SPAC秋→春のシーズン#2『お艶の恋』関連企画として、観劇前に静岡市内の旧遊郭等を歩き、観劇後は谷崎潤一郎研究者とともに「映画・演劇における近代の女性表象」について考えるツアーを実施いたします。
ご予約は、11月11日(日)10:00より以下にて承ります。
SPACチケットセンター
●電話 054-202-3399 (受付時間 10:00〜18:00)
●窓口 静岡芸術劇場チケットカウンター (受付時間 10:00〜18:00)
※電話・窓口は休業日11/14(火)~11/16(木)をのぞく
●ウェブ予約
ご利用にあたっては会員登録(無料)が必要です。
街歩き+座談会
12月10日(日)
参加費1,000円(①②あわせて)/要予約 定員15名(先着順)
※①②の両方に参加できる方が対象となります。
※別日に観劇のご予約をされている方もご参加いただけます。
①街歩き ※雨天決行
『お艶の恋』観劇前に、江戸時代の駿府の城下町についての解説を聞きながら、静岡にもいたかもしれない「お艶」に思いをはせる街歩き。観光ボランティアガイド「駿府ウエイブ」のスタッフとともに約2kmの平坦な道を歩きます。
9:45~10:00 静岡市歴史博物館前 受付・随時スタート
11:30 静岡県地震防災センター前 解散
※解散後の静岡駅方面の路線バススケジュール
バス停「本通西町」11:39/11:42/11:54→「静岡駅前」11:54/11:57/12:09(約15分)
詳しい時刻表はこちら
②座談会
『お艶の恋』終演後のアーティストトークの後、映画研究者の木下千花さん(京都大学)をゲストに迎えし、都市の記憶や女性、文学と舞台などをトピックに『お艶の恋』演出の石神夏希も交えた「座談会」を実施します。司会は、 日本近現代文学研究者の中村ともえさん(静岡大学)です。
『お艶の恋』公演・アーティストトーク終了後〜40分程度
場所:静岡芸術劇場ロビー
木下千花
映画研究者。専門は日本映画史。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。シカゴ大学PhD(東アジア言語文明学・映画メディア学)。著書に『溝口健二論——映画の美学と政治学』(法政大学出版局、2016年)、論文に「戦後日本映画における島原——反ロマン主義的トポスとして」高木博志編『近代京都と文化』(思文閣出版、2023年)、商業誌への寄稿として「坐産介添人——妊娠映画作家・中島貞夫」『ユリイカ』2023年10月号がある。
中村ともえ
日本近現代文学研究者。静岡大学教育学部准教授。博士(文学)。谷崎潤一郎を中心に、小説が美術・演劇・映画など隣接する芸術ジャンルと結ぶ関係について研究している。著書に『谷崎潤一郎論 近代小説の条件』(2019年、青簡舎)。「谷崎潤一郎『お艶殺し』論―小説が劇化されるとき」(「文学」2008年11月、『谷崎潤一郎論』所収)では、『お艶殺し』の歌舞伎・新劇・新派という派を越えた劇化の歴史を調査・分析した。
SPAC秋→春のシーズン2023-2024 #2
『お艶の恋』[新作]
演出:石神夏希
原作:谷崎潤一郎『お艶殺し』
出演:阿部一徳、大内米治、たきいみき、大道無門優也、葉山陽代、bable(五十音順)
日本語上演・英語字幕
12月2日(土), 9日(土), 10日(日)
各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場