『マハーバーラタ』 アヴィニョン公演・KAAT公演

 

【NEW!】↓アヴィニョン公演の初日舞台写真

(撮影:新良太)



★ル・モンドに掲載(2014年7月9日)
 アヴィニョンの町よ、悦びはわれらとともに!
 ほら、ここに平和を見出せり!
 *詳細はこちら


★7/12(土)教皇庁前広場での特別公演のレポート
 *詳細はこちら

 *『マハーバーラタ 〜ナラ王の冒険〜』7月12日(土)の公演中止に関して

★ブルボン石切場での公演映像(Théâtre-Vidéo.netより)


★アヴィニョン法王庁前広場における
 『マハーバーラタ』抜粋版のパフォーマンス映像
 (Théâtre-Vidéo.netより)



★インタビュー映像(Théâtre-Vidéo.netより)


★舞台映像+インタビュー映像(arteより)


↓アヴィニョンでの最新写真はこちらから!(随時更新中)


↓「ふじのくに⇄せかい演劇祭2014」公演の舞台写真はこちらから



↓日記も随時更新中!
アヴィニョンマハツアーブロ







【演出家プロフィール】
宮城聰(みやぎ・さとし)
1959年東京生まれ。演出家。SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督。東京大学で小田島雄志・渡辺守章・日高八郎各師から演劇論を学び、90年ク・ナウカ旗揚げ。国際的な公演活動を展開し、同時代的テキスト解釈とアジア演劇の身体技法や様式性を融合させた演出は国内外から高い評価を得ている。07年4月SPAC芸術総監督に就任。自作の上演と並行して世界各地から現代社会を鋭く切り取った作品を次々と招聘、また、静岡の青少年に向けた新たな事業を展開し、「世界を見る窓」としての劇場づくりに力を注いでいる。代表作に『王女メデイア』『マハーバーラタ』『ペール・ギュント』など。04年第3回朝日舞台芸術賞受賞。05年第2回アサヒビール芸術賞受賞。
「芸術総監督」ページ

SPAC 『マハーバーラタ 〜ナラ王の冒険〜
アヴィニョン演劇祭・公式プログラムでの公演は
7月19日、無事千穐楽を迎えました。
9月、KAAT神奈川芸術劇場で
凱旋公演を行ないます!

★『室内』もアヴィニョン演劇祭公式プログラムに招聘されています!
詳細はこちら

アヴィニョン演劇祭

世界の演劇人の目標地点と言われるアヴィニョン演劇祭は、1947年に開始され、現在では公式プログラム約40作品、OFF(自主参加)演目約1300作品が上演される、文字通り世界最高峰の演劇祭です。メイン会場としてアヴィニョン法王庁中庭やブルボン石切場(1000人収容)、新設の屋内劇場ラ・ファブリカなどがあり、メイン会場のオープニング作品はヨーロッパ演劇界注目の一大イベントとしてフランスの全国紙で大きく取り上げられ、しばしばヨーロッパの国営放送局で生中継されます。なお日本の演出家による演劇作品が公式プログラムに選ばれるのは20年ぶりとなります。
Website: www.festival-avignon.com
Facebook: Festival d’Avignon

*ブルボン石切場

1985年夏、アヴィニョンでの『マハーバーラタ』初演に際し、ピーター・ブルックはふさわしい場所を渉猟したすえに廃墟となっていたブルボンの石切場を発見し仮設劇場へと変容させました。以来「石切場」はアヴィニョン演劇祭のメイン会場のひとつとなりました。いまなお演劇史上の大事件として語り継がれるブルック演出『マハーバーラタ』から29年。新たな伝説の誕生を待望するアヴィニョン演劇祭が選んだのが、SPACの『マハーバーラタ』を石切場に招くことでした。

公演情報

7月7日(月)・8日(火)・10日(木)・11日(金)・12日(土)・13日(日)・14日(月)・15日(火)・17日(木)・18日(金)・19日(土) 各日22時開演
会場:ブルボン石切場*
※「アヴィニョン演劇祭」での公演詳細はこちら
※「ふじのくに⇄せかい演劇祭2014」での公演詳細はこちら

アヴィニョン演劇祭からの日本凱旋公演
KAAT神奈川芸術劇場で上演決定!

2014年9月12日(金)19:00・13日(土)13:00/18:00
KAAT神奈川芸術劇場<ホール>
 
本公演では、アヴィニョン公演をできるだけ再現するために、
KAATの舞台上に客席を取り囲む仮設の円形舞台が出現します。
 
チケット好評発売中!
一般5,000円
U24(24歳以下)2,500円
高校生以下1,000円
シルバー(65歳以上)4,500円
※SPACチケットセンターでの販売はございません。ご了承ください。
 
【お問合せ】 KAAT神奈川芸術劇場 TEL.045-633-6500

あらすじ

その美しさで神々をも虜にするダマヤンティ姫が、夫に選んだのは、人間の子・ナラ王だった。その結婚を妬んだ悪魔カリの呪いによって、ナラ王は弟との賭博に負け国を手放すことになる。落ちのびていく夫に連れ添おうとしたダマヤンティ。だが疲れて眠っている間に、彼女の衣の切れ端を持ってナラは去る。夫を捜して森をさまようダマヤンティを様々な困難が襲う。行く先々で危機を乗り越えた彼女はやがて父親の治める国へ。一方ナラも数奇な運命を経てその国にたどり着く。果たして夫婦は再会し、国を取り戻すことが出来るのか…。

スタッフ / キャスト

演出:宮城聰
台本:久保田梓美 音楽:棚川寛子 空間構成:木津潤平

出演:
阿部一徳、赤松直美、石井萠水、大内米治、
大高浩一、片岡佐知子、加藤幸夫、木内琴子、
榊原有美、桜内結う、佐藤ゆず、鈴木麻里、
大道無門優也、舘野百代、寺内亜矢子、仲村悠希、
本多麻紀、牧野隆二、牧山祐大、美加理、
森山冬子、山本実幸、横山央、吉見亮、
若宮羊市、渡辺敬彦

照明:大迫浩二、小早川洋也、山森栄治(KAAT)  
音響:水村良、加藤久直、牧嶋康司
衣裳デザイン:高橋佳代
美術:深沢襟
ヘアメイク:梶田キョウコ
衣裳:大岡舞 

技術監督:堀内真人(KAAT)
舞台監督:村松厚志 
舞台:岩崎健一郎、山田貴大
演出補:中野真希
ドラマトゥルク:横山義志
制作:大石多佳子、中野三希子

製作:SPAC − 静岡県舞台芸術センター
共同製作:KAAT神奈川芸術劇場


『室内』ヨーロッパ・ツアー

 



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■2013年初演時のインタビュー


■2013年初演時のアフタートーク


<演出家プロフィール>
クロード・レジ Claude RÉGY
8f46570854090559a616d9a23a3d93f33演出家。1923年生まれ。52年から演出活動をはじめ、特定の劇場や劇団に属することなく、独自の理念で、マルグリット・デュラス、ハロルド・ピンター、ヨン・フォッセなど、数多くの同時代作家の作品を上演する。81年以降、パリ国立高等演劇学校(コンセルヴァトワール)で教鞭を執り、また著書によっても若い演出家や俳優に影響を与えている。90年代以降では、ヨン・フォッセ作『だれか、来る』(99)やサラ・ケイン作『4.48サイコシス』(イザベル・ユペール主演、2002)が話題を集め、10年Shizuoka春の芸術祭での初来日公演では、フェルナンド・ペソア作『彼方へ 海の讃歌(オード)』が日本の観客にも熱烈に受け入れられた。

『室内』舞台写真
2013年6月 舞台芸術公園 屋内ホール「楕円堂」にて


クロード・レジ×SPAC共同制作作品『室内』が
アヴィニョン演劇祭2014公式プログラムに招聘!
また、ヨーロッパ各都市を巡演!

昨年90歳を迎えたフランス演劇界の巨匠クロード・レジ氏とSPACがパリと静岡での3ヶ月に及ぶ稽古を経て制作した『室内』(メーテルリンク作)。
今年はいよいよ5月の「ウィーン芸術週間」での招聘公演を皮切りに、ヨーロッパ各地で公演を行ないます。

 公演情報

◆オーストリア・ウィーン◆
 「ウィーン芸術週間」
 5月11日(日)〜14日(水) 4公演
 会場:Halle G im MuseumsQuartier ミュージアム・クォーター ホールG 
 http://www.festwochen.at/programmdetails/interieur/

◆ベルギー・ブリュッセル◆
 「クンステン・フェスティバル・デザール」
 5月20日(火)〜24日(土) 6公演
 会場:Théâtre Varia ヴァリア劇場 
 http://www.kfda.be/en/projects/interieur

◆フランス・アヴィニョン◆
 「アヴィニョン演劇祭」
 7月15日(火)〜27日(日) 11公演
 会場:Salle de Montfavet モンファヴェホール
 http://www.festival-avignon.com/en/shows/2014/interieur

◆フランス・パリ◆
 「フェスティバル・ドートンヌ・ア・パリ」
 9月9日(火)〜27日(日)
 会場:Maison de la culture du Japon à Paris パリ日本文化会館
 http://www.festival-automne.com/edition-2014/claude-regy-interieur_1611

 スタッフ/キャスト

演出:クロード・レジ
作:モーリス・メーテルリンク
訳:横山義志
出演:泉陽二、伊比井香織、大庭裕介、貴島豪、
下総源太朗、鈴木陽代、たきいみき、布施安寿香、
松田弘子、弓井茉那、吉植荘一郎、関根響

初演:2013年6月「ふじのくに⇄せかい演劇祭2013」
    舞台芸術公園 屋内ホール「楕円堂」

http://spac.or.jp/f13interior.html

『室内』について
クロード・レジ  2013年3月

夜。窓の向こうに、家族の暮らしが見える。

平和な暮らしに見える。

だが、これらの生者たちを囲っている壁の向こうに、メーテルリンクがいう「闇の海」の内部に秘められているものを、わたしたちのうちに穿(うが)たれたひそかな空洞がなしている領域を見せなければならないのではないか。この空洞は、意識的な生も無意識の生をも超えているために、到達不可能なようにも見えるだろうが。

空洞の闇が光を放つ。そして、わたしたちが全力で覆い隠そうとしているものについて、口を開いてしまう。死である。

この家族の娘の一人が亡くなった。

平穏そのもので、一見幸せそうなこの家族。

葬列が、亡くなった若い娘を運ぶ担架が、あゆみを進めている。そして容赦なく家に近づいてくる。

そもそもこの家の家族の平穏も、家族の一人が、すぐそばで、まさにこの晩に亡くなるということの予感によって、知らず知らずのうちに乱されていたのではないだろうか。

その若い娘は、もしかすると、自ら死を望んだのかも知れない。娘は水による死を、溺死を選んだ。

家のなかでは小さな子が眠っていて、担架が到着しても目をさまさない。眠りと死との親近性があまりにも強いために。

この葬列の道行きは、わたしたちのうちを行く死の道行きでもある。

メーテルリンクは、空間上わたしたちに近いところで交わされる言葉を、より遠いところで展開する、全く言葉のないイメージと結び合わせた。こうして、生と死との共存を非常に見えやすいものにしている。二つの力は反発しあい、反発しあうことで一種の結合を、新たな力を作り出している。

盲目的な恐怖から遠く離れて、『室内』はこの生と死との本質的な共存を生み出し、それにイメージを与えている。

これがたぶんメーテルリンクの最大の力なのだろう。感性が知的認識を越えていく世界へと、わたしたちを誘ってくれるのである。