顕れ ~女神イニイエの涙~

アフリカ社会の分断を生んだ奴隷貿易の実態に深く切り込む戯曲を、宮城がその独特の死生観で祝祭音楽劇に紡ぎなおし、俳優たちの声と身体そして音楽が、人間の尊厳を謳いあげる。

現代作家の作品のみを上演するフランス・コリーヌ国立劇場がシーズン開幕作を日本の劇団へ委嘱する、という前代未聞のリクエストに応じ、宮城聰=SPACが新作を発表する。扱う戯曲はアフリカ・カメルーン出身、フランス在住の女性作家レオノーラ・ミアノの衝撃作。2018年9月にパリで世界初演の本作を、2019年1月に静岡芸術劇場にて上演!

作:レオノーラ・ミアノ
翻訳:平野暁人
上演台本・演出:宮城聰
音楽:棚川寛子

フランス公演舞台写真(ⓒSimon Gosselin)

あらすじ

生命の創造神イニイエは「ストライキ」という新たな困難に直面している。輪廻転生を繰り返す魂が、宇宙の理に反して、人間界で再び肉体に宿ることを拒否しているのだ。イニイエはさまよえる霊魂を召喚し、その原因を問う。そこには「奴隷」として代々、過酷な生を授けられた魂たちの嘆きがあった。イニイエは原因となった魂の「審き」を開始する。

キャスト

鈴木陽代、美加理、阿部一徳、本多麻紀、
寺内亜矢子、石井萠水、山本実幸、大高浩一、
永井健二、吉見亮、横山央、たきいみき、
大石宣広、加藤幸夫、牧山祐大、大道無門優也(登場順)

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  鈴木陽代
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   美加理
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  阿部一徳
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  本多麻紀
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  寺内亜矢子
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  石井萠水
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  山本実幸
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  大高浩一
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  永井健二
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   吉見亮
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   横山央
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  たきいみき
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  大石宣広
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  加藤幸夫
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  牧山祐大
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 大道無門優也


公演情報

2019年

1月14日(月祝) 14:00  *東京バス
     *アーティストトーク
1月19日(土) 14:00  *浜松バス               
     *アーティストトーク
1月20日(日) 14:00  *はじめての演劇鑑賞講座
     *託児サービス
1月26日(土) 14:00  *バックステージツアー
     
1月27日(日) 14:00  *バックステージツアー
     
2月 2日(土) 14:00  *ワールド・カフェ
     *託児サービス
2月 3日(日) 14:00  *バックステージツアー
     

日本語上演・英語字幕
上演時間:2時間35分(休憩含む)2時間15分(途中休憩なし)
会場:静岡芸術劇場 (静岡市駿河区東静岡2丁目3-1 グランシップ内)

中高生鑑賞事業公演 「SPACeSHIPげきとも!」

SPACでは「劇場は世界を見る窓である」という理念のもと、静岡県内の中学生・高校生を対象に招待公演を行っています。
は一般販売のお席もございます(枚数限定)。お問い合わせはSPACチケットセンターまで。
  
1月16日(水)13:30、17日(木)13:30、18日(金)13:00
22日(火)13:3023日(水)13:3025日(金)13:30
28日(月)14:00、29日(火)13:30
2月1日(金)13:304日(月)13:30、5日(火)13:30、
6日(水)10:3014:30

関連企画

プレトーク
2Fカフェ・シンデレラでは、舞台をよりおもしろく観劇できるポイントをご紹介しています。(一般公演日の開演25分前より。)
 
アーティストトーク
終演後、宮城聰(演出)とゲストによるアーティストトークを行います。
1月14日(月祝)
 ゲスト:片岡真実 (森美術館 副館長兼チーフ・キュレーター)
 司会:大澤真幸(SPAC文芸部)
1月19日(土)
 ゲスト:仲本千津 (社会起業家/RICCI EVERYDAY代表取締役)
 司会:大岡淳(SPAC文芸部)

カフェ・シンデレラで逢いましょう!
終演後は、出演者が舞台衣裳でお見送りに登場します!写真撮影や握手など俳優との交流をお楽しみください。

バックステージツアーバックステージツアー
SPAC創作・技術部スタッフが舞台裏を特別にご案内!「あの仕掛けはどうなっているの?」など舞台の疑問にお答えします。
1月26日(土)、27日(日)、2月3日(日)
各日終演後 所要時間:約30分
参加無料/要予約、定員40名
(※ご予約はSPACチケットセンターまで)

はじめての演劇鑑賞講座
演劇初心者の方向けに、『顕れ ~女神イニイエの涙~』演出補・中野真希が見所を観劇前にレクチャーいたします。観劇が初めてでない方もご参加いただけます。
1月20日(日)12:30~13:30
参加無料/要予約 定員20名

ワールド・カフェ
2月2日(土)終演後
参加者同士で感想をシェアしよう!
所要時間:2時間
参加費500円/要予約、定員40名

帰ってきた!静岡から社会と芸術について考える合宿WS
昨年までSPACにて行われてきた合宿ワークショップのファシリテーターや参加者の有志によって、手作り感満載のインディペンデントな対話型WSを開催。今年のテーマは【新編・おとなのための生活科2019】。SPAC新作『顕れ』を観て大いに語らいましょう!
 
2月2日(土) 13:00〜2月4日(月) 16:00
・定員:20名(先着順)
・条件:3日間全てのプログラムに参加出来る方。18歳以上の方(高校生の方は要相談)。※部分的な参加も可能
 
★イベント詳細や申込はこちらから。(外部サイト「こくちーず」)
★これまでの「考えるWS」はこちら

観劇バス

東京と浜松から静岡芸術劇場までの往復バスを運行いたします。

乗車条件:乗車日の『顕れ ~女神イニイエの涙~』公演をご予約済みの方
定員あり。お早めにお申し込みください。

<東京バス>
1月14日(月祝)
[往路] 渋谷発 9:30 → 劇場着 13:00
乗車料金:片道1,000円
*お申し込み締切1月9日(水)
申込先:名鉄観光サービス(株)静岡支店
    TEL.054‐286-5681 (平日9:00~18:00)

<浜松バス>
1月19日(土)
[往路] 浜松発 11:30 → 劇場着 13:00
乗車料金:無料
*お申し込み締切1月17日(木)
申込先:SPACチケットセンター
    TEL.054‐202-3399 (10:00~18:00)

観劇バスの詳細はこちら↓
劇場直行バス

チケット

◆SPACの会会員先行予約受付開始:9月23日(日)10:00
◆一般前売り開始:9月30日(日)10:00

◎チケット購入方法
SPACチケットセンター
●電話予約 054-202-3399 (受付時間 10:00〜18:00)
●窓口販売 静岡芸術劇場チケットカウンター (受付時間 10:00〜18:00)
※12月29日(土)~1月4日(金)は電話予約受付と窓口販売をお休みさせていただきます。
●ウェブ予約 https://spac.or.jp/ticket
●携帯電話予約 https://spac.or.jp/m/
●セブン‐イレブンでの販売 店内のマルチコピー機をご利用ください。
[当日券] 残席がある場合のみ、開演1時間前より劇場受付にて販売
※当日券販売の有無を、公演当日に必ずお電話もしくはTwitter(@_SPAC_)でお確かめください。

◎チケット料金 ※全てのチケット代金は税込価格です。

●一般: 4,100円
●ペア割引: 3,600円 (2名様で1枚につき)
●グループ割引: 3,200円 (3名様以上で1枚につき)
※10名様以上の場合は電話・窓口にてお取り扱い
●ゆうゆう割引: 3,400円 (満60歳以上の方)
※公演当日、受付にて身分証をご提示ください。
●学生割引: [大学生・専門学校生]2,000円 [高校生以下]1,000円
※公演当日、受付にて学生証をご提示ください。
●障がい者割引: 2,800円  [障害者手帳をお持ちの方]
※公演当日、受付にて障害者手帳をご提示ください。
※付添の方(1名様)は無料 ※電話・窓口のみのお取り扱い

静岡県内の小学生ご招待(1公演5名様まで)

●SPACの会
一般: 3,400円  ペア割引: 3,200円 (2名様で1枚につき)
♪素敵な特典もたくさん!お得な会員になって秋→春のシーズンを楽しもう♪
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◎割引をご利用の際は、必ずご予約時にお知らせください。各種割引の併用はできません。
◎乳幼児の客席へのご入場はご遠慮ください。

[親子室] (先着3名様・要予約)
静岡芸術劇場では、乳幼児と一緒にご観劇いただける親子室がございます。
[託児サービス]
グランシップ託児サポーター(ボランティア)による無料託児サービスをご希望の方は、ご利用日の1週間前までにSPACチケットセンターへご連絡ください。
託児日 : 1月20日(日)、2月2日(土)
対象 : 2歳以上の未就学のお子様

スタッフ

美術デザイン:サラディン・カティール
照明デザイン:吉本有輝子
衣裳デザイン:駒井友美子
小道具デザイン:深沢襟
ヘアメイク:梶田キョウコ

舞台監督:山田貴大
演出部:武石守正、秡川幸雄、折本弓佳、山崎馨
照明操作:樋口正幸、花輪有紀
音響:山﨑智美、澤田百希乃
美術担当:佐藤洋輔、渡部宏規
ワードローブ:高橋佳也子、川合玲子
演出補:中野真希
技術監督:村松厚志
監修:芳野まい
英語字幕翻訳:スティーブ・コルベイユ
英語字幕操作:大石多佳子
制作:米山淳一、西村藍、大石多佳子
宣伝美術: 阿部太一(TAICHI ABE DESIGN INC.)
製作:SPAC-静岡県舞台芸術センター、コリーヌ国立劇場

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
   独立行政法人日本芸術文化振興会
   在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
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The performance rights of the play Red in blue trilogie by Léonora Miano are represented worldwide by L’Arche, éditeur & agence théâtrale in Paris. www.arche-editeur.com

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★すぱっく新聞 第7号『顕れ ~女神イニイエの涙~』
上の画像↑をクリックするとお読みいただけます。(PDF)



【演出家プロフィール】
宮城聰(みやぎ・さとし)
1959年東京生まれ。演出家。SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督。東京大学で小田島雄志・渡邊守章・日高八郎各師から演劇論を学び、90年ク・ナウカ旗揚げ。国際的な公演活動を展開し、同時代的テキスト解釈とアジア演劇の身体技法や様式性を融合させた演出で国内外から高い評価を得る。2007年4月SPAC芸術総監督に就任。自作の上演と並行して世界各地から現代社会を鋭く切り取った作品を次々と招聘、「世界を見る窓」としての劇場づくりに力を注いでいる。14年7月アヴィニョン演劇祭から招聘された『マハーバーラタ』の成功を受け、17年『アンティゴネ』を同演劇祭のオープニング作品として法王庁中庭で上演、アジアの演劇がオープニングに選ばれたのは同演劇祭史上初めてのことであり、その作品世界は大きな反響を呼んだ。他の代表作に『王女メデイア』『ペール・ギュント』など。04年第3回朝日舞台芸術賞受賞。05年第2回アサヒビール芸術賞受賞。平成29年度(第68回)芸術選奨文部科学大臣賞(演劇部門)受賞。

【作家プロフィール】
レオノーラ・ミアノ Léonora Miano
MIANO leonora, Paris, 20171973年カメルーン生まれ。1991年の留学以来フランスに在住し、フランス語で作品を発表する女性作家。2005年にアフリカ内戦の悲劇を描いた『夜の内側』を発表、その後、アフリカ3部作と呼ばれる『来たるべき日の輪郭』(2006年)『深紅の夜明け』(2009年)を発表する。2013年には、奴隷貿易の淵源を描いた『影の季節』でフェミナ賞を受賞。こうしたアフリカシリーズを通じ作家は、奴隷貿易から植民地支配を経て今日に至る大陸の歴史との関連において、現代アフリカの問題をとらえようとしている。本作『Révélation』は2015年に発表された『青の中の赤3部作』からの一篇。

コリーヌ国立劇場とは
フランス国立コリーヌ劇場は、コメディ・フランセーズ、オデオン座、オペラ・コミック座、シャイヨ劇場らパリにあるフランス国立5劇場のうち最も新しく設立された劇場で、現存する劇作家の戯曲とその上演に重点を置いた現代演劇創作のための専用劇場である。
http://www.colline.fr/



作者からのビデオメッセージ


レオノーラ・ミアノ氏が同席した稽古場の様子はこちらからお読みいただけます。
 (下の画像をクリックしてください。)
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●2018年7月23日に開催されたレオノーラ・ミアノ氏講演会のレポートはこちらからお読みいただけます。
 (下の画像をクリックしてください。)
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★鑑賞パンフレット
下の画像↓をクリックするとお読みいただけます。