「世界にはばたけ、Shizuoka youth! SPAC演劇アカデミー」は、2021年度に開校した<世界で活躍できる演劇人>を目指す若者の感性を育むことを目的とした高校生対象の1年制の演劇塾です。劇場に通いながら、SPACの創作現場の“熱”をじかに感じられる環境の中で、少数精鋭の高校生たちが切磋琢磨する--そんな場をつくります。2024年度より23歳以下のオーバーエイジ枠を設置。SPACの俳優・スタッフらによる指導のもとで演劇を学び、名作戯曲の上演に向けての稽古に取り組むと同時に、教養、小論文、英語の学習にも力を入れ、思考力・対話力を身につけていきます。
■本事業は、静岡県が推進する「演劇の都」構想*の一環として新設され、その運営は県からの委託を受け、SPACが担うものです。
*「演劇の都」構想とは、SPACを核として、教育との連携や地域の演劇活動の活性化、観光・交流の拡大などにより、県民が演劇を通じて豊かな文化を享受できる地域の形成を目指すものです。
最新情報
見学会実施(11月、12月)
普段の活動をご覧いただける見学会を実施します。「アカデミーに入りたい」と考えてくださっている方、活動内容に興味がある方は、この機会にぜひご参加ください。(無料・要申込み)
*開催日・参加お申込みなど、詳しくはこちら
日仏学生舞台芸術交流プログラム(11月)
フランス・ルーアン市立コンセルヴァトワール(地方芸術学校)で演劇・ダンス・音楽を学ぶ学生16名が来日し、SPAC演劇アカデミーとの「学生舞台芸術交流プログラム」を初実施します。俳優の指導によるプロフェッショナルな合同トレーニングや、日仏の学生たちのグループワークで国際共同創作を体験します。
2024年11月2日(土)〜11月4日(月休)
場所:静岡県舞台芸術公園/静岡芸術劇場
*詳しくはこちら
活動紹介リーフレット
(クリックするとPDFが開きます)
活動ブログ
- 2024.4.4|アカデミー3期生 活動修了!
- 2024.8.6|アカデミー4期生 活動スタート!
- 2024.9.15|アカデミー4期生 集中講習
修了生
主な講師
「実技」担当
寺内 亜矢子(てらうち・あやこ)
1997年ク・ナウカ シアターカンパニーにて演劇活動開始。劇団休止後は、SPACを主な拠点に国内外の舞台に出演するほか、2002-14年にかけて東京芸術大学にて身体表現教育に携わる。14-16年にかけ、フランス在住。近年はSPAC演劇アカデミーの成果発表会の演出のほか、静岡県文化プログラム / SPAC『忠臣蔵2021』、SPAC秋→春のシーズン2022-2023『リチャード二世』、SPAC秋→春のシーズン2023-2024『ばらの騎士』で演出を担当。俳優・演出以外にも、音楽構成や翻訳も手がける国際派マルチプレイヤー。
布施 安寿香(ふせ・あすか)
2006年よりSPACを中心に国内外で活動。主な出演作に『夜叉ヶ池』、『ハムレット』(演出:宮城聰)、『桜の園』(演出:ダニエル・ジャンヌトー)、『伊豆の踊子』(演出:多田淳之介)、『メナム河の日本人』(演出:今井朋彦)等がある。文学への興味が強く、宮沢賢治、遠藤周作、多和田葉子や室井光広といった近現代作家の小説を逐語的に演じるひとり芝居をつくっている。また、音楽家や舞踊家とのコラボレーション、日常生活のための演劇ワークショップや地域部活としての演劇のコーディネートなど、いわゆる演劇の上演にとどまらない活動もしている。
貴島 豪(きじま・つよし)
俳優。1992年、前SPAC芸術総監督の鈴木忠志が当時総監督を務めていた水戸芸術館 劇団ACMに入団。1998年よりSPACへ。以来『ディオニュソス』『リア王』『真夏の夜の夢』『ハムレット』など多数のSPAC作品の他に、アナトリー・ヴァシリエフ、クロード・レジ(故人)、オマール・ポラス、ジャン・ランベール=ヴィルド、金森穣、小野寺修二など国内外の多趣多彩な演出家とのクリエーションも豊富である。
牧山 祐大(まきやま・ゆうだい)
早稲田大学演劇研究会を退会後、横山仁一率いる「劇団東京オレンジ」に入団。その後、ユニット「カブ・牛乳や」を主宰。作・演出・出演を担当し、11本の作品を上演。2006年『東海道四谷怪談』(演出:宮城聰)よりSPACに参加。近年の出演作に、『病は気から』(演出:ノゾエ征爾)、『リチャード二世』(演出:寺内亜矢子)、『ばらの騎士』(演出:宮城聰、寺内亜矢子)等がある。静岡県文化プログラム/ SPAC『忠臣蔵2021』では演出を担当。SPAC外でも出演多数。22年より専修大学にてワークショップを実施し、作・演出作品を上演。23年に社会人学生として在籍していた静岡大学を卒業。趣味は英語(英検準1級)。
「『教養の書』を読む」担当
大沢 由加子(URARA)
東京大学在学中より演劇活動を開始。俳優として小鳥クロックワーク、ク・ナウカシアターカンパニーに所属後、演出家としてお芝居デリバリーまりまりの昔話メドレーを開発。その後は路上演劇や旅をしながら独自のひとり演劇をベースに活動している。これまでの主な訪問先はメキシコ、ブラジル、タイ、インドネシア、トルコ、ラオスなど。演劇外ではNHKの報道局にて海外ニュース関連の翻訳の仕事もしている。
「ミュージカル映画で学ぶ英語」担当
Ash
慶應義塾大学SFC在学中に米国、及びドイツをはじめとする欧州で舞台に立ち、日本語と他の言語の歌曲の違いについて研究を重ねる。帰国後は東京芸術大学に入学。内閣府主催の「東南アジア青年の船」に乗船し多文化ミュージカルの脚本、演出を手掛けるなどの活動の中で語り継ぐ芸術としての琵琶の魅力に目覚め、琵琶奏者としても活動している。
「小論文」担当
大岡 淳(おおおか・じゅん)
演出家・劇作家・批評家。1970年兵庫県生まれ。早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業。SPAC文芸部スタッフ、静岡大学非常勤講師、静岡文化芸術大学非常勤講師を務めるほか、河合塾コスモ東京校で現代文・小論文講師を務め、また武久出版編集部顧問として大学入試関連業務も請け負う。2023年、日栄社のワンコイン参考書・問題集シリーズで、『小5国語参考書』『小5国語問題集』『小6国語参考書』『小6国語問題集』を執筆・刊行した。
メディア情報
- ステージナタリー 2024.3.20|SPAC演劇アカデミーの「成果発表会」で、寺内亜矢子演出「卒塔婆小町」
- 静岡新聞 2024.3.26|世界で活躍する演劇人に 高校生16人静岡でSPACアカデミー修了式
- 静岡新聞 2024.11.2|日仏舞台芸術交流プログラム 「表現や表情に磨きを」 仏学生、合同練習に意気込み
記者提供資料
- 2024.3.8|SPAC演劇アカデミー3期生「成果発表会・修了式」/4期生募集中(4月8日締切)
- 2024.4.18|「SPAC演劇アカデミー」 第4期生入校式 U23オーバーエイジ枠新設、海外の教育機関と交流も
- 2024.10.7|SPAC 演劇アカデミー×仏ルーアン市立コンセルヴァトワール 「日仏学生舞台芸術交流プログラム」実施
過去のニュース
- 2024.2.20|【募集】SPAC演劇アカデミー4期生
- 2024.9.4|SPAC演劇アカデミー 見学会の実施(9月、10月)
- 2024.10.7|SPAC演劇アカデミー 11/2-4「日仏学生舞台芸術交流プログラム」初の実施!
主催:静岡県 スポーツ・文化観光部 運営:SPAC-静岡県舞台芸術センター
お問い合わせ
SPAC制作部 アカデミー担当
E-mail:academy@spac.or.jp
TEL:054-203-5730(静岡芸術劇場)