静岡の中高生とover55のメンバーが
世界に通用するメッセージを持ったダンス・パフォーマンスに挑む!
SPAC-ENFANTS(スパカンファン)は、オーディションで選ばれた静岡県の中高生とともに新しい舞台を創造する、SPACによる国際共同制作プロジェクトです。フランスを拠点に国際的な活動を展開する振付家・ダンサーのメルラン・ニヤカム氏を迎え、2010年にスタートしました。「世界中の子どもたちが未来への希望を取り戻すことができるダンス」をコンセプトに、芸術表現として世界に通用するメッセージを持ったダンス作品を目指します。(ENFANTS=フランス語で「子どもたち」の意味)
10年夏、スパカンファンは静岡芸術劇場にて『ユ メ ミ ル チ カ ラ -REVE DE TAKASE-』を初演、翌11年にはこれを『タカセの夢』と改題し「ふじのくに⇄せかい演劇祭2011」に参加、さらに東京公演を成功させました。13年には韓国公演と大阪公演、14年にはメルラン・ニヤカム氏の故郷、カメルーンの首都ヤウンデでの公演を実現しました。
15年3月、新たなメンバーがオーディションで選ばれ、新作『ANGELS』の創作が始まりました。『ANGELS』は2年間にわたる創作プロジェクトで、第1期となる15年夏は、練習の成果をワーク・イン・プログレス(経過発表)という形で公開。その後、「大道芸ワールドカップin静岡」「コミュニティダンス・フェスティバル2016」等のイベントに積極的に参加して経験を積み、16年の本公演を成功させました。17年はオーディションを実施して新たなメンバーを迎え、さらにパワーアップした『ANGELS』を上演しました。18年には、静岡芸術劇場での本公演のほか、東京芸術祭2018直轄プログラム『空は翼によって測られる』としてあうるすぽっとで上演し、好評を博しました。
19年からは55歳以上のメンバーも加わり、 世代をこえたダンスの可能性を探る10日間の創作ワークショップを行い、成果発表会を行いました。次年度以降もワーク・イン・プログレスとして事業は継続し、フルサイズの作品としての上演を目指します。
-これまでの歩み-
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振付家、ダンサー、歌手、俳優、ラ・カルバス・カンパニー主宰(Compagnie La Calebasse)。
14歳でカメルーン国立バレエ団に入団。16歳で主席ダンサーとなる。1990年にラ・カルバス・カンパニーを立ち上げ、91年金の穂賞、最優秀ダンサー賞などを受賞。92年よりフランスに拠点を移し、フランスで絶大な人気を誇るモンタルヴォ・エルヴュ・カンパニーなどの作品に出演。振付家としても活躍し、代表作の『遊べ!はじめ人間』が「Shizuoka春の芸術祭2008」でも上演された。昨年、20年ぶりに母国カメルーンで『ダンシング・アフリカ』を創作し「ふじのくに野外芸術フェスタ2015」で上演、アフリカでのさらなる展開を模索している。10年よりSPAC-ENFANTSプロジェクトを手がける。
☆メルラン・ニヤカム氏インタビュー 2014.4.25