ナラ王様に会いに行く!関西旅~奈良編~2


こんにちは。新人クルーのてらだです。

先日、大盛況のうちに幕を閉じた『マハーバーラタ〜ナラ王の冒険〜』@奈良・平城宮跡。9/12(月)の千秋楽の公演の様子をお伝えします!食べてばかりのグダグダ関西旅でしたが、ようやく!ナラ王様とご対面です(^◇^)

奈良公園でゆっくりしすぎて、開演まで時間がない!急いで柿の葉寿司を買って、近鉄奈良駅から大和西大寺駅へ。急いでいても食べ物に関しては抜かりありません(笑)

電車を降りて、大和西大寺駅から現地まで15分ほど歩くと、平城京の入り口(佐伯門)にはこんな石碑が。

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710年に平城京に遷都されてから1300年あまり。この時代といえば、イザナミやイザナギ、アマテラス、スサノオが出てくる神話から、天皇の時勢に続く日本の歴史を記した「古事記」や「日本書紀」が編纂された時代。“にほんのはじまり”が綴られた、大切な節目の時代でした。そしてここは遠い遠いご先祖様たちの作った、日本の中心。なんだかとても不思議な気持ちなりました。

…そんなことをしている場合ではない!急げ!!(笑)

早足で草むらの間の遊歩道を歩いていくと南の方角には朱雀門が。…遠い。

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焦るあまり、北の方向に見える大極殿は撮り忘れてしまいました(>_<)

そして東へ東へ歩いていくと・・・見えてきました!!!!

舞台が見えると、わくわくしてきます(*^^*)

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既にお客さんが整列していましたが、セーフ!何せ、取ったチケットの整理番号が3番だったので、何としても最初の方に入りたかったのです・・・。(謎のプライド)

いよいよパンフレットをいただいて入場します。

入り口ではSPAC芸術総監督の宮城さんが笑顔でお迎えしてくださいました。宮城さん!!知らない土地で静岡の人に会うと、ホッとします(笑)

入ってまず、円形ステージの大きさにかなりびっくり。

客席前方には演奏隊のステージがあり、楽器が並んでいます。

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6時を過ぎると、日が暮れるのがあっという間。夕方から雨の予報が出ていて、空はどんよりした曇り空。なんとか持ってほしい!

開演時間を迎えると演奏隊の皆さんが現れ、ひとりずつ打楽器を手にリズムを取り、打ち鳴らし始めます。観客はその様子を静かにじっと見守ります。風が吹きます。

するとステージ正面に見える木に人影がゆらゆらと映り始めます。客席はどよめき、視線は影の正体へ。ナラ王御一行様の登場です(号泣)!!夜の闇に浮かび上がる白く煌めく衣装は、それはそれは美しく、打楽器の音色と共に幻想的な絵巻物の世界に引き込まれていきます・・・!

登場人物はもちろん、小道具や劇中に出てくる動物たちの表現方法も非常に面白く、このブログではすべての感想は語りつくせないのですが、貴族のお姫様とは思えないダマヤンティのサバイバーっぷりにすっかり魅せられ「私も負けてられないぜ!」と思いました(笑)!「ナラ王の冒険」と銘打たれたこの作品ですが、ダマヤンティのひたむきな愛と芯の強さが色濃く出ていて、その強さで夫のナラ王を立てる“賢い女性”の描き方が印象に残りました。

奈良のご当地ネタや“ダマヤン茶”のコマーシャルなど、ユニークで笑いを誘う楽しい場面も多く散りばめられており、これも『マハーバーラタ』が人気演目である理由のひとつなのだと感じました。

終演後、お客さんが口々に「楽しかった!」「これからSPAC観に行っちゃいそう。」と言って帰られるのを聞いて、私も嬉しくなりました!そして、ステージのライトアップされた木々も幻想的でした!

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すったもんだの関西旅ではありましたが(笑)県外だったからこそ、SPACの魅力を再発見できた公演でした!

ナラ王様に会いに行く!関西旅 ~完~

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