アルヴィン・スプートニクの深海探検

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人形劇のイメージをことごとく覆した!
オーストラリア発のマルチメディア・パフォーマンス!

この作品は、アニメーション、指人形、ウクレレ演奏、歌などに、本人の演技も織り交ぜた、驚異のソロパフォーマンスです。構成・演出・出演・人形操作など、すべてを行うマルチ・パフォーマー、注目の鬼才、ティム・ワッツが、オーストラリアから初来日を果たします。本作はアートとして強烈なパワーを放ちながら、大人から子どもまで、演劇マニアも「難しい作品は苦手」と言う方も決して飽きさせない“上質なエンターテインメント”になっています。

「ブロードウェイ大作を凌ぐ興奮!」
―NYプレス絶賛の話題作
いよいよ待望の日本初上陸

ニューヨークの「ブロードウェイ・ワールド・コム」は、「4千万ドルかけた2時間半に及ぶブロードウェイの大作でさえ、この興奮の45分間に勝るだろうか?」と絶賛。他の各プレスも高評価を与えています。ニューヨークの他にも、オーストラリア国内各地はもとより、アメリカ、イギリス、韓国など世界各地で公演を行い、多くの観客を虜にしました。たった一人のパフォーマンスが、愛と冒険にあふれた壮大な世界観を描き出すことに成功した、注目の作品です。

公演情報

日本初演 人形劇/オーストラリア

■公演日時
6月2日(土)17時15分開演、6月3日(日)11時30分開演・18時開演

上演時間:45分
英語/日本語字幕

■会場
舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」

■チケット
一般大人 :2,000円/学割 [大学生・専門学校生・高校生以下] : 1,000円

STAFF / CAST

構成・演出・出演・人形操作:ティム・ワッツ
製作:パースシアター・カンパニー
後援:オーストラリア大使館

アルヴィン・スプートニクの深海探検(ティム・ワッツ公式サイト)

プロフィール

ティム・ワッツ Tim WATTS

ティム・ワッツは演じ手であるだけでなく、舞台美術、演出、プロデュース、人形操作、アニメーション製作など、多彩なジャンルでその才能を発揮している。オーストラリア西部のパースを拠点とする劇団「ウィービング・スプーン・プロダクション」を設立し、国内外で多数の受賞経験がある。また、世界各地のワークショップに参加(アデレード、メルボルン、ブリスベン、北京、上海、プラハ、モントリオール、オタワ、トロント、ロンドン、カリフォルニア、ニューヨーク)。近年の作品には、“Deathtrap”(パース現代美術学院)、“The World Inspite of Itself”(中国)、“Red Lashes” (国際操り人形連盟2008/パース)などがある。

コラム

ファンタスティック!ティム・ワッツ!
平常

楽しい。とにかく楽しい。観客はティム・ワッツに誘われ、SPACでも壮大な冒険物語を体験することになるだろう。しかしながらその表現方法は実に素朴だ。そして創意工夫に満ち溢れている。本作は人形のコミカルで愛らしく繊細な動きや彼の人柄の魅力も全面に出ているが、何と言っても特徴的なのが映像である。主にアニメーション。このアニメがとても素朴なタッチで描かれており、ライブによる演技や劇場の光と見事に融合しているのだ。その映像は劇の背景だけに留まっているわけではない。登場人物達は時にアニメとなって行動し、時にティム・ワッツ自身が演じ、時に人形が演じ、時にはアニメと人形が同次元に登場する。この全体のバランスとさじ加減が絶妙で気持ちが良い!私も普段から人形と人間による芝居で彼とよく似た手法を用いているがここまで映像を駆使したことはない。私は極めてアナログなファンタジーが好きだからだ。しかし、彼の用いる映像は、その投影技術は現代文明ながらアニメ自体がアナログなタッチなので全値的な劇世界に違和感なく存在しているのだ。舞台の序盤から、映像とライブの境目などなくなってしまっている。それぞれのパートの技術や質感が最大に活かされて劇が進行してゆき、気がつけば観客も深海探検をしているという仕組みだ。私は人形劇の人間なので、やはり、主人公が彼の手(人形)によって表現されている場面が印象に残る。人形劇は目線が命!表情の変わらない人形はその目線の僅かな違いと緩急で表情が変わる。もちろん最終的には観客の心が人形の表情を創り上げるわけだがまずは何より演じ手の技術と表現力が必要となる。本作の主人公の首(人形劇では首と書いて“かしら”と読む=あたま)の動き、目線に注目だ。その場面の感情が実に見事に表現されている。人形の動きのシャープで切れ味の良い様と柔軟性が気持ちよいくらいに自然で、終幕の頃にはすっかりあの主人公が愛おしくなる。ティム・ワッツは舞台の魔術師である。

平常(たいら・じょう)
人形劇俳優・演出家。 12歳でデビュー後、数々の賞を受賞。全ての役柄をひとりで演じ分け、脚本・演出・美術・音楽も手掛ける。2010年の「Shizuoka春の芸術祭2010」では「毛皮のマリー」を上演し、好評を博した。同作や「オズの魔法使い」などを新国立劇場ほか全国・世界各地で上演中。テレビ・ラジオ出演多数。