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2009年5月11日

県民劇団「静火」 決起大会

5月10日、県民劇団「静火」の決起大会が開催されました!
決起大会の主な内容は稽古やスケジュールの説明、そして公演で使用する野外劇場の見学です。
出演者はこの日が初めての顔合わせになります。
半数が今年からの参加となり、昨年とはまた違った新たな「静火」を見せてくれそうです。

今年の参加者は総勢41名!
学生、会社員、主婦など様々な人達が今年も静岡の演劇を盛り上げます。
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劇団「静火」代表・演出家の渡辺亮史さん
野外劇場の特徴、自然と一体化した舞台について出演者に説明しているところです。
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公演が行われる野外劇場の見学。
現在は「Shizuoka春の芸術祭2009」で公演される『ふたりの女』の準備中です。
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実際に使用する舞台を見て盛り上がる面々。

公演日も9月11日、12日と決まり、来週から稽古も本格的にはじまります。
段々と「劇団静火」が動き始めたのを感じました。
夏に向けて劇団「静火」がどういった舞台を作り上げるのか、これからも随時活動内容をブログにアップしていくのでご期待下さい!

2009年5月8日

静岡大学で芸術総監督宮城が講義!

カテゴリー: アウトリーチ

5月7日、静岡大学で宮城聰が講義をしました。

教育学部美術専攻の授業の一環として、宮城の講義と演劇鑑賞をセットにした授業を、静岡大学とSPACとで企画しました。演劇鑑賞はこれから、もちろん春の芸術祭でぞんぶんに味わっていただく予定です。

5月7日の講義のテーマは、ずばり、演劇とは何か。美術を専攻する学生の皆さんの前に立った宮城が直感で選んだテーマです。

「演劇に欠かせないものは3つある。それは、ことば、肉体、集団。どれも演劇には欠かせない要素。だけど、この3つは人を悩ませるものでもある。演劇はこの3つとまともに向かい合わないといけない。」

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宮城独自の演劇論が率直に語られました。こんなに“語る大人”はちょっといない、というのは、宮城の話を聞いたことがある人なら誰でも思うところ。学生の方々にとっても刺激的だったのではないでしょうか。

話がひと段落すると、映像資料を使って、宮城の演出作品を少しだけ鑑賞。この映像の迫力で演劇に興味をもってくれた方もいると思います。映像でさえこの迫力、実際見るとどうなんだろう、と。

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宮城の演出作品は、日本人だけでなく、海外の観客をも意識してつくられています。ことばを使わなければならないのが演劇ですから、当然、わたしたち日本人は日本語を使うことになります。とすると、どうしても、外国の観客にはとっつきにくいものになってしまう。これをなんとかしたい、という思いが宮城にはあります。その思いを形にするための素材が古典的な文学作品でした。古代ギリシアの劇詩だったり、インドの叙事詩だったり。こういう作品は世界中の人々に知れ渡っていますから、これを素材にすれば、日本語で上演しても話が通じる!
それにくわえて、日本人特有の見方を作品にこめたい、という思いも宮城にはあり、映像資料を使いながら、作品創造のヒミツを少しだけ解説しました。

思えば、こうした芸術家の欲求は、矛盾しているものでもあります。外国の方を楽しませたいという思いと、一方で、日本人独特の見方を示したい、という気持ちが、混在しているのですから。

芸術家はそうした矛盾した思いから離れられない存在です。だからこそ人々の共感を得られるのだ、とも考えられます。日頃わたしたちが抱くさまざまな思いは、そんなにすっきり割り切れることばかりじゃない。けれど、芸術家は、そうした、単純だけれど大切なこと、を思い出させてくれる存在です。SPACのように芸術家が運営する公共劇場は、日本ではまだまだ珍しいものですが、芸術を公的に支援する意味がこのあたりにもあるのではないでしょうか。

今日の授業を通して、学生の皆さんが演劇の力・劇場に魅力を感じとってもらえたらこんなに嬉しいことはありません。

5月23日には静岡大学の先生方が「世界の演劇文化の楽しみ方」と題して静岡芸術劇場で公開講座を行います。ひと味違った「楽しみ方」を受け取っていただければと思います。詳細はこちらhttp://spac.or.jp/news/?p=377

2009年5月6日

池田の森アトリエでリーディング・カフェ開催!

カテゴリー: アウトリーチ

5月2日、池田の森アトリエでリーディング・カフェを開催しました。

おいしいお茶でも飲みながら、普段はあまり読む機会も少ない戯曲を、声に出して読んでみよう!ということで始まったリーディング・カフェ。

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今回は静岡芸術劇場と舞台芸術公園を結ぶ池田にある池田の森ベーカリーカフェの敷地内アトリエでの開催となりました。木造のアトリエ内は木の香りが心地よく、アンティークの机を並べると、そこは異国の教室のような雰囲気。

今回読んだのはシェイクスピア作『じゃじゃ馬ならし』。タイトルを聞いたことはあっても読んだことのある人は少ないと思います。この戯曲を、オランダの劇団、トネールフループ・アムステルダムが春の芸術祭で上演します。

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参加された方々は、「ちょっと気になって…」という方が大半だったと思います。役を分担して戯曲を読み進めていくと、シェイクスピアの過激な言葉に思わず笑ってしまう人も… 皆さん演劇経験はないとはいえ、熱の入った読みっぷり、おかげ様で笑いの絶えないアットホームな集まりになりました。 SPACの俳優も駆けつけて、一緒に読み合わせたり… 極めつけは、池田の森さんからご提供いただいた天然酵母のパン! ごちそうさまでした。

後半はくじ引きゲームで読み合わせをしました。くじの番号で配役を決めて、立って読むんです。皆さん、えー、うそー、という顔をなさるものの、人前に立てば、自然と身ぶりも生まれてきます。日常生活では使うことのない言葉を、舞台に立って、かたることの難しさに、戸惑いながらも、なんとか見られて恥ずかしくないように見せたい! そんな心の動きを体験していただけたと思います。それは、俳優になりたい、という気持ちの原点かもしれません。

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読後のおしゃべりでは、コーヒーと紅茶を飲みながら、感想を交換。立って読むのは難しい、という実感を話していただいて、俳優の技術に興味をもってくださる方も。和やかなムードのなか、はじめて会った方々も、言葉を交わして、交流をもつ。しかも、実感を言葉にする、という集中力が要求される場所で… そういった空間をつくれたのではないかなと思っています。

文化の役割の一つは人と人との間の関係をつくることだと思います。文化を創造する機関としてのSPACが、そのことに、わずかでも貢献できたとしたら幸いです。

今後もリーディング・カフェは続きます。ご注目ください!

★★★お知らせ★★★

「じゃじゃ馬ならし」@池田の森に続く<SPAC春のリーディングカフェ>シリーズの「スカパンの悪だくみ」@カフェシンデレラ(5月16日)はご好評につき定員に満たしました!!お申し込みありがとうございました。

「じゃじゃ馬ならし」@池田の森、「スカパンの悪だくみ」@カフェシンデレラに残念ながら参加できなかった、そんな皆様はぜひリーディング・カフェのDXver.「リーディングナイト」(5月25日)へお越しくださいませ!

文化の香り高い鷹匠の夜に読む戯曲は、あのサラ・ケインの衝撃作『ブラスティッド』!!

さらに、<Shizuoka春の芸術祭>関連企画ということで、スペシャルゲストも来場予定です!!

★予約開始は5月6日(水)10:00~、SPACチケットセンター(054-202-3399)

鷹匠ナイトの詳細はこちら

 

2009年5月5日

シアタースクール第3回目!(5/3)

カテゴリー: シアタースクール

ゴールデンウィーク真っ只中、第3回目のシアタースクールを開催しました。
本日の稽古場の様子です。

少しずつ台本も手をはなれ、立ち稽古にも力が入ります。
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今日から風の又三郎のテーマの音楽も入り、振付も考えています。
お互いにアイディアを出し合って、動きが徐々に決まっていきました。
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自分の役の衣装を考えているところです。↓
SPACの衣装スタッフからアドバイスを受けて、参加者自身が考えていきます。
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シアタースクールでは皆で力を合わせて作品を作っています。