

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今日は静岡中央養護学校小学部の生徒さんが、椿姫の稽古の見学にいらっしゃいました。炎天下の野外劇場の舞台の前に車椅子でかぶりつきになって、椿姫に出演する俳優の訓練やオープニングの稽古を見学しました。

今日来てくださった10名の生徒さんはいま、自分たちで一つの舞台を創ろうとがんばっているところだそうです。

「ナレーションの役なんだけれど、大きな声が出せません。どうしたら大きな声が出るようになるますか?」

「役になりきるにはどうしたらいいですか?」(この子は、グリンピースの役!だそうです)

「本番で緊張しないためにはどうすればいいですか?」

稽古見学の後に設けられた質問タイムでも、実際に舞台を創る体験をしての、とても率直な、一人一人にとってとても具体的な質問が飛び出します。これらの質問は、大人の俳優でも、プロの俳優でも、だれもがみんな悩むことです。でも、緊張すると身体が震えてきてしまったり、どうにも大きな声ではっきりしゃべれなかったりする子どもたちにとっては、私たち以上に切実な、大きな悩みです。このとても素直な質問に答えながら、ああ一緒だね、舞台を創るってそういうことだよね、と改めて思いました。

中央養護学校の生徒さんが創ろうとしている舞台は、「そら豆くんとめだかの子」という舞台だそうです。出来上がったらビデオを送ってくださるとのこと。彼らがどんな舞台を創るのか、本当に楽しみです。


2007年6月9日

公演が始まるまでの時間

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公演が始まる1時間前から、静岡芸術劇場では2階のカフェ・シンデレラで、舞台芸術公園では喫茶カチカチ山の営業が始まります。なんといっても目玉は、SPACの女優、男優がカウンターに立っていること。舞台の上でしか見たことがない俳優たちの素顔を垣間見ることができます。

今年の「春の芸術祭」では、少しずつ新しいメニューも加わって、開演前の時間をゆっくりと過ごせる空間を演出。ご近所のお米屋さん、イチゴ農家、喫茶店などから提供されるおにぎり、アイス、キッシュをはじめ、スタッフが開拓したレアなメニューがいっぱいです。

今週はイタリアのカンパニー、ピッポ・デルボノ・カンパニーの「戦争」と「沈黙」の2作品を上演するということで、パニーニやブラッドオレンジなどイタリアにちなんだメニューが登場します。

舞台の幕が開く前から、作品を楽しむ時間は始まっています。どうぞお立ち寄りください。


2007年5月6日

第一週無事に終了しました

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怒涛の3日連続公演、「Shizuoka春の芸術祭」の第一週があけました。舞台もどれもいい作品、客席も大盛況で、いいスタートが切れました。

やはり、いい舞台からは元気をもらえる。迫力の舞台から、発せられる生身の人間のエネルギーは、もはやヘロヘロになりかけていた私たちの心と身体に、元気なエネルギーを与えてくれました。この感動、というか気持ちよさを一人でも多くの人と共有したい。作品をどう見るかに答えなんてないけれど、カラダの内部が動かされるような、何かを感じるということはきっと同じ。同じ時間、同じ空間で、同じ舞台を見つめていたという一体感は確かにある。今回の芸術祭で、毎公演終了後に開催される芸術総監督・宮城聰とのアーティスト・トークも、いま観た舞台の創り手と見る側が同じ空間にいるという一体感を生み出していました。

いよいよ次週からは海外の作品がやってきます。


2007年5月3日

Shizuoka春の芸術祭2007開幕!

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「Shizuoka春の芸術祭2007」、本日開幕。金森穣振付のNoism「PLAY 2 PLAY」、鈴木忠志演出SPACの「別冊 別役実」の2本でオープニングを飾りました。

明日初日を迎える無名十大劇団合同公演「マクベス」は、ただいま、最終リハーサルを野外劇場で行っています。今日は、日中暑かったのですが、夕方からは涼しくなってきました。明日、明後日の野外劇場での「マクベス」にご来場の方は、少し暖かい服装でご来場ください。

劇場でお待ちしております!