
*演出家ジゼル・ヴィエンヌのプロフィールは、『マネキンに恋して-ショールーム・ダミーズ-』のページをご覧ください。
【出演者プロフィール】
ジョナタン・カプドゥヴィエル

【原作者プロフィール】
デニス・クーパー


ジゼル・ヴィエンヌおそるべし。この才能に打ちのめされない者がいるだろうか?
このいびつな感情との対峙にあなたは耐えられるのか?
ステージには、5体の人形と1脚の椅子。そしてひとりの男・・・。1970年代に起こったテキサス連続少年殺人事件。これはドキュメンタリー?それともフィクション?
みどころ
これは人形芝居か演劇か?
隙のない自在の演技が観客の戦慄を増幅させる!
演出のジゼルは哲学を学び、文学、音楽、ヴィジュアルアートにも傾倒。それら全てを融合する手段として人形劇を選ぶ。自作の等身大人形と俳優を共演させ、人間に潜む暗闇を描いてきた。本作ではグローヴ・パペット(中に手を入れ操る)を用い、俳優ジョナタン・カプドゥヴィエルの膝の上で惨劇を再現。2つの人格を演じ分ける妙技、卓越した腹話術に、観客の心は乱され、眼前の光景でさえ虚実の境目は曖昧になって…。
背筋が凍りつく殺戮の記録
そして物語を完結するのはあなた自身である…。
アメリカのゲイ・カルチャーを牽引し続ける作家デニス・クーパー。彼のテキストは、性と暴力に彩られつつも、異端者の視点から現代社会の退廃と闇を浮き彫りにし、その評価は高い。2004年に始まったジゼルとデニスのコラボレーションは、次々と鮮烈な作品を生み出し「社会現象」化している。観客は、自らの想像力の翼が降り立つ場所で見たもの、を果たして許容できるのか!?
あらすじ
デイヴィッド・ブルックスは殺風景な舞台に登場し、数体の人形を手にして語り始める。「これから皆様にご覧にいれますのは、本当にあった物語。70年代のはじめ…すっかりクスリにイカレていた10代の頃、猟奇殺人を犯した私自身の体験に基づいています…」会場には大学で心理学を教える教授とその学生達が招待されているようである。彼は2編のノンフィクションを綴ったファイルを配布し、それらを観客に読ませつつ、血みどろの惨劇を巧みな人形劇に仕立て、たった1人で再現していく。
公演情報
5/3(土)15時45分開演 5/4(日)19時開演
◎5/4(日)の終演後に、スペシャルアーティスト・トークを行います。
「絶望に寄り添って ジゼル×大澤真幸の犯罪心理学」
出演:ジゼル・ヴィエンヌ(演出)、大澤真幸(社会学者/SPAC文芸部)
【5/3、4の両公演とも予定枚数を終了いたしました。今後はSPACチケットセンター(TEL.054-202-3399/10時〜18時)にてキャンセル待ちの受付をいたします。ご了承ください。】
舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」(全席自由)
※背もたれのない客席になります。
上演時間:55分 英語上演/日本語字幕
※おとな向け:刺激の強い表現がありますので18歳未満の方はご遠慮ください。
ゴールデンウィーク期間中は交通機関などで混雑が予想されますのでご注意ください。
【お願い】舞台芸術公園へは無料チャーターバスをご利用ください。 |
演劇祭期間中(GW)の日中は、日本平動物園周辺は大規模な渋滞が予想されます。自家用車・タクシーをご利用の場合は、開演に間に合わない恐れがございます。そのため、舞台芸術公園での公演にご来場の際は、無料チャーターバスをご利用ください。お車でお越しのお客様は、自家用車をグランシップ一般駐車場等に駐車のうえ、上記の無料チャーターバスに乗り換えていただくことをおすすめいたします。なお、交通渋滞による遅延のためのチケット代の払い戻しには対応できませんので予めご了承ください。
チケット
一般大人:4,100円/SPACの会会員割引:3,400円
☆ペア割引/グループ割引/ゆうゆう割引(満60歳以上対象)/学割など各種割引がございます。詳しくはこちら
スタッフ / キャスト
演出: ジゼル・ヴィエンヌ
原作: デニス・クーパー
出演・共同作業: ジョナタン・カプドゥヴィエル
製作: DACM (協力:ル・クヴァルツ国立舞台[ブレスト])
音楽: ピーター・レーバーグ(原曲)、コラプテッド「エル・ムンド・フリオ」
照明: パトリック・リウー
SPAC スタッフ
舞台監督: 川上大二郎
照明: 松村彩香
音響: 青木亮介(株式会社アス)
舞台: 林哲也、中尾栄治、佐藤聖
衣裳ワードローブ: 畑ジェニファー友紀、清千草
通訳: 芳野まい
字幕翻訳・操作: 芳野まい
制作: 荒井舞、米山淳一
技術監督: 村松厚志
照明統括: 樋口正幸
音響統括: 加藤久直
助成: アンスティチュ・フランセ
後援: 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本