世界の名作戯曲を、現代の演出でお届けするSPACのシーズンプログラム。一年間の工事休館を終える静岡芸術劇場にて、10月より彩り豊かな3作品を上演いたします。
みつばちの生態を四季の移ろいとともに描く『みつばち共和国』、日仏の俳優が出演する注目の新作『桜の園』、そして待望の再演となる宮城聰の人気スペクタクル『夜叉ヶ池』。
「劇場は世界を見る窓」ーーーこの時期だからこそ、窓を開き、世界に触れる体験をSPACはお届けして参ります。
下田市、磐田市での出張公演もございます。
#1 再演/2020年初演
みつばち共和国
<静岡公演>
2021年10月2日(土)・3日(日)・9日(土)・10日(日)・23日(土)・24日(日)
各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場
日本語上演/字幕なし
<下田公演>
2021年11月27日(土)14:00開演
会場:下田市民文化会館
日本語上演/字幕なし
『青い鳥』で知られる作家メーテルリンクの詩情あふれるエッセイ『蜜蜂の生活』をもとに、蜜蜂の生態と神秘に迫る幻想的な演劇作品。2020年10月、SPACが日本語版として新たに創作し、子どもも大人も心から楽しむことができる本作は好評を得て、早くも再演が決定。
メーテルリンク作『蜜蜂の生活』に基づく
作・演出:セリーヌ・シェフェール
出演:たきいみき、永井健二、仲村悠希、木内琴子
日本語台本:能祖將夫
日本語下訳:井上由里子
通訳:平野暁人
演出家プロフィール
セリーヌ・シェフェール
Céline Schaeffer
演出家、ビジュアル・アーティスト。フランス生まれ。造形美術を学び1995年より演出助手として舞台に関わり始め、演劇・言語・美術を横断する創作で注目される。2019年カンパニー・ル・メロドローム(Le mélodrOme)を設立、フランス・アヴィニョン演劇祭で本作を創作・初演し、反響を呼んだ。
【鳥取公演】「鳥の演劇祭14」の1プログラムとして上演
9月25日(土)・26日(日)各日13:30開演
会場:鳥の劇場[劇場]
日本語上演/日本語・英語字幕
*鳥取公演についてはこちら(鳥の劇場ウェブサイトにリンクします)
鳥取県からの特措法第24条第9項に基づく外出及び県境をまたぐ移動の自粛に係る協力要請(~9月12日) を受けて、9月25日(土)、26日(日)に予定しておりました鳥の演劇祭14での「みつばち共和国」の上演は中止することとなりました。
公演を楽しみにされていた皆様に心よりお詫び申し上げます。何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
お問い合わせ先:鳥の劇場運営委員会(0857-84-3612)
*公演詳細はこちら
▼『みつばち共和国』(2020年公演より)/2020年公演詳細ページ
#2 新作
桜の園
<静岡公演>
2021年11月13日(土)・14日(日)・20日(土)・21日(日)・23日(火・祝)・28日(日)
12月12日(日) 各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場
日本語・フランス語上演/日本語字幕
<磐田公演>
2021年12月3日(金)13:30開演
会場:磐田市竜洋なぎの木会館
日本語・フランス語上演/日本語字幕
現代フランスを代表する演出家の一人、ダニエル・ジャンヌトー。彼が厳選したフランスの俳優と、SPACの俳優・スタッフが全く新しいチェーホフの劇世界を描き出す。『ブラスティッド』『ガラスの動物園』『盲点たち』で深い信頼関係を築いたジャンヌトーとの待望の第四弾。
演出・舞台美術:ダニエル・ジャンヌトー
作:アントン・チェーホフ
翻訳:アンドレ・マルコヴィッチ、フランソワーズ・モルヴァン(仏語)、安達紀子(日本語)
出演:鈴木陽代、布施安寿香、ソレーヌ・アルベル、阿部一徳、カンタン・ブイッスー、オレリアン・エスタジェ、小長谷勝彦、ナタリー・クズネツォフ、加藤幸夫、山本実幸、アクセル・ボグスラフスキー、大道無門優也、大内米治
演出家プロフィール
ダニエル・ジャンヌトー
Daniel Jeanneteau
演出家、舞台美術家。ストラスブール装飾芸術学校を卒業後、ストラスブール国立劇場付属学校で演劇を学ぶ。在学中にフランス演劇界の巨匠クロード・レジと出会い、その後15年に渡ってレジ作品の舞台美術を手がけたほか、ジャン=クロード・ガロッタ、トリシャ・ブラウン、パスカル・ランベールなど、数々の演出家や振付家と創作を共にしている。2001年よりマリー=クリスティーヌ・ソマと共同で、ラシーヌ、ストリンドベリ、サラ・ケイン、ダニエル・キーンなどの作品を演出。2008年よりステュディオ・テアトル・ド・ヴィトリーの芸術監督を経て、2017年フランス国立演劇センタージュヌヴィリエ劇場ディレクターに就任。
*公演詳細はこちら
#3 再演/2008年初演
夜叉ヶ池
<静岡公演>
2022年1月22日(土)・23日(日)・29日(土)・30日(日)
2月6日(日)・12日(土)・13日(日)・19日(土)・23日(水・祝)
3月5日(土) 各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場
日本語上演/英語字幕
大正初めの山深い村里を舞台に、美しい幻想世界を描いた泉鏡花の傑作戯曲『夜叉ヶ池』。失踪した東大生、その友人が山奥の村で見たものとは?美しく艶やかな衣裳と、俳優の生演奏による心を揺さぶる音楽。伝説、自然、恋物語が交差する興奮の舞台が甦る。
演出:宮城聰
作:泉鏡花
出演:奥野晃士、春日井一平、木内琴子、貴島豪、小長谷勝彦、鈴木真理子、たきいみき、武石守正、永井健二、ながいさやこ、布施安寿香、三島景太、宮城嶋遥加、山崎皓司、若宮羊市[五十音順]
演出家プロフィール
宮城聰 (みやぎ・さとし)
1959年東京生まれ。東京大学で演劇論を学び、90年ク・ナウカ旗揚げ。国際的な公演活動を展開し、同時代的テキスト解釈とアジア演劇の身体技法や様式性を融合させた演出で国内外から高い評価を得る。2007年4月SPAC芸術総監督に就任。14年アヴィニョン演劇祭から招聘された『マハーバーラタ』の成功を受け、17年『アンティゴネ』を同演劇祭のオープニング作品として法王庁中庭で上演。アジアの演劇がオープニングに選ばれたのは同演劇祭史上初めてのことであり、その作品世界は大きな反響を呼んだ。平成29年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。19年4月フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。
*公演詳細はこちら
《新型コロナウイルス感染症対策》
ご来場のお客様へご協力のお願い
下記とあわせて、【重要】新型コロナウイルス感染拡大予防への取り組みとご来場の皆様へのお願いも必ずお読みください。
●ご来場前に体調チェックをお願いいたします。
(発熱等ある場合はご来場をご遠慮いただきますようお願いいたします。)
●ご来場の際はかならずマスクの着用をお願いいたします。
●会場入口にて、サーモグラフィ/非接触型体温計にて検温を行ないます。37.5 度以上の場合はご入場をお断りいたします。
●来場者カードへのご記入、提出をお願いいたします。
(万が一感染が発生した場合、保健所等の公的機関に提供する場合がございます。)
チケット情報
◎発売日 ※公演ごとに発売日が異なります。
#1『みつばち共和国』
SPACの会 会員先行予約開始:8月28日(土)10:00
一般 前売開始:9月4日(土)10:00
#2『桜の園』
SPACの会 会員先行予約開始:9月25日(土)10:00
一般 前売開始:10月2日(土)10:00
#3『夜叉ヶ池』
SPACの会 会員先行予約開始:12月4日(土)10:00
一般 前売開始:12月11日(土)10:00
◎チケット購入方法
SPACチケットセンター
●電話予約 054-202-3399 (受付時間 10:00〜18:00)
※休業日は電話予約受付をお休みさせていただきます(2021年度の休業日一覧はこちら)。
●ウェブ予約 https://spac.or.jp/ticket
[当日券]
残席がある場合のみ、開演1時間前より劇場受付にて販売
※当日券販売の有無を、公演当日に必ずお電話もしくはTwitter(@_SPAC_)でお確かめください。
◎チケット料金
※全てのチケット代金は税込価格です。
●一般: 4,200円
●ペア割引: 3,700円 (2名様で1枚につき)
●グループ割引: 3,300円 (3名様以上で1枚につき)
※10名様以上の場合は電話にてお取り扱い
●ゆうゆう割引: 3,500円 (満60歳以上の方)
※公演当日、受付にて身分証をご提示ください。
●学生割引: [大学生・専門学校生]2,000円 [高校生以下]1,000円
※公演当日、受付にて学生証をご提示ください。
●障がい者割引: 2,900円 [障害者手帳をお持ちの方]
※公演当日、受付にて障害者手帳をご提示ください。
※付添の方(1名様)は無料 ※電話のみのお取り扱い
静岡県内の小学生ご招待(1公演5名様まで)
※電話のみのお取り扱い ※座席位置はお選びいただけません。
SPACの会
一般: 3,500円 ペア割引: 3,300円 (2名様で1枚につき)
◎割引をご利用の際は、必ずご予約時にお知らせください。各種割引の併用はできません。
◎下記ほか、演目により割引がございます。
◎乳幼児の客席へのご入場はご遠慮ください。
2021年度 SPACの会 会員募集中!
お得な会員になって秋→春のシーズンを楽しもう♪
年間3作品にご招待!先行予約やチケット割引などの特典もございます。
*詳細はこちら
主催:
SPAC-静岡県舞台芸術センター
国際交流基金
[『桜の園』静岡芸術劇場での一般公演のみに対し]
公益社団法人全国公立文化施設協会
[『みつばち共和国』下田公演・『桜の園』磐田公演に対し]
製作:SPAC-静岡県舞台芸術センター
ふじのくに芸術祭共催事業
助成:
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
文化庁 大規模かつ質の高い文化芸術活動を核としたアートキャラバン事業
[『みつばち共和国』下田公演・『桜の園』磐田公演に対し]
<関連リンク>
◆SPAC冬の特別公演『夢と錯乱』 『Le Tambour de soie 綾の鼓』
ハシゴ観劇でもっと舞台を楽しもう!
12/12(日)の『夢と錯乱』公演は、 SPAC秋→春のシーズン2021-2022 #2『桜の園』(14:00開演/静岡芸術劇場)と、12/18(土)・19(日)の同公演は『Le Tambour de soie 綾の鼓』とハシゴ観劇ができます。
◆「私のあしながおじさんプロジェクト for Family 2021」秋→春のシーズン 観劇希望者募集のお知らせ
「SPAC秋→春のシーズン2021-2022」において、「私のあしながおじさんプロジェクト for Family」を実施いたします。団体・個人の皆さまのご支援のもと、静岡県内の子どもたちとそのご家族を劇場にご招待し、「親子で一緒に本格的な演劇作品を鑑賞する」という体験を届けています。詳細・お申し込みは以下のバナーより。
SPAC俳優と生電話!昨年実施し、ご好評いただいた本企画を期間限定で開催します。ご自宅にいながら電話で、SPAC俳優のライブ朗読をお楽しみいただけます。
<メディア掲載>
◆ステージナタリー(2021/9/14)
演劇を通して“自分とは異なるもの”見つめて、SPAC「秋→春のシーズン」&「冬の特別公演」