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2019年6月30日

シアター・オリンピックス『天守物語』


▲舞台写真「ふじのくに⇄せかい演劇祭2011」より(撮影:三浦興一)

 

宮城聰演出『天守物語』

 みなさんもご存じの通り、明治時代の日本は、ものすごい勢いで欧米のものや仕組みを輸入しました。なんとか欧米に追いつこうとして、法律や産業だけでなく文化・芸術もしゃかりきに輸入しました。ほんとうは、「西洋文化」ときちんと出会うためにはまず「自分はなにものか」を知る必要があったはずなのですが、そのころは輸入することに必死で、自分たちの文化を見つめる作業はないがしろにされてしまったようです。
 自分はなにものかを知る、つまり自分たちの文化を見つめるということは、単に「むかしからあるものを守る」ということではありません。
 アジアのはしっこに位置する島国日本には、二千年以上にわたって中国大陸、朝鮮半島、そして海の道を通って南の国々から文化が流れこみ、そしてこの土地の言語や気候風土になじむようにすこしずつアレンジが加えられて、消化されてきました。長い時間をかけたこのいとなみをていねいにたどれば、そこには「他者との出会い」によっていまの日本文化がつくられてきた過程が発見できるはずです。
 「自分とはちがうもの」と出くわしたときにはだれでも、心と体の動揺を体験します。この動揺をなるべく早く解決しようとすれば、マネするか、あるいは征服するか、という選択になります。しかし自分はなにものであるかを注意深くのぞきこめば、すでに自分自身が「異なるものどうしの出会いによってつくられた合金」であることが明らかになるでしょう。そしてそのことを知っていれば、異なるものどうしは相手を「恐るべきもの」とは見なくなるはずです。つまりいま自分をはげしくゆさぶるこの動揺が、ただ恐怖の感情だけでなく、「自分が変わる喜び」に通じるものであると感じられてくるでしょう。
 自分が変わる喜び——。
 23年前、利賀と黒部ではじめて上演したこの『天守物語』を持って、僕とスタッフと俳優たちはいろいろな場所へと旅をしました。韓国、中国、インド、パキスタン、チベット、エジプト、台湾、そしてアメリカ、フランス——。それは「自分が変わること」を強いられる旅であり、そして「変わること」に、しんどさを超える喜びがあるということを、たえず発見させてくれる旅でもあったのです。(宮城聰)
 
*宮城聰演出『天守物語』上演記録はこちら

あらすじ

戦国時代。「白鷲城」の異名をとる姫路城第五重は、「人間は生きて帰れぬ」といわれる、魔界の者たちの棲家。居並ぶ妖怪たちをつかさどる天守夫人・富姫は、猪苗代に帰る妹分の亀姫に、城主・武田播磨守寵愛の鷹を土産として持たせる。播磨守に鷹探しを命じられた若き鷹匠・姫川図書之助は、生きて帰れぬことを覚悟で第五重に現れる。富姫は妖怪に臆さぬ図書之助のいさぎよさに心をひかれ、命を奪わず地上に帰すが、主君の元にもどった図書之助はあらぬ誤解を受け、やむなく再び富姫の前にあらわれるのだった…。

公演情報

8月28日(水)19:30
8月29日(木)19:30

上演時間:65分
会場:<黒部会場> 前沢ガーデン 野外ステージ
   (富山県黒部市前沢3418番地)

スタッフ / キャスト

演出:宮城聰
作:泉鏡花
音楽:棚川寛子

[出演]
美加理、阿部一徳、大高浩一、本多麻紀、石井萠水、片岡佐知子、木内琴子、貴島豪、榊原有美、桜内結う、大道無門優也、舘野百代、永井健二、布施安寿香、吉植荘一郎

[スタッフ]
衣裳デザイン:高橋佳代
照明デザイン:大迫浩二
小道具デザイン:深沢襟

舞台監督:山田貴大
演出部:吉見亮、山﨑馨
照明:樋口正幸、小早川洋也、花輪有紀
音響:右田聡一郎、澤田百希乃
ワードローブ:高橋佳也子
ヘアメイク:梶田キョウコ
字幕操作:大石多佳子

技術監督:村松厚志
芸術局長:成島洋子
制作:大石多佳子
 
チケットやアクセスなど「シアター・オリンピックス」の詳しい情報は公式サイトをご確認ください。
https://www.theatre-oly.org/

 

上演記録

宮城聰演出『天守物語』

1996年5月
 利賀芸術公園野外劇場(利賀・新緑フェスティバル)
1996年5月
 黒部市国際文化センター コラーレ大ホール
1996年10月
 湯島聖堂 中庭
1997年12月
 インド・ケララ州 カリカット大学演劇校
 インド・ケララ州 ケララ音楽演劇アカデミーホール
 パキスタン・ラワルピンディー リアカット・メモリアルホール
1998年1月
 札幌・道新ホール
1998年3月
 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
1998年10月
 芝・増上寺本堂前野外特設ステージ
 (第5回BeSeTo演劇祭)
1998年11月
 小倉城本丸広場野外特設ステージ
 (第6回北九州演劇祭)
1999年2月
 三重県文化会館小ホール
1999年8月
 中国・遼寧省・瀋陽市 和平影劇院
 中国・雲南省・昆明市 昆明市第十五中学小講堂
 中国・チベット自治区・ラサ ノルブリンカ宮
 中国・チベット自治区・ツェタン 人民影劇院前広場
2000年9月
 エジプト・カイロ オペラハウス野外劇場
 (第12回カイロ国際実験演劇祭)
2001年7月
 高知県立美術館中庭
2001年7月(新演出版)
 お台場・都立潮風公園噴水広場
2001年9月
 早稲田大学演劇博物館正面舞台
2002年6月
 韓国・水原 長安公園
 (第6回水原華城国際演劇祭)
2002年9月
 鳥取・久松山御表門石段仮設舞台
 (とっとりパフォーミングアーツ2002)
2003年3月
 めぐろパーシモンホール
2003年3月
 アメリカ・ニューヨーク ジャパン・ソサエティ
 アメリカ・ニューハンプシャー ダートマス大学ムーアシアター
 アメリカ・ピッツバーグ ピッツバーグ大学エディシアター
2004年1月
 フランス・パリ カフェドラダンス
2004年8月
 埼玉・市民会館おおみや
2004年3月
 中国・敦煌 太陽大酒店・天楽宮
2004年4月
 台湾・台北 国立中正文化中心・国家戯劇院
2011年6-7月
 静岡県舞台芸術公園・野外劇場「有度」
 (ふじのくに⇄せかい演劇祭2011)
2014年4月
 静岡芸術劇場
2014年6月
 浜松ガーデンパーク屋外ステージ
 (ふじのくに野外芸術フェスタ2014)

【演出家プロフィール】
宮城聰(みやぎ・さとし)
1959年東京生まれ。東京大学で演劇論を学び、90年ク・ナウカ旗揚げ。国際的な公演活動を展開し、同時代的テキスト解釈とアジア演劇の身体技法や様式性を融合させた演出で国内外から高い評価を得る。2007年4月SPAC芸術総監督に就任。14年アヴィニョン演劇祭から招聘された『マハーバーラタ』の成功を受け、17年『アンティゴネ』を同演劇祭のオープニング作品として法王庁中庭で上演。アジアの演劇がオープニングに選ばれたのは同演劇祭史上初めてのことであり、その作品世界は大きな反響を呼んだ。平成29年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。19年4月フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。

 
シアター・オリンピックス
鈴木忠志、テオドロス・テルゾプロス、ロバート・ウィルソン、ユーリ・リュビーモフ、ハイナー・ミュラーら、世界各国で活躍する演出家・劇作家により、1993年にギリシアのデルフォイにおいて創設された国際的な舞台芸術の祭典。芸術家同士の共同作業によって企画されることを特徴としていて、世界の優れた舞台芸術作品の上演のほか、次世代への教育プログラムも実施される。1995年のギリシア(デルフォイ、アテネ、エピダウロス)を皮切りに、日本(静岡)、ロシア(モスクワ)、トルコ(イスタンブール)、韓国(ソウル)、中国(北京)、ポーランド(ヴロツワフ)、インド(ニューデリーなど)と8カ国で開催されてきたが、2つの国で共同開催されるのは今回が初めてとなる。
https://www.theatre-oly.org/

 
第9回シアター・オリンピックス
日本/ロシア共同開催
テーマ Creating Bridges

日本開催:2019年8月23日(金) ― 9月23日(月)
芸術監督:鈴木忠志
会場:<利賀>富山県利賀芸術公園
   <黒部>宇奈月国際会館「セレネ」、前沢ガーデン野外ステージ(YKK)

ロシア開催:2019年6月15日(土) ― 12月15日(日)
芸術監督:ヴァレリー・フォーキン
会場:サンクトペテルブルク
国立アレクサンドリンスキー劇場 他

2019年6月30日

ふじのくに野外芸術フェスタ2018 in 掛川

Open-air Performing Arts Festival under Mt. Fuji 2018 in Kakegawa

街がステージ!
かけがわに、演劇のお祭りがやってくる!

広場や公園、路上など、身近な場所で演劇に出会えるお祭り、「ふじのくに野外芸術フェスタ」。今年は掛川に登場します。
掛川市の代表的な名所として親しまれる「大日本報徳社」を舞台に、『ロミオとジュリエット』がオリジナルのドタバタ喜劇に大変身!? SPACの俳優をはじめ掛川市民のみなさんも参加し、大人も子どもも楽しめる野外劇をお届けします。

10月13日(土) 13時開演
   14日(日) 13時開演/15時30分開演

会場:大日本報徳社大講堂前 広場
(荒天時:大日本報徳社大講堂内)
 
無料・予約不要
上演時間:約30分(予定)

★トークセッションも開催!★
・10/13(土) 終演後
・10/14(日)13:00の回 終演後

作品情報

 
『おぉっと えぇっと ええじゃないか』

台本・演出: 山田裕幸(ユニークポイント)

出演:
春日井一平 木内琴子 黒須芯 ながいさやこ(以上SPAC)、古市裕貴(ユニークポイント)

掛川市民出演者:
川井琳央奈、城戸奈津紀、平岩慶一朗、松浦紗耶夏、松浦もえ、宮﨑真衣、横山香代子、渡邊亜古

音楽監督: ヤストミフルタ(ユニークポイント)
演奏: 島崎敦史、橘あんり(青年座)

舞台監督: 吉田雅人(ユニークポイント)
音響: 石山一郎(REAL.one music)
制作: 中野三希子(SPAC)、山田愛(ユニークポイント)

会場

 
大日本報徳社

二宮尊徳(金次郎)が提唱した「報徳思想」の普及拠点。明治36年(1903年)に建てられた木造・大規模近代和風建築の大講堂は、国の重要文化財に指定されている。 www.houtokusya.com

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【アクセス】
JR「掛川駅」北口より徒歩10分
※ご来場の際は公共交通機関をご利用ください。
※お車の場合は近隣の有料駐車場をご利用ください。

同日開催イベント情報

  
◆かけがわ茶エンナーレ 「市民プログラム2018」
掛川産抹茶de書道とプチ茶道
10月13日(土)、14日(日)
大日本報徳社 冀北学舎
料金:1,000円(茶道のみ500円)
お問い合わせ:茶話の会 TEL.080-6955-4327
www.chaennale.jp

  
主催:ふじのくに野外芸術フェスタ実行委員会
共催:掛川市
連携:かけがわ茶エンナーレ実行委員会

ふじのくに芸術回廊
平成30年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業 
 
茶エンナーレロゴ bunpro_logo_rgb_d_2018  170131beyond2020_logo 
bunka_symbol

  

 
 
【台本・演出】
山田裕幸(やまだ ひろゆき)
yamada_photo演出家。劇作家、演出家、ユニークポイント代表、白子ノ劇場芸術監督。約25年間、東京を拠点に国内外で上演活動を行ってきたが、2015年より静岡に移り、18年藤枝市に白子ノ劇場を開設。地域に根差した創作で活動の幅を広げている。

2019年6月29日

SPAC-ENFANTS-PLUS=スパカンファン-プラス

今夏、ダンスかんぱにー「スパカンファン-プラス」は、メルラン・ニヤカム氏とともに10日間の創作ワークショップをおこないます。そこで世代を超えたダンスの可能性を探り、生み出された小作品を成果発表会として一般公開します。是非ご覧ください。


 
2019年度 SPAC-ENFANTS-PLUS=スパカンファン-プラス
10日間の創作ワークショップ<成果発表会>

出演:静岡県の中高生9名/55歳以上のダンサー6名
岩田 麻緒  静岡県立清水南高等学校 1年
大石 美亜  浜松学芸高等学校 1年
落合 久信  over55
笠原 麻美  over55
勝間田 里絵 静岡女子高等学校 3年
金森 萌倭  静岡英和女学院高等学校 2年
金子 綺莉  藤枝市立岡部中学校 3年
川本 佳恵  over55
小林 慶子  over55
小林 玲子  over55
新久保 梓  静岡県立富士高等学校 2年
西山 さくら 浜松学芸高等学校 2年
野村 歩乃花 静岡県立清水南高等学校中等部 2年
平松 奈倖  三島市立北中学校 2年
山田 としみ over55

日時:8月31日(土)12:30/14:30
上演時間:約15分(予定)
会場:舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」(静岡市駿河区平沢100-1)
無料(要予約)
★成果発表会後、ニヤカムさんとの交流タイムがあります。

ニヤカムさんによる
ダンス体験ワークショップ

どなたでもご参加いただけます。振付家・ダンサーのメルラン・ニヤカムさんと踊ってみませんか?
 
はじめてのダンスワークショップ
初心者向け(未経験者歓迎)。ダンスの経験に関わらず、身体表現に興味のある方ぜひご参加ください。
日時:8月19日(月)18:00~19:30
会場:静岡芸術劇場リハーサル室(静岡市駿河区東静岡2丁目3-1)

踊る!踊る!ダンスワークショップ
ダンス経験者向け(大学生・専門学校生・ダンス好きの方歓迎)。ニヤカムさんのように踊ってみたい!そんな声に後押しされて、もっと踊りたい方に向けたWSを開催します。
日時:9月1日(日)13:30~15:30
会場:舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」

[共通]
対象:中学生以上
各回参加費:一般1,000円、中高生500円
定員:各回30名
ご用意いただくもの:動きやすい服装、水分補給用の飲み物
 
<アンケートより「ダンス体験ワークショップ」参加者の声>
ダンスは言葉が通じなくても関係なしに楽しいし分かり合えるモノなんだなと、感動しました。
いつもとは少しちがう自分がみえた!またやりたいです!

ご予約方法

◆SPACの会 会員先行予約:7月27日(土)10:00
◆一般予約開始:7月28日(日)10:00
お申込み:SPACチケットセンター TEL.054-202-3399(10:00~18:00)
※8月5日(月)は電話・窓口を休業とさせていただきます。

舞台芸術公園へのアクセス

<路線バス>
しずてつジャストライン静岡日本平線 降車停留所:舞台芸術公園
※JR「静岡駅」…北口11番乗場から約25分(運賃 大人370円)
※JR「東静岡駅」…南口 2番乗場から約15分(運賃 大人260円)

成果発表会
〔12:30開演〕
11:23 JR「静岡駅」北口 → 11:36 JR「東静岡駅」南口 → 11:48 舞台芸術公園

(お帰りはこちら)
13:44 舞台芸術公園 → 13:56JR「東静岡駅」南口 → 14:09 JR「静岡駅」北口

〔14:30開演〕
13:23 JR「静岡駅」北口 → 13:36 JR「東静岡駅」南口 → 13:48 舞台芸術公園

(お帰りはこちら)
15:44 舞台芸術公園 → 15:56JR「東静岡駅」南口 → 16:10 JR「静岡駅」北口

 
ダンス体験ワークショップ(9月1日)
〔13:30開始〕
12:23 JR「静岡駅」北口 → 12:36 JR「東静岡駅」南口 → 12:48 舞台芸術公園

(お帰りはこちら)
15:44 舞台芸術公園 → 15:56JR「東静岡駅」南口 → 16:10 JR「静岡駅」北口
16:44 舞台芸術公園 → 16:57JR「東静岡駅」南口 → 17:11 JR「静岡駅」北口

<お車>
・東名高速道路清水I.C.から車で約30分、静岡I.C.から約30分、静清バイパス千代田上土I.C.から約25分
・日本平動物園より1.8km先左手、舞台芸術公園内の駐車場をご利用ください。

スタッフ

振付・演出:メルラン・ニヤカム
振付アシスタント:太田垣悠
音響:原田忍
演出部:若宮羊市
制作:髙林利衣、久我晴子

主催:SPAC‐静岡県舞台芸術センター

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会

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新メンバー募集中!オーディション応募締切:7月31日(水)詳しくはこちら
 
【ダンスかんぱにー「SPAC-ENFANTS-PLUS=スパカンファン-プラス」】
振付家メルラン・ニヤカム氏とともに、静岡の中高生が世界に通用するメッセージを持ったダンス作品の創作に挑む「スパカンファン・プロジェクト」。「世界中の子どもたちが未来への希望を取り戻すことができるダンス」をコンセプトに、芸術表現として世界に通用するメッセージを持ったダンス作品を目指します。これまでに、『タカセの夢』『ANGELS~空は翼によって測られる~』の2作品を創作しました。10年目を迎える今年、人生経験を重ねた55歳以上のダンサーが加わり、世代をつなぐダンスプロジェクトとして新しい段階に突入します。ダンスかんぱにー「SPAC-ENFANTS-PLUS=スパカンファン-プラス」は本プロジェクトにかかわるメンバーの総称です。(※ENFANTS=フランス語で「子どもたち」の意味)
これまでの活動はこちら


ⓒ松本和幸
 
【振付・演出】
メルラン・ニヤカム 
nyakam振付家、ダンサー、歌手、俳優、ラ・カルバス・カンパニー主宰(Compagnie La Calebasse)。
14歳でカメルーン国立バレエ団に入団。16歳で主席ダンサーとなる。
1990年にラ・カルバス・カンパニーを立ち上げ、91年金の穂賞、最優秀ダンサー賞などを受賞。92年よりフランスに拠点を移し、フランスで絶大な人気を誇るモンタルヴォ・エルヴュ・カンパニーなどの作品に出演。振付家としても活躍し、代表作の『遊べ!はじめ人間』が「Shizuoka春の芸術祭」(2007年、08年)でも上演された。14年には、20年ぶりに母国カメルーンで『ダンシング・アフリカ』を創作し「ふじのくに野外芸術フェスタ2015」で上演、アフリカでのさらなる展開を模索している。10年よりSPAC-ENFANTSプロジェクトを手がける。

 
【振付アシスタント】
太田垣悠
otagaki_photo9歳よりバレエをはじめ、15歳で単身渡仏。リヨン国立高等コンセルヴァトワールを卒業後、リヨンオペラ座バレエ団やスイスのグラン・テアトル・ドゥ・ジュネーブで10年以上にわたり幅広い作品を踊る。2016年よりフリーとして様々な振付家の作品を踊るかたわら、フランスのダンス教師国家資格を生かしプロ、アマチュアにコンテンポラリーダンスやバレエを教える。17年に帰国後、SPAC-ENFANTSプロジェクトにて振付アシスタント・通訳を務める。
 

2019年6月28日

オフェリアと影の一座


SPACシアタースクール2019 発表会

構成・演出:中野真希
原作:ミヒャエル・エンデ『オフェリアと影の一座』(矢川澄子訳/岩波書店刊)
   Dramatization rights licensed by AVA International GmbH, München
出演:静岡県内の中学校1年生から高校2年生/41名

SPAC‐静岡県舞台芸術センターでは、専属劇団による舞台作品の創造とともに、様々な人材育成事業にも力を入れています。そのひとつである「SPACシアタースクール」は、学校では触れる機会の少ない「演劇の面白さ・奥深さ」を、子どもたちとその保護者の方々に知っていただくことを目的として、2007年にスタートしました。
県内各地から集まった参加者たちは、SPACの俳優による指導のもと、発声、スズキ・メソッド(前芸術総監督・鈴木忠志が考案した俳優訓練法)、楽器演奏などを通して「舞台に立つためのからだづくり」を学んでいきます。また、作品をつくるための共同作業を通して、子どもたちは人それぞれの感じ方や考え方の違いに気づきます。
劇場とは、自分自身と出会い、他者と交流する場。人間の「多様性」に光を当て、その違いを楽しみ、「創造性」をまなぶ場でもあります。1ヶ月のプログラムを通してぐんと大きくなった参加者たちが、舞台の上で身体いっぱいに表現する、その輝きをご覧ください!

作品紹介

オフェリアさんは、小さな町の小さな劇場で、舞台の上の役者たちをささえる仕事をしていました。やがて閉じられることになった劇場でさいごの舞台を終えたあと、オフェリアさんは誰もいない舞台の奥でひとりの「影」に出会います。やさしいオフェリアさんのもとに次々と集まりはじめる、行き場のない影法師たち。自由自在に変身できる彼らとともに、オフェリアさんは世界を旅してお芝居を続けてゆき…。

公演情報

8/17(土) 16時開演
8/18(日) 16時開演

静岡芸術劇場 (JR東静岡駅前グランシップ内)
◇アクセス方法、マップはこちら

チケット

一般:1,000円
高校生以下:無料(電話窓口予約のみ)
 
全席自由(要予約)
※整理番号順(予約受付順)での入場となります。
 
SPACの会会員先行予約受付開始:7月27日(土)10:00
一般前売り開始:7月28日(日)10:00
 
◎チケット購入方法
SPACチケットセンター
※8月5日(月)は休業日のため、お電話および窓口での対応はお休みいたします。
●電話予約 054-202-3399 (受付時間 10:00〜18:00)
●窓口販売 静岡芸術劇場チケットカウンター (受付時間 10:00〜18:00)
●ウェブ予約 https://spac.or.jp/ticket
●セブン‐イレブンでの販売 店内のマルチコピー機をご利用ください。
[当日券] 残席がある場合のみ、開演1時間前より会場受付にて販売
※当日券販売の有無を、公演当日に必ずお電話もしくはTwitter(@_SPAC_)でお確かめください。
 
[親子室](先着3名様)
小さなお子さんと一緒にご観劇いただける親子室がございます。
ご希望の方はご予約時にお伝えください。
 
[託児サービス] 対象:2歳以上の未就学のお子様
8月17日(土)の公演はグランシップ託児サポーター(ボランティア)による無料託児サービスがあります。ご希望の方は、8月10日(土)までにSPACチケットセンターへご連絡ください。

スタッフ

構成・演出:中野真希

アシスタント(五十音順):
春日井一平、片岡佐知子、佐藤ゆず、永井健二、ながいさやこ

舞台監督:降矢一美
演出部:杉山悠里
照明:花輪有紀
音響:林哲也、竹島知里
美術:渡部宏規
衣裳:川合玲子、佐藤里瀬
衣裳製作ボランティア:青島万智、柴田美月、高村美穂(静岡デザイン専門学校)
制作:梶谷智、布施知範、宮川絵理

主催:SPAC‐静岡県舞台芸術センター
ふじのくに芸術祭共催事業
支援:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)│独立行政法人日本芸術文化振興会
芸術回廊ロゴ

2019年6月15日

打つも果てるも火花の命 ~中原中也の詩とメルヘン~

SPAC 俳優発案企画 第二弾
 
 
出演:大高浩一、大道無門優也、寺内亜矢子
演奏:片岡佐知子
演出:牧山祐大

OHTAKA Kouichi
大高 浩一(出演)
 
DAIDOMUMON Yuya
大道無門 優也(出演)
 
TERAUCHI Ayako
寺内 亜矢子(出演)
 
KATAOKA_Sachiko
片岡 佐知子(演奏)
 
MAKIYAMA Yudai
牧山 祐大(演出)
 


*2016年度SPAC製作作品出演一覧はこちら

作品について

300篇以上の詩を残した夭折の天才詩人「中原中也」。
彼自身が編纂した詩集『山羊の歌』『在りし日の歌』から「火花」のような詩を選び、SPAC俳優が朗読します。

「初めて中原と会った当時、私は何もかも予感していた様な気がしてならぬ。(略)私は彼の情人に惚れ、三人の協力の下に(人間は憎しみ合ふ事によっても協力する)、奇怪な三角関係が出来上がり、やがて彼女と私は同棲した。この忌まわしい出来事が、私と中原との間を目茶々々にした。(略)中原の心の中には、深い悲しみがあって、それは彼自身の手にも余るものであったと私は思っている。」 小林秀雄『中原中也の思ひ出』より

秋の夜長に「中原中也」という「人間の残像」をご堪能ください。

公演情報

2016年10月9日(日)
18:00開演

会場:静岡芸術劇場 (JR東静岡駅前グランシップ内)
   1階ロビー特設ステージ

入場料:無料 要予約

予約開始日:8月31日(水)

ご予約・お問い合わせ:SPACチケットセンター
054-202-3399 (受付時間:10:00〜18:00)

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中原中也
1907年4月29日山口県生まれ。日本の詩人、歌人、翻訳家。旧姓は柏村。300篇以上もの詩を残し、一部は、中也自身が編纂した詩集『山羊の歌』、『在りし日の歌』に収録されている。訳詩では『ランボオ詩集』を出版するなど、フランス人作家の翻訳もしている。病により1937年10月、鎌倉にて亡くなる。享年30歳。詩集『在りし日の歌』は、その翌年、友人小林秀雄によって出版された。
 
☆10/9(日)14:00開演の『東海道四谷怪談』とハシゴ観劇ができます!

2019年6月15日

真夏の夜の夢

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*SPACレパートリー
 
 
恋の媚薬(びやく)がまきおこす、
てんやわんやのお祭りさわぎ!

【NEW】好評の声続々!関連ツイートまとめ(2017年)
 
▼プロモーション映像

 
▼2017年版 舞台写真スライドショー 

 

SPAC『真夏の夜の夢』の公演を観たことで、自分の中で新しい演劇の扉が開かれました。どこまでが虚で何が実なのかを楽しんで観られるようになり、虚構である舞台が観ている現実の自分に変化をもたらす体験にとても感動したのです。一人でも多くの方に味わって頂きたい、愉悦の祝祭体験です!
本広克行(映画監督)


演出:宮城 聰
作:ウィリアム・シェイクスピア 小田島雄志訳『夏の夜の夢』より
潤色:野田秀樹
音楽:棚川寛子

出演:
赤松直美、池田真紀子、泉 陽二、大高浩一、春日井一平、
加藤幸夫、河村若菜、木内琴子、貴島 豪、小長谷勝彦、
桜内結う、佐藤ゆず、鈴木真理子、大道無門優也、たきいみき、
武石守正、ながいさやこ、本多麻紀、牧山祐大、森山冬子、
吉見 亮、若宮羊市、渡邊清楓、渡辺敬彦

*写真をクリックすると動きます。

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赤松直美
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池田真紀子

泉 陽二

大高浩一

春日井一平

加藤幸夫

河村若菜

木内琴子

貴島 豪

小長谷勝彦
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桜内結う

佐藤ゆず

鈴木真理子

大道無門優也

たきいみき

武石守正

ながいさやこ

本多麻紀

牧山祐大

森山冬子

吉見 亮

若宮羊市

渡邊清楓

渡辺敬彦
 
*スタッフはこちら

作品について

その恋、気のせい!?いいえ、木の精のしわざかも…
妖精、悪魔、人間が繰り広げる、SPAC「祝祭音楽劇」の真骨頂!

世界的に活躍する劇作家・演出家の野田秀樹が、シェイクスピアの恋物語を大胆に潤色。富士山麓の「知られざる森」を舞台に、原作には登場しない悪魔メフィストフェレスを忍び込ませ、見る者を夢と悪夢のはざまへと誘う。その巧みな言葉遊びに、宮城聰ならではの機知に富んだ演出と躍動感あふれる打楽器のリズムが絡み合い、幻想的な森の異世界が立ちあがる!2011年に初演、14年にはロングラン上演を成功させ、「フェスティバル/トーキョー15」のオープニングを飾ったSPACの大ヒット作が、三たび、静岡芸術劇場に堂々登場!!

公演情報

2月25日(土) 14:00
 【東京バス/アーティストトーク/託児サービス】
3月5日(日) 14:00
 【はじめての演劇鑑賞講座/バックステージツアー/託児サービス】
3月11日(土) 15:00
 【静岡東部バス/バックステージツアー】
3月18日(土) 15:00
 【劇的婚活!】
3月19日(日) 14:00
 【アーティストトーク】
3月20日(月・祝) 14:00

※一般公演日の開演25分前よりプレトークあり。

会場:静岡芸術劇場(静岡県静岡市駿河区池田79-4 グランシップ内)

日本語上演/英語字幕

上演時間:2時間10分(途中休憩なし)

◎平日の中高生鑑賞事業公演あり。詳細はこちら
◎アーティストトーク、バックステージツアーなど関連企画あり!詳細はこちら
◎東京・静岡東部からの劇場往復バスあり!詳細はこちら
◎2月25日(木・祝)・3月5日(日)に、グランシップ託児サポーター(ボランティア)による無料託児サービスがあります。詳細はこちら

中高生鑑賞事業公演 「SPACeSHIPげきとも!」

SPACでは「劇場は世界を見る窓である」という理念のもと、静岡県内の中学生・高校生を対象に招待公演を行っています。一般のお客様もご観劇いただけます。


2月
24日(金)13:30、27日(月)13:30、28日(火)13:30
3月
1日(水)13:30、2日(木)13:30、3日(金)13:30、6日(月)13:30、8日(水)13:30、9日(木)13:30、10日(金)13:30、13日(月)13:30、14日(火)18:00

※鑑賞事業公演の一般販売は電話・窓口のみでのお取り扱いになります(限定数販売)。お問い合わせはSPACチケットセンターまで。
3月8日と9日は一般販売はございません。

関連企画

劇的婚活!
3月18日(土) 12:30~18:30(観劇含む)
劇場で婚活!ご観劇を恋の始まりに…。(定員:25~45歳の男女各15名)
参加費:5,000円
共催:静岡市
申込先:静岡市コールセンター TEL:054-200-4894(受付期間:2月1日(水)~)
☆詳細はこちら

アーティストトーク
2月25日(土)と3月19日(日)の終演後、演出家・宮城聰とゲストによるトークを開催します。

2月25日(土)
宮城聰(演出)& ゲスト:黒田育世(振付家・ダンサー)
司会:大岡淳(SPAC文芸部)

3月19日(日)
宮城聰(演出)& ゲスト:ノゾエ征爾(劇作家・演出家・俳優)
司会:大澤真幸(SPAC文芸部)

はじめての演劇鑑賞講座はじめての演劇鑑賞講座
演劇初心者の方向けに、SPAC俳優・永井健二が見所を観劇前にレクチャーいたします。観劇が初めてでない方もご参加いただけます。
3月5日(日)12:30~13:30
参加無料/要予約 定員20名

バックステージツアーバックステージツアー
SPAC創作・技術部スタッフが舞台裏を特別にご案内!「あの仕掛けはどうなっているの?」など舞台の疑問にお答えします。
3月5日(日)・11日(土)終演後
所要時間:約30分
参加無料/要予約、定員40名
 ※3月5日(日)は定員となりました。

プレトーク
2Fカフェ・シンデレラでは、舞台をよりおもしろく観劇できるポイントをご紹介しています。(一般公演日の開演25分前より。)

カフェ・シンデレラで逢いましょう!カフェ・シンデレラで逢いましょう!
終演後は、出演者が舞台衣裳でお見送りに登場します!写真撮影や握手など俳優との交流をお楽しみください。

『夏の夜の夢』リーディング・カフェ
SPAC俳優による作品解説を聞きながら、シェイクスピアの名作喜劇を声に出して読んでみませんか?
今回のナビゲーターは奥野晃士がつとめます。詳細はこちら

◆1月23日(月)19:00~
 会場:Salon de SAANA <静岡市葵区呉服町2-7-10 育英会ビル3F
 酒井信吾建築設計事務所+永田デザイン一級建築士事務所内>

◆1月30日(月)19:00~
 会場:MARUICHI BLDG.1962 <富士市吉原2-11-6>

◆2月13日(月)14:00~
 会場:風土菓庵原屋 <静岡市清水区銀座14‐14>

◆2月14日(火)18:30~
 会場:スノドカフェ3(スリー) <静岡市葵区駿府町2‐90 静岡市民文化会館1階ロビー>

観劇バス

東京と静岡東部から静岡芸術劇場までの往復バスを運行いたします。
お帰りの便は、公演・トーク終了後に劇場前より出発します。

<東京バス> ※満席となりました。今後はキャンセル待ちにて承ります。
2月25日(土)
[往路] 9:30渋谷発→13:00劇場着
乗車料:片道1,000円
*申込締切:2月20日(月)
申込先:名鉄観光サービス株式会社 静岡支店 TEL.054‐286-5681(平日9:00~18:00)

<静岡東部バス> ※満席となりました。今後はキャンセル待ちにて承ります。
3月11日(土)
[往路] 11:20修善寺駅[南口]発→12:10三島駅[北口]発→12:40沼津駅[北口]発→14:00劇場着
乗車無料
*申込締切:3月9日(木)
申込先:SPACチケットセンター TEL.054‐202-3399(平日10:00~18:00)

劇場往復バスの詳細はこちら↓
劇場直行バス

チケット

◆SPACの会会員先行予約受付開始:10月1日(土)10:00
◆一般前売り開始:10月8日(土)10:00

◎チケット購入方法
SPACチケットセンター
●電話予約 054-202-3399 (受付時間:10:00〜18:00)
●窓口販売 静岡芸術劇場チケットカウンター (受付時間 10:00〜18:00)
※12月29日(木)~1月4日(水)は電話予約と窓口販売をお休みさせていただきます。
●ウェブ予約 https://spac.or.jp/ticket
●携帯電話予約 https://spac.or.jp/m/
●セブン‐イレブンでの販売 店内のマルチコピー機をご利用ください。
[当日券] 残席がある場合のみ、開演1時間前より劇場受付にて販売
※当日券販売の有無を、公演当日に必ずお電話もしくはTwitter(@_SPAC_)でお確かめください。

◎チケット料金 ※全てのチケット代金は税込価格です。

★『冬物語』とあわせてお得に楽しめるセット券
『冬・夏』セット券 一般:7,200円 (日付指定)
※電話・窓口にてお取り扱い。2作品のチケットを同時購入した場合のみ適用となります。


●一般: 4,100円
●ペア割引: 3,600円 (2名様で1枚につき)
●グループ割引: 3,200円 (3名様以上で1枚につき)
※10名様以上の場合は電話・窓口にてお取り扱い
●ゆうゆう割引: 3,400円 (満60歳以上の方)
※公演当日、受付にて身分証をご提示ください。
●学生割引: [大学生・専門学校生]2,000円 [高校生以下]1,000円
※公演当日、受付にて学生証をご提示ください。
●障がい者割引: 2,800円  [障害者手帳をお持ちの方]
※公演当日、受付にて障害者手帳をご提示ください。
※付添の方(1名様)は無料 ※電話・窓口のみのお取り扱い
※各種割引の併用はできません。
※乳幼児の会場へのご入場はご遠慮ください。

☆静岡県内の小学生ご招待(1公演5名様まで)

●SPACの会
一般: 3,400円 ペア割引: 3,200円 (2名様で1枚につき)

[親子室] (先着3名様・要予約)
静岡芸術劇場では、乳幼児と一緒にご観劇いただける親子室がございます。
[託児サービス]
グランシップ託児サポーター(ボランティア)による無料託児サービスをご希望の方は、ご利用日の1週間前までにSPACチケットセンターへご連絡ください。
託児日 : 2月25日(土)・3月5日(日)
対象 : 2歳以上の未就学のお子様

スタッフ

舞台監督:内野彰子
舞台美術デザイン:深沢 襟
照明デザイン:岩品武顕 [(公財)埼玉県芸術文化振興財団]
衣裳デザイン:駒井友美子
演出補:中野真希
演出部:神谷俊貴、横田宇雄、市川一弥
美術助手:佐藤洋輔
照明操作:神谷怜奈
フォロースポット:小早川洋也、板谷 航、加藤悦子
音響:原田 忍、澤田百希乃
ワードローブ:清 千草、川合玲子
ヘアメイク:梶田キョウコ、高橋慶光
技術監督:村松厚志
英語字幕翻訳作成:エグリントンみか
英語字幕翻訳協力:アンドリュー・エグリントン
制作:尾形麻悠子、雪岡 純
宣伝写真:小濱晴美
宣伝美術:坂本陽一(mots)
撮影ヘアメイク:YUKI & RENA(La SUPREME 新静岡セノバ)

主催・製作:SPAC – 静岡県舞台芸術センター
協力:NODA・MAP
支援:平成28年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
ふじのくに芸術祭共催事業
芸術回廊ロゴ

Flyer_front

【演出】
宮城聰
Satoshi Miyagi1959年東京生まれ。演出家。SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督。東京大学で小田島雄志・渡辺守章・日高八郎各師から演劇論を学び、90年ク・ナウカ旗揚げ。国際的な公演活動を展開し、同時代的テキスト解釈とアジア演劇の身体技法や様式性を融合させた演出は国内外から高い評価を得ている。2007年4月SPAC芸術総監督に就任。自作の上演と並行して世界各地から現代社会を鋭く切り取った作品を次々と招聘、また、静岡の青少年に向けた新たな事業を展開し、「世界を見る窓」としての劇場づくりに力を注いでいる。14年7月アヴィニョン演劇祭から招聘されブルボン石切場にて『マハーバーラタ』を上演し絶賛された。その他の代表作に『王女メデイア』『ペール・ギュント』など。04年第3回朝日舞台芸術賞受賞。05年第2回アサヒビール芸術賞受賞。
 

SPAC × 静岡シネ・ギャラリー
タイアップ企画

 
「静岡シネ・ギャラリー」にてケネス・ブラナー演出の『冬物語』と『ロミオとジュリエット』が上映されます。
それぞれのチケット(半券可)のご提示で、割引やサービスをご利用いただけます!
*詳細はこちら


★関連ツイートまとめ(2015年)→
2015年フェスティバル/トーキョー公演ページ→
2014年公演ページ→
2011年初演ページ→
2014年公演ブログ→
2011年初演ブログ→

◎2014年公演プロモーションビデオ


◎宮城聰が語る『真夏の夜の夢』(2014年当時)

★宮城聰演出SPAC作品 スライドショー

 

 
Flyer_back
 

↑鑑賞パンフレット(クリックするとご覧いただけます)

 
●2/25(土)アーティストトーク
黒田育世氏(振付家・ダンサー)
宮城聰(演出)
司会:大岡淳(SPAC文芸部)

 
●3/19(日)アーティストトーク
ノゾエ征爾氏(劇作家・演出家・俳優)
宮城聰(演出)
司会:大澤真幸(SPAC文芸部)

 

『真夏の夜の夢』の、新聞紙をモチーフにした衣裳を展示しました!
【第4回富士山紙フェア】
【日時】 2016年10月22日(土)・23日(日) 10:00~16:00
【会場】 富士市産業交流展示場ふじさんめっせ
☆詳細はこちら
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☆『真夏の夜の夢』衣裳デザイン・駒井友美子ロングインタビュー
ユニークな衣裳が誕生するまでの創作秘話が満載!ぜひご一読ください。※インタビューは2014年当時のものです。

2019年6月15日

シェイクスピアの『冬物語』

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*SPAC新作
 
 
必ず春は来ます!

▼プロモーション映像

 

 
▼創作・技術部による舞台作業に5日間密着!


演出:宮城聰
作:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:松岡和子
音楽:棚川寛子

出演:
赤松直美、阿部一徳、泉陽二、大内米治、大高浩一、
木内琴子、貴島豪、小長谷勝彦、桜内結う、佐藤ゆず、
たきいみき、武石守正、ながいさやこ、布施安寿香、本多麻紀、
牧山祐大、美加理、山本実幸、横山央、吉植荘一郎、
吉見亮、若菜大輔


赤松直美

阿部一徳

泉陽二

大内米治

大高浩一
kiuchi_kotoko
木内琴子

貴島豪

小長谷勝彦

桜内結う

佐藤ゆず

たきいみき

武石守正

ながいさやこ

布施安寿香

本多麻紀

牧山祐大

美加理

山本実幸

横山央

吉植荘一郎

吉見亮

若菜大輔
 
*スタッフはこちら

作品について

宮城聰が新たに挑むのは、シェイクスピア晩年のハチャメチャ悲喜劇。
絶望の日々にも、大いなる癒しは訪れる!

幸福なシチリア王は、ある日、美しい妃と親友のボヘミア王の様子に、突如として浮気を疑い始める。不条理なまでの嫉妬から妃を責め立てる王。それを見た王子はショック死し、妃も後を追うように息を引き取り…。大切な人を失いようやく過ちに気づいた王は、悲しみと後悔にあけくれる。しかし16年後、すべての苦悩が癒される奇跡の日が訪れた!奇想天外なストーリーは、天才劇作家が晩年に到達した人間愛に満ちあふれている。演出家・宮城聰の名を世に知らしめた、語り手と動き手による「二人一役」の手法で、この春、新たなSPACシェイクスピア・レパートリーが誕生する!

公演情報

1月21日(土) 15:00
 【東京バス/アーティストトーク】
1月22日(日) 14:00
 【浜松バス/はじめての演劇鑑賞講座/バックステージツアー】
1月29日(日) 14:00
 《追加》東京バス/バックステージツアー】
2月4日(土) 15:00
 【静岡東部バス/アーティストトーク/ワールド・カフェ】
2月5日(日) 14:00
 【はじめての演劇鑑賞講座/バックステージツアー/託児サービス】
2月11日(土) 15:00
 【バックステージツアー】
2月12日(日) 14:00
 【アーティストトーク/託児サービス】

※一般公演日の開演25分前よりプレトークあり。
 
上演時間:2時間30分(予定)

日本語上演/英語字幕
 
会場:静岡芸術劇場(静岡県静岡市駿河区池田79-4 グランシップ内)

◎平日の中高生鑑賞事業公演あり。詳細はこちら
◎アーティストトーク、バックステージツアーなど関連企画あり!詳細はこちら
◎東京・浜松・静岡東部からの劇場往復バスあり!詳細はこちら
◎2月5日(日)・12日(日)に、グランシップ託児サポーター(ボランティア)による無料託児サービスがあります。詳細はこちら

中高生鑑賞事業公演 「SPACeSHIPげきとも!」

SPACでは「劇場は世界を見る窓である」という理念のもと、静岡県内の中学生・高校生を対象に招待公演を行っています。一般のお客様もご観劇いただけます。


1月
16日(月)14:00、17日(火)13:30、19日(木)13:30、20日(金)13:3013:00、24日(火)13:30、25日(水)13:30、26日(木)13:30、27日(金)10:00/14:30、30日(月)13:00、31日(火)13:30
2月
2日(木)13:30、3日(金)12:30、7日(火)13:30、8日(水)13:30、9日(木)10:30、10日(金)13:30

※鑑賞事業公演の一般販売は電話・窓口のみでのお取り扱いになります(限定数販売)。お問い合わせはSPACチケットセンターまで。
1月19日・26日・27日・2月9日は一般販売はございません。
1月20日(金)の開演時間は13:30から13:00に変更となりました。

関連企画

アーティストトーク
1月21日(土)・2月4日(土)・2月12日(日)の終演後、演出家・宮城聰とゲスト、出演者によるトークを開催します。

1月21日(土)
宮城聰(演出)& たきいみき、布施安寿香、本多麻紀(出演)
司会:大岡淳(SPAC文芸部)

2月4日(土)
宮城聰(演出)& ゲスト:小野寺修二(演出家)
司会:大岡淳(SPAC文芸部)

2月12日(日)
宮城聰(演出)& ゲスト:今井朋彦(文学座)
司会:大澤真幸(SPAC文芸部)

はじめての演劇鑑賞講座
演劇初心者の方向けに、本作の演出補・中野真希が見所を観劇前にレクチャーいたします。観劇が初めてでない方もご参加いただけます。
1月22日(日)・2月5日(日) 各日12:30~13:30
参加無料/要予約 定員20名

バックステージツアーバックステージツアー
SPAC創作・技術部スタッフが舞台裏を特別にご案内!「あの仕掛けはどうなっているの?」など舞台の疑問にお答えします。
1月22日(日)・29日(日)・2月5日(日)・11日(土)終演後
所要時間:約30分
参加無料/要予約、定員40名

ワールド・カフェ
2月4日(土)アーティストトーク終了後
参加者同士で感想をシェアしよう!
所要時間:2時間
参加費500円/要予約、定員40名

プレトーク
2Fカフェ・シンデレラでは、舞台をよりおもしろく観劇できるポイントをご紹介しています。(一般公演日の開演25分前より。)

カフェ・シンデレラで逢いましょう!カフェ・シンデレラで逢いましょう!
終演後は、出演者が舞台衣裳でお見送りに登場します!写真撮影や握手など俳優との交流をお楽しみください。

観劇バス

東京、浜松、静岡東部から静岡芸術劇場までの往復バスを運行いたします。
お帰りの便は、トーク・バックステージツアー終了後に劇場前より出発します。

<東京バス> ※満席となりました。今後はキャンセル待ちにて承ります。
1月21日(土)
[往路] 10:30渋谷発→14:00劇場着
乗車料:片道1,000円
*申込締切:1月16日(月)

追加決定!
1月29日(日)
[往路] 9:30渋谷発→13:00劇場着
乗車料:片道1,000円
*申込締切:1月27日(金)

申込先:名鉄観光サービス株式会社 静岡支店 TEL.054‐286-5681(平日9:00~18:00)

<浜松バス>
1月22日(日)
[往路] 11:30浜松発→13:00劇場着
乗車無料
*申込締切:1月20日(金)
申込先:SPACチケットセンター TEL.054‐202-3399(平日10:00~18:00)

<静岡東部バス>
2月4日(土)
[往路] 11:20修善寺駅[南口]発→12:10三島駅[北口]発→12:40沼津駅[北口]発→14:00劇場着
乗車無料
*申込締切:2月2日(木)
申込先:SPACチケットセンター TEL.054‐202-3399(平日10:00~18:00)

劇場往復バスの詳細はこちら↓
劇場直行バス

チケット

◆SPACの会会員先行予約受付開始:10月1日(土)10:00
◆一般前売り開始:10月8日(土)10:00

◎チケット購入方法
SPACチケットセンター
●電話予約 054-202-3399 (受付時間:10:00〜18:00)
●窓口販売 静岡芸術劇場チケットカウンター (受付時間 10:00〜18:00)
※12月29日(木)~1月4日(水)は電話予約と窓口販売をお休みさせていただきます。
●ウェブ予約 https://spac.or.jp/ticket
●携帯電話予約 https://spac.or.jp/m/
●セブン‐イレブンでの販売 店内のマルチコピー機をご利用ください。
[当日券] 残席がある場合のみ、開演1時間前より劇場受付にて販売
※当日券販売の有無を、公演当日に必ずお電話もしくはTwitter(@_SPAC_)でお確かめください。

◎チケット料金 ※全てのチケット代金は税込価格です。

★『真夏の夜の夢』とあわせてお得に楽しめるセット券
『冬・夏』セット券 一般:7,200円 (日付指定)
※電話・窓口にてお取り扱い。2作品のチケットを同時購入した場合のみ適用となります。


●一般: 4,100円
●ペア割引: 3,600円 (2名様で1枚につき)
●グループ割引: 3,200円 (3名様以上で1枚につき)
※10名様以上の場合は電話・窓口にてお取り扱い
●ゆうゆう割引: 3,400円 (満60歳以上の方)
※公演当日、受付にて身分証をご提示ください。
●学生割引: [大学生・専門学校生]2,000円 [高校生以下]1,000円
※公演当日、受付にて学生証をご提示ください。
●障がい者割引: 2,800円  [障害者手帳をお持ちの方]
※公演当日、受付にて障害者手帳をご提示ください。
※付添の方(1名様)は無料 ※電話・窓口のみのお取り扱い
※各種割引の併用はできません。
※乳幼児の会場へのご入場はご遠慮ください。

☆静岡県内の小学生ご招待(1公演5名様まで)

●SPACの会
一般: 3,400円  ペア割引: 3,200円 (2名様で1枚につき)
♪素敵な特典もたくさん!お得な会員になって秋→春のシーズンを楽しもう♪
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[親子室] (先着3名様・要予約)
静岡芸術劇場では、乳幼児と一緒にご観劇いただける親子室がございます。
[託児サービス]
グランシップ託児サポーター(ボランティア)による無料託児サービスをご希望の方は、ご利用日の1週間前までにSPACチケットセンターへご連絡ください。
託児日 : 2月5日(日)・12日(日)
対象 : 2歳以上の未就学のお子様

スタッフ

舞台監督:山田貴大
舞台美術デザイン:深沢襟
照明デザイン:大迫浩二
音響デザイン:加藤久直
衣裳デザイン:大岡舞
演出補:中野真希
演出部:降矢一美、守山真利恵
美術助手:佐藤洋輔
照明操作:小早川洋也
音響操作:山﨑智美
ワードローブ:清千草
ヘアメイク:梶田キョウコ、高橋慶光
技術監督:村松厚志
制作:大石多佳子、米山淳一、林由佳
宣伝写真:小濱晴美
宣伝美術:坂本陽一(mots)
撮影ヘアメイク:YUKI & RENA(La SUPREME 新静岡セノバ)

主催・製作:SPAC – 静岡県舞台芸術センター
支援:平成28年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
ふじのくに芸術祭共催事業
芸術回廊ロゴ

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【演出】
宮城聰
Satoshi Miyagi1959年東京生まれ。演出家。SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督。東京大学で小田島雄志・渡辺守章・日高八郎各師から演劇論を学び、90年ク・ナウカ旗揚げ。国際的な公演活動を展開し、同時代的テキスト解釈とアジア演劇の身体技法や様式性を融合させた演出は国内外から高い評価を得ている。2007年4月SPAC芸術総監督に就任。自作の上演と並行して世界各地から現代社会を鋭く切り取った作品を次々と招聘、また、静岡の青少年に向けた新たな事業を展開し、「世界を見る窓」としての劇場づくりに力を注いでいる。14年7月アヴィニョン演劇祭から招聘されブルボン石切場にて『マハーバーラタ』を上演し絶賛された。その他の代表作に『王女メデイア』『ペール・ギュント』など。04年第3回朝日舞台芸術賞受賞。05年第2回アサヒビール芸術賞受賞。
 

「シェイクスピアの『冬物語』」の
「おためし劇場」
 
2017年1月8日(日)13:30~15:00
会場:静岡芸術劇場
本番まぢかの稽古風景をご覧いただいたり、
演出家のトークをお聞きいただける
無料イベントです。
どうぞお気軽にお越しください!
*詳細はこちら

 

SPAC × 静岡シネ・ギャラリー
タイアップ企画

 
「静岡シネ・ギャラリー」にてケネス・ブラナー演出の『冬物語』と『ロミオとジュリエット』が上映されます。
それぞれのチケット(半券可)のご提示で、割引やサービスをご利用いただけます!
*詳細はこちら


★宮城聰演出SPAC作品 スライドショー

 

  
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↑鑑賞パンフレット(クリックするとご覧いただけます)

2019年6月15日

SPAC合宿WS ~ハトバ~ 2018

「わたしたちは〈ちがう〉について身体と言葉で考える。」

わたし/あなた 越えられないカベ
とかして、同じカベの中に詰めたら
/わあたなした/ 安定した…?

たたく。さわる。おす。/音。温度。圧力。
たたく。さわる。おす。/騒音。暴力。攻撃。

伝わったり、伝わらなかったり。
脅かさないように、脅かされないように。

わたし/あなた 越えられないカベ
カベに触れないように、カーテンをとじている…?

世間の波間をかき分けて、各々の「にもつ」を持ち寄る。
波紋と波紋が出会うように、関わり、起こることに丁寧に取り組みながら、場を共にする。
終われば、気持ち新たに自分の航路に戻る…。
用意された内容に反応するために集うのではなく、集うことで始まることに目を向けた場でありたい。
「ハトバ」は、そんな合宿WSです。

=始めること、信じること=
2012年当時、私は「なぜ演劇が公的支援を受けられるのか?」について悩んでいました。いま思えばそれは「芸術が社会(やそれを構成する個人の人生)にとって何であるのか?」について悶々としていたのだろうと思います。それが何なのか知りたくて始めた・・・それが「静岡から社会と芸術について考える合宿WS」でした。1人では出来ないので同志を集めることにしました。数時間では足りないので泊まりがけですることにしました。あれから5年が経ち今でも分からないことが多いのですが、分かったこともありました。ひとつは「問うこと」、もうひとつは「集うこと」。

何かを知りたいと思っていた私は当時「純度100%の答え」があると思っていたようでした。ただ、実際は知ろうとすればするほど正解よりも疑問が生まれてきます。普通なら混乱を招きそうなものですが、それらの数々は新たな発見となって私を作り上げていきました。

しかも、その場に講師や先生はいません。一見すると特別なことは何もない人達の集まりで、あのような発見や学びが(しかも予期せず)起きたことは、人間の尊厳や豊かさ、叡智を目の当たりにするひとときでした。

そうやって私の関心は「ひと」へと移っていきました。人と人とが出会うこと、持ち寄ること、知ろうとすることで何が起きるのか。もしかしたらすれ違っていた人達がちょっとだけ深く交わることが出来たら・・・。新たな冒険の始まりを波止場でお待ちしています。

平松隆之(静岡から社会と芸術について考える合宿WSファシリテーター)


開催日程:
2018年2月3日(土)~5日(月)

開催場所:
静岡芸術劇場 (静岡市駿河区東静岡2丁目3-1 東静岡駅徒歩5分 グランシップ内)
舞台芸術公園 (静岡市駿河区平沢100-1)

主なプログラム内容

2月3日(土) 12:30~19:00 (12:10受付開始)
 会場:静岡芸術劇場
1.チェックイン・挨拶
2.『しんしゃく源氏物語』観劇 (14:00開演)
3.『しんしゃく源氏物語』観劇の感想をシェアする会(ワールド・カフェ)
鑑賞がより深い芸術体験となるように参加者同士で語り合います。
(『しんしゃく源氏物語』関連企画の参加者と一緒に行います。)
4.チェックアウト・諸連絡
 ※夕食休憩は19:00以降(カフェ・シンデレラでお弁当)となります。
 
◆◆2月4日(日) 9:00~22:00
 会場:舞台芸術公園 稽古場棟、食堂棟カチカチ山
1.WS1
 <昼食休憩>
2.WS2
 <夕食休憩>
3.WS3
※プログラム終了後、交流会を行います。(22:00~24:00/自由参加・参加費別途500~1,000円程度)
 
◆◆◆2月5日(月) 10:00~16:00
 会場:舞台芸術公園 稽古場棟、食堂棟カチカチ山
1.WS4
 <昼食休憩>
2.ふりかえり

参加者募集要項

●定員:20名
●条件:3日間全てのプログラムに参加出来る方。18歳以上の方。
(高校生の方は、保護者の方の承諾が必要です。)
※部分的な参加を希望される方は申し込み時にその旨を記載し、ご相談ください。
●参加費:
[一般]宿泊あり 12,000円 / 宿泊なし 8,000円
[学生]宿泊あり 8,500円 / 宿泊なし 4,000円
※すべて『しんしゃく源氏物語』観劇チケット代、ワールド・カフェ参加費を含みます。
※お弁当代別途。

 
=オプション=
●食事
ご希望の方には、1日目夕食~3日目昼食までをご用意いたします。
代金については参加者の方にご案内いたします。(一食800円程度)

=その他特記事項=
・参加費、お弁当代は当日の受付でお支払いください。
・ご宿泊は舞台芸術公園内の宿舎となります。
・記録用及び広報用にワークショップの様子を撮影(写真・映像)します。SPACや取材を受けた先のWEBサイト、SNS、チラシ等への掲載を予めご了承いただきますようお願いいたします。

《応募方法》
氏名、メールアドレス、電話番号、住所、年齢、性別、職業(所属)および普段の活動と、参加の動機を100~200字程度にまとめて下記サイトよりお申し込みください。(高校生の方は明記してください。保護者承諾書をお送りいたします。)

応募締切 1月10日(水) 1月20日(土)まで締切延長
※先着順・定員になり次第受付終了。
(全日参加の方を優先します。部分参加の方は〆切後までお待ち頂く場合があります。SPAC担当者からの返信を持って受付完了となります。)

お申し込みはこちら







【これまでの開催の様子】
・静岡から社会と芸術について考える合宿WS vol.1
「Think globally Act locally 世界と芸術と足元と」
・静岡から社会と芸術について考える合宿WS vol.2
「まちと劇場と祝祭と Dialogue & Act for future」
前編  後編
・静岡から社会と芸術について考える合宿WS vol.3
「フェスティバルと私→たち」
・静岡から社会と芸術について考える合宿ワークショップvol.4
「アートで民主主義をジブンゴトに変える」
レポート1  レポート2
・静岡から社会と芸術について考える合宿ワークショップvol.5
「見て見ぬフリと見ているツモリ」

◎ワークショップ・ファシリテーター
白川陽一(Keramago Works(ケラマーゴ・ワークス))
名古屋市青少年交流プラザ所属。NPO法人子ども&まちネットの職員であるとともに、対話と学びのファシリテーターを務める。個々の自立や社会参画を育むための、家でも職場でもない第三の居場所(サードプレイス)づくりがテーマ。各種ワークショップの企画、計画、運営(コーディネート)、進行などを行ったり、そのような場をつくりたい人のための相談役として活動する。「静岡から社会と芸術について考える合宿WS」ファシリテーター。

方瀬りっか(東京学芸大学E類表現教育コース/生紙芝居)
よのなかに「なんだかとってもいい隙間」を出現させることをしていきたいなとたくらむ、絶対に先生にならない教育学部生。ワークショップをしたり、歌ったり踊ったり、物語やえんげきをつくったり、お喋りしたり、旅したり、トランプを売ってみたり。建物や場所の物語をみつけるワークショップ「お家のお話」や、即興で描いて、語って、奏でる3人組のゲリラ的即興紙芝居「生紙芝居」を行う。

平松隆之(劇団うりんこ/うりんこ劇場制作部所属)
愛知県豊川市出身/在住。子ども・地域・演劇をキーワードに様々な活動を行う。阪大1期ワークショップデザイナー。NPO法人芸術の広場ももなも理事。せんだい短編戯曲賞選考委員。ON-PAM政策提言調査室。名古屋学生演劇祭アドバイザー。「静岡から社会と芸術について考える合宿WS」ファシリテーター。主なプロデュース作品:2010/2012年『お伽草紙/戯曲』(原作=太宰治・戯曲=永山智行・演出=三浦基)、2011年『クリスマストイボックス』(作/演出=吉田小夏)、2014年『妥協点P』(作/演出=柴幸男)、2016年『めぐる、ぐるぐる』(作/演出=永山智行)など。


主催:SPAC ‐ 静岡県舞台芸術センター

2019年6月15日

SPACワンコインシアター

『アンティゴネ』出演のSPAC俳優たちによる、生演奏付きのパフォーマンスシリーズ!
間近で、“ワンコイン” 500円で、気軽にお楽しみください♪

公演日時・出演者

 
◆5月20日(土) 15時開演

土方巽『病める舞姫』 / 川端康成『片腕』
演出:大岡 淳
出演:貴島 豪(『病める舞姫』)、武石 守正(『片腕』)
ピアノ:吉田 伊津子

貴島豪
貴島 豪
 武石守正
 武石 守正


 
 
◆5月27日(土) 15時開演

太宰治『グッド・バイ』
構成・演出:牧山 祐大
出演:加藤 幸夫 鈴木 真理子、桜内結う
ピアノ:米山淳一〔SPAC制作部〕

牧山祐大
牧山 祐大
 加藤幸夫
 加藤 幸夫
 鈴木真理子
 鈴木 真理子
 桜内結う
 桜内 結う


 
 
◆6月3日(土) 15時開演

宮沢賢治『オツベルと象』
演出:棚川 寛子
出演:三島 景太、森山 冬子
演奏:吉見 亮、山﨑 智美〔SPAC創作・技術部〕

三島景太
三島 景太
 森山冬子
 森山 冬子
 吉見亮
 吉見 亮


 
 
◆6月10日(土) 15時開演

MY LIFE TO LIVE ~女と男のいるカフェ
 ジャン・リュック・ゴダール『女と男のいる舗道』より
 /ジョン・パトリック・シャンリィ『星降る夜に出掛けよう』

演出:寺内 亜矢子
出演:吉植 荘一郎、山本 実幸、永井 健二
演奏:大坂 孝之介

寺内亜矢子
寺内 亜矢子
 吉植荘一郎
 吉植 荘一郎
 山本実幸
 山本 実幸


 

 

チケット情報

チケット料金 500円

<チケット好評発売中!>
ご予約・お問い合わせ
SPACチケットセンター TEL.054-202-3399(10:00~18:00)

~ゲスト演奏家プロフィール~
 
5/20(土)
吉田伊津子 YOSHIDA Itsuko

京都芸術大学ピアノ科卒業、国立ウィーン音楽大学舞台演奏ピアノ科ディプロム取得。ベルリンとニューヨークで R.シュタイナーの動きの芸術オイリュトミーを学ぶ。現在は八ヶ岳山麓に暮らし、静岡県を拠点にウィーン、ハンブルク他、国内外で音楽活動を展開。静岡県文化奨励賞受賞。2009年よりSPAC俳優と共演。「特別な音」と称される音色は広く愛されている。

2019年6月11日

ロミオとジュリエット(ローザンヌ)

[ローザンヌ公演]

「SPAC秋のシーズン2012」で初演され、2013年のスイス・フランスツアーを経て、新たなキャストを迎えての2016年静岡芸術劇場での再演でも絶賛された、SPAC‐静岡県舞台芸術センター、テアトロ・マランドロ共同制作作品『ロミオとジュリエット』(演出:オマール・ポラス)が、2017年9月19日から10月8日まで、オマール氏が芸術監督を務めるスイスのTKM Théatre Kléber-Méleau劇場にて上演されました。


▲TKM劇場での舞台写真(©Mario Del Curto)

構成・演出:オマール・ポラス
原作:ウィリアム・シェイクスピア
日本語訳:河合祥一郎
フランス語訳:フランソワ=ヴィクトル・ユゴー

出演:山本実幸、宮城嶋遥加、イヴ・アダン、大内米治、貴島豪、
武石守正、舘野百代、永井健二、吉見亮、ピエール=イヴ・ル・ルアルン

※詳細は、TKM劇場のウェブサイトをご覧ください。

公演日程・会場

9月19日〜10月8日(18回公演)
TKM Théatre Kléber-Méleau〔ルナン/スイス〕

演出ノート(2012年初演時より)

シェイクスピア、東洋を行く
オマール・ポラス

 シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』で見せつけられるのは、キャピュレット家とモンタギュー家という二つの家のあいだの絶え間ない憎しみの物語だ。この憎しみは世代から世代へと受け継がれ、もはやその由来を知るものすらいない。これは、私たちの時代に起きている内戦の状況ともちょっと似ている。この憎しみに唯一抵抗するのが、対立する家に生まれた若い二人、ロミオとジュリエットによる情熱的な恋だ。これはきわめてよく知られた恋物語だが、同時に、わずか五日間しか続かない、きわめて短い恋物語でもある。この恋は日曜日の華やかなパーティにはじまり、木曜日には運命の星の下で幕を閉じることになる。

 エリザベス朝式の舞台に浮世絵や屏風も取り入れ、古いヨーロッパと日出ずる国の二つの文明が結びあわされた舞台装置は、この壮大な家族のドラマを理解するために作り出されたものである。シェイクスピアの時代のエリザベス朝式劇場は、世界を映す鏡であると考えられていた。この劇場は、欲望と欲望とが対立し、緊張と暴力が渦巻き、自然なことだけでなく、超自然的なことも起きてしまう危険な場所である。同時に、この悲劇の登場人物たちは、浮世絵の世界の人物たちのように、ふと姿をあらわし、情に流され、やがて過ぎ去っていく。SPACの劇場の一つである楕円堂をかたどった舞台装置においては、まさに「鏡としての劇場」というエリザベス朝式劇場のあり方と、浮世絵の美学とが交叉している。

 この作品の舞台も、日本に置かれることになった。時代や地域は限定されていないが、ここには、キャピュレット家とモンタギュー家のように、激しい憎しみに取り憑かれ、古くからの争いによって引き裂かれた二つの家が存在している。このような理屈の通用しない争いという文脈の中で、対立する両家の継承者であるロミオとジュリエットのあいだに、恋という奇跡が芽生えるのである。

 だが、そもそも私と私が主宰するテアトロ・マランドロは、この『ロミオとジュリエット』という作品を、なぜあえて日本で作ることを選んだのだろうか。その答えは、なによりもまず、東洋の演劇とその技術や約束事、儀式的な性格への私たちの思い入れにあるのだろう。SPACの俳優たちと作品を作る際には、演劇へのアプローチの違いによる衝突もあるだろうが、一方で共通点も十分見つかるはずだ。テアトロ・マランドロのメソッドも、SPACのメソッドに劣らず厳密なものである。様々な演劇文化をかけあわせて生まれたメソッドを、この新作のために集められた日本とヨーロッパの俳優たちの体のうちに注ぎ込むのである・・・。これこそ、私たちの仕事道具なのだ。なぜなら私たちが望むのは、演劇の源流へ、舞台の最も原初的な形態が見出されるところへ、神話へと戻っていくことなのだから。こうして、異文化の交差点に置かれた『ロミオとジュリエット』は、様々な演劇の伝統が出会う、経験のるつぼとなっていくのである。

(翻訳:SPAC文芸部 横山義志)

2016R&J_YI529
© Y. INOKUMA

 
『ロミジュリ』ローザンヌ公
 
【チケット予約/Ticket】
TKM Théatre Kléber-Méleau
Tel:+41 21 625 84 29
E-mail:billetterie@tkm.ch

【問い合わせ/Administration】
TKM Théatre Kléber-Méleau
Tel:+41 21 625 84 00
E-mail:tkm@tkm.ch

 
<過去の『ロミオとジュリエット』>
『ロミオとジュリエット』公演サイト(2016)
English page of “Romeo et Juliette”(2016)
『ロミオとジュリエット』スイス・フランスツアー(2013)
『ロミオとジュリエット』公演サイト(2012)
English page of “Romeo et Juliette” (2012)

 

「SPAC秋のシーズン2012」公演時のポストカード