マハーバーラタ ~ナラ王の冒険~ (サウジアラビア公演)

Mahabharata photo light_credit
 
演出:宮城聰
台本:久保田梓美
音楽:棚川寛子

出演:
赤松直美、阿部一徳、石井萠水、大内米治、大高浩一、片岡佐知子、加藤幸夫、榊原有美、桜内結う、佐藤ゆず、関根淳子、大道無門優也、舘野百代、寺内亜矢子、ながいさやこ、中野真希、布施安寿香、本多麻紀、牧山祐大、美加理、宮城嶋遥加、森山冬子、横山央、吉見亮、若宮羊市、渡辺敬彦 
(五十音順)

作品紹介

宮城聰×SPACの代表作『マハーバーラタ ~ナラ王の冒険~』が来る12月、King Abdulaziz Center for World Culture in Saudi Arabia(アブドゥルアジーズ王世界文化センター)からの招聘を受け、サウジアラビアで上演されることになりました。
2016年にオープンした同センターは、国内外の芸術の紹介、また文化普及の促進を目的に設立され、TIME紙で「2018年世界で最も素晴らしい場所」に選出されるなど世界的にも注目されています。
SPAC版『マハーバーラタ』は、インドの大叙事詩の中で最も美しいロマンス『ナラ王物語』を、絵巻物のように壮麗なビジュアルで繰り広げる祝祭音楽劇です。2014年7月アヴィニョン演劇祭でスタンディング・オベーションを巻き起こし、その後も各地で上演を重ね、この度は11月19日より「ジャポニスム2018」公式プログラムとしてパリでも上演されます。 サウジアラビアで日本の現代演劇が上演されるのは極めて異例のことです。本公演を通じた文化交流によって、相互理解を少しでも進めることができれば幸いです。中東圏初となる本作の上演にご注目ください。

あらすじ

その美しさで神々をも虜にするダマヤンティ姫が夫に選んだのは、人間の子・ナラ王だった。その結婚を妬んだ悪魔カリの呪いによって、ナラ王は弟との賭博に負け国を手放すことになる。落ちのびていく夫に連れ添おうとしたダマヤンティ。だが疲れて眠っている間に、彼女の衣の切れ端を持ってナラは去る。夫を捜して森をさまようダマヤンティを様々な困難が襲う。行く先々で危機を乗り越えた彼女はやがて父親の治める国へ。一方ナラも数奇な運命を経てその国にたどり着く。果たして夫婦は再会し、国を取り戻すことが出来るのか…。

公演情報

12/5(水) 19:30
12/6(木) 19:30
12/7(金) 19:30
12/8(土) 18:00

会場:
King Abdulaziz Center for World Culture in Saudi Arabia

上演時間: 約110分
日本語上演/英語・アラビア語字幕

 

会場 アブドゥルアジーズ王世界文化センターについて

2016年にサルマン・ビン・アブドゥルアジーズ ・アルサウード国王により開館されて以来、独創的な芸術、文化、知識に触れるこれまでにないプログラムを提供している。1,600平方メートルにも及ぶ大ホールのほか、サウジアラビアの起源と文化遺産、イスラム美術と文明、アラビア半島の文化といった分野における文化的展示物を集めた4つのギャラリーを備えた博物館から構成される。館内の映画館ではサウジ映画祭が開催され、図書館は50万冊以上を所蔵。パフォーミング・アーツシアターは1,000席規模の劇場で、ナレッジタワーではSTEM(科学、技術、工学、数学)分野や青少年のための読書プログラムなどのワークショップが年間2,000件も開催されている。

(センターを運営するサウジアラムコのHPから抜粋)

スタッフ

衣裳デザイン:高橋佳代
照明デザイン:大迫浩二
美術デザイン:深沢襟
ヘアメイクデザイン:梶田キョウコ

舞台監督:山田貴大
照明操作:小早川洋也
音響:牧嶋康司
ワードローブ:清千草
演出部:秡川幸雄
演出補:中野真希
文芸部:横山義志
制作:大石多佳子(兼字幕操作) 米山淳一

 
宮城聰
Satoshi Miyagi1959年東京生まれ。演出家。SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督。東京大学で小田島雄志・渡辺守章・日高八郎各師から演劇論を学び、90年ク・ナウカ旗揚げ。国際的な公演活動を展開し、同時代的テキスト解釈とアジア演劇の身体技法や様式性を融合させた演出で国内外から高い評価を得る。2007年4月SPAC芸術総監督に就任。自作の上演と並行して世界各地から現代社会を鋭く切り取った作品を次々と招聘、「世界を見る窓」としての劇場づくりに力を注いでいる。14年7月アヴィニョン演劇祭から招聘された『マハーバーラタ』の成功を受け、17年『アンティゴネ』を同演劇祭のオープニング作品として法王庁中庭で上演、アジアの演劇がオープニングに選ばれたのは同演劇祭史上初めてのことであり、その作品世界は大きな反響を呼んだ。他の代表作に『王女メデイア』『ペール・ギュント』など。04年第3回朝日舞台芸術賞受賞。05年第2回アサヒビール芸術賞受賞。平成29年度(第68回)芸術選奨文部科学大臣賞(演劇部門)受賞。
 
★『マハーバーラタ』2014年アヴィニョン公演
報告書【ebooks】 ↓↓↓↓↓

avignon_report