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2012年11月20日

<ロミオとジュリエット>産みの苦しみ(演出助手:ファビアナ・メディナさん)

今回はテアトロ・マランドロから俳優だけでなくスタッフも大勢来ています。
静岡に滞在しながら、日々、SPACメンバーと一緒に作品を創っている“仲間”を紹介していきます。

まずは、『ドン・ファン』に続き今回も演出助手を務めるファビアナさんです。
オマールさんと同じコロンビア出身で、スペイン語・フランス語・英語、そして日本語も少し話します。
本職は女優で、コロンビアでは舞台だけでなくテレビや映画でも活躍しているそうです。
fabiana

写真はアンデスの高地・・・いやいや、日本平は舞台芸術公園です。
帽子がとても似合ってますね☆

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<11月18日(日) ゲネプロ後のインタビュー>

Hola、こんにちは!
わたしのなまえは、ファビアナさんです!
(←ここだけ日本語でした)

明日は、『ロミオとジュリエット』の初日です。
このお話は本で読むととても長いので、多くの人は途中で読むのをやめてしまうかもしれません。

私たちの作品も最初はそうでした。

(ノートを開くと、通し稽古時の上演時間のメモがある。)

8/5  3時間49分
8/23  3時間15分
8/28  2時間40分 ※ここでひとやすみ
10/23 2時間13分 ※ここから再開
11/2  1時間57分

いまはもっと短くなりました。

原作を読んでからこの舞台を観る人もいるでしょう。
でも私たちの『ロミオとジュリエット』は
まず舞台を先に観てみると、そのイメージを保ったまま
舞台と見比べながら原作を読み進めることができると思います。

稽古が始まった頃、フランス語を話す俳優とSPACの俳優は
言葉も演技の様式も違ってて大変でした。
例えば、言語が違うと相手のセリフの終わりがわからないので
次のセリフに間が空いてしまっていました。

それでも、だんだんと相手の言葉がわかってくるようになりました。
「けっこん、ついほう、こころ、すばらしい、あなたにかんぱい・・・」
言葉を理解すると、相手を理解することができます。

『ロミオとジュリエット』はこれまでの歴史の中で何度も上演されてきていますが
この舞台は新しいものです。
スイス、フランス、コロンビア、イギリス、ケベック、アメリカ、日本・・・
なんとも国際色豊かな顔ぶれ!

その輪の中心にいるオマール。
その演出とは物語の悲劇性だけでなく、
喜劇の部分をとことん高みに持ってきているので
初めて観る方でも親しみやすいと思います。

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ファビアナさんはこの公演期間中、
千秋楽まで静岡に滞在しています。
劇場で見かけたらぜひ声をかけてみてください!
きっと日本語で返ってくることでしょう・・・!