静岡県立大学言語コミュニケーション研究センター主催「日常生活のための演劇ワークショップ:リズムと遊ぶ、音楽を作る」の参加者を現在募集しております。
講師は棚川寛子、アシスタントを吉見亮と森山冬子が務めます。1回完結型の演劇ワークショップを2種類、計3回開催。2月7日は「リズムと遊ぶ」、2月12日は「一緒に音楽を作る」ワークショップです。2月11日はふたつのワークショップを一日で実施します。
講師:棚川寛子(たなかわ ひろこ)
舞台音楽家。演劇作品の音楽を作曲し、俳優への演奏指導を併せて行うスタイルで活動している。主な作品に『マハーバーラタ』『アンティゴネ』(演出:宮城聰)などがある。また、小学校や児童養護施設でのワークショップを行うなど、精力的な活動を続けている。正規の音楽教育をまったく受けていない、いわばこの分野での“アウトサイダーアーティスト”ともいえる稀有な存在である。
◎開催概要
わたしたちは日常生活のなかで、あたりまえのように言葉をしゃべり、あたりまえのように身体を使っています。しかし、どのようなリズムで言葉を発しているか、どのように言葉のリズムに身体を連動させているのかを意識することはめったにないでしょう。そして、わたしたちが伝えようとしたことが、どこまで相手に伝わっているのかを確かめ合う機会となると、さらに稀なことでしょう。
このワークショップでは、演劇的・音楽的なやり方でわたしたちのリズム感をトレーニングし、リズムを使った遊びをとおして相手と関係を築いてみたり、一枚の絵に対する印象を言葉で共有しながら一緒に音楽を作ってみたりします。わたしたちは思っている以上に自分の感覚や思考を相手に伝えられていないことに気づくことが、このワークショップの出発点です。どうすればわたしたちは互いを深く理解するために欠かせない、密度の濃い時間を過ごすことができるでしょうか。そのような方法を一緒に探してみましょう。
2月7日の「リズムと遊ぶ」ワークショップは、一緒に音楽をやるために必要なコミュニケーション・スキルを身につけるために、リズムを使った遊びやトレーニングをやって、頭と体をほぐしていきます。2月12日の「一緒に音楽を作る」ワークショップでは、一枚の絵に対する印象を参加者のあいだで話し合い、共同作業をとおして互いの感覚を共有しながら、SPACの舞台で用いられている様々な楽器を使って絵に曲を付けていきます。2月11日は、ふたつのワークショップを続けて行います。
演劇未経験者も演劇経験者も、学生もシニアも、ふるってご参加ください。演劇や音楽にはとくに興味はないけれど、自分の言葉や身体をもっとうまく使ってみたい、自分の思っていること感じていることをもっとうまく伝えたいというご関心をお持ちの方のご参加も大歓迎です。楽器演奏の経験も特に必要ありません。
********************
《お申込み・問合せ》
詳細については下記の静岡県立大学のWEBサイトをご確認ください。
https://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/events/20250207a/
********************
◎日時
2025年
2月7日(金)①リズムと遊ぶ 18:30~20:30(120分)
2月11日(火・祝)①リズムと遊ぶ/②一緒に音楽を作る 14:00~18:15(255分)
2月12日(水)②一緒に音楽を作る 18:30~20:30(120分)
◎会場
静岡芸術劇場 リハーサル室(JR東静岡駅徒歩5分 グランシップ内
*2月11日の内容は、7日と12日の内容を通してやるものです。7日のみのご参加、12日のみのご参加、複数回のご参加も可能です。ご予定とご都合に合わせて、最適な組み合わせをお選びください。
*動きやすい服装でご参加ください。
*車でのお越しの場合は、グランシップの駐車場をご利用ください(駐車料金は各自でご負担ください)。
◎参加費
無料
◎定員
各回10人程度(高校生以上)
◎お問い合わせ
静岡県立大学言語コミュニケーション研究センター特任講師 小田透
E-mail:t-oda(ここに@を入れてください)u-shizuoka-ken.ac.jp
協力:SPAC-静岡県舞台芸術センター