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2025年3月19日

「宝探し」をテーマにした、KAATとSPACがキッズ向けの新作2作品を神奈川と静岡で相互上演!

SPACは、他地域の公立劇場と相互に知見を交換しながら舞台作品の創造・発信をすることで、クリエイティビティの高い舞台芸術が広がる仕組みづくりに取り組むべく、KAAT神奈川芸術劇場との連携をスタートします。

その第一歩として、「宝探し」をテーマに、KAATとSPACがそれぞれキッズ向けの演劇作品を創作。神奈川では「KAATキッズ・プログラム2025」の一環として、静岡では「グランシップ世界のこども劇場2025」との連携事業として2作品を連続上演いたします。
 

SPAC新作
演出・台本:寺内亜矢子
出演:SPAC/大高浩一、舘野百代、榊原有美、杉山賢

演劇を通して多くの知見を得て磨きあげられた人材をSPACの“宝”と捉え、近年は演出家としても活躍目覚ましい寺内亜矢子を起用。世界の舞台を経験した俳優たちとともに、鍛え抜かれた身体と音楽性豊かなセリフ術を活かし、子どもたちの発想力を刺激するインタラクティブな演劇作品に挑みます。

 
寺内亜矢子(てらうち あやこ)
俳優・演出家。1997年、ク・ナウカ シアターカンパニーにて演劇活動開始。2007年の劇団休止後は、SPACを主な拠点に国内外の舞台に出演するほか、東京藝術大学にて身体表現教育に携わる。俳優・演出・演奏・音楽構成・ドラマトゥルク・通訳・翻訳等、舞台芸術創作に関わるもろもろを手がける国際派マルチプレイヤー。SPACでの演出作には『おぉっと えぇっと ええじゃないか』(ふじのくに野外芸術フェスタ2020 in掛川)、『忠臣蔵2021』(共同演出)、『リチャード二世』(秋→春のシーズン2022-2023)、『ばらの騎士』(秋→春のシーズン2023-2024/宮城聰との共同演出)などがあるほか、SPAC演劇アカデミーでの実技指導や発表会の演出も担当している。
 

KAATキッズ・プログラム2025
『わたしたちをつなぐたび』
作:イリーナ・ブリヌル、脚本・演出:大池容子、音楽:小林顕作

劇団「うさぎストライプ」を主宰し、近年はテレビドラマの脚本を手掛けるなどその活動の幅を広げ、気鋭の劇作家・演出家として注目を集める大池容子が、少女が自らの出生をめぐる旅に出るすがたを情感豊かに描く、イギリス人作家イリーナ・ブリヌルの傑作絵本を舞台化します。

 
大池容子(おおいけ ようこ)
劇作家・演出家・うさぎストライプ主宰。1986年大阪府生まれ。2010年4月より青年団演出部に所属し、同年10月にうさぎストライプを結成。2013年9月、芸劇eyes番外編・第2弾「God save the Queen」に参加。2019年3月、二人の父親と一人の娘による“ありふれた”家族の姿を描いた『バージン・ブルース』で平成30年度 希望の大地の戯曲賞「北海道戯曲賞」大賞を受賞。2021年12月、NHK特集ドラマ『いないかもしれない』脚本でAsian Academy Creative Award 2021 BEST ORIGNAL SCREENPLAY 優秀賞を受賞。2024年4月、日本大学芸術学部演劇学科助教に就任。
 


 
《神奈川公演》
KAATキッズ・プログラム2025
日程:7月26日(土)・27日(日)
会場:KAAT大スタジオ
主催:KAAT神奈川芸術劇場

https://www.kaat.jp/news_detail/2759
 
《静岡公演》
グランシップ世界のこども劇場2025連携事業
日程:8月2日(土)・3日(日)
会場:グランシップ中ホール・大地
主催:SPAC-静岡県舞台芸術センター