劇場文化No.12 Shizuoka春の芸術祭2008
世界は劇場にあり!
(2008.5.10発行)
発行:財団法人静岡県舞台芸術センター
寸法:22cm×14.5cm×1cm
価格:200円
目次
<Shizuoka春の芸術祭2008>開催にあたって
宮城聰 いまの世界にアーティストができること
<Shizuoka春の芸術祭2008>上演プログラム
鈴木忠志 「エレクトラ」
ラビァ・ムルエ 「消された官僚を探して」
安田理英 「ヒベリニヨ―河郎の恋する宿や夏の月」
ゲルト・フォス 「エリザベス2世」
ベ・ヨソプ 「ハルッの物語」
エンリケ・ディアス 「かもめ…プレイ」
ゴーパル・ヴェヌ 「クリシュナ九変化」「半人半獅子ヴィシュヌ神」
ハナン・スニル 「アンティゴネ」
中島諒人 「剣を鍛える話―魯迅『故事新編』より」
金森穣 「Nameless Hands―人形の家」
メルラン・ニヤカム 「遊べ! はじめ人間」
オリヴィエ・ピィ 「イリュージョン・コミック―舞台は夢」「若き俳優への手紙」
特集 <世界演劇>の現在
【共同討議】内野儀+平田栄一朗+藤井慎太郎+菅孝行
<9・11>以後の<世界演劇>
全体性と目的の消滅――いま<演劇>はどこに「位置」しているのか
【評論】
菅孝行 二十一世紀演劇についての悲観的覚書―討議のための問題提起
内野儀 「グローバリゼーションは身体に悪い」、 あるいはトランスナショナルな埒外で共振するポストヒューマンな身体について
平田栄一朗 世界変革の不可能性に対する処方箋―ベルリン・フォルクスビューネの戦略
藤井慎太郎 今日のフランス演劇をめぐる覚書
飯塚容 中国演劇の現在―市場経済の下で
石川樹里 韓国演劇一〇〇年―近代から現代までの見取図
特集 <泉鏡花>
小森陽一 言の葉の記憶の力
鈴木啓子 伝説生成の時空―鏡花小説からみる鏡花戯曲
渡辺保 鏡花の女
木村直恵 「信じる」ということ/「恋する」ということ―<現代>劇としての『夜叉ヶ池』
佐伯順子 泉鏡花と現代演劇の系譜
田中励儀 <泉鏡花>はどのように読まれてきたか
田中励儀編 鏡花作品代表選20/主要<鏡花論>20篇/泉鏡花略年譜
劇場文化No.11 SPAC秋のシーズン
日本の現代戯曲、その〈言葉〉をたどる。
(2007.11.9発行)
発行:財団法人静岡県舞台芸術センター
寸法:22cm×14cm×0.8cm
価格:200円
目次
宮城聰 舞台のことばが明らかにするもの
〈SPAC秋のシーズン〉上演プログラム
松田正隆 声をのせることのできない〈言葉〉へ
飯室康一 子供と大人が違った角度から楽しむ
林家正雀 『累ヶ淵』あれこれ
原田敬子 「共感喚起力」という魅力
飴屋法水 演劇というメディアの〈不自由さ〉
菅孝行 谷崎潤一郎と木下順二をめぐる断章
大岡淳 日本近代戯曲の文体をめぐって 詩的表現の可能性
【討議】飴屋法水+平田オリザ+宮城聰
現代人の〈退屈さ〉と〈不安感〉を集約する
〈現代口語演劇〉のラディカルな極北 平田オリザ作『転校生』の上演をめぐって
【討議】別役実+鈴木忠志+菅孝行
人間関係の現在形の情報を交換すること
SPAC社会講座2007「成熟化社会における芸術の役割とは?」より
劇場文化No.10 Shizuoka 春の芸術祭 2007 世界は劇場にあり!
(2007.5.3発行)
発行:財団法人静岡県舞台芸術センター
寸法:22cm×14.5cm×0.3cm
価格:200円
目次
鈴木忠志 芸術総監督の退任にあたって
宮城聰 All the world is a stage!
金森穣 波の音に身体を澄ます
億土点 美の子宮
渡辺亮史 全力で人間に向き合う
大岡淳 鈴木忠志の新たなる出発
〈Shizuoka 春の芸術祭 2007〉プログラム一覧
こだわり鍵ことば事典 上演作品を楽しむための14のキーワード
静岡県舞台芸術センター(SPAC)について
演出家の仕事 鈴木忠志読本
(2006.12.15発行)
発行:財団法人静岡県舞台芸術センター
編集:山村武善
寸法:25.7cm×16.7cm×0.9cm
価格:1,000円
目次
大岡淳 西洋的ならざる近代へ 鈴木忠志論
鈴木滉二郎 公共劇場政策と鈴木忠志 画一化に対峙する創造性のベクトル
別役実 「強さ」の演劇
細川俊夫 「深さ」と「畏怖」の感覚 鈴木忠志との出会い
金森穣 「身体」のもつ限りない力を開示 鈴木忠志という事件
大久保満男 鈴木忠志さんという人 そのことばに導かれて
磯崎新 地下から根拠地へ、そして世界を漂流する演劇者
高橋康也 鈴木忠志の仕事 日本演劇の文脈のなかで
柄谷行人 鈴木忠志と「劇的なるもの」
ユーリー・リュビーモフ 演劇の独自性と独創性を探求
ロバート・ウィルソン 立ち止まって考えさせられる演劇
テオドロス・テルゾプロス 目に見える境界を越えて
鈴木忠志 古典の演出について
【対話】鈴木忠志+宮城聰 「見えないものを見せる」ということ
鈴木忠志エッセイ
鈴木忠志演出作品年譜(初演リスト)
海外公演歴
鈴木忠志略歴
劇場文化No.9 総特集〈アメリカ演劇〉歴史と現在
(2006.4.15発行)
編集・発行:財団法人静岡県舞台芸術センター
寸法:22cm×14.4cm×1.2cm
価格:500円
目次
鈴木忠志 〈現在中心主義〉を超えて
「Shizuoka 春の芸術祭2006 / アメリカ特集」上演プログラム
【アメリカ戯曲の上演に向けて】
関美能留 自由の獲得
山田恵理香 「アメリカ」がある日常
志賀亮史 「アメリカ」の影から考えること
鳴海康平 魂は埋まっているか
中島諒人 「場」の力とグローバルな力と
横山仁一 私的「Ameri’k’a」論
久世直之 葛藤を再生させる場
億土点 アメリカ捜索の顛末
平松れい子 カフカ的アメリカという迷宮
三浦基 思考停止の世界『るつぼ』
【アメリカへ アメリカ演劇へ】
黒川欣映 アメリカ演劇が魅するもの
斎藤偕子 アメリカの継続された伝統
大岡淳 カフカにとってのアメリカ
【共同討議/1950年代のアメリカ演劇】
外岡尚美+北野圭介+内野儀 リベラルな主体の構築と〈排除〉の構造
【作家と作品】
舌津智之 振幅と反転
渡辺有希 〈アメリカ〉という物語の読み直し
竹内孝宏 「白い黒人」とレイシズム
小澤英実 アメリカン・オイディプスの埋葬と帰還
【歴史と現在】
内野儀 二十世紀アメリカ演劇をマッピング/ザッピングする
戸谷陽子 アメリカ演劇と〈女性〉という問題
高橋雄一郎 アメリカのパフォーマンスと演劇、そしてパフォーマンス研究
菅孝行 〈迷宮〉から〈帝国〉へ
劇場文化No.8 総特集*<ギリシア悲劇>と<犯罪>
——<オウム>事件以後を考える
(2005.5.1発行)
編集・発行:財団法人静岡県舞台芸術センター
寸法:22cm×14.6cm×1.3cm
価格:500円
目次
〈Shizuoka 春の芸術祭 2005〉の開幕
〈Shizuoka 春の芸術祭 2005〉
〈犯罪〉をテーマとするギリシア悲劇特集・上演プログラム
【対話】渡辺守章+鈴木忠志「書き言葉」=「聞かせる言葉」の身体性
ユーリー・リュビーモフ氏に聞く 異国の女メディア
【ギリシア悲劇を読む――「演出」に向けて】
中島諒人 終わらない戦いを続けるために
安田雅弘 『オイディプス王』を読む
倉迫康史 ギリシア悲劇という憂鬱
関美能留 二千五百年後の未来
鳴海康平 「古言」を見いだすこと
横山仁一 ギリシャ!ギリシャ!ギリシャ!
仲田恭子 人間の最終学習の役割
億土点 アイスキュロスの足先
平松れい子 不幸な男にとっての父権制
長堀博士 境界線を「あいまい」にすること
ペーター・ゲスナー 「アンティゴネー」の可能性はどこにあるのか
宮城聰 観客は「価値観の相対化」を欲しがらない、のに・・・
【共同討議】大澤真幸+長谷正人+森達也 〈表現〉としての犯罪対策へ
【〈オウム事件〉以後10年、〈犯罪=戦争〉の現在】
平岡正明 二〇〇五年にギリシア悲劇――うん、捨てたもんじゃない
吉田司 メディアと国家によるパラサイト体制
北田暁大 「悲劇」の現在
西谷修 不全な悲劇の時代
大越愛子 国家暴力と「性の略奪」
太田昌国 抵抗の〈暴力〉と〈暴力〉の廃絶
【共同討議】桜井万里子+竹村和子+水田宗子 ギリシア悲劇と〈女性〉
橋場弦 ギリシア悲劇とアテナイ民主政
新宮一成 エディプスの犯罪
平田松吾 ギリシア悲劇に見る他者理解
演劇の思想 鈴木忠志論集成
(2003.5.20発行)
編集・発行:財団法人静岡県舞台芸術センター
寸法:22.7cm×15cm×1.7cm
価格:1,500円
目次
ⅰ)
別役実 「強さ」の演劇
磯崎新 様式の廃墟のうえに生まれるもの
八木柊一郎 「新劇」と演劇との関係
扇田昭彦 立ちあがる根源――鈴木忠志試論
高橋康也 鈴木忠志の仕事について
広末保 役者と台本の新たな出会い
鴻英良 「スウィーニ・トッド」への序奏――演技論から演劇論へ
三浦雅士 方法としての心的異常――鈴木忠志ノート
ⅱ)
渡辺保 演劇の原点
清水徹 多面構成の乱反射効果
細川俊夫 音楽的美に潜む危機感――ギリシア悲劇3作上演を見て
吉田秀和 利賀山房の〈リア王〉
内田芳明 悲劇的なるものとユーモア――鈴木忠志の演劇について
ⅲ)
山口昌男 手づくりの劇場
大岡信 潤色者のひとりごと
細川俊夫 新しい領域の創造へ――オペラ『リアの物語』誕生小史
ⅳ)
市川浩 他者による顕身――鈴木忠志の演劇的思考
松岡正剛 劇的なる鈴木忠志をめぐって
渡辺保 俳優の再発見――鈴木忠志の方法
渡辺守章 鈴木忠志、あるいは身体演技の〈劇的再読解〉
佐伯隆幸 身体論的演劇――「劇的なるものをめぐってⅡ」
鈴木忠志演出作品年表(初演リスト)
シアター・オリンピックス手帖
(1999.3.31発行)
編集・発行:財団法人静岡県舞台芸術センター
寸法:25.7cm×15.0cm×1.3cm
価格:1,000円
目次
鈴木忠志 人類の共有財産のために
中村雄二郎・磯崎新【対談】 文化空間の〈群島〉化と〈日本的なもの〉の崩壊
高田一郎 気分のよい劇場
細川俊夫 新しい領域の創造へ
高田みどり 現代音楽の可能性
竹内登志子 若い多様な「個性」たち
第ⅰ部 舞台芸術の誕生
丹下和彦 演劇の誕生
松岡心平 能の成立
鎌倉惠子 歌舞伎の幼少期
細井尚子 中国演劇
本橋哲也 他者への招待
鈴木晶 バレエの誕生
長木誠司 オペラと歌劇場
毛利三彌・岸田真 現実批判の目
岡室美奈子 近代的「知」への異議
七字英輔 日本の現代演劇
第ⅱ部 ヒーロー/ヒロイン――13の肖像
池田黎太郎 英雄とは何か
古澤ゆう子 絶望のカタルシス
細川涼一 美人落魄
吉原ゆかり 四〇〇年目のハムレット
野田学 「リア王」、そして取り乱す人たち
野谷文昭 ドン・キホーテの変貌
大木康 戦う美少女
水林章 逆光のなかのドン・ジュアン
大越愛子 日本的集団主義の隊長
草野慶子 饒舌と対話と
貝澤哉 「文学」という病、あるいは頓挫する芝居
塩谷敬 鼻・華・花
池内靖子 オリエンタリズムとジェンダーの構築
第ⅲ部 オリンピックと舞台芸術
坂上康博 「肉体の共和国」
伊藤裕夫 地域と自治体と舞台芸術
高橋康也 ギリシアへ/静岡へ
シアター・オリンピックス憲章
第2回シアター・オリンピックス/プログラム