オイディプス

Directed by ONODERA Shuji
Written by Sophocles
Translated by FUKUDA Tsuneari
Text by ORI Kiyoshi
Stage design by TAKADA Ichiro
Performed by OHTAKA Kouichi, TAKII Miki, TAKEISHI Morimasa, TATENO Momoyo, NAKAYA Tomokuni, FUJITA Momoko, MISHIMA Keita, MORIKAWA Hirokazu, YOSHIMI Ryo and WATANABE Takahiko
■ 26 November 16:00
■ 27 November 14:00
■ 3 December 16:00
■ 4 December 14:00

 
Shizuoka Arts Theatre
Duration: undecided
Spoken by Japanese
演出:小野寺修二
作:ソポクレス
舞台美術:高田一郎
テキスト:小里清
出演:大高浩一、たきいみき、武石守正、舘野百代、仲谷智邦、藤田桃子、三島景太、森川弘和、吉見亮、渡辺敬彦
舞台監督:浜村修司/演出助手:貴島豪/美術助手:深沢襟/照明:樋口正幸/音響:青木亮介/衣裳:竹田徹/照明操作:神谷怜奈/演出部:市川一弥、武石進衛/制作:鶴野喬子、河尻桂子
11月26日(土) 16時開演 11月27日(日) 14時開演
12月3日(土) 16時開演 12月4日(日) 14時開演

[中高生鑑賞事業] 限定30席一般販売 ※開演時間が一部変更となりました。

11月 11月22日(火)11時開演・14時30分開演、24日(木)13時30分開演、
  25日(金)13時30分開演、28日(月)13時30分開演、29日(火)13時30分開演、
  30日(水)13時30分開演
12月1日(木)11時00分開演・14時30分開演、5日(月)14時30分開演、
  6日(火)13時30分開演、7日(水)13時30分開演、8日(木)10時30分開演、
  9日(金)14時20分開演
※ 11月28日(月)、29日(火)は一般販売はございませんのでご了承ください。
※ お問い合わせ:SPACチケットセンターTEL.054-202-3399
  鑑賞事業をご希望の学校は、SPAC事務局へお問い合わせください。
  TEL.054-203-5735
静岡芸術劇場
上演時間:未定
上演言語:日本語
◎ 終演後にアーティスト・トークを行います。
トークゲスト
11月26日(土):首藤康之氏(バレエダンサー)
12月3日(土):今井朋彦氏(文学座)
12月4日(日):片桐はいり氏(俳優)
トークは、ゲスト、小野寺修二、宮城聰の3名によって行われます。
◎ 終演後に、お客様が出演者と交流できる「カフェ・シンデレラで逢いましょう!」を開催します。
11月26日(土)、27日(日)には、1階ロビーにて「ひらたよーこ+矢野 誠」ロビー・コンサートがあります。
チケット料金:一般大人4,000円/大学生・専門学校生2,000円/高校生以下1,000円 託児サービスあり
※ SPACの会特典のほか、ゆうゆう割引、早期購入割引、みるみる割引、
ペア/グループ割引などの割引料金があります。詳細はこちら
※ 静岡県内の中学生以下の方を30名様までご招待します。
(お問い合わせ・お申し込みはSPACチケットセンター TEL.054-202-3399まで)
劇場直行バス:渋谷発、浜松発、三島発の劇場直行バスを運行いたします。詳しくはこちら

話題の振付家・演出家小野寺修二がSPAC初演出
斬新な手法で演劇に新風を吹き込む

小野寺修二は東京の舞台芸術シーンで八面六臂の活躍を見せる振付家・演出家です。青山円形劇場、シアタートラム、パルコ劇場、神奈川芸術劇場など、様々な劇場で多彩なパフォーマーとの作品制作を重ねてきました。『点と線』(松本清張作)、『異邦人』(アルベール・カミュ作)などの重厚なテーマを持った文学作品を、軽やかでスピード感溢れる独自の身体表現で描く手腕は高い評価を得ています。今回は初のSPAC演出となり期待が高まります。

2009年『点と線』(小野寺修二演出、松本清張原作)。
あの名作小説が意表を突く舞台に変貌。小野寺流「名作解体」を世に知らしめるきっかけとなった。
2010年『異邦人』(小野寺修二演出、アルベール・カミュ作)。
母親を亡くし殺人を犯す主人公ムルソーの姿を都会的な青年像として描いた。

紀元前ギリシア悲劇の傑作が現在に蘇る

『オイディプス』は紀元前5世紀頃の劇作家ソポクレスによって書かれ、21世紀の今なお様々な演出により上演され続ける代表的な古典戯曲です。崇高な悲劇として演出されることの多いこの作品ですが、今回の演出プランでは、スリリングな劇展開をさらに加速させ、現在を生きる観客にも共感できるよう斬新な表現が試みられる予定です。苦悩する王の物語が、どんな舞台に仕上がるのか……新しいオイディプス像にご期待ください。

高貴な王は、それと知らずに破滅の道をゆく

『オイディプス』では、「自分のことほど実はよくわからない」という、誰にでも当てはまりうる状況ゆえに、良かれと思ってとった行為がくつがえされ、自分の過ちが照らし出されてしまうという皮肉が描かれています。そんな普遍的な「破滅」の姿を劇的に浮かび上がらせているために、多くの観客を魅了してきました。本作の上演は、人が生きてゆく上での根本的な矛盾や不可解さに想いを馳せる機会となるのではないでしょうか。

あらすじ

オイディプスは古代ギリシア・コリントスの王家で育ったが、「両親を殺すだろう」という神託を受けそれを避けるべく旅に出た。その途中、三叉路でとある一行と争いになり、彼らを殺してしまう。やがてテーバイにたどり着き、市民を恐れさせるスフィンクスを退治し、先王を亡くした妃イオカステと結婚する。その頃、恐ろしい疫病が流行し始め、巫女のいるデルポイへ神託を求めたところ「この混乱は先王ライオスが殺されたためである」と告げられる。オイディプスは自ら暗殺者の探索に乗り出す。しかし、三叉路で自分が殺した相手こそライオスであり、ライオスとイオカステが自分の産みの親であることを知るのだった……。

製作:SPAC-静岡県舞台芸術センター

小野寺修二 
ONODERA Shuji

振付家、演出家。北海道生まれ。日本マイム研究所にて佐々木博康氏にマイムを師事する。1995年、パフォーマンスシアター「水と油」を結成。カンパニー受賞歴として01年エジンバラフェスティバルフリンジ(イギリス)ヘラルドエンジェル賞、03年第2回朝日舞台芸術賞寺山修司賞など。06年「水と油」の活動を休止。同年9月より1年間、文化庁新進芸術家海外留学制度の研修員としてフランス・パリに滞在。帰国後の08年、「カンパニーデラシネラ」を立ち上げる。作品はマイムを主体とした身体表現で、台詞を使わずに寓話性のある舞台を創ることを旨とし、世代を超えた観客層に定評がある。主な演出作に『空白に落ちた男』(08)、『Xのフーガ』(08)、『ある女の家』(08)、『あらかじめ』(09)、『点と線』(09)、『異邦人』(10)など。ステージング・振付作に『中国の不思議な役人』(09/白井晃演出)、『叔母との旅』(10/松村武演出)、『ハーパー・リーガン』(10/長塚圭史演出)、『金閣寺』(11/宮本亜門演出)など。第18回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞を受賞。

ソポクレス(紀元前496~紀元前406頃)
Sophocles

古代ギリシア・アテナイの悲劇作家。ギリシア三大悲劇詩人の1人とされる(ほかの2人はアイスキュロスとエウリピデス)。アテナイ市郊外コロノスで裕福な工場主の息子として生まれる。123編の悲劇を書いたと言われるが、欠損なく現存するのは『アイアス』『アンチゴネ』『オイディプス』『トラキニアイ』『エレクトラ』『ピロクテテス』『コロノスのオイディプス』の7編。古代ギリシアで行われた悲劇の競演で18〜24回優勝した。美男で市民からの人気が高く、政治にも積極的に参加し高官職を歴任した。死後は市の守護神に崇められたと伝えられる。

関連企画

『オイディプス』について語る会

開催日時:12月4日(日)18:00〜
【場所】スノドカフェ
〒424-0871 静岡市清水区上原1-7-3 
リサイクルブティック スノードール2F
【参加費】500円(ワンドリンク付)
【お申込み】スノドカフェ 
Tel:054-346-7669(12:00〜18:00)
E-mail:info@sndcafe.net
主催:スノドカフェ 
共催:SPAC - 静岡県舞台芸術センター

『オイディプス』を観て感じたこと考えたことをざっくばらんに自由に語り合える会をスノドカフェにて開催します。



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