こんにちは!
自然の豊かさに感動し、静岡愛をもつ皆さんに圧倒されている制作部の新人・森照覚です!
GWに静岡市内を彩ったのは、太陽のように輝く人々と熱気あふれる「PLAY! PLAY! PLAY! ガーデン」。アーティスト、スタッフ、そして情熱的な観客の皆さんが一丸となって、この街に“わくわく”を巻き起こしました!
◇静岡の春、新たなフェスの季節がやってきた!
今年から、春の大型連休が「PLAY!ウィーク」として生まれ変わりました!
「SHIZUOKA せかい演劇祭」「ふじのくに野外芸術フェスタ」、そしてストリートシアターフェス「ストレンジシード静岡」が同時開催となるGW。「PLAY!(遊ぶ/楽しむ/演じる)」を合言葉に、新緑のSHIZUOKAが一気に熱を帯びました。
中でも、駿府城公園を舞台に繰り広げられた「PLAY! PLAY! PLAY! ガーデン」は、SPACならではのユニークな体験がぎゅっと詰まった、演劇のテーマパークでした!
◇五感で味わう静岡 ― ガストロノミー広場
まずは、静岡の“おいしい”が大集結した「ガストロノミー広場」。日替わりで登場するローカルグルメに、私の胃袋は大混乱!選びきれないほどのグルメが並ぶ中、SPACがインドの叙事詩『ラーマーヤナ物語』を上演するのにあわせてスパイス香るインド風メニューも充実。
チャイソースがとろりとかかったアイスや、濃厚なチャイラテなど、デザートも抜群のおいしさでした!
◇「ごみ捨て×神様」!? SPAC流“おもてなし”の真骨頂!
ここで登場したのが、SPAC独自の「かみさまグリーティング~ゴミット編~」。
いわゆる“キャラグリ”かと思いきや……まさかの“ごみ”が主役!?「Sグリーティング」と呼ばれる、“課題解決型”にトライ!神様たちと一緒にゴミを分別しながら、ピアノの生演奏まで楽しめるパフォーマンスが繰り広げられました!
さらに、作業支援ロボット「SUPPOT」(協賛:株式会社ソミックトランスフォーメーション)が神様の後ろを一緒に移動。大人も子どもも釘付けに!テクノロジーと演劇のコラボが、新しい可能性を感じさせてくれました。
◇『ラーマーヤナ物語』がもっと楽しくなる! プレトーク&プレパフォーマンスで物語の扉が開く!
ガストロノミー広場では、『ラーマーヤナ物語』の本公演を何倍も楽しめる、スペシャルな“プレトーク&プレパフォーマンス”も開催されました!
プレトークを担当したのは、SPAC文芸部の大岡淳さん。登場人物が「神々」であるというところから、古代インドの世界観や物語の奥深さを、鮮やかな語り口でひもといていきます。中盤には、息つく間もない超早口のノンストップ語りが炸裂!
まるで物語の熱量そのままが言葉になったような迫力に、会場からは思わず拍手が巻き起こりました。
“言葉”によって想像の翼を広げたあとは…いよいよ“体感”の時間!
県立清水南高等学校芸術科演劇専攻によるプレパフォーマンス「みにみにラーマーヤナ物語」が開幕!
工夫された衣裳、小物、楽器を自在に操りながら、エネルギー溢れる言葉と身体で物語をダイナミックに描き出し、広い駿府城公園の中でも強い輝きを放っていました。
公演を心待ちにしていた観客はもちろん、ガストロノミー広場で食事を楽しんでいた方々も、気づけば目を奪われ、心を奪われ…。“演劇と出会う瞬間”が、そこかしこに生まれていました。
ラストは、「ありがとうございました!!」というエネルギッシュな挨拶をすると、その熱量に呼応するような熱い拍手が送られ、本編への期待が高まる、最高のプロローグとなりました!
県立清水南高等学校芸術科演劇専攻の皆さん、ありがとうございました!
◇モビリティで未来体験!?船上でインドにトリップ!?
企業タイアップも満載!
スズキ セニアカー(協賛:スズキ株式会社)やWHILL(協賛:静岡スバル自動車株式会社/WHILL株式会社)のパーソナルモビリティ試乗体験では、大人も子どもも大はしゃぎ。「これ、うちのおじいちゃんにいいかも!」なんて声も飛び交っており、新たな日常の“足”としての可能性を体験していただきました。
そしてもうひとつ、見逃せないのが“お堀×演劇”のスペシャル企画「SPAC天竺舟」。駿府城公園のお堀をめぐる遊覧船「葵舟」に俳優が同乗し、インドをテーマにした幻想的かつコミカルなミニパフォーマンスを展開。駿府城公園のお堀が一瞬にして“ガンジス川”へと変貌した瞬間でした!
沢山の「PLAY!」と笑顔が弾けていたGWの駿府城公園。今回お届けしきれなかった、“演劇×食”をテーマにした濃密なトークの全貌は次回のブログでたっぷりとご紹介!
「PLAY! PLAY! PLAY! ガーデン」レポ―ト~「食×演劇」の可能性を探る!編~へ続く…。
制作部・森照覚