王女メデイア

世界を巻き込む熱狂、16年ぶりに静岡へ──
語り・動き・生演奏が導く、〈祝祭〉としてのギリシア悲劇

静岡県民割引あり! 5,000円
※公演当日、静岡県内在住を証明できる書類をご提示ください。
チケット購入方法はこちら

 
『王女メデイア』は 1999 年の初演以来、世界20都市以上で上演を重ね、宮城聰の代表作の一つとして国境や文化圏を超え高い評価を獲得してきました。2025年のロンドン公演においても、時代や社会を越えて突き刺さる鋭い問いと衝撃が、観客を熱狂の渦へと巻き込んだ。
本作では、古代ギリシアの英雄イアソンの妻メデイアによる壮絶な「子殺し」の悲劇を、明治時代の日本に舞台を置き換え、歓楽街の座興として演じられる〈劇中劇〉に再構築。宮城演出の真骨頂である「二人一役」、〈語り〉と〈動き〉を分離する手法が用いられ、セリフを語るのはすべて男、その言葉に動かされる女たちという構造が物語の異様さを際立たせる。語り・動き・生演奏が三位一体となって進行する舞台は、しかしクライマックスで言葉からの支配を覆すかのように女たちの反乱へと転じる。悲嘆、裏切り、復讐といった人間の激情の先に宮城が描きだすのは、誰しもが避けることのできない「老い」というテーマ。日本では実に 16 年ぶりとなる再演は、時を超えて強靭なメッセージを放ち続ける本作の真髄を体感できる稀有な機会となる。
 
台本・演出:宮城聰
原作:エウリピデス
音楽:棚川寛子

キャスト

美加理、阿部一徳、大内米治、大高浩一、加藤幸夫、榊原有美、桜内結う、大道無門優也、たきいみき、舘野百代、寺内亜矢子、布施安寿香、本多麻紀、三島景太、宮城嶋遥加、山本実幸、吉植荘一郎

公演情報

公演日時:
2026年 5月2日(土)、3日(日・祝)、4日(月・祝)、5日(火・祝)、6日(水・休)

各日19:00開演

会場:駿府城公園 紅葉山庭園前広場 特設会場


※受付・ご入場口の位置が例年と異なります。
 
上演時間:90分(休憩なし)
全席指定(背もたれのないベンチ席になります)

日本語上演 /英語・日本語字幕
*英語・日本語のポータブル字幕サービスをご利用いただけます。ご自身のスマートフォンにアプリをダウンロードし、表示する言語をお選びいただけます。
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プレトーク
18:25より作品を面白く観劇できるポイントをSPAC文芸部大岡淳がご紹介します(約10分)

プレパフォーマンス
プレトークに続き、18:35より県立清水南高等学校芸術科演劇専攻によるプレパフォーマンス「みにみに王女メデイア」がございます(約5分)

プレパフォーマンス(みにみに王女メデイア)
出演:静岡県立清水南高等学校芸術科演劇専攻
〈1年生〉石川胡乃葉、沢本夢琉、髙橋杏佳、和田栞奈
〈2年生〉青木美玲、阿部結梨華、久保山穂香、鈴木叶多、伴野織音、長澤里咲、那須野詩夢、林夏希
〈3年生〉大木里桜、太田小春、立川鈴奈、田中那夏、橋本莉心、藤浪栞奈。山村夏帆

台本・演出:永井健二
指導:片岡佐知子、横山央
 
※プレトーク、プレパフォーマンスとも、5/2は特設会場前、5/3~6はPLAY!PLAY!PLAY!ガーデン(東御門前広場)にて行います。[参加無料・予約不要]

あらすじ

ギリシアの王子イアソンはアジアへの遠征を課され、巨大な軍艦を仕立ててコルキスに向かった。コルキス王の娘メデイアはイアソンに心を奪われ、みずから父を裏切ってイアソンを勝利に導く。そして彼の軍艦に乗り込み、イアソンとともにギリシアに凱旋した。しかし叔父の悪意から故郷に住めなくなったイアソンとメデイアは、別の国に落ちのびる。二人のあいだには息子も生まれ、メデイアはここで平凡な一人の妻として貧しくも幸せに暮らしていた。

だがイアソンのほうは、一介の落人として人生を終えてゆくことに耐えられず、土地の王クレオンの娘との婚姻を図る。男の跡取りのいなかったクレオンは、イアソンとの縁談を喜び、前妻メデイアが害をなさぬようにとメデイアの追放を決定する。

夫に捨てられて泣き暮らしていたメデイアは、その上に所払いを命じられて絶望の淵に追い詰められる。しかしその究極の逆境で、彼女の体内に眠っていたアジアの血=巫女のパワーが目を覚ます。そしてこの上なく激しいメデイアの復讐が始まる。

メデイアはクレオンとその娘を殺害する。さらにイアソンを敢えて殺さず、彼を苦しめるために自分の産んだイアソンの息子を殺す。たった1日のうちにすべてを失ったイアソンは呆然と立ち尽くすのみ。メデイアは息子の死体を抱えて悠然とこの地を去る……
 

チケット

◎チケット購入方法
SPACチケットセンター
●電話予約 054-202-3399 (受付時間 10:00〜18:00)
●窓口販売 静岡芸術劇場チケットカウンター (受付時間 10:00〜18:00)
●ウェブ予約 https://spac.or.jp/ticket
 
[当日券]
残席がある場合のみ、開演1時間前より公演会場の受付で販売します。
※当日券販売の有無を、公演当日に必ずお電話もしくはX(@_SPAC_)でお確かめください。
 
◎チケット料金
※全てのチケット代金は税込価格です。

静岡県民割引: 5,000円
※公演当日、静岡県内在住を証明できる書類をご提示ください。

●一般: 7,000円
●U25・学生割引:
 [25歳以下および大学生・専門学校生]2,200円
 [高校生以下]1,100円
 ※公演当日、受付にて年齢の分かる身分証または学生証をご提示ください。
●障がい者割引: 4,900円 [障害者手帳をお持ちの方]
 ※公演当日、受付にて障害者手帳または ミライロIDをご提示ください。
 ※付添の方(1名様)は無料 ※電話・窓口のみのお取り扱い

◎割引をご利用の際は、必ずご予約時にお知らせください。各種割引の併用はできません。
 
[託児サービス]
5月6日(水・休)の公演では、「保育支援グループすわん」による託児サービスをご利用いただけます。
託児場所:静岡県総合社会福祉会館シズウエル 104会議室
アクセス:https://www.shizuoka-wel.jp/shizuwel/park/
利用料:お子様1人につき1,000円
対象:6カ月~7歳
託児時間:18:30~20:45
お申込み:4月19日(日)18:00までにSPACチケットセンター(電話:054-202-3399)へお申込みください。〈要予約/定員あり/先着順〉
 

スタッフ

台本・演出:宮城聰
原作:エウリピデス
音楽:棚川寛子

出演:
美加理、阿部一徳、大内米治、大高浩一、加藤幸夫、榊原有美、桜内結う、大道無門優也、たきいみき、舘野百代、寺内亜矢子、布施安寿香、本多麻紀、三島景太、宮城嶋遥加、山本実幸、吉植荘一郎

衣裳デザイン:高橋佳代
照明デザイン:大迫浩二
空間構成監修:木津潤平(Landscape THEATER)
音響デザイン:澤田百希乃
ヘアメイクデザイン:梶田キョウコ

演出補:中野真希
舞台監督:秡川幸雄
演出部:渡部景介、佐藤翼
照明:小早川洋也
音響:牧嶋康司(MPMS LLC)、望月愛美(SCアライアンス)
美術担当:佐藤洋輔
ワードローブ:牧野紗歩、塚本かな
ヘアメイク:高橋慶光、香田廉
フィジカルサポート:今永理佳

演出助手:濱吉清太朗
字幕:大石多佳子
英語字幕:ジャパン・ソサエティー
宣伝美術デザイン:阿部太一(TAICHI ABE DESIGN INC.)

制作:久我晴子、大石多佳子
シアタークルー(ボランティア):五十嵐悦子、平塚敬子、宮原順子、武藤月子

芸術局長:成島洋子
技術監督:村松厚志
照明統括:樋口正幸
音響統括:澤田百希乃

仮設設営:株式会社ワイエスサービス
電源:株式会社三光
音響施工:牧嶋康司(MPMS LLC)
照明:株式会社アス

主催:SHIZUOKA野外芸術フェスタ実行委員会
製作:SPAC-静岡県舞台芸術センター
静岡芸術祭共催事業

SHIZUOKA野外芸術フェスタ実行委員会
会長:平塚晴利【静岡県 スポーツ・文化観光部長】
副会長:宮城聰【(公財)静岡県舞台芸術センター 副理事長兼芸術総監督】
委員:鈴木高美【静岡市 観光文化・市民局次長】
委員:松下友幸【静岡商工会議所 常務理事・事務局長】
委員:神戸重敏【(公社)静岡県観光協会 専務理事】

事務局【(公財)静岡県舞台芸術センター】
事務局長:渋谷浩史
事務局次長:成島洋子
事務長:山田玲花
事務担当者:塚口佑太


 
【演出】
宮城聰(みやぎ・さとし)

1959年東京生まれ。演出家。SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督。東京大学で小田島雄志・渡邊守章・日高八郎各師から演劇論を学び、90年ク・ナウカ旗揚げ。国際的な公演活動を展開し、同時代的テキスト解釈とアジア演劇の身体技法や様式性を融合させた演出で国内外から高い評価を得る。2007年4月SPAC芸術総監督に就任。自作の上演と並行して世界各地から現代社会を鋭く切り取った作品を次々と招聘、またアウトリーチにも力を注ぎ「世界を見る窓」としての劇場運営をおこなっている。17年『アンティゴネ』を仏・アヴィニョン演劇祭のオープニング作品として法王庁中庭で上演、同演劇祭史上初めてアジアの劇団が開幕を飾った。他の代表作に『王女メデイア』『マハーバーラタ』『ペール・ギュント』など。近年はオペラの演出も手がけ、22年6月に世界的なオペラの祭典、仏・エクサン・プロヴァンス音楽祭にて『イドメネオ』、同年12月には独・ベルリン国立歌劇場における初の日本人演出家として『ポントの王ミトリダーテ』を演出し大きな反響を呼んだ。04年第3回朝日舞台芸術賞受賞。05年第2回アサヒビール芸術賞受賞。2018年平成29年度第68回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。19年フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。23年度第50回国際交流基金賞を受賞。