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2020年8月27日

妖怪ブログ2020#1 猛暑でも酷暑でも頑張っていきましょ!

 長かった梅雨が明け、夏真っ盛りの8月上旬。『妖怪の国の与太郎』の稽古が始まりました! こちらのブログでは、そんな暑さに負けないパワフルな稽古場の様子をお伝えしていきたいと思います。
 
この作品は2019年2月から3月にかけて初演を行った舞台です。
2019年度公演についてはこちら

 早くも2020年秋に待望の再演! 2020秋→春シーズン一発目、張り切っていきましょう! と言いたいところですが、なかなかそうもいきません。
 新型コロナウィルス感染防止のために飛沫や接触を避けるという観点から、初演時のやりとりやアクションの中には再現が難しいシーンもあり、あちこち新しく創り直す必要が出てきました。また、稽古場の使用に関する制限も多く、通常のような稽古が出来ないのが現状です。

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▲一定の距離を保って稽古をする俳優陣

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▲稽古場、小道具、衣裳等もスタッフチームが徹底して消毒
 
 しかし、俳優達はこういった初めての状況に戸惑いながらも、面白い舞台を作っていこうと、試行錯誤しながら稽古を進めています。
 そして、俳優のみで一週間ほど稽古を重ねた後、演出のジャン・ランベール=ヴィルドさんとロレンゾ・マラゲラさんが稽古に合流しました。

 
 海外在住のお二人は渡航ができないため、今回リモートでの稽古参加となります。

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▲スイス、フランス、日本を繋ぐオンライン稽古の様子

 演出家として稽古場に来られないことで歯痒い思いをしていると思いきや、ジャンさんからは、稽古後「本番、期待出来そう」という感想が。
 それは俳優達が、コロナ禍下の稽古で悪戦苦闘しながらも、悲観的にならずに前向きに稽古に取り組んでいる様子が伝わったからだそうです。
 また、稽古に先立って送られてきたロレンゾさんからのメッセージ「ウィルス禍の制約を逆手にとって、おもしろく活かしてゆくこと」という旨を、きちんと俳優達が汲み取って稽古している様子がわかったからではないかと思います。

 思えば、『妖怪の国の与太郎』という作品はもともとその発想が詰まっています。『妖怪の国の与太郎』の主人公・与太郎は、自身が死んでもなお、落ち込まず、むしろ面白がって自分の魂を探す旅を続けます。「どんな状況でもそれを面白がる」ことを大事にしている『妖怪の国の与太郎』は、とてもエネルギッシュで情熱的な稽古場。今後も稽古の様子をレポートしていきたいと思いますので、ご期待くださいませ。
 
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秋→春のシーズン2020-2021 #1
『妖怪の国の与太郎』

一般公演
2020年11月14日(土) 会場:掛川市生涯学習センター
2020年12月19日(土)・20日(日) 会場:静岡市民文化会館

演出:ジャン・ランベール=ヴィルド、ロレンゾ・マラゲラ
台本・翻案・ドラマツルギー:ジャン・ランベール=ヴィルド、平野暁人、出演者ならびにワークショップ参加俳優一同
翻訳:平野暁人
音楽:ジャン=リュック・テルミナリアス、棚川寛子

出演:大内智美◇、大内米治◆、木内琴子、木皮成◇、貴島豪◆、小長谷勝彦◆、本多麻紀◇、三島景太、宮城嶋遥加、森山冬子◆、山崎皓司◇、吉植荘一郎、渡辺敬彦[50音順]

※一部ダブルキャストによる上演となります。
◇ … 11月7日までの出演(中高生鑑賞事業公演のみ)
◆ … 11月12日からの出演(中高生鑑賞事業公演および一般公演)

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2020年8月4日

「でんわde名作劇場」お客様よりご感想をいただきました!

 「くものうえ⇅せかい演劇祭」での実施でご好評をいただき、6月から再開した「でんわde名作劇場」。実施日の2日前までにお申し込みいただくと、電話でSPAC俳優の朗読を楽しむことができるという企画です!お電話では生朗読とあわせて30分以内であれば、俳優との何気ないおしゃべりもお楽しみいただけます。
 新型コロナウイルスの感染拡大で、2月末からの長期にわたる公演中止。「でんわde名作劇場」は、このかつてない状況の中から、それでも何とかして劇場での公演にかわる方法で、今「演劇」のエッセンスをお客様に届けられないかと生まれた試みです。プロの俳優が自分のために電話で朗読ライブをしてくれる。これは、演劇好きの方にとっても、あまり劇場に来たことがない方にとっても、これまでにない「新たな体験」ではないでしょうか。
ただ、お客様と俳優が電話で一対一でお楽しみいただくものだけに、どのような体験なのかまだピンとこない、いまいちイメージが湧かないという方もいらっしゃるのではないかと思います。そんな中、この度は「でんわde名作劇場」を利用されているお客様・立林学様より、その魅力やお勧めポイントをお聞きしましたので、ご紹介いたします。
 


 
★「でんわde名作劇場」を利用してみていかがでしたか?

朗読を聴くということが、こんなに豊かなものだったのかということを再認識しました。
テレビでも動画視聴でも常に映像と音声がセットですが、それが音声だけになると、代わりに想像力は何倍にもなるようです。
読んでいただいている世界が自分の中で絵になっていく、これは忘れていた感覚でした。だから朗読を聴くときは軽く瞼を閉じています。
視覚はむしろじゃまなのです。
 
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▲目を閉じて朗読の世界に浸る立林さん

そしてその読み手が、話すこと、読むことの特別な練習をずっと積み上げてきたSPACの俳優さんたちなのです。
だからでしょう、心地よく物語がスッと頭に入ってくるのが、わかります。
それは本を読むのともまた違う感覚なのです。
劇場で演劇はまだちょっと先かもしれませんが、俳優さんが一人の観客に物語を届けてくれるという、まぁなんとも贅沢な企画は、演劇をみることができない私の喪失感を和らげるだけでなく、新しい発見へと誘ってくれました。
 
★「でんわde名作劇場」のどんな所がおすすめでしょうか?

かつてラジオで朗読の時間ってものがありました(いまもあるかもですが)。
そのサービスの宅配です。料金は無料で。
Zoomの会議ももちろんいいけど、時間がくると電話のベルが鳴って受話器を取るとはじまる「おはなし劇場」、昭和の人は懐かしい感覚、平成の人は新鮮な感覚です。
そういえば、自分のためにお話を読んでもらうって、小学校の時に母親に読んでもらったのが最後だったか。
コロナ禍がなければなかった企画でしょう、利用しないのはもったいない!
これはきっと「聴く演劇」なのでしょう。
演劇のハードルが高かった人には、むしろ入門編にぴったり。
おうち時間に、コーヒーカップを片手にで大丈夫です!
 
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 立林様、ありがとうございました!

 8月に入りこれから夏休みだけれども、今外に出かけるのはちょっと不安という方も、少なくないのではないでしょうか。そんなときに、お家にいながら、お一人でもご家族でも楽しめる「新たな演劇的体験」。「演劇って気になるけど見たことない!」という方にも、「演劇不足で困っている!」という方にも、ちょっとしたブレイクタイムに気軽お楽しみいただける「朗読」です。ぜひ多くの皆さんに一度お試しいただきたいです!
 
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「でんわde名作劇場」
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▲クリックすると拡大します

8月の朗読作品
・『蜘蛛の糸』芥川龍之介
・『怪談牡丹灯籠』三遊亭圓朝 作/吉植荘一郎 構成
・『あのときの王子くん』(新訳 星の王子さま)サン=テグジュペリ 作/大久保ゆう 訳

◎お申込み
ご希望の日時・演目を2日前までにチケットセンターへご予約ください。
SPAC チケットセンター:054-202-3399
(受付時間 10:00~18:00/休業日8月7日を除く)

詳細はこちら→https://spac.or.jp/2020-6/tele_theater

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