スカラ=ニスカラ ―バリの音と陶酔の共鳴―

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今なお生活に息づく神々との交流
――現代演劇の重要な参照項

バリ島では、音楽の演奏や舞踊・演劇の上演が、神々に捧げる祭事の一部として、現在でも日常的に行われています。「神々の住む島」と形容されるほど信仰を重んじるバリ島の住民にとって、芸術はとても身近で、重要なものとなっています。そんなバリ島の儀礼は、現代演劇の重要な理論家アントナン・アルトーをはじめ、様々な芸術家に深い影響を与えており、現代演劇を理解する上で不可欠な存在と言えます。約1時間に凝縮されたこの作品の中から、過去・現在そして未来への時の流れ、演劇のルーツを感じ取れることでしょう。

公演情報

映像/日本

■公演日時
6月2日(土)17時上映開始
◎終演後に、春日聡(製作者)によるトークを行います。
※本作には動物を生け贄にするシーンが含まれております。こうしたところにこそ、近代的な感覚からは遠くなってしまった「自然や生き物への畏れ」が現れている点を、ご理解いただきたく存じます。

上映時間:55分
バリ語・インドネシア語上演/日本語字幕

■会場
舞台芸術公園 屋内ホール「楕円堂」

■チケット料金
500円

STAFF / CAST

製作・監督・撮影・録音・編集:春日聡

作家プロフィール

春日聡 KASUGA Akira

美術家、映像・音響作家、映像・音響人類学研究、博士(美術 Ph.D, Art)
1970年生まれ。音響彫刻作品、メディア・アート的アプローチのインスタレーション作品、映像・音響作品を発表。ライヴパフォーマンス、内外作家とのコラボレーションやサウンド作品提供も多数。1990年より日本列島各地、バリ島、ネパールなどの聖地でフィールド・ワークを続ける。神楽を中心とした民俗伝承芸能の採訪調査にも注力、祭祀儀礼や祝祭空間といった自然と人間の接点における「気配」や根源的な美をテーマに制作を行う。主な展覧会に「listening dream floor 超気配主義展」(2002年)「n_ext メディア・アートの新世代展」(2004年)「静岡アートドキュメント」(2011年)など。