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夜叉ヶ池

演出:宮城聰
作:泉鏡花
音楽:棚川寛子

出演:SPAC
三島景太、舘野百代、奥野晃士、永井健二、植田大介、仲谷智邦、たきいみき、布施安寿香、池田真紀子 ほか

静岡芸術劇場
10月24日(土)19:00開演
25日(日)16:30開演
31日(土)14:00開演
11月1日(日)16:30開演
7日(土)15:30開演
8日(日)16:30開演
中高生鑑賞事業(一般販売は限定30席)
10月26日(月)13:30開演
27日(火)13:30開演
28日(水)13:30開演
29日(木)14:20開演
30日(金)12:30開演
11月2日(月)12:30開演
4日(水)13:30開演
5日(木)13:30開演
6日(金)13:30開演
9日(月)13:30開演
10日(火)12:30開演
11日(水)13:30開演
12日(木)13:30開演

上演時間  90分

一般大人4,000円 / 同伴チケット(2枚)7,000円
大学生・専門学校生2,000円 / 高校生以下1,000円

嬉しいばかりが愛じゃない 哀しいばかりが恋じゃない
ちぎりを結んだふたりには 幸せばかりが華じゃない

永遠の時のなかに愛情を閉じ込めてしまいたい… そんな気持ちを感じたことはありますか? 『夜叉ヶ池』の二人のヒロイン百合と白雪姫は、立場は違えどもそんな思いを抱いていたかもしれません。宮城聰演出のSPAC版『夜叉ヶ池』は人間の愛情が永遠に迫ろうとする緊張感に溢れています。誰もがほしくてたまらない、けれど誰もそれを実現することができない、永遠の愛。愛のカタチは数あれど、こんなに純粋で甘美、かつ厳格な愛にはなかなかお目にかかれないでしょう。さあ、究極の愛のカタチに、そっと、触れてみてください。恋しいような懐かしいような愛しいような哀しいような、そんなドキドキを感じて、思わず恋がしたくなるかもしれません。

あらすじ

かつて村人たちは夜叉ヶ池の主・白雪姫と約束をした。それは日に三度必ず鐘をつくこと。それを破れば、村を大水で池の底に沈めてしまうという。東大生・萩原は民話の採集にたまたまこの村を訪れ、なりゆきで鐘つき役を引継ぐことになり、村娘の百合とともに暮らしていた。そこに萩原の大学時代の友人・山沢がやってくる。山沢が萩原を連れて帰ってしまうのではないか、と百合は気が気でない。一方、妖怪たちの世界も揺れていた。白雪姫が恋をしたのだ。その乱心を鎮めたのは人間・百合の子守歌だった… そんななか村では日照りが続いている。村人たちは百合を生贄にして雨乞いをしようと企む。萩原の留守を狙って百合をさらいにきた村人たちだったが…

宮城聰 (みやぎ さとし)

演出家、静岡県舞台芸術センター(SPAC)芸術総監督
1959年、東京生まれ。90年、劇団「ク・ナウカ」を結成。日本の伝統演劇の様式とヨーロッパのテクストを融合させた演出には定評がある。2004年、第3回朝日舞台芸術賞受賞。海外公演も頻繁に行っており、06年10月にはパリのケ・ブランリー国立博物館クロード・レヴィストロース劇場のこけら落としとして『マハーバーラタ』を上演。代表作に『王女メディア』(エウリピデス)など。07年4月より静岡県舞台芸術センター芸術総監督を務める。SPACでは07年11月に木下順二『巨匠』、08年5月に『夜叉ヶ池』、11月に『ハムレット』、09年6月に唐十郎『ふたりの女』を演出。今回の『夜叉ヶ池』はSPACでの演出作品ではじめての再演となる。

泉鏡花 (いずみ きょうか 1873-1939)

小説家、劇作家。
金沢市出身。明治の世に生を受けながら、江戸情緒の色濃い幻想怪奇小説・戯曲を書き書きつづけた。1889年、文学を志し上京。91年、尾崎紅葉に入門。以後、生涯に渡って紅葉を崇拝しつづける。1902年、元芸妓の伊藤すずと出会い、やがて同棲するが、師紅葉の強い反対に合い離別。03年に紅葉が没した後に結婚。この妻すずは『婦系図』などの作品のモデルとなった。劇作家としての代表作に『夜叉ヶ池』『海神別荘』(ともに1913)、『天守物語』(1916)など。