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2007年9月18日

「SPAC高校演劇支援事業」について

SPACでは、高校演劇部対象の演劇講座や稽古公開など独自の人材育成・支援プログラムを行なってきました。2005年より静岡芸術劇場県民月間でスタートした高校演劇祭もその一つです。通常の貸し館で高校生が公演を行う場合、劇場を使用できる時間が限られているため、短い時間の中でリハーサルと公演を行わなくてはなりません。SPACでは専属スタッフがアドバイスをし、リハーサルの時間も十分にとり、高校生の舞台技術の向上を図りながら、静岡芸術劇場で発表の場を提供しています。今年度はさらに発展させ、県民月間から独立した、「SPAC高校演劇支援事業」として演劇教育事業のひとつとして位置づけることとなりました。

これまでの演出(夏期研究大会での講習、演劇講座)・演技(俳優訓練法スズキ・メソッドの基礎訓練ワークショップ)・技術(照明・音響技術講習会、合同公演などでの技術的なサポート)などに加え、広報宣伝活動を中心に制作面での支援も行っていきます。

9月の『第4回中部高等学校演劇研究会 秋季公演』 [1]、2月の『如月公演』『高校演劇フェスティバル』を静岡芸術劇場で行っていくなかで、地域の高校生の演劇への関心を高め、高校演劇全体を盛り上げていくことを目指しています。

[1] http://otsukimi.net/spac/news/?p=38