<演出家プロフィール>
ブリュノ・シュネブラン
Bruno SCHNEBELIN
1949年パリ生まれ。68年から80年に、フランスの批評家バルトや、社会学者ボードリヤールに影響を受け、精神分析学、社会学、建築などを学び、舞台の技術監督や、コンテンポラリーダンスの照明デザイン、音楽劇などの美術デザインを行う。78年にカマルグ(ローヌ川下流の三角地帯)の小さな島と出会う。80年、イロトピーを活動開始後、フランソワーズ・レジェと共同芸術監督として世界45カ国以上でパフォーマンスを行なっている。
ふじのくに野外芸術フェスタ
音楽と花火に彩られた、壮大で詩的な水上パフォーマンス
夜の海。水上を走る一台の車が止まり、男が降りてくる。街灯を灯し、腰を下ろして新聞を読みはじめる。掃除夫が通りを掃き始める。自転車が水しぶきを上げながら駆け抜けていく。どこにでもあるような、日常の風景・・・水のうえであることを除けば。
そんな日常の中に、やがて暗い海の中から奇妙な生き物たちが闖入してくる。水彩画のような日常の風景は徐々に火に染まり、童話から抜け出してきたような登場人物たちが、バロック的祝祭を繰り広げていく・・・。
公演情報 |
日本初演 水上パフォーマンス/フランス
■公演日時
6/28(金)、29(土) 20時開演
雨天決行 ※荒天の場合6/30(日)20時に順延
上演時間:50分
■会場
清水マリンパーク イベント広場
清水港は、日本のほぼ中心に位置した港です。市民の生活圏と隣接しており、古くから市民の「憩い・交流」の場として親しまれてきました。また、複合商業施設や観光船発着場もあり、多くの人々で賑わっています。
JR清水駅または静岡鉄道新清水駅下車、「波止場・フェルケール博物館」バス停下車徒歩5分
■チケット料金:無料
自由席(整理番号順に入場)
各日16時よりイベント広場にて入場整理券を配布します。
【注意】
船を用いて海上からの観劇は自粛願います。
スタッフ/キャスト |
演出:ブリュノ・シュネブラン
製作:イロトピー
主催:静岡県、SPAC-静岡県舞台芸術センター
協賛:鈴与グループ、清水港湾博物館(フェルケール博物館)
協力支援:静岡市
後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本
ふじのくに野外芸術フェスタ
富士山の雄大な姿は、周辺の風景とあわせた美しい展望も加わり、古くから信仰の対象であり、多くの芸術作品を生む母胎ともなってきました。
静岡・山梨両県及び関係市町村等は、富士山の文化や自然、美しい景観を人類共通の財産として後世に継承していくため、富士山の世界文化遺産登録に向けた取組を進めています。
そして、いよいよ、2013年6月にカンボジアで開催される第37回世界遺産委員会において登録の可否が審議されます。
今回、「ふじのくに⇔せかい演劇祭2013」と同時開催される「ふじのくに野外芸術フェスタ」では、富士山本宮浅間大社内(富士宮市)と、富士山を背景に臨む清水港(静岡市)、グランシップ広場(静岡市)を会場に、舞台芸術を通じて富士の魅力を世界に発信します。