シアタースクール、2週目が終了しました!
スクール生は1つ1つの稽古を丁寧に、そして真剣な眼差しで取り組んでいます。
前回紹介しきれなかった部分も含め、スクール生の取り組みをご紹介します!
☆音楽やリズムを使った稽古
「リズムしりとり」といって、相手のリズムを真似しつつ、新しいリズムを自分で生み出すワークに取り組みました。
そして、今週の稽古でも様々な音楽を使った稽古が増えてきましたね!アシスタントの山本さんも、「普段聞く音楽でも、どんなリズムなのかに耳を傾けたり、手打ちしてみたりすると、段々感覚が掴めてきますよ!」と、アドバイスもいただきました。
☆SPAC式トレーニング法
SPACの俳優たちも必ず行っているトレーニングを覚えていきます。これは毎日の稽古で、期間中を通して毎回続けます。
これらのトレーニングは、現在のSPAC芸術総監督・宮城聰オリジナルのトレーニング方法や、「スズキ・トレーニング・メソッド」と呼ばれる、初代芸術総監督・鈴木忠志が考案した俳優訓練法を基にしたトレーニングです。重心のコントロールや発声方法、感覚の広げ方などを身につけ、「舞台に立つための身体」をつくっていきます。
トレーニング「指広げ」。手足の指先を広げながらゆっくり呼吸し、カウントを発声することで、身体感覚を開いていきます。
「スタチュー」と呼ばれるトレーニング。彫像のようにポーズを決め、『マクベス』の一節を発声します。セリフを発するときに焦点をどこ(だれ)に向けるのかを意識するようにします。
☆少しずつ作品の練習も始まっています!
今回上演する作品『星の王子さま』の、稽古も始まりました!
さらに今週からは、演出の中野さんが1人1人にセリフを振り分けたりするなど、少しずつ作品のピースも創られていきます。
相手の言葉を受け取って、どのように自分は言葉を話すのか。そして、その次にセリフをしゃべる相手も意識することで、自分の伝え方の幅を増やすことにも繋がります。
同じスクール生のセリフを“聴く”ことも、非常に大きな吸収になりますね!
段々と夏休みも近づき、来週からは数日間続けての稽古が始まっていきます!
体調に気を付けながら、発表会まで力を合わせて取り組みます!
次回のブログもお楽しみに!
SPACシアタースクール2025 発表会
『星の王子さま』
演出・脚本:中野真希
原作:アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
出演:静岡県内の中学校1年生から高校3年生/30名
8月16日(土)、17日(日)各日16時開演
会場:静岡芸術劇場
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