人材育成事業

ひらかれた創作の現場で、新しい自分に出会う

舞台芸術による、活気に満ちた人材育成-。
県民とアーティストが互いに刺激を与え合い、「成長」する場があります。

SPACシアタースクール

学校教育の中では触れることのできない演劇の面白さ、奥深さを地域の若い人たちとその保護者の方々に知ってもらうことを目的とした演劇教育事業として、2007年にスタートしました。参加者は、からだ・こえに関するプログラムに取り組み、演劇をつくるプロセスを体験していきます。舞台に立つための身体をつくっていく中で、普段の日常生活の中ではみえてこないさまざまな身体感覚を養い、最後にはひとつの舞台作品を「発表会」という形で広く公開します。

スパカンファン[SPAC-ENFANTS]
スパカンファン-プラス[SPAC-ENFANTS-PLUS]

フランスを拠点に国際的な活動を展開する振付家・ダンサーのメルラン・ニヤカム氏を迎え、 静岡の子どもたちとともに新しい舞台を創造する国際共同制作プロジェクトとして2010年に「スパカンファン[SPAC-ENFANTS]」がスタート。
2019年からは55歳以上のメンバーも加わり、 スパカンファン-プラス[SPAC-ENFANTS-PLUS]として、世代をこえたダンスの可能性を探ります。

SPAC演劇アカデミー

<世界で活躍できる演劇人>を目指す若者の感性を育むことを目的に、2021年にスタートした高校生対象の演劇塾。2024年より23歳以下のオーバーエイジ枠を設置。1年間劇場に通いながら、SPACの創作現場の“熱”をじかに感じられる環境の中で、俳優・スタッフによる指導のもと、実技・英語・教養・小論文を学んでいきます。実技では、最後に1年間の集大成としての成果発表会を実施します。

すぱっく おやこ小学校

すぱっくおやこ小学校は、親子が2人1組で参加するアートプロジェクトです。様々な専門家の方に講師となってもらい、手を動かしたり話し合ったり、親子間での共同作業や対話中心の授業を行います。親と子が「同級生」として同じ立場になって時間を過ごすことで、一緒に学び、互いに発見するための学校です。2022年度は、6月に静岡市、7月に浜松市・沼津市で開校します!

異才・天才・奇才 SPACこども大会

「異才・天才・奇才 SPACこども大会」は、生き生きとした個性を持った子供たちを育て応援することを目的に、2001年からスタートしました。学校の授業の枠を超え出てしまうような歌唱、舞踊、演奏、その他さまざまな身体芸を持った子供たちに、その才能を静岡芸術劇場で発表してもらいます。大きな舞台でマイクも使わずに発表する子供たちの姿に、大人が元気をもらう大会でもあります。毎回どんな出会いが生まれるか、子供も大人もドキドキ・ワクワクです。

SPAC県民劇団育成事業

県民劇団は、演出家、出演者、スタッフの全てを公募して結成された、静岡県民による劇団です。自分たちの力で作品を創造し、SPACの劇場で公演を行えるようになるまでを、SPACは制作面で支援します。 

県民参加体験創作劇場

1997年『シンデレラ』の上演よりスタートした県民参加体験創作劇場は、県民がSPACの専属スタッフやプロの俳優と共に舞台を創るという企画です。これまでの参加者の中には、その後SPACの専属俳優になった人、プロの演劇人として活躍している人、静岡で舞台芸術活動の中心を担っている人など、この県民参加体験創作劇場を契機に大きく羽ばたいた人も多くいます。

SPAC高校演劇支援事業

「高校演劇フェスティバル」では、参加各校が課題策を、SPAC俳優・スタッフによる稽古段階からの指導を経て、SPACの劇場で発表します。そのほかにも各種ワークショップや高校生向けバックステージツアーを随時実施しています。