参加アーティスト一覧|Artists

ワジディ・ムアワッド Wajdi MOUAWAD

オマール・ポラス Omar PORRAS

クリスティアヌ・ジャタヒー Christiane JATAHY

オリヴィエ・ピィ Olivier PY

キリル・セレブレンニコフ Kirill SEREBRENNIKOV

宮城聰 MIYAGI Satoshi


 


 

ワジディ・ムアワッド Wajdi MOUAWAD

劇作家・演出家・俳優。1968年レバノン・ベイルート生まれ。8歳で家族とともにフランスへ亡命後、カナダに移住。2000年『沿岸/Littoral』でカナダ総督文学賞(演劇部門)を受賞、この作品にはじまる「約束の血」 四部作をアヴィニョン演劇祭で発表し世界にその名を知らしめる。10年SPACで『沿岸』を『頼むから静かに死んでくれ』として上演。また同シリーズが上村聡史の演出により『炎 アンサンディ』『岸 リトラル』として世田谷パブリックシアターで上演され話題となる。16年SPACで『火傷するほど独り』を上演。同年より、現代演劇のみを上演するパリ・コリーヌ国立劇場の芸術監督に就任。戯曲・小説は20ヵ国語以上に翻訳出版されている。

◆上演予定だった作品:『空を飛べたなら』

『ワジディ・ムアワッドによる日記の朗読』
:4月25日(土)13:00~配信 *配信終了日:5/6(水・休)22:00

くものうえでも出会っちゃえ#1 ワジディ・ムアワッド×宮城聰
:4月25日(土)13:30~配信/アーカイブとして日本語字幕付きで公開

 


 

オマール・ポラス Omar PORRAS

1963年コロンビア生まれ。スイスを拠点に活動する演出家・俳優。南米各地でダンスや演劇を学んだ後、20歳で渡仏。地下鉄で人形劇を上演しながら生活費を稼ぎ、ルコック演劇学校とパリ第三大学演劇科に通う。90年スイス・ジュネーヴ郊外の廃屋をアトリエに改装し「テアトロ・マランドロ」を創立。バリ島、インド、日本をはじめとするアジア演劇の手法やコメディア・デラルテなど多様な演技法を取り込み、独自の演劇スタイルを確立する。静岡での公演は99年シアター・オリンピックスでの『血の婚礼』以来、今回で12回目となる。SPACとの共同制作で『ドン・ファン』(09年初演)、『ロミオとジュリエット』(12年初演)を演出し、SPAC俳優陣からの信頼も厚い。その他の代表作に『ユビュ王』、『貴婦人故郷に帰る』など。近年はオペラの演出も多く手がけている。07年コロンビア国家功労勲章を受章。14年スイス最高の演劇賞であるハンス・ラインハルト・リング賞を受賞。

◆上演予定だった作品:『私のコロンビーヌ』

オマール・ポラスによる『虹のドレス』
:4月29日(水・祝)13:00~配信 *配信終了日:5/6(水・休)22:00

くものうえでも出会っちゃえ#2 オマール・ポラス×宮城聰
:4月29日(水・祝)13:30~配信/アーカイブとして日本語字幕付きで公開

 


 

クリスティアヌ・ジャタヒー Christiane JATAHY

リオ・デ・ジャネイロ生まれ。作家、演出家、映画監督。大学で演劇とジャーナリズム、大学院にて芸術と哲学を専攻。2003年より創作を通じて様々な芸術分野との対話を続け、現実とフィクション、俳優とキャラクター、演劇とオーディオヴィジュアルの関係に着目。ドキュメンタリーとパフォーマンス、ライブシネマを融合した作品を多く手掛け、世界中で成功を収めている。17年には、欧州の主要なフェスティバルや劇場から招聘を受け、コメディ・フランセーズでは、ジャン・ルノワールの映画『ゲームの規則』から着想を得た作品を発表。18年、ホメロスの『オデュッセイア』を題材にした『イタカ(Ithaca)』をパリ・オデオン座にて発表し好評を博した。現在、オデオン座、ル・サン・キャトル、ワロニー=ブリュッセル国立劇場のアソシエイトアーティストとして活躍している。

◆上演予定だった作品:『終わらない旅 ~われわれのオデッセイ~』

クリスティアヌ・ジャタヒー監督映画『Utopia.doc』
:4月29日(水・祝):15:30~配信 *配信終了日:5/6(水・休)22:00

くものうえでも出会っちゃえ#3 クリスティアヌ・ジャタヒ―×宮城聰
:4月30日(木)18:00~配信/アーカイブとして日本語字幕付きで公開
 


 

オリヴィエ・ピィ Olivier PY

劇作家、演出家、俳優。1965年、南仏グラース生まれ。87年にパリ国立高等演劇学校(コンセルヴァトワール)に入学、並行してカトリック学院で神学と哲学を学ぶ。95年、アヴィニョン演劇祭で上演時間24時間という異例の作品『常夜灯―果てしない物語』の7日間連続上演を敢行し、一躍脚光を浴びる。98年から2007年までオルレアン国立演劇センターの芸術監督、同年3月から12年までパリ・オデオン座の芸術総監督を務める。13年、アヴィニョン演劇祭のディレクターに就任。SPACではこれまでに『イリュージョン・コミック―舞台は夢』、『若き俳優への手紙』(08年)、「グリム童話」3部作(09年)、「オリヴィエ・ピィの『<完全版>ロミオとジュリエット』」(12年)、ピィ自身によるシャンソンライブ『ミス・ナイフ、オリヴィエ・ピィを歌う』(14年)、新演出版『グリム童話~少女と悪魔と風車小屋~』(16年)を上演。現代フランスを代表する劇作家・演出家のひとり。

◆上演予定だった作品:『愛が勝つおはなし ~マレーヌ姫~』

 

『愛が勝つおはなし~マレーヌ姫~』
:5月2日(土):14:00~配信 *配信終了日:5/6(水・休)22:00

くものうえでも出会っちゃえ#4 オリヴィエ・ピィ×宮城聰
:5月3日(日・祝)13:30~配信/アーカイブとして日本語字幕付きで公開

 


 

キリル・セレブレンニコフ Kirill SEREBRENNIKOV

演出家、映画監督。モスクワ芸術座、ラトビア国立劇場などで演出を手掛け、2012 年にゴーゴリ・センター芸術監督に就任。マリインスキー劇場などロシアを代表する劇場に加え、欧州の主要な劇場でオペラやバレエも演出している。舞台作品は、ウィーン芸術週間、アヴィニョン演劇祭などでも上演され、国際的に高い評価を得ている。17年にボリショイ・バレエで初演された『ヌレエフ』が、バレエ界最高峰のブノワ賞にて、振付・作曲・舞台美術・男性ダンサーの主要 4部門を独占。映画監督としても、ローマ国際映画祭、ロカルノ国際映画祭での受賞のほか、近年ではヴェネチア国際映画祭、カンヌ国際映画祭にも出品し注目を集めている。18年、フランス芸術文化勲章の最高章コマンドゥール受章。19年アヴィニョン演劇祭で『OUTSIDE』を上演し、20年ワールドツアーを予定。

◆上演予定だった作品:『OUTSIDE ーレン・ハンの詩に基づく』

キリル・セレブレンニコフ監督映画『The Student』
:5月5日(火・祝)13:00/22:00、6日(水・休)13:00(全3回のみ)
※冒頭約10分間はプレレクチャーが配信されます。
上記時間外は視聴できませんのでご注意ください。配信開始時間に遅れると作品を最後まで視聴できなくなる場合がございます。
※日本国内でのみ視聴可能です。
『The Student』のご視聴を希望される方には「SPACキリル倶楽部」への申込みをお願いしております。こちらのフォームよりお申込みください。
*申込み受付締切:5月6日(水・休)13:00

くものうえでも出会っちゃえ#5 キリル・セレブレンニコフ×宮城聰
:5月6日(水・休)15:30~配信/アーカイブとして日本語字幕付きで公開

 


 

宮城 聰 MIYAGI Satoshi

1959年東京生まれ。演出家。SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督。東京大学で小田島雄志・渡邊守章・日高八郎各師から演劇論を学び、90年ク・ナウカ旗揚げ。国際的な公演活動を展開し、同時代的テキスト解釈とアジア演劇の身体技法や様式性を融合させた演出で国内外から高い評価を得る。2007年4月SPAC芸術総監督に就任。自作の上演と並行して世界各地から現代社会を鋭く切り取った作品を次々と招聘、またアウトリーチにも力を注ぎ「世界を見る窓」としての劇場運営をおこなっている。17年『アンティゴネ』をフランス・アヴィニョン演劇祭のオープニング作品として法王庁中庭で上演、アジアの演劇がオープニングに選ばれたのは同演劇祭史上初めてのことであり、その作品世界は大きな反響を呼んだ。他の代表作に『王女メデイア』『マハーバーラタ』『ペール・ギュント』など。2004年第3回朝日舞台芸術賞受賞。2005年第2回アサヒビール芸術賞受賞。2018年平成29年度第68回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。19年4月フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。

◆上演予定だった作品:『おちょこの傘持つメリー・ポピンズ』

 くものうえ⇅せかい演劇祭『おちょこの傘持つメリー・ポピンズ』企画 

◆上演予定だった作品:ふじのくに野外芸術フェスタ2020 静岡 宮城聰演出SPAC公演『アンティゴネ』

『アンティゴネ』(アヴィニョン演劇祭2017)全編上映
 ”Antigone” by MIYAGI Satoshi×SPAC

『アンティゴネ』全編映像は、演劇動画配信サービス「観劇三昧」にて配信しており、この「くものうえ⇅せかい演劇祭」に合わせて、公演予定だった4日間のみ無料で配信いたします。ご視聴はこちらのページから。
 *ご視聴いただくには、「観劇三昧」会員登録(無料)が必要となります。
 *スマホからのご視聴は、「観劇三昧」専用アプリをご使用ください。(会員登録不要)
 *期間終了後は有料での配信となります。

5月2日(土)18:45配信開始予定

*5月5(火・祝)6(水・休)24:00終了予定
2017年、世界最高峰の演劇の祭典「アヴィニョン演劇祭」からの招聘を受けて製作された宮城聰演出・SPAC『アンティゴネ』。演劇祭のオープニング作品として「アヴィニョン法王庁中庭」で上演された際の全編映像をご覧いただけます。(105分/日本語|105 min, Japanese only)

『アンティゴネ』(2020年)特設ページ

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★関連リンク
 「ふじのくに⇄せかい演劇祭2020」および『アンティゴネ』公演中止のお知らせ
 「ふじのくに⇄せかい演劇祭2020」特設サイト