SPAC芸術局長の成島洋子が「令和6年度静岡県文化奨励賞」を受賞し、県庁にて授賞式が行われました(7月29日)。
SPACでの25年にわたる制作業務で「演劇で地域・静岡・世界をつなげる調整役として尽力するなど、地域における公共劇場の役割、劇場とまちをつなぐ活動を積極的に展開し、本県の芸術文化振興に貢献した」ことが評価されました。
SPACのメンバー一同、この度の受賞を嬉しく思うと同時に、共にこれからも一層精進して参ります。
<受賞内容>
SPACが世界的な評価を得る下支えを25年に渡り行う。演劇祭の運営や、海外のフェスティバル等の渉外業務も担当し、演劇で地域・静岡・世界をつなげる調整役として尽力するなど、地域における公共劇場の役割、劇場とまちをつなぐ活動を積極的に展開し、本県の芸術文化振興に貢献している。
<受賞コメント(一部)>
この度、静岡県文化奨励賞の受賞に選んでいただき、心より感謝申し上げます。(中略)
SPACのような尖った団体がここまで存続できたのは、表に立つリーダーだけでなく、SPACの活動を通じて社会と、地域とつながろうとしてきた、私のような、アーティストでもない、裏方たちの存在があったからだと思います。 本日の賞は、地域で文化を支える「裏方」の代表としていただきたいと思います。
SPACの尖った取り組みも、支える人がいなければ、多様な人が SPACに関わり続けられる環境がなければ、「普通」になってしまうことなんてあっという間です。でもそんなのつまらない。
これから30年後の静岡が、魅力的な都市であるために、引き続き微力ながら精一杯尽力していきます。そしてSPACを次世代に、若い人たちにつなげていきたいと思います。
本日はありがとうございました。
成島洋子(なるしま・ようこ)
舞台芸術(制作)
静岡市出身。公益財団法人静岡県舞台芸術センター芸術局長。