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2025年7月11日

【シアタースクール通信2025 Vol.1】「SPACシアタースクール2025」開校です!

7月5日(土)よりSPACシアタースクール2025が始まりました。シアタースクールは、静岡県内の中高生とその保護者の方々に、学校では触れる機会の少ない演劇の面白さ・奥深さに触れてもらうことを目的として、2007年にスタート。19回目となる今年は、県内各地から30名のメンバーが集まりました! これからこのブログで日々の稽古風景をお届けします。どうぞよろしくお願いいたします!

☆自己紹介~仲間との交流
さっそくシアタースクールのメンバーで輪になり、それぞれ学校、どこから来たか、部活、趣味や特技、そして好きな食べ物なんかも紹介し、和やかな雰囲気で稽古が始まりました。
シアタースクールでは、学年の枠を超えた班を作っています。自己紹介の後は班ごとに、さらに交流を深めていきました。

 
☆舞台に立つための準備
ストレッチで身体を念入りにほぐします。けがを防ぐだけではなく、呼吸のコントロールや身体のスムーズな動きのためにも大切な準備です。


 
☆お芝居の一歩を踏み出す
演劇の手法を使ったワークショップを行いました。アシスタント俳優からも、「これから舞台に立つうえでも、“目を見て伝える”ことが大切になっていきます」とのお話がありました。だからこそ、歩きながら相手の目を見て挨拶をし合い、その後は言葉を使わず目だけで伝え合うことで、その感覚を掴んでいきます。
別のワークでも「相手に明確に伝える力」を育むことを目的として、楽しみながらも、少しずつ演劇に必要なエッセンスを学びました。


 
◇物語を感じる
まずは、『星の王子さま』の原作者、サン=テグジュペリについて、演出の中野さんからお話をしていただきました。
次に、順番に台本を読む「本読み」を行います。一行ずつ、声に出して読んでいきながら、作品の理解を深めていきます。

本読みについて、アシスタントの大内さんから「ただ読むのではなく、どういう風に読んだらいいのか考えながら読んでみよう」とのアドバイスがありました。情景や感情、声色など、自分なりに考えることで、より演劇的な流れや空間が、声だけで創りあげることができる一歩になることを学びました。
 
引き続き、スクール生の成長をお届けしていきます!
次回のブログもお楽しみに!

SPACシアタースクール2025 発表会
『星の王子さま』
演出・脚本:中野真希
原作:アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
出演:静岡県内の中学校1年生から高校3年生/30名
8月16日(土)、17日(日)各日16時開演
会場:静岡芸術劇場

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