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演劇 剣を鍛える話 〜魯迅「故事新編」より〜(日本)

11月9日(金)19:00開演
10日(土)・11日(日) 14:30開演
静岡芸術劇場
4,000円/同伴チケット(2枚)7,000円
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王への復讐を誓った少年、釜の中で踊る生首たち
── 魯迅の故事新編を想像力豊かに舞台化

16歳の少年・眉間尺(みけんじゃく)は、父を殺した王に復讐するため、形見の青剣を背負って旅に出る。復讐の困難に直面する眉間尺の前に黒い男が現れ、加勢を約束するが…。切り落とされた生首が煮え湯の中で闘う奇怪な物語。ストーリーテリング、視覚的要素、ライブ演奏 ── 生の舞台の魅力を存分に楽しめる、鳥の劇場の新たな代表作。

鳥の劇場

演出家・中島諒人を中心に、2006年に設立。鳥取県鳥取市鹿野町の使われなくなった幼稚園と小学校の体育館を拠点に活動。創作・上演活動だけでなく、地域の文化拠点としての劇場作り、教育・普及活動にも力を注ぐ。「鳥の劇場」という名前は、劇団の名であり、場の名前でもある。公共の場としての劇場のあり方を模索している。

中島諒人(なかしま まこと)

演出家・鳥の劇場主宰。1990年東京大学法学部卒業。大学在学中より演劇活動を開始、卒業後東京を拠点に劇団を主宰。2003年利賀演出家コンクールで最優秀演出家賞受賞。04年から1年半、静岡県舞台芸術センターに所属。06年より鳥取に劇団の拠点を移し、「鳥の劇場」をスタート。二千年以上の歴史を持つ文化装置=演劇の本来の力を通じて、一般社会の中に演劇の居場所を作り、その素晴らしさ、必要性が広く認識されることを目指す。SPACでは、『アンティゴネ』、『誤解』などを演出、上演している。

魯迅(ろじん 1881-1936)

中国の文学者、思想家。浙江省紹興に生まれる。本名は周樹人。字は予才。1902年、日本に留学し仙台医専にはいるが中退し、文学に転向。09年に帰国し、辛亥革命後は臨時政府の教育部員となる。18年小説『狂人日記』を発表。ついで代表作『阿Q正伝』や社会、政治、文化を批判した小説・評論を多数執筆。27年上海にうつり、左翼作家連盟の中心として論陣をはった。