走れメロス

この秋、SPACは出張公演をします!
グランシップでは外壁化粧石材(スレート)の剥落に対する安全対策などとして、2014年5月の連休明けから11月末までの約7ヵ月間、改修工事を実施いたします。この間、静岡芸術劇場が休館となるため、SPACは舞台芸術公園での事業のほか、県内はじめ県外・海外公演を行います。

 
構成・演出:安田雅弘
原作:太宰 治
出演:大内米治、大道無門優也

公演情報

中高生鑑賞事業公演 SPACeSHIPげきとも!
10月29日(水) 三島市民文化会館
11月10日(月)、11日(火) 伊東市観光会館
11月27日(木)、28日(金) 三島市民文化会館

※一般販売はございません。

みどころ

太宰治の名作を実力派・安田雅弘が舞台化
2009年、劇団「山の手事情社」を主宰する演出家・安田雅弘により、太宰治作『走れメロス』がSPACで舞台化されました。女優3名版を制作した後、大きく演出を変え、男優2名版として創られたのが本作です。
1940年発表の小説『走れメロス』は友情を描いた人気作で、今も広く親しまれています。安田演出では、原作を生かし戯曲化を行なっていません。しかも原作にない「読者」を登場させ、話の進行に疑問を抱きつつも次第に引き込まれていく、という新鮮な仕掛けで舞台化を実現しました。

あらすじ

牧童のメロスはシラクスの町でディオニス王の暴君ぶりを知り激怒する。王の殺害を決意し城に向かうが、捕らえられ処刑を宣告される。しかし妹の結婚式に出るため、親友セリヌンティウスを人質とし、3日間の猶予を得る。妹の結婚式を見届けたメロスは、シラクスへの帰路、たび重なる困難に遭遇しながらも走り続けるのだった……。



支援:平成26年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業


撮影:橋本武彦

© 橋本武彦

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【演出家プロフィール】
安田雅弘(やすだ まさひろ)
安田雅弘trim演出家、劇団 山の手事情社主宰。小学校の時はサッカーと野球、中学ではテニス、バレー、バスケなど球技に熱中する。高校で演劇に興味をもちはじめ、毎週のように観劇。大学入学とともに、演劇研究会に入り、本格的に活動を始める。1984年劇団 山の手事情社を結成。「演劇でしかできないことをやろう」という考え方にもとづき、さまざまな実験を繰り返す。近年は、《四畳半》と呼ばれるスタイルでの舞台づくりが国内だけでなく、国際的にも高く評価されている。
「劇団 山の手事情社」ページ



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