劇団SPAC

芸術総監督

miyagi 日本で初めて、事業に関する人事権と予算の執行権を持つ芸術総監督。文化の東京一極集中ではなく、地方から、創造し、発信するヨーロッパ型劇場の芸術総監督として、SPACの先進性を示す象徴的存在でもあります。静岡県の文化政策の一環として1995年に発足したSPACは、1997年より初代芸術総監督鈴木忠志のもとで本格的な活動を開始。2007年より宮城聰が芸術総監督に就任し、事業をさらに発展させています。

俳優

actors 舞台に立つためのトレーニングを重ね、観客の心に残る演技を志す俳優たちがいます。時間をかけて丹念に作品を創作するSPACスタイルに共感を寄せ、作品の創作・上演期間は静岡で生活をしています。SPACが持つ世界規模のネットワークに参加し、静岡から発信するために集まった心意気のある個性豊かな俳優たちです。

創作・技術部

technical section SPACオリジナルの舞台作品を技術面で支えるのは、舞台、照明、音響、衣裳の専門スタッフです。作品に関わるあらゆる効果を創作・技術部で検討し、具体化していきます。またSPAC作品では俳優が生演奏することも多く、緻密な音響設計も欠かせません。SPACの4つの専用劇場を熟知し、劇的空間を自在に操るための方法を常に探究しています。

制作部

production section 舞台作品の創作や劇場運営に関わるあらゆるマネジメントを担当する制作スタッフがいます。舞台制作、渉外、営業、広報から施設管理まで、SPACの活動を底から支え、未来へつなぐために試行を重ねています。

文芸部

SPACの理念について検討を加え、大きな方向性を形づくるため、芸術総監督とともに知恵をしぼる文芸部があります。大澤真幸(社会学者)、大岡淳(演出家、評論家、パフォーマー)、横山義志(西洋演劇研究)の3名(2019年2月現在)がその任に当たり、海外から招聘する演目をはじめ、年間を通した上演プログラムの選定に関わります。また、戯曲の翻訳や演出、演劇講座・劇評塾など、メンバーの専門分野をもとに活動を行っています。