でんわde名作劇場(2021年9月)

SPAC俳優と生電話!昨年実施し、ご好評いただいた本企画を期間限定で開催します。ご自宅にいながら電話で、SPAC俳優のライブ朗読をお楽しみいただけます。
日時・俳優・演目をお選びいただき、実施日の前日までにお申込みください。SPAC俳優からお客様のお電話番号におかけして、朗読をいたします。朗読と合わせて40分以内なら、なにげない雑談もOK!
<9/4追記>
全枠予約受付を終了しました。ご予約ありがとうございました!

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☆出演俳優☆

赤松直美、池田真紀子、たきいみき、本多麻紀

◎開催日時

9月3日(金)〜6日(月)

①11:00、②13:00、③15:00、④17:00

◎ご利用料金

一般:1,500円、SPACの会 会員:1,200円

◎朗読作品

俳優がそれぞれセレクトした作品(作品リストは下記をご覧ください。)

◎お申込みについて 7月31日(土)10:00より予約開始

ご希望の日時・俳優・演目を実施日の前日までにチケットセンターへご予約ください。
SPACチケットセンター:054-202-3399
(受付時間 10:00~18:00/休業日8/9(月)を除く)

※受付は先着順とさせていただきます。
※安全な運用のために通話は録音させていただきます。
※全枠予約受付を終了しました。

☆ 俳優セレクト作品リスト ☆

01_赤松直美 s赤松直美
◉小川未明 作
『海のかなた』(約30分)
『眠い町』(約20分)
『月夜とめがね』(約20分)
『びんの中の世界』(約20分)
『黒い塔』(約20分)
『金の輪』(約10分)
『野ばら』(約15分)
『とうげの茶屋』(約25分)
『赤い蝋燭と人魚』(約40分)
『小さい針の音』(約20分)
『黒い人と赤いそり』(約15分)
※時間内であれば、短編2本の組合わせもOK!

◉宮沢賢治 作『どんぐりと山猫』(約30分)
◉有島武郎 作『一房のぶどう』(約30分)

~あらすじ紹介 『海のかなた』~
寂しい漁村がありました。ある日この村に、手にバイオリンを持ち、背中に薬箱をを背負ったおじいさんが やって来ました。おじいさんの弾くバイオリンの音は、泣くように悲しい音をたてるかと思うと、また笑うようにいきいきとした気持ちにさせるのでした。始めこそ珍しがっていた子供らが飽きてしまった頃、「聞いていると、ひとりでに涙が出てくるの…。」貧乏な家に生まれた松蔵という少年が、熱心に目を輝かしておじいさんに頼みます…
 

池田真紀子
◉武石園子 作『ねこのゆめ』(12分)
◉芥川龍之介 作『魔術』(20分)
◉横光利一 作『蠅』(12分)
◉萩原朔太郎 作『青猫』より数編(6分)
◉高村光太郎 作『智恵子抄』より数編(5~15分)
※時間内であれば、複数作品でもOK!

~あらすじ紹介 『ねこのゆめ』~
「するりと抜けた向こう側の世界は、ねこのそれなのであった。」
奇妙な世界に入り込み、先へ先へと進む。自分の意思などないかのようにねこ達に翻弄されながら。「私」はこれを夢と分かっているのかいないのか、切迫しつつものんびりしている。ねこ達は好き勝手に巻き込むくせにどこか儚い。曖昧なのに手触りが妙に鮮明。夢というものの感触がそのまま活字になった作品です。劇場より寝床で、お聴き下さい。
 

23_たきいみき sたきいみき
◉三好十郎 作『殺意~ストリップショー』
◉谷崎潤一郎 作『盲目物語』
◉泉鏡花 作『伯爵の釵(かんざし)』

~あらすじ紹介 『伯爵の釵(かんざし)』~
当代一と名高い人気花形女優、村井紫玉は数々の地方を巡業する最中。
ひととせ、雲は焼け、草はしぼみ、水は枯れる激しい旱魃(かんばつ)のあった真夏のこと。
旅公演の途中、霊峰白山の麓、金沢・兼六園での休日に紫玉が巡り合う、不思議な出来事。
芸の道とは、自然とのかかわりとは、と問いただされる結末。
泉鏡花の美しい言葉の数々と、人と龍神の世界を行き来する妖しい物語世界をお楽しみいただきます。
 

本多麻紀
◉岡本綺堂 作『怪談一夜草紙』
◉寺田寅彦 作『茶わんの湯』
◉小川未明 作『月夜とめがね』
◉佐藤春夫 作『あじさい』
◉フィオナ・マクラウド 作(松村みね子 訳)『女王スカァの笑い』

~あらすじ紹介 『茶わんの湯』~
「ここに茶わんが一つあります。中には熱い湯がいっぱいはいっております。」
物理学者にして、夏目漱石の弟子でもある寺田寅彦の随筆『茶わんの湯』。
茶わんの湯や立ち上る湯気、転じて地球規模の気象現象を詩的に表現した、科学と文学の調和。
一杯の茶わんの湯から、湯気から、豊かな世界が広がる。ありふれた日常の中の、豊かな発見をお届けします。
 

「でんわde名作劇場」は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け2020年4月25日~5月6日に開催した「くものうえ⇅せかい演劇祭」の1プログラムとして実施され、大きな反響を得て同6月に再スタート、年度末まで実施しました。

*「くものうえ⇅せかい演劇祭」のコンテンツはコア企画・ブロッサム企画とも一部のコンテンツをのぞいて引き続きご覧いただけます。特設ページは以下バナーをクリック!

*2020年6月~8月にかけて実施した「SPACの劇配!」特設ページは以下バナーをクリック!

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denwa_report_eyecatch

*メディア掲載情報

●2021/4/9[ステージナタリー]コラム
今、劇場が動き出す──始まった新たな日常 第5回
止まるのではなく、動き続けることを選んだ、SPACの実行力演劇が不要不急のもの“ではない”人へ、演劇を届ける

●2020/6/30 朝日新聞 静岡版
コロナ禍に演劇を SPAC俳優が朗読

●「くものうえ」期間の掲載一覧はこちら