ファウスト 第一部

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ファウスト 第一部

【演出家プロフィール】
ニコラス・シュテーマン
1968年、ドイツ・ハンブルク生まれ。「ポストドラマ演劇」を代表する演出家の一人。元ピアニストという経歴も活かし、音楽・映像など様々なメディアを自在に組み合わせて、簡素な舞台から強烈な夢想を生み出していく。ドイツ語圏で初演された注目すべき作品が毎シーズン10本選定される「ベルリン演劇祭」に2002年から6度招聘されており、2012年には本作の完全版“Faust I+II”を上演し3sat賞を受賞。同年、テアター・ホイテ誌「年間最優秀演出家賞」にも輝いた。ハンブルクのタリア劇場の他、ベルリンのドイツ座やシャウビューネ、ウィーンのブルク劇場など国内外で活躍している。10年にはベルリンコミッシュオペラ座で初のオペラ演出を手がけた。

3sat賞
公共放送のTV局 3sat は1996年以来、毎年、ベルリン演劇祭の公演を中継している。ベルリン演劇祭に招聘された作品の演出家、俳優、舞台スタッフの中から、未来のドイツ演劇の方向性を示す一人ないし数名に授与される。

宮城聰のひとこと宮城聰のひとこと

演劇が好きな皆さん!
断言します、
これ見逃すとあと10年間、
後悔します。

ファウスト 第一部
ファウスト 第一部

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人生をやり直したくないか?

悪魔に魂を売った天才が見た甘美な悪夢。
文豪ゲーテの代表作にして世界文学の最高峰ともされる長編戯曲。
ベルリン演劇祭で3sat賞に輝いた傑作がいよいよ静岡に!

みどころ

ニコラス・シュテーマンの受賞作!
あの『ファウスト』ってこんなに面白かったのか!?

ベルリン演劇祭では2部構成8時間超という長さ(今回は第1部のみ3時間)にもかかわらず、観客をドキドキさせ続けた本作が、遂に日本初上陸!ボロボロのジーンズをはいたファウスト博士と、素肌によれたシャツ姿のメフィスト…。互いの欲望を充たそうとする天才と悪魔を、若くしてドイツ語圏を代表する「絶品の名優デュオ」が演じる。

ポストドラマ演劇の旗手
ニコラス・シュテーマンが骨太に描く必見の作品!

24歳で書き始めた本作を、ゲーテが完成させたのは82歳の時であった。
その際に彼は「私の残り人生は、全くの贈り物のようなものだ」と語ったという。その数週間後、文豪はこの世を去った。ゲーテが全生涯がつぎ込んだ「人類遺産」とも言うべきこの戯曲を、演出のシュテーマンは、あらゆる枠を取り払いながら創意あふれる舞台に仕上げることに成功した。

あらすじ

悪魔メフィストフェレスは、神と賭けをする。あらゆる学問を修めた天才ファウスト博士を堕落させ、その魂を地獄へ落とすことができるか?神はファウストの心にひそむ迷いを見て取り、悪魔による誘惑を容認する。人間の知恵の限界に空しさを感じていたファウストは、地上のあらゆる快楽を得ることを条件に、悪魔と契約を結ぶ。20代の美しい若者になったファウストは、純朴な少女グレートヘンを誘惑して束の間の恋を楽しむ。だがファウストが魔女たちの祝祭にうつつを抜かしている間に、グレートヘンは破滅へと突き進んでいく・・・。

公演情報

4/26(土)18時   4/27(日)13時
※両公演、予定枚数を終了いたしました。今後はキャンセル待ちにて承ります。(TEL. 054-202-3399)

静岡芸術劇場(全席指定)

上演時間: 200分(途中休憩含む)  ドイツ語上演/日本語字幕

※26日(土)は17:15から演劇祭の開幕式がございます。どなたでもご参加いただけます。

◎開演前のスペシャル・イベント!
当日はお早めにお越しください。(4/26、4/27両日無料)
【New!】その1 ミニコンサート
演出家・シュテーマン本人によるピアノの即興演奏を予定しています。
日時:4/26(土)16:45〜/4/27(日)12:00〜、それぞれ約20分間
場所:静岡芸術劇場ホワイエ

その2 プレトーク
名作『ファウスト』の物語を観劇前にわかりやすく解説します。開演の約25分前から行う予定です。
日時:4/26(土)17:35〜17:50/4/27(日)12:35〜12:50
★劇場内ロビーで開催、予約不要。
※『ファウスト 第一部』をご観劇のお客様が対象となります。

チケット

一般大人:4,100円/SPACの会会員割引:3,400円
☆ペア割引/グループ割引/ゆうゆう割引(満60歳以上対象)/学割など各種割引がございます。詳しくはこちら

託児サービス

26日(土)の公演では、グランシップ託児サポーター(ボランティア)による無料託児サービスをご利用いただけます。詳細はお問い合わせください。

スタッフ / キャスト

演出: ニコラス・シュテーマン
作: ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
出演: フィリップ・ホーホマイアーセバスティアン・ルドルフマヤ・シェーネ
歌: フリーデリケ・ハルムゼン
ダンス: ヨナス・クリステン
演奏: トーマス・キュルストナー、セバスティアン・フォーゲル、ブルクハルト・ニッゲマイアー
エキストラ: (コロス)蔭山ひさ枝、大塚展生、小原雄平、竹居正武、増田真也、松村良太、宮河愛一郎、(歌)望月柊真

美術: トーマス・ドライスィヒアッカー、ニコラス・シュテーマン
衣裳: マリソル・デル・カスティリョ
音楽: トーマス・キュルストナー、セバスティアン・フォーゲル
ビデオ: クラウディア・レーマン
振付: フランツ・ロゴウスキー
アレンジ: ブルクハルト・ニッゲマイアー、スヴェン・カイザー
ドラマトゥルク: ベンヤミン・フォン・ブロームベルク

SPACスタッフ
舞台監督: 村松厚志
照明: 樋口正幸
音響: 加藤久直、青木亮介(株式会社アス)
衣裳ワードローブ: 駒井友美子
舞台: 坂田ゆかり、降矢一美、廣﨑ナギ子、武石守正
美術: 深沢襟、三輪香織
制作: 佐伯風土、丹治陽、平田大
字幕: 庭山由佳
通訳: 後藤絢子

製作: ハンブルク・タリア劇場ザルツブルク音楽祭
助成: ドイツ連邦共和国外務省
協力: 東京ドイツ文化センター
後援: ドイツ連邦共和国大使館
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