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2022年4月18日

ギルガメシュ叙事詩/パリ日記2022(8)公演2日目

SPAC文芸部 横山義志
2022年3月25日

ル・フィガロ紙に劇評が出た。
「『ギルガメシュ』、とても同時代的な叙事詩 ケ・ブランリー美術館で日本の宮城聰がこの世界文学の記念碑的作品から創意に富んだ舞台を創造する」掲載ページ
劇評全文訳はこちらに掲載しています。
 
受付前には長蛇の列。キャンセル待ちの方も10人近く。


 
ジュヌヴィリエ劇場、コリーヌ国立劇場、太陽劇団の方がいらしてくださった。トリプルコール。

照明機材のトラブルがあり、終演後、23時過ぎまで作業。クロード・レヴィ=ストロース劇場にはムービングライトなどかなりいい機材が入っているが、照明デザインの吉本有輝子さんによれば、「フォワグラで懐石料理を作ってくれといわれるようなもの」。細かい設定が可能な分、一つの明かりを作るために多くの情報を入力しなければならず、大変だったという。今日はムービングライトの不具合で別の型のムービングライトに変更しなければならなくなり、入力作業を全てやりなおすことに…。

一方、駿府城公園で上演する際には、野外なので使える照明機材がかなり限られてしまい、今度は「キュウリで懐石料理を作ってくれといわれるようなもの」で、プラン全体を考えなおさなければならないとのこと。

★関連コンテンツまとめページできました。ほかの劇評などもこちらから

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★ゴールデンウィークに静岡市・駿府城公園にて上演★
フランス国立ケ・ブランリー美術館委嘱作品/SPAC 新作
『ギルガメシュ叙事詩』

台本・演出:宮城聰
翻訳:月本昭男(ぷねうま舎刊『ラピス・ラズリ版 ギルガメシュ王の物語』)
音楽:棚川寛子
人形デザイン:沢則行

美術デザイン:深沢襟
照明デザイン:吉本有輝子
衣裳デザイン:駒井友美子
ヘアメイク:梶田キョウコ

出演:阿部一徳、大高浩一、石井萠水、大内米治、片岡佐知子
榊原有美、桜内結う、佐藤ゆず、鈴木陽代、関根淳子
大道無門優也、舘野百代、本多麻紀、森山冬子、山本実幸
吉植荘一郎、吉見亮、渡辺敬彦
/沢則行(操演)、桑原博之(操演)

公演日時:
2022年5月2日(月)、3日(火・祝)、4日(水・祝)、5日(木・祝)
各日18:40開演

会場:駿府城公園 紅葉山庭園前広場 特設会場

★公演詳細はこちら
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