
笈田ヨシ (おいだ・よし)
1933年、兵庫県神戸市出身。大阪で狂言を学ぶ。慶應義塾大学卒業後、文学座に入団、並行して義太夫を学ぶ。劇団四季を経て、1968 年にロンドンでピーター・ブルック演出『テンペスト』に出演。これをきっかけに活動の拠点をヨーロッパに移す。1970年にブルックが設立した国際演劇研究センター(CIRT)に参加、1975年にはヨシ・アンド・カンパニーを設立し、以降、日本を代表する演劇人として世界各国で活動を展開する。
主な舞台出演作品に、ブルック演出『マハーバーラタ』(1985初演)、『テンペスト』(1990初演)、『ザ・マン・フー』(1993初演)、サイモン・マクバーニー演出『春琴』(2008初演)など多数。また、『ピーター・グリーナウェイの枕草子』(1996)、『あつもの』(1999・毎日映画コンクール男優助演賞)、『WASABI』(2001)、『最後の忠臣蔵』(2010)など多数の映画作品にも出演する一方、演劇、オペラ作品の演出も数多く手がけている。著書『俳優漂流』(1989・五柳書院)は各国語に翻訳され、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スペイン、メキシコ、ギリシャ、ブラジルなどで出版されている。
2007年、フランス芸術文化勲章オフィシエ受勲。2013年、フランス文化勲章受章。
オフィシャルサイト http://www.yoshioida.com
公式ガイドブック電子書籍

なんという運命のめぐりあわせ!
演劇祭最終日、急遽決定したスペシャル企画!
45年前に日本を離れ、80歳を超えてなお世界中で活躍する日本人俳優・笈田ヨシ氏が、静岡に駆けつけてくれることに!
1968年に出会って以来、巨匠ピーター・ブルックの舞台に長年出演し続け、俳優として、また演出家として活躍する笈田氏の名は世界的に知られている。2013年には、北野武氏や坂東玉三郎氏らも受章している、フランス芸術文化勲章の最高位コマンドゥールをフランス政府から授かった。
1985年にアヴィニョン演劇祭で上演された伝説の舞台『マハーバーラタ』にも出演していた笈田氏、今年7月、奇しくも同じ場所(石切場)で『マハーバーラタ〜ナラ王の冒険〜』を上演することになったSPACの宮城聰、この二人が大いに語り合うスペシャル座談会開催が急遽決定!
上演後には、劇場ロビーで、笈田氏のドキュメンタリー映像『八十歳の漂流俳優 ヨシ笈田 三島が託した日本』を上映。
座談会とあわせてご覧ください。
開催情報
5/6(火・祝)15時開始(16時終了予定)
◎座談会後に1Fロビーにて、笈田氏のドキュメンタリー映像『八十歳の漂流俳優 ヨシ笈田 三島が託した日本』を上映。(16時上映開始〜16時45分終了予定)
静岡芸術劇場(全席自由)
チケット
無料(予約不要)